藤崎台県営野球場

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藤崎台県営野球場
Kumamoto Fujisakidai Baseball Stadium
藤崎台県営球場
施設データ
所在地 熊本県熊本市宮内4-1(熊本城公園内)
座標 北緯32度48分23.66秒
東経130度41分52.83秒
座標: 北緯32度48分23.66秒 東経130度41分52.83秒
開場 1960年1996年改築)
所有者 熊本県
管理・運用者 熊本県スポーツ振興事業団(指定管理者
グラウンド 内野:クレー舗装
外野:天然芝
照明 照明塔:6基
最大照度:投捕間2000Lx
内 野1500Lx
外 野1000Lx
収容能力
24,000人
グラウンドデータ
球場規模 グラウンド面積:13,699m²
両翼:99.117 m
中堅:121.92 m
フェンス 1.8m
センター付近からの眺め

藤崎台県営野球場(ふじさきだい けんえいやきゅうじょう)は、熊本県熊本市熊本城公園内にある野球場。単に藤崎台球場という通称でも呼ばれる。施設は熊本県が所有し、熊本県スポーツ振興事業団が指定管理者として運営管理を行っている。

目次

[編集] 歴史

現在藤崎台球場がある熊本城西側にはかつて、藤崎八旛宮があった。1877年西南戦争で、クスノキ群を残して社(やしろ)が焼け落ちた。藤崎八旛宮が東に約3km離れた現在地に再建された一方で、藤崎台には軍関係施設(陸軍監獄)ができた。[1]また一部には藤崎台陸軍病院ができ、戦後には熊本大学付属病院藤崎台分室が建てられた。

1960年国体開催を機に、高校野球の試合会場として野球場の建設が計画され、こうして建設されたのが現在の藤崎台球場である。完成以後、高校野球社会人野球などをはじめとするアマチュア野球なども開催されている。プロ公式戦初開催は1972年4月29日西鉄ライオンズ阪急ブレーブス戦。

藤崎台球場は完成当時、まだ国内でも例の少ない国際試合開催規格(両翼約97.6m、中堅約121.9m。プロ野球開催規格は両翼が更に広く、約99.06mを必要とする)を充足するフィールドを有する野球場で、プロ野球界でも「本塁打が出にくい野球場」として知られ、1981年の県議会では、本塁打への危機感を煽って好投手の育成につなげようという思惑とあいまってラッキーゾーンの設置も検討された。しかし県外の野球関係者などから「日本には国際ルールに則した野球場が少なく、安易に狭くするべきではない」と批判が寄せられ、縮小は見送られた。1996年にはメインスタンドの全面改築など大規模な改修を受け、現在も熊本県の野球の殿堂として機能し続けている。

外野フェンスが低いため、プロ公式戦では試合終了後に観客がグラウンドに乱入する事が多い。かつては読売ジャイアンツ(巨人)が毎年1試合、九州シリーズ3連戦の初戦を藤崎台で行うのが恒例となっていた。しかし1990年代に入ると当時のオーナー・渡邉恒雄が、地方開催については観客収容力の多いドーム球場を中心に行う方針を執るなどドーム中心にしたため、1992年を最後に巨人主催の公式戦はしばらく開催されなかったが、2006年8月29日に14年ぶりの公式戦、対広島東洋カープ16回戦が行われた。セ・リーグではこの他ヤクルトスワローズが1998年に1試合、横浜DeNAベイスターズが不定期で年1試合開催している。

パ・リーグ福岡ソフトバンクホークスは、本拠地を福岡に移転した福岡ダイエー時代の1989年に1試合を開催したのみであったが、2007年には18年ぶりとなる公式戦1試合が予定されていた。しかし試合開始時間を過ぎても天気が好転せず、雨天による天候不良で試合中止となった(当球場での延期なし)ため、翌年2008年4月8日開催されたソフトバンク対オリックス・バファローズ戦が、幻の開催となった前年を含めると19年ぶりの公式戦開催となった。以後ソフトバンク主催の試合が毎年1試合行われており、3試合目にあたる2010年7月27日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦において勝ち、当球場で福岡ダイエー・南海時代を通じての初勝利をあげた。 なお、ホークス球団が熊本で勝利を上げたのは1951年8月12日の対東急フライヤーズ戦までさかのぼる。

2008年7月5日に、この年から四国・九州アイランドリーグに加入した長崎セインツ福岡レッドワーブラーズの試合が開催された(主催は長崎)。

1980年秋のオープン戦(巨人対阪神)で王貞治が現役最後のホームランをこの球場で放っている。この模様はテレビで放送され、王がホームランをライトスタンドに叩き込みグランドを一周すると、巨人はもとより阪神の選手も全員が一礼して王を出迎え、挨拶するという光景が見られた。

[編集] プロ野球公式戦開催実績

[編集] 藤崎台のクスノキ群

外野スタンドのバックスクリーン横(左翼側)には7本のクスノキが立っており、球場のシンボルのようになっている。かつてここにあった藤崎八旛宮の名残で、7本のうちの数本は芝生の外野席に日陰をつくり、夏に外野で野球を見る人に心地よい場所を提供する。球場が小高いところに位置しているため周囲から良く目立ち、森の都・熊本の象徴のようになっている。大きいもので幹囲12m、樹高28m、樹齢約1000年、小さいものでも幹囲7m、樹高20m、樹齢約400年。これだけの巨樹が群生しているのは珍しく、1924年(大正13年)12月9日、国の天然記念物に指定された。球場が完成した時、その幹を守るため周囲に保護用の金網が設けられた。この為、プロ野球公式戦でクスノキに跳ね返った打球はインフィールド扱いになっている。挟まった場合は 本塁打にしている。

[編集] 施設概要

  • 両翼:99.117m、中堅:121.920m
  • 内野:土、外野:天然芝
  • スコアボード:左半分の得点表示部、球速表示、チーム名と審判名はLED電光式、右半分の選手オーダー表示部もフルカラーLED発光式に改めておりこちらは大型ビジョンとしても使用できる。投球判定表示も上から「BSO」に改められている。バックスタンドの屋根には簡易式のチーム得点表示、球速表示、投球判定表示のボードがある。
    • 1978年~2010年まで 得点表示部のみ電球、選手表記などはパネルだった。
  • ナイター照明設備:6基
  • 収容人員:24,000人(内野:座席、外野:芝生)

[編集] 交通

  • 熊本市電蔚山町(うるさんまち)電停から徒歩約10分
    • JR熊本駅からの場合、熊本駅前停留所から健軍町行き(第2系統)に乗り、辛島町(からしまちょう)にて上熊本行き(第3系統)に乗り換え
  • JR熊本駅・熊本交通センターから路線バス利用
    • 熊本駅から市営バス「(駅1)上熊本駅・子飼橋経由 第一環状線」で「蔚山町」下車後徒歩約10分
    • 熊本駅・熊本交通センターから市営バス「(島1・島2)岳林寺経由 荒尾橋」行、または「(島3)段山・上熊本駅経由 上熊本営業所」行で「段山」下車後徒歩約10分
    • 熊本駅・熊本交通センターから九州産交バス熊本城周遊バス(しろめぐりん)」で「こども文化会館前」下車後徒歩約5分

[編集] 脚注

  1. ^ 大正4年最新熊本市街図 in 新熊本市史 別編地図 p96-97 によると衛戍監獄とある。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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