ベースボール・チャレンジ・リーグ

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ベースボール・チャレンジ・リーグ
分類 プロ野球
開始年 2007年
代表取締役 村山哲二
参加チーム 6
加盟国 日本
前回優勝チーム 富山サンダーバーズ
公式サイト BCリーグ

ベースボール・チャレンジ・リーグ(Baseball Challenge League)は、野球独立リーグ。略称は「BCリーグ」。

目次

[編集] 概要

地域のスポーツ活性化を目的として、四国アイランドリーグ(現:四国・九州アイランドリーグ)に続く日本で2番目の野球の独立リーグとして2006年に設立され、2007年より試合を開催している。その運営理念として、野球興行だけでなく、野球選手の指導・マネジメント業務と野球教室・各種スポーツイベントの企画運営も事業内容に含まれている。球団の運営費は1チームあたり年間1億5000万円程度と言われ、年間2億円程度であるプロバスケットボールのbjリーグより新規参入し易い。リーグは株式会社ジャパン・ベースボール・マーケティングが運営に当たっている。

開設初年度の2007年シーズンは、リーグ名称を北信越ベースボール・チャレンジ・リーグ(ほくしんえつ・-、北信越BCリーグ)とし、北信越地方新潟県富山県石川県長野県の4県にそれぞれ1チームずつ本拠を置き、4球団でリーグ戦を行っていた。その後、翌2008年シーズンから関東地方群馬県および北陸地方福井県に本拠を置く2つの新球団が加入するのに伴い、2007年11月1日から「北信越」を外して現在の名称となり、2008年シーズンは6球団でリーグ戦を行った。なお、この改称に伴ってリーグ名称を対象とした命名権(ネーミングライツ)の導入を決め、スポンサー企業の募集を行ったものの応募企業はなく、結局現在に至るまで導入には至っていない。

[編集] 試合運営及び日程編成

公式戦は原則として毎週金曜・土曜・日曜に開催し、雨天中止などが生じた場合、水曜・木曜に予備日を設けて開催する。平日は原則的にナイターで、休日はデーゲームを主として開催する。また公式戦以外に、不定期で日本野球機構(NPB)所属球団との交流戦を開催することもある(後述)。

また特定の本拠地球場は設けず、6球団とも各所属県内の主要野球場を巡回してホームゲームを行う。但し各チームとも県庁所在地の野球場や、球団の拠点に近い自治体に所在する野球場での開催数が多い傾向にある。

指名打者制度を採用している。予告先発は実施していない。リーグ発足から2008年のシーズンまでは9回終了時点で同点の場合に延長戦は行わずに引き分けとしていたが、2009年のシーズンより3時間20分以降は新しいイニングに入らないという条件で延長戦を実施する方式に変更された。

順位は引き分けを除いたベースでの勝率で決定する。シーズン終了時点で上位2チームが同じ勝率の場合は、1試合のプレーオフを行い、優勝チームを決定する。

[編集] 各シーズンの運営方法

2007年シーズン
  • リーグ初年度は新潟・信濃・富山・石川の4球団が参加した。
  • 公式戦は4月下旬~10月中旬に1チームあたり72試合(ホーム・ビジター各36試合)を行った。1期制で、シーズン1位のチームをリーグ優勝とした。
2008年シーズン
  • 新たに群馬・福井の2球団が加わり、6球団が参加。これにより運営方法も変更された。
  • 公式戦の試合数は前年同様1チームあたり72試合だが、地区制と2期制を導入し、カードの編成方法も大幅に変更された。まずリーグを3球団ずつ「北陸地区」(福井・石川・富山)と「上信越地区」(新潟・信濃・群馬)の2地区に分割し、さらにシーズンも前期と後期に分け、それぞれ優勝を決することとした。各チームは1期あたり、同一地区のチームと18試合(ホーム・ビジター各9試合)、他地区のチームと18試合(同各6試合)を行った。
  • そして公式戦全日程終了後に「プレーオフシリーズ」を開催した。
    • まず地区ごとに前後期の優勝チーム同士が対戦する「地区チャンピオンシップ」(3試合原則2勝制)を開催し、年間優勝チームを決定する。前後期の優勝チームが同じ場合は年間勝率2位のチームと対戦するが、その場合、2位チームは3戦全勝が地区優勝の条件(事実上の1位チームに対するアドバンテージ)となる。
    • その後「BCリーグチャンピオンシップ」(5試合制)を開催し、両地区の年間優勝チーム同士でリーグの優勝チームを決定する。
    • プレーオフシリーズの試合は、9回を終了して同点の場合は無制限の延長戦を行う。天候等により続行不能の場合は引き分け。地区CSは3試合、リーグCSは5試合を終了して対戦成績が同一(1勝1敗1分など)の場合は、予備日を使用して1試合を行い優勝球団を決定する。天候等によりシリーズの全日程が消化できなかった場合は開催を打ち切り、その時点での対戦成績で優勝球団を決定する。仮に対戦成績が同一だったり、天候等によりシリーズが1試合も開催できなかった場合は(1)年間勝率、(2)対戦カードの公式戦の年間対戦成績、(3)対戦カードの公式戦における得失点差、の順に優位な球団を優勝とする。
2009年シーズン
  • 基本は2008年度と同じであるが、同一地区と他地区の試合数の配分が変更され、1期あたり同一地区のチームと24試合(ホーム・ビジター各12試合)、他地区のチームと12試合(同各4試合)となっている。

[編集] 入場者数・経営実績

リーグ初年度の2007年は、観客動員の目標値を1試合あたり有料入場者2000人、招待客3000人の合計5000人に設定し、入場料はシーズンパスを含め平均単価600円を目安に設定。リーグ・各球団とも株主・スポンサーなどの協力企業や後援会組織などからの収入も含めた黒字運営を目標とした。

2007年の実績

だが、シーズン終了後の10月19日に公表された観客動員実績は、当初の目標値を大幅に下回るものであった。数値こそ四国アイランドリーグ初年度の約1.7倍という数字だったものの当初の目標値には遠く及ばず、集客策が大きな課題となった。なおチーム別の動員数は、シーズン最下位に終わった新潟が4球団中トップ。対して最も少なかったのはリーグ優勝した石川で、チーム成績とは正反対の結果となった。

収益面においても、開設初年度ということもあって初期投資コストが多額で、またリーグのオフィシャルスポンサーの数が目標に達せず、分配金が当初の予定より減額された事などからリーグ・各球団とも厳しい決算となり、リーグ5法人の総経常損失額は約1億7400万円にも及んだ。そんな中でも石川と信濃は球団スポンサーや株主を数多く確保し、また県内メディアと業務提携を締結するなど収支安定化に努めた結果、他2球団よりも赤字を大幅に圧縮できた。

2007年 リーグ運営会社 新潟 信濃 富山 石川
観客動員数
(1試合平均)
〔人〕
257,721
(1,790)
77,080
(2,141)
68,659
(1,907)
72,175
(2,005)
39,807
(1,106)
売  上
〔百万円〕
91 173 125 113 141
経常利益
〔百万円〕
▲49 ▲41 ▲10 ▲57 ▲15
当期利益
〔百万円〕
▲50 ▲41 ▲11 ▲57 ▲15
2008年の実績

リーグ2年目となった2008年の観客動員実績が10月31日に公表された。それによると1試合の平均観客動員数は1,318人で、前年比で25%減少した。リーグの村山代表は、目新しさで初年度に集まった観客を十分リピーターにできなかったことや、無料券の配布を減らしたことなどを原因に挙げる一方「有償率は上昇しており、地域に根付いている手応えを感じた」としている。チーム別の動員数は新加入の群馬が6球団中トップ。最少は前年に続いて石川で、1試合平均では1000人を割り込んだ。

また2009年7月1日にはリーグ・各球団の収支報告が発表された。リーグ7法人の総経常損失額は約1億3700万円と、前年よりも若干圧縮された。既存4球団はコストの圧縮に努めるなどした結果、収支の改善に成功。群馬は大口スポンサーを確保するなどし、経常損失額は設立初年度ながら既存球団並みであった。しかし、福井は運営環境を充足できるだけのスポンサーを確保できず、前期・後期とも最下位に終わるなどチーム成績も低迷して観客動員数も伸び悩み、2009年5月末時点で約5300万円の累積赤字を計上した。このため、福井の運営会社「スポーツコミュニティ福井」は7月2日の臨時株主総会で旧経営陣を刷新。取締役6人のうち5人が福井新聞社の関係者となり、同社から全面支援を受けることになった。

2008年 リーグ運営会社 群馬 新潟 信濃 富山 石川 福井
観客動員数
(1試合平均)
〔人〕
284,670
(1,318)
58,946
(1,637)
49,711
(1,381)
51,743
(1,437)
49,715
(1,381)
33,520
(931)
41,035
(1,140)
売  上
〔百万円〕
145 168 158 157 153 146 134
経常利益
〔百万円〕
▲41 ▲14 ▲14 ▲7 ▲25 0 ▲35
当期利益
〔百万円〕
▲41 ▲14 ▲14 ▲7 ▲25 0 ▲35

[編集] 選手の雇用体系等

選手は各チーム25人が所属し、原則として全員プロ契約を締結する。給与は4月から10月までの7箇月間、球団から「基本給」として月額15万円が支給される。さらに「勝利給」として報奨金が月額最高5万円まで支給される。なお出場選手登録を抹消された場合、当該期間中の給与は減額される。

シーズンオフとなる11月から3月までの5箇月間には、球団からの給与は支給されない。BCリーグでは雇用支援策として「キャリアサポート制度」を設け、提携する人材派遣会社がオフ期間の就業先を選手に紹介し、選手は派遣された各地域の企業で働き収入を得ながら、並行してトレーニングを続ける。主な派遣先は旅館、スキー場、食品加工業、酒造業など。また球団のスポンサー企業で就業するケースも多い。このキャリアサポート制度は所属選手の生活基盤の安定に加え、退団・引退後のセカンドキャリアを身に着けてもらうという目的も兼ねている。但し選手の中にはこの制度を利用せず、郷里に帰ってアルバイト等で収入を得ながらトレーニングを続ける者も多い。

指導者には元プロ野球選手を中心に、各チーム監督1名とコーチ(選手兼任も含む)2名が常任している。

[編集] 拡張の動き

[編集] 発足以降に新規加入した球団

BCリーグ発足以降、2008年シーズンから群馬ダイヤモンドペガサス福井ミラクルエレファンツの2球団が参加している。また群馬県の球団が参入したことによって、リーグ名称の「北信越」という地域名の整合性が取れなくなったのに伴い、2007年11月からリーグ名を現名称に改称している。両球団の設立・加盟に関する経緯は両球団の記事を参照。

[編集] 現在加入を検討している地域

現在の6球団の他に、東北地方福島県や、東海地方静岡県愛知県岐阜県三重県でもリーグ関係者からの要請により、参入を検討する動きがある。

このうち三重については2008年12月10日2009年発足予定の関西独立リーグ2010年シーズンからの参戦を目指す球団の運営法人「三重球団」が設立され、2009年1月に三重スリーアローズに名称が決定した。それ以外の地域については2008年12月現在、球団及び法人としての組織化には至っていない。

また今後も、関西リーグが東海地方を中心に球団拡張を検討している他、山梨県を含めた関東地方でも独立リーグ設立の可能性を検証する動きがある。こうした他地域における独立リーグ関連の動きは、BCリーグの今後の運営方針にも大きな影響を与える可能性があり、動向が注視される。事実、2008年秋に実施されたBCリーグのトライアウト参加者は前年比で約150人も減少した。BCリーグの他、四国・九州アイランドリーグ、関西リーグなど他地域の独立リーグが互いに選手を取り合う形になりつつある点が、一部で指摘され始めている。

[編集] 放送での中継

[編集] リーグ構成球団

ベースボール・チャレンジ・リーグの加盟球団と成績
地区 本拠地 球団名 リーグ優勝
回数
地区優勝
回数
半期優勝
回数
試合 勝利 敗戦 引分 勝率 チームカラー
上信越 新潟県 新潟アルビレックスBC 0 0 1 36 15 19 2 .441
長野県 信濃グランセローズ 0 0 0 36 14 19 3 .424
群馬県 群馬ダイヤモンドペガサス 0 1 2 36 20 14 2 .588
北陸 富山県 富山サンダーバーズ 1 1 2 36 21 13 2 .618
石川県 石川ミリオンスターズ 1 0 1 36 21 13 2 .618
福井県 福井ミラクルエレファンツ 0 0 0 36 10 23 3 .303

2009年前期終了時点

[編集] 年度別順位

  • 金背景はそのシーズンのリーグ王者、銀背景は地区王者。
年度 1位(優勝監督) 2位 3位 4位
2007 石川金森栄治 富山 信濃 新潟
上信越地区
年度 1位(優勝監督) 2位 3位
2008年前期 新潟(芦沢真矢 群馬 信濃
2008年後期 群馬(秦真司 新潟 信濃
北陸地区
年度 1位(優勝監督) 2位 3位
2008年前期 富山(鈴木康友 石川 福井
2008年後期 富山(鈴木康友) 石川 福井
上信越地区
年度 1位(優勝監督) 2位 3位
2009年前期 群馬(秦真司 新潟 信濃
北陸地区
年度 1位(優勝監督) 2位 3位
2009年前期 石川(金森栄治 富山 福井

[編集] スタッフ

  • 株式会社ジャパン・ベースボール・マーケティング
    • 代表取締役 : 村山哲二
  • アドバイザー : 水島新司

[編集] 沿革

BCリーグは2004年、NPB加盟のオリックス・ブルーウェーブ大阪近鉄バファローズの球団統合問題をきっかけに起こったプロ野球再編問題に端緒を発する。この問題の渦中、新潟県と石川県で新プロ野球球団の設立構想が起こったが、その後両球団の統合によるオリックス・バファローズの設立と東北楽天ゴールデンイーグルスの新規参入によって事態が収束したため、新潟側が「独立リーグの創設」に方針を転換。石川側と合流して検討を進め、2006年春に計画が具体化したものである。

[編集] 2006年

[編集] 2007年

[編集] 2008年

[編集] 2009年

4月11日 - 2009年シーズンが開幕。
6月21日 - 上信越地区 群馬ダイヤモンドペガサスが前期優勝 33試合 18勝13敗2分 勝率.581
6月30日 - 北陸地区 石川ミリオンスターズが前期優勝 36試合 21勝13敗2分 勝率.618

[編集] NPBドラフト指名実績

2007年
石川・内村がリーグから唯一指名され、リーグ初のNPB指名選手となる。のち2008年シーズン中に支配下登録され、一軍出場も果たした。
2008年

[編集] 他のリーグとの提携

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[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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