「江戸川コナン」の版間の差分
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本来は帝丹高校2年生である。高校1年の時に、両親の住む[[ロサンゼルス]]に向かう飛行機の中で発生した殺人事件を解決したことをきっかけに、警察から一目置かれる<ref name="空飛ぶ密室" />。その後、数々の事件を解決し{{refnest|group=注|警察が把握する、過去に新一の推理で逮捕された犯人の履歴を[[白鳥任三郎|白鳥警部補]]が調べたところ、全員が[[刑務所]]に服役していたことが判明<ref name="時計じかけの摩天楼" />。}}、「日本の警察の救世主」や「平成の[[シャーロック・ホームズ]]」と呼称され、世間に「東の高校生探偵」として名を響かせていた。しかし、幼なじみの[[毛利蘭]]とのデート{{refnest|group=注|蘭が買ってもらったばかりの[[携帯電話]]を、推理に夢中になって溝に落としたうえに紛失してしまったため、代わりの携帯を買う他、お詫びにトロピカルランドに連れていくと約束した際、蘭に空手の都大会で優勝したらおごると約束させられた<ref name="工藤新一水族館事件">単行本83巻File.10「水色の想い出」 - 84巻File.2「ピンク色の回答」(アニメ772話 - 773話「工藤新一水族館事件」)。</ref>。}}後に「[[黒の組織]]」の取引現場を目撃したため、口封じのために試作段階の毒薬・[[APTX4869]]を飲まされるが、組織も知らない副作用によって幼児化してしまう。命に別状はなかったものの、組織に生きていることが知られると再び命を狙われて周囲の人間を巻き添えにすることになると隣人・[[阿笠博士]]から警告を受けたため<ref name="社長令嬢誘拐事件">単行本1巻File.2「小さくなった名探偵」(アニメ2話「社長令嬢誘拐事件」)。</ref>、帝丹小学校1年生・'''江戸川コナン'''と名乗り、蘭と彼女の父・[[毛利小五郎]]の家で居候<ref group="注">そのため、蘭など一部の関係者には、新一は事件の依頼で遠方に行くことになったことにしており、その理由で学校も休学扱いとなった。マスコミの前から姿を消したため、新一について世間では死亡したと噂されている。</ref>。元の姿に戻るために様々な事件を解決しつつ、阿笠や西の高校生探偵・[[服部平次]]、「黒の組織」を裏切った[[灰原哀]]らの協力を得て、「黒の組織」の陰謀を追っている。 |
本来は帝丹高校に在学中の2年生である。高校1年の時に、両親の住む[[ロサンゼルス]]に向かう飛行機の中で発生した殺人事件を解決したことをきっかけに、警察から一目置かれる<ref name="空飛ぶ密室" />。その後、数々の事件を解決し{{refnest|group=注|警察が把握する、過去に新一の推理で逮捕された犯人の履歴を[[白鳥任三郎|白鳥警部補]]が調べたところ、全員が[[刑務所]]に服役していたことが判明<ref name="時計じかけの摩天楼" />。}}、「日本の警察の救世主」や「平成の[[シャーロック・ホームズ]]」と呼称され、世間に「東の高校生探偵」として名を響かせていた。しかし、幼なじみの[[毛利蘭]]とのデート{{refnest|group=注|蘭が買ってもらったばかりの[[携帯電話]]を、推理に夢中になって溝に落としたうえに紛失してしまったため、代わりの携帯を買う他、お詫びにトロピカルランドに連れていくと約束した際、蘭に空手の都大会で優勝したらおごると約束させられた<ref name="工藤新一水族館事件">単行本83巻File.10「水色の想い出」 - 84巻File.2「ピンク色の回答」(アニメ772話 - 773話「工藤新一水族館事件」)。</ref>。}}後に「[[黒の組織]]」の取引現場を目撃したため、口封じのために試作段階の毒薬・[[APTX4869]]を飲まされるが、組織も知らない副作用によって幼児化してしまう。命に別状はなかったものの、組織に生きていることが知られると再び命を狙われて周囲の人間を巻き添えにすることになると隣人・[[阿笠博士]]から警告を受けたため<ref name="社長令嬢誘拐事件">単行本1巻File.2「小さくなった名探偵」(アニメ2話「社長令嬢誘拐事件」)。</ref>、帝丹小学校1年生・'''江戸川コナン'''と名乗り、蘭と彼女の父・[[毛利小五郎]]の家で居候<ref group="注">そのため、蘭など一部の関係者には、新一は事件の依頼で遠方に行くことになったことにしており、その理由で学校も休学扱いとなった。マスコミの前から姿を消したため、新一について世間では死亡したと噂されている。</ref>。元の姿に戻るために様々な事件を解決しつつ、阿笠や西の高校生探偵・[[服部平次]]、「黒の組織」を裏切った[[灰原哀]]らの協力を得て、「黒の組織」の陰謀を追っている。 |
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風邪をひいた状態で[[中国酒]]・[[名探偵コナン#用語解説|白乾児]](パイカル)を飲む{{refnest|group=注|白乾児と、風邪と同じ作用を起こす阿笠博士の発明した薬を併用する<ref name="迷宮の十字路">劇場版第7作『[[名探偵コナン 迷宮の十字路|迷宮の十字路]]』。</ref>か、白乾児と他の酒を混ぜて作られたケーキを食べる<ref name="単発ドラマ第2作">単発ドラマ第2作『[[名探偵コナン (テレビドラマ)#単発ドラマ|工藤新一の復活! 〜黒の組織との対決〜]]』。</ref>ことで元に戻ったこともある。}}か(劇場版を含めて2回)、または灰原が白乾児の成分を参考にして作成した解毒薬の試作品(効果は24時間、連続服用の場合は12時間に短縮)を飲むことで、一時的に元の姿に戻れる<ref group="注">それらの際は阿笠や服部、灰原による偽装が行われた。</ref>。だが、解毒薬の効果が切れてコナンの姿に戻るタイムリミットが近づくにつれて呼吸が荒く、目もうつろになり、激しい[[動悸]]に襲われて胸を押さえるなど、不自然な細胞の急成長・後退化による身体への負担が大きく、その変化は命がけといえる<ref group="注">解毒薬の効果が切れかけた際、その苦しむ様子に蘭と小五郎は驚いている。</ref>。 |
風邪をひいた状態で[[中国酒]]・[[名探偵コナン#用語解説|白乾児]](パイカル)を飲む{{refnest|group=注|白乾児と、風邪と同じ作用を起こす阿笠博士の発明した薬を併用する<ref name="迷宮の十字路">劇場版第7作『[[名探偵コナン 迷宮の十字路|迷宮の十字路]]』。</ref>か、白乾児と他の酒を混ぜて作られたケーキを食べる<ref name="単発ドラマ第2作">単発ドラマ第2作『[[名探偵コナン (テレビドラマ)#単発ドラマ|工藤新一の復活! 〜黒の組織との対決〜]]』。</ref>ことで元に戻ったこともある。}}か(劇場版を含めて2回)、または灰原が白乾児の成分を参考にして作成した解毒薬の試作品(効果は24時間、連続服用の場合は12時間に短縮)を飲むことで、一時的に元の姿に戻れる<ref group="注">それらの際は阿笠や服部、灰原による偽装が行われた。</ref>。だが、解毒薬の効果が切れてコナンの姿に戻るタイムリミットが近づくにつれて呼吸が荒く、目もうつろになり、激しい[[動悸]]に襲われて胸を押さえるなど、不自然な細胞の急成長・後退化による身体への負担が大きく、その変化は命がけといえる<ref group="注">解毒薬の効果が切れかけた際、その苦しむ様子に蘭と小五郎は驚いている。</ref>。 |
2017年5月12日 (金) 14:02時点における版
江戸川 コナン / 工藤 新一 | |
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『名探偵コナン』のキャラクター | |
作者 | 青山剛昌 |
演 |
藤崎直(江戸川コナン) 小栗旬(工藤新一) 溝端淳平(工藤新一) |
声 |
高山みなみ(江戸川コナン) 山口勝平(工藤新一) |
詳細情報 | |
愛称 |
コナン 新一 探偵ボウズ 工藤 |
別名 | 東の高校生探偵 |
性別 | 男性 |
職業 |
小学生(江戸川コナン) 高校生(工藤新一) |
家族 |
工藤優作(父) 工藤有希子(母) |
国籍 |
日本(工藤新一) 無(江戸川コナン) |
江戸川 コナン(えどがわ コナン、海外版アニメでの表記はConan Edogawa〈コナン・エドガワ〉)は、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画作品『名探偵コナン』、およびそれを原作とするテレビアニメなどのメディアミックス作品に登場する架空の人物であり、同作品の主人公。本名は工藤 新一(くどう しんいち、海外版での名前はJimmy Kudo〈ジミー・クドウ〉)。
アニメでの声優は、江戸川コナンと幼年期の工藤新一を高山みなみ[注 1]、中学生以降の工藤新一を山口勝平が担当する。海外版アニメでは、コナンをアリソン・ヴィクトリン、新一をジェリー・ジュエルが担当する。なお、コナンによるモノローグ(頭の中で思考している時など)は日本語版ではコナン役の高山が担当するが、海外版では新一役のジュエルが担当し、コナンと新一が同一人物であることが強調されている。
ドラマでの俳優は、江戸川コナンを藤崎直(声 - 高山みなみ)、工藤新一を小栗旬(単発第1作・第2作)、溝端淳平(単発第3作・第4作、連続ドラマ)が担当。
概要
本来は帝丹高校に在学中の2年生である。高校1年の時に、両親の住むロサンゼルスに向かう飛行機の中で発生した殺人事件を解決したことをきっかけに、警察から一目置かれる[2]。その後、数々の事件を解決し[注 2]、「日本の警察の救世主」や「平成のシャーロック・ホームズ」と呼称され、世間に「東の高校生探偵」として名を響かせていた。しかし、幼なじみの毛利蘭とのデート[注 3]後に「黒の組織」の取引現場を目撃したため、口封じのために試作段階の毒薬・APTX4869を飲まされるが、組織も知らない副作用によって幼児化してしまう。命に別状はなかったものの、組織に生きていることが知られると再び命を狙われて周囲の人間を巻き添えにすることになると隣人・阿笠博士から警告を受けたため[5]、帝丹小学校1年生・江戸川コナンと名乗り、蘭と彼女の父・毛利小五郎の家で居候[注 4]。元の姿に戻るために様々な事件を解決しつつ、阿笠や西の高校生探偵・服部平次、「黒の組織」を裏切った灰原哀らの協力を得て、「黒の組織」の陰謀を追っている。
風邪をひいた状態で中国酒・白乾児(パイカル)を飲む[注 5]か(劇場版を含めて2回)、または灰原が白乾児の成分を参考にして作成した解毒薬の試作品(効果は24時間、連続服用の場合は12時間に短縮)を飲むことで、一時的に元の姿に戻れる[注 6]。だが、解毒薬の効果が切れてコナンの姿に戻るタイムリミットが近づくにつれて呼吸が荒く、目もうつろになり、激しい動悸に襲われて胸を押さえるなど、不自然な細胞の急成長・後退化による身体への負担が大きく、その変化は命がけといえる[注 7]。
現在は江戸川コナンとして帝丹小学校1年B組に在籍。阿笠の遠い親戚の子ということにして[注 8]、現在は毛利家に居候中。体重は18キログラム。血液型は不明だが、蘭と同じである[10]。
工藤新一としては帝丹高校2年B組に在籍している。年齢は17歳[注 9]、誕生日は5月4日[注 10]。身長は174センチメートル[注 11]。住所は東京都米花市米花区米花町2丁目21番地[注 12]。父親は世界的に有名な推理小説家・工藤優作で、母親は元女優の工藤有希子である。鈴木園子に「顔良し」と呼ばれるようなイケメンであり、目暮警部が新一について「若い頃の優作にそっくり」と発言したり[2]、NYの事件で有希子が「優作そっくりでしょ」と紹介した通り[12]、顔や容姿および頭脳は父親の優作から受け継がれている。
江戸川コナンの由来
江戸川コナンの名前は、小説家・江戸川乱歩とアーサー・コナン・ドイルに由来する。作中では、偶然目に入ったこの2人の名前を合わせて「江戸川コナン」と名乗ったことから誕生したことになっている[注 13]。
工藤新一の名字は、テレビドラマ『探偵物語』の主人公・工藤俊作に由来[注 14]。「新一」の由来は作者のお気に入りの名前から。
正体を知る人物
2017年現在、コナンの正体が新一という事実を知っている人物は以下の8人(事実を知った直後に死亡した宮野明美を含むと9人)である。
- 阿笠博士 - 事情説明のため、コナンが自ら正体を明かした。
- 工藤優作・工藤有希子 - 博士による事情説明で判明した[13]。変装などに協力している。
- 服部平次 - 持ち前の推理力で半ば見抜いていたが、小五郎の代わりに眠らされた際に途中で麻酔が切れたことで「眠りの小五郎」のからくりを知って判明した。コナンも観念し、自ら事情を説明した[14]。
- 灰原哀 / 宮野志保 - 組織にいた頃の調査で半ば見抜いていたが[注 15]、「江戸川コナン」を名乗る事情は博士による説明で判明した[15]。
- ベルモット / シャロン・ヴィンヤード - 自身の調査にて判明した[16]。
- 本堂瑛祐 - 蘭への告白を防ぐため、やむを得ずコナンが自ら正体を明かすが、瑛祐独自の調査で半ば見抜かれてもいた[17]。
- 赤井秀一 / 沖矢昴 - コナンが新一の声で蘭に電話している場面を目撃された[18]。
- 宮野明美 - 事件の状況判断によってコナンが自ら正体を明かすが、その直後に彼の目の前で死亡した[19][20]。
灰原によると、少しでも正体を打ち明けたり組織のことを話せば、それを聞いた人間は組織から抹殺の対象にされる可能性が高くなるため、普段は自ら正体を明かそうとする描写はほとんど見られない。例外的に、蘭に対しては自ら正体を明かそうと何度か試みたが、その都度に諸事情が重なって果たせていない[注 16][注 17]。なお、阿笠・瑛祐・明美の3人には、やむを得ない事情で自ら正体を明かしている。
上記の9人以外では、以下の6人がコナンの素性や正体について過去に疑問に感じたことがあるか、現在も疑問に感じている描写がある。
- 毛利蘭 - 持ち前の洞察力でコナンの正体が新一であることを何度か見抜いた[8]が、その度にコナン(および他に正体を知っている者たち)にごまかされることが繰り返され、2人を別人と認識した状態が続いている[注 18]。ただし、数々の事件で何度もコナンの推理や行動力を目の当たりにすることが重なるに伴い、普段は弟のように接しつつも彼がただの子供でないことに気付いている素振りも見られる。蘭の新一に対する現状認識については「#蘭との関係」を参照
- 毛利小五郎 - 自分の推理はコナンが裏で行動を起こしているのではないかと一度疑ったことがある[注 19]。その後も、コナンに対する「妙な知識を持っている子供」という見方は続いている。
- 遠山和葉 - 普段はコナンの正体を特に疑ってはいないが、平次と親しくしていることに違和感を感じ、コナンの平次に対する態度によって実年齢をごまかしているという疑念を蘭に漏らしたこともある[21]。
- 高木渉 - コナンの能力に疑問を感じて正体を問いかけたことがある[22][注 20]。その後もコナンが並の大人顔負けの推理力を持っているという認識は変わらず、事件の捜査で見解を示す彼を当然のように見る状態にある。
- 世良真純 - コナンについて最初から何か知っているかのような素振りが見られるが、彼の正体を知っていることを示す描写は見られない。なお、世良と一緒に暮らす謎の少女・「領域外の妹」にも世良と同様の様子が見られるが、半信半疑でコナンに注目している。
- 降谷零 / 安室透 - 「眠りの小五郎」のトリックを見破ったうえで[23]、コナンのことを「恐ろしい男」と認識して[24]素性を疑っているが、正体を知るには及んでいない。
FBI捜査官のジェイムズ・ブラック、ジョディ・スターリング、アンドレ・キャメルと、CIA諜報員の本堂瑛海(水無怜奈)は、コナンの正体こそ知らないが、子供ながら「黒の組織の壊滅」という共通の目的を持つ「探偵」として認識している。ジェイムズたちの前ではあまり無理な演技をする必要性がないため、コナンも多少なら構わないと思っている様子も見られる。
さらに、以下の6人もコナンの本来の能力を看破または認識している。
- 妃英理 - コナンの正体こそ気付いていないが、弁護士としての持ち前の観察力でコナンの事情を知らない周囲の関係者の中では、誰よりもその才能を見抜いている。秘書の栗山縁も、コナンのことはその聡明さも含めて知らされている。
- 大和敢助 - コナンの正体を想定するまでに至っていないが、初対面時の事件からその推理力を見抜いている。さらに「眠りの小五郎」を牛耳っているのがコナンであることにも気付いており、警察関係者では唯一、平次と行うような推理のやり取りを交わす。
- 上原由衣 - 初対面時の事件でコナンの頭の良さは見抜いていたが、後に幼なじみで上司の大和から「眠りの小五郎」の鍵がコナンであることを聞き、改めてその推理力の高さを知らされる。
- 諸伏高明 - 友人の大和同様、小五郎よりコナンの推理力が優れていることを見抜いている。また、「眠りの小五郎」の背後にコナンがいる事情も、大和と上原から聞かされている。
- 羽田秀吉 - 記憶力に優れた将棋の名人としてコナンと出会う。コナンの推理力の高さに気付いているかのような素振りが見られる。
- 黒田兵衛 - 長野県警の時に警察庁から得た情報によって、「眠りの小五郎の知恵袋」としてコナンを認識しており、彼が探偵として行動していることを知っているかのような言動が見られる。
上記以外にも、普段は小学1年生として振る舞いながらも事件の時に見せるコナンの言動などで、新一と蘭の幼なじみ・園子とその恋人の京極真、警察関係者では目暮・千葉和伸・三池苗子・松本弓長・横溝参悟(静岡県警)・百瀬(警部)・トメさん(鑑識課)、コナンの担任・小林澄子、喫茶店『ポアロ』の店員・榎本梓などには、「子供にしては頭の回転がとんでもなく早い」という程度の認識は持たれるようになる。警察関係者でも佐藤美和子と宮本由美は、少年探偵団の中でコナンの推理力が極めて高いことにも気付いており、捜査の時に頼る一方でコナンもこの2人の前では演技を省くことがある。同じく白鳥任三郎は、当初こそコナンを「少し頭が良いだけ」と軽視していたが、まもなく佐藤たちのように信頼するようになった。大阪府警も平次との推理協力を経て、 服部平蔵[注 21]・遠山銀四郎・大滝悟朗などは、コナンの優秀さを見聞きしている。京都府警の綾小路文麿は高校生探偵の平次と行動する「小さな探偵さん」と認識している。なお、「ピアノソナタ『月光』殺人事件」の犯人・浅井成実も、コナンを「小さな探偵さん」と評していた。事件を通じて知り合いとなった関係では、家政婦の米原桜子(千葉と苗子の幼なじみ)、ラーメン屋店員の大橋彩代などが、コナンの活躍ぶりを記憶している。
少年探偵団のメンバーである円谷光彦と吉田歩美は、同級生の友達としての範囲ではあるが、その推理力の高さを認識している。また、同じ探偵団メンバーの小嶋元太・群馬県警の「へっぽこ刑事」と称される山村ミサオ・神奈川県警で普段は邪険に接する横溝重吾(横溝参悟の弟)も、関わった事件などからコナンの頭が良いことは認めている。
劇場版も含めると、以下の人物もこの事実を知っている。なお、怪盗キッドがコナンの正体を知っていると明確に明かされているのは劇場版のみではあるが、原作やアニメでもコナンとキッドがお互いに自分の母親の情報を話すなど、正体を知っているまたは知られることを承知のうえで接しているかのような描写が見られる。
- 黒羽快斗 / 2代目・怪盗キッド - 正体を知った経緯は不明[注 22]。なお、キッドの事件を通じて園子の伯父の鈴木次郎吉や 、キッドを追っている中森銀三(警部)も、コナンの行動力は知っている。
- 寺井黄之助 - 正体を知った経緯は不明だが、劇場版第19作『業火の向日葵』の冒頭で「コナンの正体を知る者」としてキッドと共に紹介されている。
- ノアズ・アーク - コナンの記憶情報を読み取ったため。その後、物語のラストで消滅[26]。
- アイリッシュ - 自身の調査にて判明した。その後、誰にも事実を知らせないうちにコナンをかばって死亡[27]。
上記4人以外では、劇場版第17作『絶海の探偵』で、海上自衛官・藤井七海がコナンの推理力を見抜いて正体も疑うが、彼には「推理好きなただの小学生」で押し通された[注 23]。
クロスオーバー作品では、『ルパン三世VS名探偵コナン』シリーズでルパン三世・次元大介・石川五ェ門・峰不二子の4人にも正体が知られた[28]。ルパン一味がコナンの正体を知った経緯は不明[注 24][注 25][注 26]。なお、ルパンたちを追う銭形幸一(警部)はコナンの正体こそ知らないが、後に佐藤美和子と白鳥任三郎の発言から、コナンが普通の小学生でないことを見抜いたかのような素振りも見せている[29]。テレビスペシャル版と劇場版に登場したキースはテレビスペシャル版にて「あの姿が真の姿と思えない」、「まるで体は子供、頭脳は大人」と評しており、その正体に疑問を持っている。さらに、劇場版に登場したアラン・スミシーの「君は何者なんだ」という問いに対してコナンは自ら正体を明かしているが、アランはこのとき瀕死であり、前述の宮野明美と同様に正体を知った直後に死亡している[29]。他にも、映画『鍵泥棒のメソッド』の逃がし屋・コンドウ(山崎信一郎)が、『江戸川コナン失踪事件 〜史上最悪の2日間〜』で、コナンの推理力と行動力を見抜いている[注 27]。
実在の人物では、本編に登場する歌手・声優の高山みなみ[注 28]と、テレビアニメオリジナルに登場する歌舞伎俳優の11代目市川海老蔵にも、コナンの
ゲーム作品では、金田一一が持ち前の推理力で、「江戸川コナンの正体は自分と同じ高校生探偵の工藤新一では?」と半ば見抜いた。しかし、金田一は「高校生が小学生に化けるのは普通ありえない」という理由でその考えを没にしているため、江戸川コナン=工藤新一と認識したわけではない[30]。PlayStation用ゲーム『3人の名推理』の「追憶の宝物事件」では、黒の組織の連絡員であるケイト=ローレンにコナンが正体を明かしているが、ケイトはこのとき瀕死であり、まもなく死亡している。
能力と推理スタイル
探偵としての能力
警視庁やFBIなどの捜査関係者からの信頼が厚く、勤務中の急な電話も快く受け入れられ、ベテランのFBI捜査官・ジェイムズ・ブラックからは「FBIにスカウトしたい」と言われている。
共に有名な白馬などの同世代高校生探偵より能力が上で、彼らが間違った解釈をしてもそれを是正できるだけの能力がある。「西の服部・東の工藤」と並び称される親友の平次とは、初対面時こそ平次が盲点を見落としていることを新一(コナン)が看破し、その後もコナン(新一)が服部の一歩先を行くこともあったが、推理勝負をした際は引き分けており、蘭・世良・和葉・灰原(宮野志保)など同世代の女子友達にも、「新一と平次は互角」と認識されている。女子高校生探偵の世良とも、コナンとして共同推理をするが、コナン(新一)の方が能力は上である。少年探偵団(特に光彦)が考えた推理を「普通は〜」といって否定することが多いが、幾つかのエピソードでその推理が当たっていることがあり、光彦から「『普通は〜』というが、必ずしもそういうことばかりではないはず」という指摘を受け、探偵として最もあってはいけない「固定観念」に支配されていることを反省したこともあった[要出典]。また、「頭は切れるが落ち着いて行動できないのが玉にキズ」(阿笠談)[注 33]。
要点を見逃していたことを父・優作に指摘され、まだまだ観察力が足りないと評されることがある。また、頭脳と推理力にうぬぼれている面があり、前述のせっかちさから周囲をきちんと確認せず、推理や考えを披露するタイミングを誤って状況を悪化させたり[35][注 34][注 35]、感情や動揺が顔に出やすく、予想外の出来事に対しては挙動不審になったり[23][注 36]、小さくなる前の自分しか知らないことなどを口にしてボロを出したり[41][42]するなど、若さゆえの未熟さや精神的なムラ・不用心さも目立つ。肝心なときに危機管理能力・状況判断力が働かず、視野の狭さで詰めを誤ったり、高をくくって無謀な行動に出た結果、第三者の助けがなければ犯人を逮捕できず逃げられたり[43][44]、自分自身が本当に死んでいた場面も多い[注 37][注 38]。
推理・捜査のスタイル
体が小さくなったことにより声質も小さいころの声に戻っている[注 39]。コナンの姿では、事件の真相を語っても相手にされず[注 40]、正体を知られてはいけないので、事情を知らない人の場合は麻酔銃で眠らせてから、正体を知っている人の場合は本人に口パクをさせ、変声機で他人の声を
上記のほか、小五郎や目暮警部にヒントを与えて自力で解かせたり、蘭や有希子に推理を教え込んで真相を話させたり、平次とのコンビで真相を話す[注 44]こともある。自分で真相を話すこともあり、この場合は犯人と1対1で相対する場合が多い[注 45]。少年探偵団がいるときは、彼らにトリックの実演またはヒントとなるキーワードを言わせるなど、協力してもらう。
周囲に自分の推理を話す際、素の状態(新一として)で推理を披露するとそれに慣れていない大人に怪しがられるため、子供のフリをして「あれれ〜? おっかしいぞぉ〜?」のような幼い口調で話す[注 46]。また、大人でも知らないような知識をつい話してしまうことがあり、気づいた後には「(親戚のフリをしている)新一兄ちゃんから聞いた」「〜ってテレビでやってた」と、あわてて付け加えてごまかしている[注 47]。
第1話では人一倍目立ちたがり屋で事件を解決したこと・人気や知名度が上がったことを鼻に掛けたり、探偵を続ける理由に犯人を追いつめるスリルと快感がたまらないと道楽的な感覚を持っていた。しかし、体が小さくなってからは周囲の人に正体を怪しまれないよう、自分が活躍したことが漏れないようにしている。
「新一からの指示でコナンが動いた」とのスタイルを取ることもあるため、「新一は子供を危険に巻き込むことがある非常識な人間」と劇中人物に解釈されかねない場面も多い。特に劇場版第1作『時計じかけの摩天楼』では、「新一の指示で爆弾の処理をさせられたコナンが負傷した」ということになり、病院に駆け付けた小五郎はコナンに対して「もう少しでお前が死んでいた」と叱ると同時に、子供を危険な目に遭わせた新一に対して「今度会ったらただではおかない」とすさまじい怒りを見せていた。
その一方、「推理に勝ち負けや上下関係はない」[49]、「捜査に私情は禁物」[50]といった考えや戒めを持ちながら、性格上平気でそれを破ることがある[注 48]。
自身の探偵行為上やむを得ず、警察の鑑識や捜査を邪魔する行動に出ることがある[注 49]。また、捜査は慎重かつ冷静に行っているが、事件発生前にもかかわらず他人の行動を詮索することがある[注 50]。さらに、小五郎を使って事件を解決した際には、それが災いして刑務所から脱走した犯人と雇われた殺し屋に小五郎を殺されかける事態を招いてしまった[56]。
犯人への対応
後述の頑固かつ極端に融通の利かない性格と自己完結・解決型思考の持ち主ゆえ、事情がどうであれ、基本的に犯人に同情したり共感したりする様子は見られず[注 51]、アフターフォローやメンタルケアなども一切しない[注 52][注 53]。本人いわく「分かりたいとも思わねーよ。人が人を殺したいと思う気持ちなんてな!」とのこと[59][注 54]。無関係の人物を巻き込んだり、犯罪を軽視したり正当化しようとしたりするような犯人には厳しく、時には冷たく当たることもあり、相手が泣きながら犯行を自白したり、
しかし、作中では例外もいくつかあり、命の危険にさらされた犯人に対しては情状酌量の余地があると訴えたり[注 56]、肉親や恋人を殺された動機の犯人に対しては冷たく当たらず[注 57]生きる気力を与えたりする[注 58][注 59]など非常に切実な事情がある犯人には配慮することもあり、そのような場合は被害者にも非がある証拠を突き付けたりする[注 60]。また、このような事情がある犯人が自身の犯行を正当化しても非難しないこともある[注 61]。
その他、作中では以下のように犯人に対し珍しい対応を取ったケースも幾つかある。
- 自身が尊敬する人物が犯人である可能性があると、前述の「捜査に私情は禁物」という信条に反する行動を取ったケース。
- 自身の大ファンであるレイ・カーティスの無実を証明するために奔走するが、レイが犯人であることを示す証拠ばかり浮上して来たため、切ない表情を浮かべながら彼に自首を促した[70]。
- 肉親が死ぬ遠因や原因となった者を仇討ちで殺害した犯人に「死んだ肉親が喜んでいるでしょうか?」という主旨の言葉で諭したケース。
- 作中で殺人を犯した犯人を見逃したことは一度もないが、再犯の恐れが消えた犯人をとがめずに見逃したケース。
- 逆恨みから誘拐事件を起こした犯人は、ターゲットが自分の復帰を願っていることを知り改心し、コナン(新一)は警察に通報しなかった[73]。
- 戸籍上の兄である男性に恋心を抱き、その婚約者を嫉妬から殺害しようとした犯人が反省していることと、一命を取り留めた被害者が事故と主張したため、コナン(新一)は決定的な証拠があるにもかかわらず警察に話さなかった[74]。
- 恋愛関係を誤解して殺人未遂をした女性に対しては、彼女の血糖降下剤による自殺を阻止したが、コナンも被害者もその事実を警察に知らせなかった[75]。
- 妊娠の初期症状などを誤解し、妻を正当防衛に見せかけ殺害しようとして未遂に終わった犯人に真相を話し、生まれてくる子供のことを考慮し、事故として処理するよう口添えした[76]。
- 事件の当事者や周囲に対する考慮から偽装や隠蔽を行い、犯人に対し法廷で偽証するように勧めたケース。
- お手伝いの女性にブレーカーを引かせて夫を殺害した犯人には、お手伝いの女性に心の傷を負わせないよう偽の殺害方法で殺害したと証言するように勧めた[77]。
- 好意を持った女性を振り向かせるために放火を犯した犯人に対し説教じみた言動をとり、さらに犯人を諭したケース。
- 自分を恐喝していた男を殺害し、それを自分を捨てた男への報復に利用した犯人に肩入れしたケース。
- 推理後、犯人を捨てた男は「馬鹿な女」と吐き捨てたが、それに対しコナンは「事件の背景が報じられれば、付き合っている婚約者やその父親はどう思うか?」と尋ね、それに反応するように犯人はほくそ笑んだ[79]。
一方で、下らない動機で事件を起こしたり、お粗末な計画を立てたりする犯人に対してはあきれることがある。なお、特別編では狂気的な動機の犯行と犯人に言葉を失ったことがある。
罪を償わずに自殺しようとする犯人に対しては、当初は厳しい態度を取っていた[注 65]が、「ピアノソナタ『月光』殺人事件」では、犯人の自殺を阻止できずに死なせてしまう[67]。この事件はコナンの心に暗い影を落とし、以降は「推理で犯人を追い詰めて死なせてしまっては、殺人者と変わらない」と考え、「犯人は絶対に自殺させない」ことを探偵としての信条とするようになった[注 66]。そのため、自分が死と隣り合わせであるという危険な状況下でも、犯人を救い出すことがある他[注 67]、犯人の自殺を推理で事前に察知した際にもこれを阻止している[注 68]。ただし、犯行が自己中心的であった場合は、前述のとおり厳しく非難することがある[注 69]。
たとえ自分や親しい人物の命を危険にさらすような犯人でも死に追いやらないようにしている[注 70]。
初期では真相究明を優先するあまり周囲への配慮に欠けている面が目立ち、幼い子供の目の前で母親が殺人犯であることを暴露したり[86][注 71]、勝手に小五郎の探偵稼業を賭けたりしていた[88]。
逆に、自身が犯した罪に対しては無責任、もしくは対応能力が欠落している一面もあり、悪役の演技の準備をしていた役者[89]や、産気づいた妻と出産時の出血跡を見て気絶した歩美を病院に担ぎ込んだ音楽家[90]のような、全く非のない善人を凶悪犯と誤解して負傷・昏倒させたにもかかわらず「じゃ、そういうことで」と謝罪も賠償もせずに逃げようとしたり、パニックを起こして硬直したりしている。
なお、被害者があえて犯人に殺される決断をした場合「間違った答え」と非難することもある[91]。ただし、中学校時代の恩師が同様の行為をした際には、コナン(新一)は非難しなかった[92]。
サッカーの能力
帝丹中学のサッカー部所属時に1年生でミッドフィールダーとしてレギュラーに抜擢(ばってき)され、のちにJリーグにスカウトされるほどの技術の持ち主で、蘭には「続けていれば国立のヒーローになっていた」と言われている。あくまで探偵に必要な運動神経を養うためだけに行っていただけらしく、高校1年生のときに探偵として依頼を受けるようになってから部活は止めてしまった。しかし、反射神経と脚力は並みの大人以上で[注 72]、足元にたまたまある物をサッカーボールを蹴るように犯人にぶつけることで逃走を防ぐなど、サッカー部時代に鍛えた体力を危険な事件現場で犯人と対決するための戦闘力として探偵業に活かしていた。利き足は右だが、連載初期では左足でボールやタイヤを蹴っているため、両利きの可能性もある[注 73]。
コナンの姿になってからは体力が小学生並みに戻ったものの[注 74]、反射神経の方は衰えておらず、キック力増強シューズやどこでもボール射出ベルトを犯人逮捕時に使用している。キック力増強シューズを用いて、犯人に物を蹴り当て気絶させる時は、男性の場合は顔面や後頭部、女性の場合は胴体や背中を狙う。
その他の能力
英語はネイティブの人とも普通に話せるほど堪能である[注 75]が、イタリア語やロシア語などは理解できず、辞書で調べたり[94]、翻訳してもらったりする[25]ことがある。関西弁にも難があり、周囲に違和感を覚えさせることもしばしばある[注 76]。点字も理解している[注 77]。
その他にも様々な分野において豊富な知識を持っており、推理の際に役立てている。その一方、後述の音楽知識や流行のテレビゲーム、甲子園球場(アニメでは「甲子園野球場」)の
劇場版では拳銃や多くの乗り物(自動車からパラグライダー、ヘリコプター、ジャンボジェット機まで)を自在に扱っていて、本人は「ハワイで親父に教わった」と語っている[注 78]。口の動きだけで何を言っているのかが分かる、いわゆる読唇術を披露したこともある[29]。
肉弾戦は不得手で、戦闘や格闘のプロに追い詰められてしまうことがある[6][27]。しかし、劇場版やクロスオーバー作品では、先述のサッカーの能力も含めて原作やテレビアニメで見られないような高い身体能力の描写が盛り込まれることがある[28]。なお、肉弾戦が不得手なのはあくまで「江戸川コナン」の状態でのことであり、本来の工藤新一としては、サッカーを基に応用した鍛錬で培われた身体(格闘)能力を使えば、凶器を持った凶悪犯や腕に自信のある犯罪者との戦闘にも余裕で勝てると自負している[注 79][注 80]。
アニメでは犬を懐かせることにも
好みと特技
探偵として推理や捜査に直接関係のない、好み・特技について述べる。
シャーロック・ホームズ
シャーロック・ホームズの大ファンで、彼のことを「世界最高の探偵」と評している。1番好きな作品は『四つの署名』で、同作品中でホームズの述べる "When you have eliminated the impossible, whatever remains, however improbable, must be the truth." (訳:すべての不可能を消去して、最後に残ったものがいかに奇妙なことであっても、それが真実となる)という彼の推理論を好きな言葉として挙げている[要出典]。
自分の好みの話題(特にホームズ関連)になると、一方的にその話を続けてしまう。第1話でも、せっかく遊園地に遊びに来たにもかかわらず、話す内容はすべてホームズのことばかりだと蘭にあきれられてしまっていた。そのため蘭からは「推理オタク」「大バカ推理之介」などと呼ばれることがある。また、借りていたアパートが放火事件で燃えてしまい住む家がなくて困っていた沖矢昴がホームズファンだと知ると、「ホームズファンに悪い人はいない」という理由で工藤邸に住まわせている[97]。
「名探偵(ホームズ)の弟子」では、芝の女王ミネルバ・グラスの弟・アポロ(声 - くまいもとこ)に自分の推理能力を信用させるために「ホームズの弟子」だと自称している[42][注 81]。
スポーツ
帝丹中学のサッカー部に所属しており、新一本人もやっているうちにサッカー好きになった[注 82]。好きなサッカー選手はレイ・カーティス(Ray Curtis、声 - チャールズ・グラバー)で、彼が殺人事件の犯人だと信じられず私情に駆られて否定するという、上記の言葉に反する行為を取ろうとしてしまった[70]。
少年探偵団と遊ぶときは野球をすることも多いが[注 83]、本人はサッカーをしたいため不満そうにしている。
音楽
かなりの音痴で、音楽の授業は大の苦手[注 84]。さらに変化記号・楽想記号の意味や「G線上のアリア」を知らないなど、音楽の基礎知識に乏しい(ただし五線譜の音階は読める)。しかし、聞くことに関しては絶対音感を持っている[84][注 85][注 86]。また、ホームズが弾くことができるということでバイオリンについては豊富な知識を持ち、弾くこともできるが、蘭によれば特徴的な弾き癖がある様子。
芸能界にはあまり興味がないらしいが、ある事件をきっかけに知り合ったTWO-MIXの高山みなみからCDをもらってからは、カラオケボックスに行くといつもその歌を歌っているという。
食べ物と料理
苦手な食べ物はレーズン[注 87]で、中学時代の先輩によればレモンパイが好物[注 88]。キュウリをうまく切れずにつなげてしまう[51]など、料理は苦手な様子[注 89]。
テレビゲーム
テレビゲームに関しては、嫌いではないものの元太たちに負けてしまったり[99]、コナンだけクリアできていない面があることを光彦から指摘されるなど、あまり得意ではない様子[26]。流行しているゲームの存在も知らなかったりする。
人間関係
蘭との関係
蘭とは13年前保育園に転入してきた時からの付き合いで[100]、なかなか素直になれずにいたが両想いであり、とある事件をきっかけに蘭に対して「好きな女」と告げることができた[注 90]。自分を想う蘭の恋心に関しては、平次があきれ果てるほど鈍感だが、母・有希子から「女」に関しての雑学を吹き込まれている影響から他人の恋愛ざたには敏感なため、恋愛感情が絡む事件の推理に不自由はない。
小学1年生の頃は恥ずかしがって蘭のことを名字の「毛利」と呼び、自分のことも「工藤くん」と呼ばせようとしていた時期があったが、とある些細(ささい)な謎解き事件がきっかけで、たがいに再び下の名前で呼び合うようになったというエピソードもある。
新一だった頃の中学時代に当時生徒会長であり、男子の注目の的で現在は東都大学の一年でミス東都にも輝いた3年生の先輩から告白されたが、蘭への気持ちゆえにそれを断っている。
蘭には「厄介な事件に関わっているから解決するまで帰れない」ことにしている[注 91]が、蘭が心配しないように時々新一の声(蝶ネクタイ型変声機を使用)で電話をかけている[注 92]。また、容疑者の1人である全く無関係の男性を蘭の待ち人と勘違いし、様々な嫌がらせを行ったことがある[101]。
新一は、蘭から推理バカ・推理オタク・大馬鹿推理ノ介・大馬鹿推理王子と皮肉られており、連載が進むにつれ表現が過激になっている。
なお、子供時代に蘭の母親の妃英理によく叱られたトラウマから、彼女に対して本能的に恐怖を感じてしまう。
怪盗キッドとの対決
世間をにぎわせている怪盗キッドこと黒羽快斗とは、工藤新一であったときから[注 93]、様々な秘宝を巡って何度も対決をしている。父・工藤優作は、初代怪盗キッドである黒羽盗一とは、彼の正体に気付いていた上で宿命のライバル関係になっており、幾度にも渡って対決をしていたが、犯行を阻止したことはあっても、最後まで捕まえることまではできなかった。
息子である新一(コナン)は当初、「泥棒に興味はない」と、黒羽盗一の息子である現代のキッドにほとんど無関心であったが、コナンになってからの最初の対決で、挑発された上で逃げられたことからか、その対峙(たいじ)以降は執念を燃やすようになった。現在は世代を超えた因縁のライバル関係となっていて、対決の結果はこれまでのところ互角である。ミステリートレイン(ベルツリー急行)のエピソードでは、黒の組織に狙われている灰原を助けるために、下見に来ていたキッドおよび手下を見逃すことと引き換えに協力を仰いでいる。
コナンの関わったキッドの事件後、コナンはキッドから宝を守ったヒーローとして扱われることが多く、「お手柄小学生」、「キッドキラー」といった形で新聞記事に載っている。『業火の向日葵』では、キッドキラーの通称が公認となっている。
作者によると、コナンとキッドの対決は『シャーロック・ホームズ対アルセーヌ・ルパン』をイメージして描いていて[注 94]、両方に勝たせたくないとのこと。
性格
常にクールで論理的な二枚目を気取っているが[注 95]、正義感が人一倍強く、どんなときでもあきらめない強い意志と熱い部分も合わせ持ち、自分や仲間の言動、慢心や不注意による油断・隙・詰めの甘さが原因で窮地に立たされても、機転や強運で乗り越えようとする[注 96]。
しかし、その実はプライドが高く負けず嫌い[注 97]なうえに理詰めで物事を考えるため、簡単に自分の非を認められずムキになったり[注 98]、目的のために手段を選ばない危うい面がある[注 99]。やきもち焼き、おだてられると喜びを表したり、自分の活躍が載った新聞を見て高笑いをするなど実生活ではクールになりきれず、時と場所を考えないその無鉄砲ぶりは蘭・両親・阿笠など幼少時から新一を見ている人たちや平次・灰原などにも警告されている[注 100]。特に蘭のこととなると、ときに子供のような態度や無謀な行動に走ることも少なくない。また、彼女に命の危機が迫っていたり、事件に黒の組織が関与していたりすると知ると、普段の冷静さから一転して周りが見えなくなりやすい。早合点の推理の結果、周囲に迷惑をかけた場合、決まりが悪いため謝りもせず、こっそりその場から立ち去ろうとするところもある[89]。
探偵団のメンバー同様好奇心旺盛であるが、事件が起こると喜んでしまい、また自分と無関係な事件にでも興味本位で首を突っ込むという悪い癖[注 101]を持っており、灰原に「自身がいかに危険で不安定な立場にあるかを理解していない」と苦言を呈されている。自分以上の推理力を持つ父親への対抗心や母親の血筋ゆえなのか、若干英雄症候群に近い傾向があり、さらには自己顕示欲も強いため[注 102]、人目を引く派手なパフォーマンスが多く、それが原因でピンチを招くことがある[注 103]。後述の怪盗キッドとの対決や爆破テロ事件の解決等によって、「お手柄小学生」として自らの写真を新聞に載せてしまったり、テレビのインタビューを受けてしまったりするといった不用意さも見せており、また自分に不都合な話題やうわさを無理矢理変えようとするため、これが原因でコナンとしての自身が周囲に怪しく見られてしまうことも少なくない。また、正義感と清潔感が強すぎて、それによって精神的にがんじがらめになってしまうことがある。
一方で、犯罪を軽視したり、正当化しようとしたりする犯人や勝手に危険な行動をとる探偵団のメンバーなどには
さりげなく相手の気持ちを思いやることができ男女ともに人望があるが、小さいことでも根に持ち、仕返しをすることがある[13]。その一方で、同世代か年下の男性や女性(特に子供)に対しては失礼かつ不用意な言動を平気でとる[注 104]ため、仕返しを受けることがある。
ひとつのことに熱中すると、周囲のことにまったく無関心になってしまい[注 105]、1度事件が起こるとそれ以外のことに目が向けられなくなる悪い癖があり、警察による鑑識が済んでいない状態で死体に触る、死体が持っていた物を勝手に取ってしまうといった非常識な行動を起こしては、小五郎に殴られたり、蘭に怒られたりしている。また、好きなもの(特にサッカー)に夢中になると周りを気にせず騒ぎだしたり、それに関係するショックなことが起こると上の空になってしまう[70]。衝動買いをする傾向がある[注 106]。
混浴で蘭の裸を見て鼻血を出すなどウブなところもある。
一人称・口癖
江戸川コナンとしての一人称は「ボク」で、子供らしい口調で話す。ただし、正体を知っている相手や少年探偵団の前では本来の工藤新一としての一人称と同じく「オレ」[注 107]を使い、口調も新一とほぼ同じになる。だがまれに正体を知らない人物にも無意識のうちに素の新一のままの口調で話してしまう場合もあり、蘭や他の人物に怪しまれることがある。また、推理中にはクールでシリアスな口調になる[注 108]。
口癖は「バーロ、んなんじゃねーよ[注 109]」。基本的には標準語を話すが、親しい者との日常会話には、しばしば江戸っ子特有の口調で話すことも多い。
決め台詞
決め台詞は「江戸川コナン(工藤新一)…探偵さ…[注 110]」。TVアニメ・劇場版での決め台詞は「真実はいつもひとつ![注 111][注 112]」。
また、TVアニメのオープニングでは毎回ナレーションがあり、シリーズの途中からは「たったひとつの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人[注 113]、その名は名探偵コナン!」というセンテンスが定型で用いられている。
映画の場合は「小さくなっても頭脳は同じ 迷宮なしの名探偵 真実はいつもひとつ!」となっている[注 114]。
補足
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
- 第1回キャラクター人気投票での順位はコナンは1位(1028票)、新一は2位(646票)。2011年のTV&劇場版15周年記念キャラクター人気投票では、コナンと新一の投票数を合わせて1位。2012年の連載800回記念キャラクター人気投票ではコナンは1位、新一は4位。『ダ・ヴィンチ』2014年5月号での好きなキャラクターランキングではコナンは1位、新一は2位。
- コナンとしての周囲からの呼称は大抵「コナン君」だが、元太からは「コナン」、園子からは「(メガネの)ガキンチョ[注 115]」、灰原からは「工藤君[注 116]」、博士からは「新一君[注 117]」、服部からは「工藤[注 118]」、赤井からは「ボウヤ」。小五郎からは「(メガネの)ガキ」「(メガネ)ボウズ」と呼ばれることが多い[注 119]。
- 新一としての周囲からの呼称は、蘭[注 120]・優作からは「新一」、博士からは「新一君」(原作)または「新一」(アニメ)、園子からは「新一君」または「工藤君」、灰原・和葉・警察関係者からは「工藤君」、服部からは「工藤」、小五郎からは「探偵ボウズ」[注 121]、有希子からは「新ちゃん」または「新一」。
- コナンとして蘭や警察関係者の前で新一の名前を出す時は「新一兄ちゃん」と呼んでおり、逆に新一としてコナンの名前を出す時は「コナン」と呼んでいる。
- 作者の青山剛昌によると「コナンは泣かない」というルールがあり[105]、アニメスタッフともそれを共有しているが[57]、寝起きのあくびや小五郎に殴られた場合など肉体的な痛みでは涙を見せるシーンが度々ある。
- 劇場版での「工藤新一」としての登場は、解毒薬で一時的にもとの姿に戻った場合[6]を除き、冒頭の前説・回想・モノローグのみである。新一の声を担当する声優の山口勝平も新一としての出番が少ないことを毎回パンフレットで語っている。
- 江戸川コナンとしてのパスポートは所持していない(正確には、江戸川コナンは無戸籍者のために作ることができない[注 122])ため、事件の舞台は日本国内に限定されている。長い連載の中での例外は、工藤新一として事件を解いたNY編と、解毒薬で一時的に工藤新一に戻ることによって出入国を果たしたロンドン編の2例のみである。アニメや劇場版ではバーチャルゲーム内のロンドン[26]や、架空の国家(ヴェスパニア王国)[注 123]が舞台になったことはある[28]。小学館の学年別学習雑誌連載の特別編では題材の都合上もあって、海外へも何度かコナンの姿で蘭たちと一緒に旅行しているが、これらは原作やアニメとはパラレルワールドであると見なされている。
- 戸籍がない状態のまま小学校に通っていることについて、保護者である毛利小五郎がどのような手続きを行ったのかは作中に説明がなく不明である[注 124]。
- 1巻から登場しているレギュラーキャラの中で、単行本の裏表紙の鍵穴に未登場なのはコナンとジンの2人だけである。
- コナンは全キャラクターの中で唯一、テレビシリーズの全話に登場している[106]。ただし、唯一アニメ782話「緋色の帰還」では、コナンは映像のみの登場で、オープニングの本編説明と次回予告を除いて一言も話さなかった。また、OVA作品ではこれ以前にも「ロンドンからのマル秘[注 125]指令!」[107]や「工藤新一 謎の壁と黒ラブ事件」[108][注 126]のように、コナンが冒頭やラストのモノローグを除いて本編にほぼ未登場のエピソードがある。
- 笑った時の口や足首の細さなどはルパン三世の影響を受けていることが、『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』の企画で行われた『ルパン三世』原作者のモンキー・パンチとの対談で語られている[109]。
- 黒羽快斗と顔がそっくりな理由はスター・システムを採用しているという点が大きいが、快斗と新一は2人とも父親似であるため、父親である黒羽盗一と工藤優作に血の繋がりがあるという説があり[要出典]、それを示唆する会話もなされている[110]。原作者の青山剛昌は、「2人が似ているのは理由がある。描くかもしれない。」と発言している[要出典]。
脚注
注釈
- ^ 作者は高山との対談にて、「コナンは最初っから高山さんの声のイメージで描いてた」と語っている[1]。
- ^ 警察が把握する、過去に新一の推理で逮捕された犯人の履歴を白鳥警部補が調べたところ、全員が刑務所に服役していたことが判明[3]。
- ^ 蘭が買ってもらったばかりの携帯電話を、推理に夢中になって溝に落としたうえに紛失してしまったため、代わりの携帯を買う他、お詫びにトロピカルランドに連れていくと約束した際、蘭に空手の都大会で優勝したらおごると約束させられた[4]。
- ^ そのため、蘭など一部の関係者には、新一は事件の依頼で遠方に行くことになったことにしており、その理由で学校も休学扱いとなった。マスコミの前から姿を消したため、新一について世間では死亡したと噂されている。
- ^ 白乾児と、風邪と同じ作用を起こす阿笠博士の発明した薬を併用する[6]か、白乾児と他の酒を混ぜて作られたケーキを食べる[7]ことで元に戻ったこともある。
- ^ それらの際は阿笠や服部、灰原による偽装が行われた。
- ^ 解毒薬の効果が切れかけた際、その苦しむ様子に蘭と小五郎は驚いている。
- ^ 工藤有希子により「祖父の兄の娘のいとこの叔父の孫」と説明されている[8]。そのため、有希子(と新一)も阿笠博士とは「とぉーい親戚」ということになっている。しかし、有希子は蘭にこのことを説明した翌日に自分の幼なじみや山村刑事に対して「ロスで生んだ第2子」と紹介してしまったため[8]、後にコナンが山村と再会した時に危うく蘭や英理の前でそのことを指摘されそうになった[9]。
- ^ 初登場時は16歳で、コナンとしては当初は「6歳」と言っていた。後に劇場版『時計じかけの摩天楼』で誕生日が初めて紹介されて17歳になり、コナンとしても「7歳」と言うようになった[3]。
- ^ 「5月4日」のことを思い浮かべると、「『最後の事件』でシャーロック・ホームズがモリアーティ教授とライヘンバッハの滝に転落した日」と連想するだけで、自分の誕生日だということを忘れていることが多く、毎年蘭に思い出させられている様子[3]。
- ^ 作者の青山と同じ。
- ^ ホームズが住んでいたとされるベーカー街221Bに由来[11]。
- ^ 予告編にて、高木刑事の「コナン君って漢字でどう書くの?」という質問に「胡蝶蘭の胡に無理難題の…」と答えているが、作中では「コナン」が正式名称であり、あくまでも非公式である。
- ^ 元々は『探偵物語』の人物設定を手掛けた柏原寛司の高校時代の恩師に由来したものだが、柏原はのちにアニメ版『コナン』にも脚本家として参加している。
- ^ 後でAPTX4869の服用者リストの新一の「不明」を「死亡」に書き換えていたことをコナンに明かすが[15]、テレビスペシャル『エピソード“ONE” 小さくなった名探偵』で姉・明美が生前にコナンのことを話していたシーンを回想しながら書き換えを行ったことも描かれた。
- ^ 「命がけの復活シリーズ」では、偶然遭遇したエレベーター内での社長殺人事件の解決を優先した結果、蘭に正体を明かせなかった。灰原は、「彼女が(コナンの)正体を知らないからこそ組織から消されることはない(組織にしてみれば蘭を殺す理由がない)」という旨を指摘しており、以後は灰原に釘を刺されたこともあって、2017年現在まで1度も自ら正体を打ち明けることのない状態が続いている。
- ^ 平次は正体や組織のことを誰にも話してはならないという考えに賛成し、そのための配慮もしているが、蘭にだけは真相を明かしても良いと考えており、コナンにそれを何度か進言している。
- ^ その一方、コナンの正体が新一という事実を知らない者たちの中で唯一、コナンに新一の姿を重ねる描写も繰り返されている。例えば、コナンの顔が新一の幼少期と瓜二(うりふた)つであることを何度か指摘しており、正体を知らない者たちの中でそのことに気付いているのは蘭だけである。
- ^ 現在も時折コナンに対して子供とは思えない鋭さを感じることはあるが、特に正体に疑問を感じている描写などは見られない。
- ^ この時、コナンは「知りたいのなら教えてあげるよ…あの世でね…」と答えたが、爆弾の爆発を阻止するためにうやむやになり[22]、その後もその時のことを話題にしたり思い起こしたりする描写は2017年現在まで一度もない。
- ^ 平蔵の妻で平次の母である服部静華も、コナンの洞察力には気付いている。
- ^ 『世紀末の魔術師』で、白鳥警部補に変装した怪盗キッドがコナンと阿笠の電話を立ち聞きしていた描写はあるが、その電話にはコナンが工藤新一であることを示す会話はなかった[25]。
- ^ この時、蘭がスパイXとの闘いでイージス艦の甲板から海に落とされて生死の境をさまよう危機に見舞われ、コナンは蘭の救出に躍起になるあまり多数の人の前で「蘭」と叫ぶが、コナン自身も周囲も蘭の救助に夢中だったために気付かなかった。
- ^ 次元と五ェ門はルパンと不二子からコナンの正体を聞かされて知ったが、五ェ門はコナンの外見から最初は信じられなかった。また、ルパンも当初は何者なのかを疑う描写があり、後で「中身は高校生なんだと!」という口調で次元と五ェ門に説明しているので、観察力で見抜いたのではなく持ち前の情報収集力を駆使して知ったことが示唆されている[28]。
- ^ 不二子は初対面でまだコナンの正体を知らなかった当時、スケボーで追跡してきたコナンから自身の動きを読まれたことには驚きを隠せなかった[28]。ただし、後の劇場版『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』では、組織在籍時の灰原(宮野志保)とすでに面識がありコードネームで呼称するなど、コナンの正体を知る以前から黒の組織の存在を認識していたことが判明した[29]。
- ^ ルパン一味は、数々の活躍で描かれたように様々な情報収集の手段や能力を有していることから、コナンの正体を探り当てることも容易であった可能性はある。
- ^ コンドウ(山崎)はコナンが何者か疑問に思うが、事件解決後にコナンは現場から立ち去ったため、正体を問うことはできなかった。
- ^ 「江戸川コナン」の担当声優。本編でも「声がコナンと似ている」と言及される。
- ^ 指紋も変わらないため、新一が容疑者になった事件では、平次が自身のお守りの中に入っている鎖に付着したコナンの指紋[31]を用いて新一の容疑を晴らした[32]。しかし、その現場にいた蘭と和葉は、コナンがお守りに触っているところを見たことがあっても、新一が触っているところを見たことがないため、疑問を抱かれた[33]。また、劇場版では指紋をもとに一部の人間に正体が知られている[34][27]。
- ^ ただし、元太が命を狙われた事件の際には、犯人を油断させるためにあえてまったく見当違いな推理をしたことがある[要出典]。
- ^ 度は入っていない。
- ^ 現実世界に携帯電話が普及した以降の話ではほとんど使っておらず、別にW21Sのエナジーレッドをコナンとして1台、新一として1台所持している。劇場版などでは多少変更されている。ダイヤルロックの暗証番号は、シャーロック・ホームズにちなんで「4869」。
- ^ そのため、劇場版では毎回犯人相手に大立ち回りになってしまい、『水平線上の陰謀』に至っては真犯人のミスリードに引っかかってしまった。
- ^ 犯人が複数いた場合、このような展開になる傾向が強い[36][37][38][39]。
- ^ 特に、単行本80巻File.2「未配達の荷物」 - File.4「工藤様方配達物」(アニメ版「甘く冷たい宅配便」)では、冷凍車からの脱出と事件の解決を両立させようと欲張り、光彦が低体温症になって犯人に作戦を知られてしまったうえ、助けに来た安室(バーボン)に昴(赤井)の所在を知られるきっかけを与えてしまっている。また、劇場版第17作『絶海の探偵』では、イージス艦に潜入していたスパイを突き止めたものの取り逃がしてしまい、蘭が絶体絶命の危機に見舞われるきっかけを与えてしまっている。さらに、『名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件 〜史上最悪の2日間〜』では、偶然と記憶喪失を装い無関係な事件に首を突っ込んだ結果、周囲の人々を巻き込む大騒動に発展したうえ、蘭にコナンと新一が同一人物なのではないかと疑われるきっかけを与えてしまっている。
- ^ 黒の組織絡みの場合にこの傾向が顕著に見られ、紙幣偽造の常習犯を組織のメンバーと思い込んだり[15]、安室(バーボン)とベルモットに赤井の生存を探られた時は、その挙動をFBIのジョディにも不審に思われた[40]。
- ^ 特に「命がけの復活」の事件では犯人に拳銃で腹を撃たれて腎臓を損傷し、血液型が同じ蘭からの輸血がなければ出血多量で助からなかったかも知れない。また、単独で犯人に接触したり[45]、追い詰められて興奮した犯人を刺激してしまったり[46][47]することもある。
- ^ 劇場版では、被害者をスナイパーの狙撃から守るためにボール射出ベルトを使ってサッカーボールをアドバルーン大にしたところ、逆にスナイパーから狙われてしまい、世良に命がけで助けられる結果となったことがある[48]。
- ^ 回想に見られる小学生時代の新一はコナンと同じ声である。
- ^ 目暮らも当初は相手にしていなかったが、コナンの鋭さを見慣れてからは彼の話を聞き入れることが増えている。
- ^ 小五郎に変装したルパンに口パクさせて変声機で真相を話した際には、ルパンが口を動かしていなかったうえ、その都度勝手な行動を取ったりしたため、コナンは半ばあきれていた[28]。
- ^ 平次は途中で目を覚ましていたため、彼に正体を知られるきっかけになってしまった[14]。
- ^ 『金田一少年の事件簿』とのクロスオーバー作品では、七瀬美雪を眠らせて探偵役にした[30]。
- ^ この場合でも小五郎を眠らせることが多い。
- ^ 劇場版ではほぼ毎回のお約束となっており、他に黒の組織の幹部や怪盗キッドと
対峙 ()する際などもほぼ必ず1対1で相対する。 - ^ ただし、その幼すぎる口調を指摘されるのが恥ずかしいため、少年探偵団の前では使いたがらない。
- ^ しかし、安室透(バーボン)には幼い口調やごまかしが通用せず、疑惑を持たれてしまった[23]。
- ^ 平次が目暮から「推理力は工藤君以上かも」と評された際には腹を立てたり[51]、逆に平次との推理対決で勝利した際には勝ち誇る表情や態度をとった[52]。また、平次と共闘したときは自分が先に謎を解いたと主張し、どさくさ紛れに彼の弱みを握った[53]。
- ^ 警察が事件関係者の部屋を調査しているにもかかわらず、ベランダへの扉を開けて部屋に突風を入れたことがある[54](現場保存の必要性からも、絶対にやってはいけないことの1つである)。
- ^ ストーリー進行後、事件関係者になる人物たちに現時点では何の接点もないのに、「なんで、他の3人がおじさんの車に乗ってるの?」と聞いたことがある[55]。
- ^ アニメ版のプロデューサーの諏訪道彦によると「コナンは犯人に同情しない」という約束事があるという[57]。ただし、後述のように全ての犯人に対してこの約束事が守られるとは限らない。
- ^ 作中のほとんどで小五郎や園子などを探偵役にして推理を披露することに加え、コナン自身が常に正体を隠さなければならないという事情もあるため、本編では逮捕後の犯人との面会などは一度も行われていないが、特別編では犯人と面会したことがある。
- ^ 平次・世良・小五郎・目暮など、作中に登場する探偵や警察官はほとんどこのスタンスを取っている。ただしアニメにおいてのみ、小五郎は刑事時代に逮捕した犯人の仮出所を出迎えている。また、宮本由美は自身が現行犯逮捕したスリの刑期終了後の就職を斡旋している[58]。
- ^ 仇討ちとは無関係の蘭を口封じのために誘拐して殺人計画を正当化した者に対する発言[59]。
- ^ 料理教室の経営者を殺害した犯人の動機が、被害者に援助を打ち切られるのを止めるためと、被害者にレシピを盗られた女性がかわいそうというものだった際には、この女性は被害者を恨みはしていたものの、被害者を超えることを目標にしていたため、コナンは犯人に「あなたがしたことは独りよがりの自己中心的なただの犯罪行為」と非難した[60]。また、犯人が大切な包丁を凶器に使った際は、被害者に落ち度があるにもかかわらず、一方的に「板前になる資格はない」と頭ごなしに決めつけたり[61]、被害者が多くの人間を苦しめていたにもかかわらず、犯人よりは人間らしいと認めてしまったこともある[62]。
- ^ 常に自分を追尾していたストーカーに殺されると思い込んだ女性はストーカーを毒殺したが、後にコナンは小五郎を推理役にしてストーカーの鞄の中に彼女を殺害するためのガラス切りやナイフが入っていたことを目暮に説明しており、彼女の犯行は情状酌量されると推定し、一日でも罪を償って素晴らしい夢に向かって歩んでほしいと彼女に述べた[65]。
- ^ 無理やり頭を水の中に押し込まれたという証言欲しさに犯人が蘭に危害を加えたことを反省せず、犯行を正当化してもコナンは非難しなかった[66]。
- ^ 焼殺された父親の仇討ちを果たした犯人が焼身自殺を図ろうとした際に、コナンは犯人を炎の中から助け出そうとして、父親の遺言通りに生きるよう説得を試みた[67]。また、焼殺された両親の仇討ちを終えた犯人の自殺を阻止するとともに、その犯人に対して事件の関係者の1人が、自殺した息子の代わりに生きるようにと諭したことについて、コナンは肯定的であった[68]。なおこれらの被害者は放火殺人という大罪を犯しており、両者の犯人は無関係の人物を一切殺傷していない。
- ^ このような動機の犯人が自殺を図っていない場合は、無言であることが多い。
- ^ 例えば、犯人の父親が書いた遺書[67]や被害者が隠していた凶器の入ったバッグ[65]など。
- ^ 自身と友人の父親たちを過失で嵐の海で溺れさせて見殺しにした男を殺害した犯人が「自分1人が犠牲になって仇討ちした」という主旨の言葉で犯行を正当化しようとしたが、被害者の男が事故の証人である船員を口封じで溺死させていたため、コナンはこの発言を非難しなかった[69]。また、園子を誘拐しようとした男を撲殺した犯人が自身の犯行によって誘拐を阻止したという主旨の言葉で園子たちに感謝を促したが、過去に犯人の息子が被害者の男に誘拐され殺害された上、男が証拠不十分で不起訴になったため、コナンはこの発言についても非難しなかった[17]。
- ^ この時点ではまだ殺意を抱いていなかった。
- ^ 彼女は新一の初恋の相手である。
- ^ ただし、犯人が反省せずに犯行を軽視した態度を取り、コナンがその態度に対して説教じみた言動をとった場面はアニメのみの描写である。
- ^ 口封じのための蘭への殺人未遂を反省せず、自分の殺人を正当化したまま自殺しようとした犯人に対して、「死にたきゃ勝手に死にやがれ! バーロ!」と暴言を吐いたこともある[80]。ただし、暴言から続けた厳しい非難によって犯人は自殺を思いとどまっている。
- ^ この事件の犯人の自殺はコナンを通じて間接的に平次の探偵としてのあり方にも影響を及ぼすことになる[31]。またルパン三世からは対極的な言葉を言われている。
- ^ 洞窟が地震で崩壊しそうな状況であるにもかかわらず、気絶した犯人に救命具を着けさせて救出している[81]。また、脱出不可能な状況の超高層ビルの中で服毒自殺を図ろうとした犯人を腕時計型麻酔銃で眠らせて自殺を阻止し、スーパーカーに乗車させて爆発寸前のビルから脱出した[82]。
- ^ 連続殺人事件の幕引きとして犯人の自殺を推理で事前に察知した際には、警察と協力してこの犯人の自殺を阻止している。なお、この犯人の動機は転落した自身の父親を見殺しにした者への
仇討 ()ちであるが、前述の肉親を殺された動機の犯人と同様の配慮を行なってはいない[83]。 - ^ 自分の息子に酒を飲ませて事故死させる遠因を作った4人を殺害した犯人が、
仇討 ()ちとは無関係な人物を巻き込んだ上、そのことを反省せずに拳銃自殺を図ろうとしたため、コナンは「大きな罪を犯したのにその償いもしないで死んじゃうなんて、そんなずるいことさせないよ!!」と非難した[84]。 - ^ 世良が毛利探偵事務所に籠城した犯人を窓際に誘導して警視庁特殊部隊(SAT)に射殺させようとした際、これに否定的なコナンは蘭に「新一ならそんなことは絶対にしない」と言わせカーテンを閉めさせることで阻止した[85]。
- ^ これにより、幼い子供に母親の身勝手な動機までも知らせてしまう結果となった[86]。コナンは後にこの結果を受けて、妻を殺害した犯人が幼年の子持ちだと分かった事件で、幼い子供を蘭と英祐とともに買い物のために外出させて、不在時の内に推理を披露する配慮を見せた[87]。
- ^ 第1話「ジェットコースター殺人事件」で蘭を茶化したことで空手技を見舞われた際にもすべてよけていた[93]。
- ^ 元太たちとサッカーをしているときにうますぎるため右足禁止といわれ左足だけでプレイしたが、それでもうますぎるため左足も禁止といわれた。
- ^ そのため、危機一髪のところを警察や蘭、沖矢昴、世良真純たちに助けられることも少なくない。
- ^ 作者によれば、外国語は「いっぱい」話せるとのこと。
- ^ 京阪式アクセントでなく東京式アクセントだったり、標準語が混ざったりする[6]ため、平次に「けったいな関西弁」と評されている[14]。何度も指摘されるうちに自覚が出てきたようで、犯人にボロを出させるための挑発として使ったこともある[95]。
- ^ 点字読解を行ったのは一度だけである[要出典]。
- ^ この台詞は、劇場版の初期当時は定番となっていた。
- ^ 体が小さくなってまもない頃は凶器を持った犯人との戦闘で応戦しようと試みており、通用しないことがわかると「くそっ、この姿でなければ」と悔やんでいる(これらの戦闘では、蘭の空手に助けられていることが多い)。
- ^ 専門的な武道を体得しているわけではないので、蘭の空手・小五郎の柔道・平次の剣道・和葉の合気道・佐藤刑事の射撃と格闘能力・世良の截拳道など各種の実力者の技を目の当たりにした時、「スゲェ」「敵に回したくないヤツ」などの畏敬の感想をつぶやいたことが何度かある。
- ^ ミネルバ・グラスもホームズのファンであり、犯人に狙われている旨のメッセージを、ウィンブルドン決勝戦で見せたサーブの位置にて母親の失明で覚えた点字を打って示し、それを読み取ったコナンの実力を見抜いて「ホームズの弟子」と認めた。
- ^ コナンになってからも、高校の授業でサッカーをするのを楽しみにしていることをつぶやいている。
- ^ 野球に関する知識は乏しく、甲子園で事件が起こった際には、両翼や銀傘の意味がわからず、平次をあきれさせたこともある。
- ^ 中学時代は、リコーダーを吹けば教師の松本小百合にタクトでピシパシたたかれ、歌を歌えば音程を外してばかりで、新一にとっては最悪だった様子。
- ^ ピアノの音階をアルファベットに置き換えた暗号を耳だけで聞いて内容を理解している描写がある[67]。日本音響研究所の所長・鈴木松美(実在の人物)によれば、「この音痴は声がうまく出せない音痴であって、音はしっかり聞くことができる音痴である」とのこと[11]。
- ^ 作者は高山との対談で、「うっかり音痴っていう設定を忘れてたんだよね」と語っている[1]。
- ^ この設定は『名探偵コナン 特別編』の作者の1人で青山のアシスタントでもある山岸栄一が考案したものである。初出は特別編2巻のおまけマンガから。理由は山岸いわく「青山がレーズンが大嫌い」。
- ^ ただし、本人からの言及はない。
- ^ しかし新一に関しては一人暮らしの間、「食事は自分が作ったり、蘭が作ったり、博士が作ったり。料理ぐらいはできるんじゃないかなぁ。今はコンビニとかもあるし。」というコメントもある[98]。
- ^ 2人はお互いに保育園児であった時から好意を抱いており、成長してからそれを恋愛感情と自覚し始めた時期について新一の方は明確ではないが、蘭の方は高校1年のときのニューヨークでのある事件からである。ただし、新一もニューヨークへ渡航中の飛行機の中で隣の席で眠る蘭を意識して眠れなかったと胸中で述べている。
- ^ 蘭は、新一が「事件のため遠くに行ったまま」と信じているが、その消息を警察にも伏せるよう希望している理由について、「事件の犯人から追跡を知られないようにするため」と推測しており、「事件の犯人」と「黒の組織」、「追跡」と「生存」との違いはあるが、新一の「敵に悟られないようにしている」現状を看破している[18]。
- ^ ただし、新一からすれば(コナンとして)同居しているため蘭の近況はほとんど聞かず、話すのは自分のことだけだという[49]。
- ^ ただし、新一であった頃の対決は本作『名探偵コナン』ではなく、『まじっく快斗』でのエピソードであり、本作では新一とキッドが対決したことはない。
- ^ 作者はホームズシリーズとルパンシリーズ両方のファンである。
- ^ 連載初期の頃は三枚目的キャラクターであったが、次第に現在のような性格に変わっていった。
- ^ 犯人を追いつめるために証拠を捏造(ねつぞう)することも辞さず、場合によっては事件のトリックや犯行の動機を偽造し、真相を隠蔽するなどして汚名や悪名をあえてかぶる面もある。また、追い詰められて観念する場合もある。
- ^ TVゲームが下手で、元太たちによくバカにされるのが悔しいためか、小五郎や蘭が就寝した後、居間でこっそり練習している[26]。
- ^ 白酒が効かなくなったことを信じられず、がぶ飲みして二日酔いになるなど。
- ^ 海外旅行に誘われた際、阿笠博士にパスポート偽造を打診したり[42]、灰原のお気に入りの曲を盗聴で知ろうとしたり[102]するなど。
- ^ 「体が小さくなってしまったのも、軽い気持ちで事件に首を突っ込んだからだ」と阿笠博士に諭されたことがある。
- ^ 警視庁に呼ばれた際、未解決事件の資料を閲覧する好機だと期待したり、警察無線を偶然聞いた途端、探偵団と共に現場に駆け付けたりするなど。
- ^ 「自分はもっと頭脳が火花を散らすような事件に遭遇したい」と不満を漏らしたことがある[103]。
- ^ 特に帝丹高校の学園祭に起きた事件では、学校中の生徒や観客の前で推理ショーを展開した結果、後に黒の組織のメンバーの1人・アイリッシュに正体を知られてしまうという致命的なミスを犯している[27]。なお、結果的にアイリッシュは死亡したため、ジンたちに正体が知られることはなかった。
- ^ 灰原に対するパンイチ発言や趣味に対する侮辱発言等。
- ^ 拳銃の闇取り引きに関する事件の現場写真を撮ることに気をとられて、背後からジンに忍び寄られていることに気づかなかったことなどはその例で、結果新一は試薬を飲まされコナンになってしまった。
- ^ 元太や光彦と一緒におつかいに行くと、サッカーのカードなど余計なものまで買ってくることがある。
- ^ なお、工藤新一は目上の人物に対しての一人称が「僕」となる。
- ^ このギャップから、蘭や小五郎、歩美らからも違和感を覚えられることがある。
- ^ 「バーロ」は江戸弁で「バカヤロー」の意味。本来は、作者が「馬鹿野郎」というストレートな罵倒語を作中で用いることを避けたための表記であり、青山作品に登場する他のキャラクター(毛利小五郎、黒羽快斗など)も使用する言葉である。また、類似の言葉として、「この野郎」を意味する「ニャロ」というバリエーションもある。
- ^ 1度だけ、灰原の姉である宮野明美が事切れる寸前に「江戸川、いや…工藤新一…探偵さ…」と言っている。
- ^ 放送開始前のアイキャッチで使用。以前は「犯人はお前だ!」だったが、視聴者を指差しながらの台詞だったためか変更された。
- ^ 原作[49]でも似たような言葉が使用されたことはあるものの、多用はされていない。また、言い回しが異なり、一字一句全く同じ台詞は使用されていない。
- ^ 蘭のパンツが見えそうだと凝視しているところを灰原に見とがめられ、「見た目は子供…中身はエロおやじ」と
揶揄 ()されたことがある[104]。 - ^ 第一期オープニングのナレーションで使われたことがある。
- ^ 初期の作品では「コナン君」と呼んでいたが、現在では滅多に呼ばなくなっている。
- ^ 少年探偵団などの前では「江戸川君」と呼んでいる。
- ^ アニメでは「新一」と呼んでおり、少年探偵団などの前では「コナン君」とも呼んでいる。
- ^ 蘭や和葉たちの前では「ボウズ」、「コナン君」、「ガキ」など。
- ^ 「コナン」と名前で呼ばれることもあるが、比較的少ない。
- ^ 保育園で出会った当初は「新一君」。
- ^ 初期の劇場版では「新一」。
- ^ 当初、ロンドンに行こうとした際にコナンはパスポートを偽造しようと提案するが、犯罪になるため阿笠博士から止められた。作者と高山みなみの対談では、「あれ? でもコナン、パスポートとれるんですか? ほら戸籍とか必要でしょ。」との高山の問いに対し、作者は「阿笠博士とかがなんとかしてくれるでしょ。多分(笑)。」と語っている[1]。
- ^ この際は連れ去られた蘭を追いかけて、離陸直前の王室専用機のタイヤ格納庫に潜りこんで密航し、ヴェスパニアに渡った。帰路はルパン一味の手まわしで潜水艦で帰国した[28]。
- ^ コナンが戸籍がない状態で小学校に通っていることについて「よく考えたら、やばい?」との高山の問いに対し、作者は「でもコナンが小学校に通ってることで、誰も困ってないんだからさ。別にやばくないんじゃない?」と答えている[1]。
- ^ 「マル秘」は○内に秘だが、特殊文字で一部の日本語環境で表示できないため「マル秘」と表示する。
- ^ 終始一貫して工藤新一としての登場のみ。
出典
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- ^ 「教えて! 青山先生」『オフィシャルファンブック for ガールズ ラブ・コナン』小学館〈ワンダーライフスペシャル〉、2004年3月。ASIN 4091061435。ISBN 4091061435。OCLC 169881974。全国書誌番号:20610404。
- ^ 単行本6巻File.6「結成!少年探偵団」 - File.8「動く死体の謎」(アニメ15話「消えた死体殺人事件」)。
- ^ 単行本87巻File.6「蘭GIRL(前編)」 - File.9「新一BOY(後編)」(アニメ853話 - 854話「サクラ組の思い出」)。
- ^ 単行本11巻File.5「大事な人!?」 - File.7「二つの謎」(アニメ32話「コーヒーショップ殺人事件」)。
- ^ 単行本84巻File.3「凧揚げ大会」 - File.5「悪魔の声」(アニメ765話 - 766話「堤無津川凧揚げ事件」)。
- ^ アニメ225話「商売繁盛のヒミツ」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本91巻File.4「木神」 - File.6「日記」(アニメ未放送)。
- ^ 柴咲 コウ; 青山 剛昌 (15 April 2013). "『名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)』柴咲コウ&青山剛昌 単独インタビュー" (Interview). Interviewed by 高山亜紀. シネマトゥデイ. 2015年11月22日閲覧。
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) (説明) - ^ 高山みなみ; 山崎和佳奈; 小山力也 (24 April 2016). "主要声優が語る『コナン』が愛され続ける理由とは!? ――劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢』高山みなみさん・山崎和佳奈さん・小山力也さんインタビュー" (Interview). Interviewed by 不明. アニメイト. 2016年4月25日閲覧。
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は無視されます。 (説明) - ^ OVA『ロンドンからのマル秘指令!』。
- ^ OVA『工藤新一 謎の壁と黒ラブ事件』。
- ^ “先生対談2”. 名探偵コナン 公式サイト. CYBIRD. 2016年10月24日閲覧。[出典無効]
- ^ 単行本55巻File.6「月下」 - File.9「落日」(アニメ472話 - 473話「工藤新一少年の冒険」)。
外部リンク
- 江戸川コナン (@conan_file) - X(旧Twitter)(2010年10月に『週刊少年サンデー』3000号を記念してオープンした)
- 江戸川コナン - 名探偵コナン(読売テレビ) - ウェイバックマシン(2015年6月27日アーカイブ分)
- 江戸川コナン - 名探偵コナン(読売テレビ)
- 工藤新一 - 名探偵コナン(読売テレビ) - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)
- 工藤新一 - 名探偵コナン(読売テレビ)