モダニズム

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モダニズム (英語: modernism)とは、

  1. 近代主義のこと。
  2. 20世紀初頭に各分野で起こった実験的な芸術運動。モダンアートともいう(本項で詳述)。
  3. 19世紀の末、カトリック教会で起こった運動で、現代にふさわしい信仰を主張したが、異端とされた。
  4. スペイン語ポルトガル語におけるモダニズム運動は、モデルニスモを参照のこと。

モダニズムは20世紀以降に起こった芸術運動、特に第一次世界大戦後の1920年代を中心にした動向を指す。従来の19世紀芸術に対して、伝統的な枠組にとらわれない表現を追求した。革新的なため、独立したものととらえられ、けむたがられたが、フランスでは普及していたし、19世紀にポストモダンといわれるものもあった。[要出典]

文学[編集]

文学では、ジェームズ・ジョイスT・S・エリオット横光利一らの実験的な作品を指す(モダニズム文学)。特にラテンアメリカ文学におけるモダニズム運動は、モデルニスモ文学として知られる。

建築[編集]

建築においては、過去の装飾を用いた様式建築を否定するウィーン分離派デ・スティルバウハウスなどの動向から、やがて合理的、機能的な建築を理想と考える近代建築運動が起こった。ル・コルビュジエミース・ファン・デル・ローエフランク・ロイド・ライトが世界近代建築の3巨匠とされ、日本では前川國男やその弟子である丹下健三らが代表的な建築家として挙げられる(モダニズム建築)。

絵画[編集]

伝統的・保守的な画壇に反抗した未来派キュビズムシュールリアリズムポップアート等の様々な運動が起こった。20世紀美術を参照。

絵画におけるモダニズムの始まりについては諸説ある。もっとも早くには1863年フランス落選者展芸術アカデミーサロンに落選した後の印象派の画家などが出展)をアバンギャルド(前衛芸術)の出発点とする。しかし、モダニズムを大きく支えたのは1929年に開館したニューヨーク近代美術館 (MoMA) と、1939年に論文『アヴァンギャルドとキッチュ』を発表した米国美術評論家クレメント・グリーンバーグであった。

これらの運動自体もやがて閉塞し、1970年代後半頃からモダニズムの終焉が叫ばれた(ポストモダン参照)。

哲学・思想[編集]

哲学政治思想の分野では、古典的な君主制神政政治封建主義などの権威主義的な思想や体制に対し、啓蒙主義以降の人間理性中心の思想や体制を指す。

また「近代」(モダン)は、ポストモダニズムの立場から、その人間中心、進歩主義、産業中心、画一化などを批判されることがある。

関連項目[編集]