寺地拳四朗
基本情報 | |
---|---|
本名 | 寺地 拳四朗 |
通称 |
スマイル・アサシン The Amazing Boy |
階級 | フライ級 |
身長 | 164.5cm[1] |
リーチ | 164.0cm[1] |
国籍 | 日本 |
誕生日 | 1992年1月6日(32歳) |
出身地 | 京都府城陽市 |
家族 | 寺地永(父)[2] |
スタイル | 右ボクサーファイター |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 25 |
勝ち | 24 |
KO勝ち | 15 |
敗け | 1 |
寺地 拳四朗(てらじ けんしろう、1992年1月6日 - )は、日本のプロボクサー。京都府城陽市出身。B.M.Bボクシングジム所属。現WBC世界フライ級王者。元WBAスーパー・WBC世界ライトフライ級統一王者。世界2階級制覇王者。
京都府のボクシングジム所属選手として初の世界王者である。以前は拳四朗のリングネームを使用していた。
人物
[編集]- 名前の拳四朗の由来は漫画『北斗の拳』の主人公・ケンシロウから採られたものであるが[3]、拳四朗本人はあまり字を読むのは好きじゃなく漫画を読まないため、北斗の拳を1度も読んだことがない[4]。入場曲も、テレビアニメ『北斗の拳』のオープニングテーマ曲であるクリスタルキングの「愛をとりもどせ!!」を使用している。ロサレス戦では、同じくオープニングテーマ曲であるTOM★CATの「TOUGH BOY」とのメドレーで入場した。
- 元日本ミドル級王者で元OPBF東洋太平洋ライトヘビー級王者の寺地永の次男。父親との関係は良好だが、普段はボクシングの話をすることはまったくなく、試合後のアドバイスもあまりない[5]。
- 従兄弟に競艇選手の是澤孝宏がいる[6]。
- もともとは競艇選手である従兄弟の是澤孝宏の影響で賞金がよく選手寿命も長い競艇選手になりたいと思っていたが、ボクシングで日本ランキングに入れば競艇選手の特別推薦がもらえると聞いたことと、高校のスポーツ推薦のためにボクシングを始めた。ボクシングは好きなわけではなく競艇選手になるための仕事として続けていたが、2017年に世界王者になったことで、ボクシングが自分に向いていると思い、競艇選手はもういいかなという気持ちになったという。しかしその後もボクシングが楽しいと思うことはなかったが、世界王座を防衛していくうちに徐々に楽しいと思うようになり、特に三迫ジムでトレーナーの加藤健太に教わるようになったことで、新しい知識が増え技術的なことや身体の使い方などを理解できるようになったことで、ボクシングを好きになっていったと語っている[5]。
- 試合勝利後にダブルピースをするのが恒例であった。
来歴
[編集]中学校3年の時に「行ける高校がない」と先生に言われて、ボクシングをすればスポーツ推薦で高校に行けるという話になり、さらに従兄弟が競艇選手だった影響で競艇選手になりたかったが、ボクシングで日本ランキング5位以内に入ったら競艇選手になるための特別推薦がもらえると聞いたことで[5]、最初は嫌々であったが中学校3年からボクシングを始める[3][4]、父親の永によると「無理やりやらせた面もある」とのこと[7]。奈良県立奈良朱雀高等学校時代には、インターハイや国体に出場経験がある。2009年の高校3年次のインターハイ決勝ではモスキート級で2学年下の井上尚弥(神奈川県立新磯高等学校)に3Rレフェリーストップコンテストで敗れている[8]。
高校卒業後、関西大学人間健康学部に進学。関西大学時代には、大学4年次に国体で成年男子ライトフライ級に於いて優勝を、全日本選手権で準優勝を果たした[9][4]。しかし、高校で一度、大学でも一度、競艇学校の入学試験を受けており、ボクシングに対する執着はあまりなかった[4]。なお関西大学ボクシング部時代の同期に坂晃典がいる。
2014年、大学を卒業と同時にプロ入りを決意し、父が経営するB.M.Bボクシングジムからプロデビューするべく3月17日にB級プロテストを受験し、無事合格した[10]。リングネームを下の名前のみを取って『拳四朗』とし[注 1]、同年8月3日、松下IMPホール(大阪市中央区)にてヘリ・アモル(インドネシア)とプロデビュー6回戦を行い、判定勝ちを収めた[12][13][14][15][16][17]。
2015年8月10日には後楽園ホールで大前貴史(中日)とライトフライ級8回戦を行って4R59秒TKO勝ちを収め[18]、同月26日には日本ライトフライ級1位にランクインし[19]、同年10月12日に後楽園ホールでロリー・スマルポン(フィリピン)とWBC世界ライトフライ級ユース王座決定戦を行い、10回判定勝ちを収め王座獲得に成功した[20]。同年12月27日には大山崎町立体育館で日本ライトフライ級王者の堀川謙一(SFマキ)と対戦し、10回3-0(98-93が2者、97-93)の判定勝ちを収め、プロ6戦目にして日本王座獲得に成功した[21]。
2016年1月14日にWBO世界ライトフライ級15位にランクインし[22][23]、同月22日にプロ・アマチュア年間表彰で上述の堀川戦が年間最高試合に選出され[24]、同年3月2日には京都府城陽市に拳四朗後援会が発足[25]、同年4月14日に後楽園ホールで角谷淳志(金沢)と対戦し、初回2分53秒TKO勝ちを収め日本王座の初防衛に成功[26]、同年8月7日には大阪府立体育会館で自身の持つ日本ライトフライ級王座と空位のOPBF東洋太平洋ライトフライ級王座を懸け日本ライトフライ級5位の大内淳雅(姫路木下)と対戦し[3]、3-0の判定勝ちを収め日本王座の2度目の防衛並びにOPBF王座の獲得に成功した[27]。親子2代で日本王座とOPBF王座の2冠を果たしたのは国内初の快挙である[27]。そして同年暮れの12月8日には後楽園ホールでレスター・アブタン(フィリピン)を相手にOPBF王座の初防衛戦を行い、3回1分57秒TKO勝ちを収めOPBF王座の初防衛に成功した[28]。
2017年に入り、一度は4月2日に久田哲也(ハラダボクシングジム)と日本王座の3度目の防衛戦を行う予定だったが、3月21日に日本ボクシングコミッションに対して日本ライトフライ級王座を返上したため試合は中止となった[29]。
WBC世界王座獲得
[編集]2017年5月20日、有明コロシアムでWBC世界ライトフライ級王者ガニガン・ロペス(メキシコ)と対戦し、12回2-0(115-113×2、114-114)の判定勝ちを収め、プロ10戦目にして世界王座獲得に成功した[30][31]。
2017年10月22日、両国国技館で元WBC世界ライトフライ級王者でWBC世界ライトフライ級1位のペドロ・ゲバラ(メキシコ)と対戦し、12回2-0(115-113、116-112、114-114)の判定勝ちを収め、初防衛に成功した[32][33]。
2017年12月30日、横浜文化体育館で行われた「FUJI BOXING 2017」でWBC世界ライトフライ級11位でWBAフェデカリブライトフライ級王者のヒルベルト・ペドロサ(パナマ)と対戦し、4回1分12秒TKO勝ちを収め、2度目の防衛に成功した[34][35]。
2018年1月12日、WBCの2018年1月度の月間優秀選手賞に選出された[36][37]。
2018年、3度目の防衛戦としてガニガン・ロペスとの再戦が決定、試合日は一度は4月15日の横浜アリーナ[注 2]での開催に設定されたものの、その後5月25日の大田区総合体育館[注 3]での開催に変更された[38]。
2018年5月25日、大田区総合体育館にて、元WBC世界ライトフライ級王者でWBC世界ライトフライ級1位のガニガン・ロペスと再戦し、2回1分58秒KO勝ちを収め、3度目の防衛に成功した[39]。
2018年10月7日、横浜アリーナにて元IBF世界ライトフライ級王者のミラン・メリンド(フィリピン)と対戦し、7RTKO勝ちを収め、、4度目の防衛に成功した[40]。
2018年12月30日、大田区総合体育館にてWBCライトフライ級8位のサウル・フアレス(メキシコ)と対戦し、3-0(119-109×2、120-108)の判定勝ちを収め、5度目の防衛に成功した [41]。
2019年7月12日、大阪府立体育会館第1競技場でWBCライトフライ級1位のジョナサン・タコニング(フィリピン)と対戦し、3ラウンドの途中で偶然のバッティングによりタコニングが負傷したことで減点を取られたが、4Rに右ストレートでタコニングをマットに沈め、4回1分0秒TKO勝ちを収め、6度目の王座防衛に成功した[42]。この試合まで拳四朗のリングネームを使用した。
2019年12月23日、横浜アリーナでIBF世界ライトフライ級王者のフェリックス・アルバラード(ニカラグア)と王座統一戦を行う予定であったが、アルバラードが体調不良になり中止となった。代わりとして、元WBA世界ライトフライ級暫定王者でWBC世界同級14位のランディ・ペタルコリン(フィリピン)を相手に防衛戦を行うことを発表した。また、リングネームを本名の『寺地拳四朗』に変更することも発表された[43]。
2019年12月23日、横浜アリーナでペタルコリンと対戦。3回に右ボディフックなどで一気に3度のダウン、4回に左ボディフックを決めて4度目のダウンを奪ったところでレフェリーが試合を止め、4回1分8秒TKO勝ちを収め、7度目の王座防衛に成功した[44]。
2020年11月26日発売の週刊文春にて、7月に酒に酔った寺地が東京都内のマンション敷地に不法侵入し、他人の車を破損させる、器物損壊騒動を起こしていたことが報じられた[45]。寺地はこの日、謝罪文をマスコミ各社に送付した。被害者との示談は成立しているという[46]。12月2日、プロモーターである真正ジムの山下正人会長より、本件の影響により、12月に予定されていた同級1位・久田哲也(ハラダ)を相手とした8度目の防衛戦の中止が発表された[47]。12月15日、JBCは寺地に対し、制裁金300万円、3か月間のライセンス停止、6か月の社会奉仕の処分を下した[48]。
2021年4月24日、延期されていた久田哲也との防衛戦が大阪府立体育会館で行われ、2回にワンツーでダウンを奪うなどして、12回3-0(119-108、118-109×2)で判定勝ちを収め、8度目の王座防衛に成功した[49]。
2021年9月22日、京都市体育館でWBC世界ライトフライ級1位で元日本同級王者の矢吹正道を相手に9度目の防衛戦を行うも、10回2分59秒TKO負けを喫し、王座から陥落した[50]。
試合後、寺地陣営は、試合の攻防で寺地が右目上をカットした場面をめぐり、レフェリーがパンチによるものとした判定に対し、「故意のバッティング」として、問題の場面の映像を添えてJBCに10月5日付で質問状を送付した[51]。10月27日、寺地側に、JBCから「バッティングか有効打によるか判断できず、矢吹を減点せず、試合を続行したレフェリーの判断に特段の問題はない」といった趣旨の回答書が届く。11月8日、所属ジムのBMBジム寺地永会長が会見し、「試合結果に文句はない」とした上で、「JBCの不誠実さを垣間みた」とJBCの回答を不服とし再抗議[52]。11月15日、試合の興行権を持つ真正ジム・山下正人会長、矢吹が所属する緑ジム・松尾敏郎会長、BMBジム寺地永会長が会見を開き、WBCから再戦命令が届き、両陣営で合意の上、再戦を行うことを発表。またWBCが10月18日付でJBCに再戦を命令していたが、JBCは11月10日までこれを両陣営に伝えていなかったことについて、JBCが隠蔽しようとしていた疑いがあるとして、寺地会長は「10月中に再戦命令は出ていたのに、JBCが言うには会見を開いてから出たと。つじつまが合わない」と、松尾会長は「再戦命令は出ていないと言われていたのに今月になって出ていると。もう少しきちっとした判断ができないのか」とJBCへの不信感をあらわにした[53][54][55][56][57]。
2021年11月24日、東京・水道橋の後楽園飯店にて会見を行い、現役続行を表明[58]。
2022年3月19日、京都市体育館でWBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道と6か月ぶりにダイレクトリマッチで再戦し、3回1分11秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した。なおこの試合はABEMAで無料独占生配信された[59][60]。
WBAスーパー王者との統一戦
[編集]2022年9月14日、東京都内で開かれた記者会見において、WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)との2団体王座統一戦が11月1日にさいたまスーパーアリーナで開催されることが正式発表された。
2022年11月1日、WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人と2団体王座統一戦を行い、5回に1度目のダウンを奪い、7回に2度目のダウンを奪ったところで2分36秒TKO勝ちを収め、WBAスーパー王座及びリングマガジン王座を獲得するとともにWBC王座の初防衛に成功し、日本人男子としては5人目となる分立2団体間の統一王者、世界王者同士の統一戦勝利しては4人目となった[61]。試合の模様は日本国内はAmazon Prime Video、海外はESPN+(アメリカ)、DAZN(アメリカ以外の海外)で配信された[62]。
2023年3月24日、WBO世界ライトフライ級王者ジョナサン・ゴンサレスと3団体王座統一戦を4月8日に行う予定だったが、ゴンサレスがマイコプラズマ肺炎に罹ったため試合中止になったことが発表された[63]。同年3月29日に代役としてWBA世界フライ級2位のアンソニー・オラスクアガに対戦相手が変更されたことが発表された[64]。
2023年4月8日、有明アリーナでWBA世界フライ級2位のアンソニー・オラスクアガと対戦し[65][66]、オラスクアガと壮絶な打ち合いの末、9回58秒TKOで下し、WBC王座2度目、WBA王座の初防衛に成功した[65][66][67]。
2023年9月18日、有明アリーナでWBA世界ライトフライ級4位、WBC世界ライトフライ級1位で指名挑戦者ヘッキー・ブドラーと対戦し、9回2分19秒TKO勝ちを収めWBA王座は2度目、WBC王座は3度目の防衛に成功した[68]。
2024年1月23日、エディオンアリーナ大阪でWBA世界ライトフライ級1位、WBC世界ライトフライ級2位で元WBA世界ライトフライ級レギュラー王者のカルロス・カニサレスと対戦し、12回2-0(113-113、114-112×2)の判定勝ちを収めWBA王座は3度目、WBCは4度目の防衛に成功した[69]。
フライ級
[編集]フライ級転向に伴い、2024年7月15日付でWBAスーパー・WBC世界ライトフライ級王座を返上した[70]。
2024年10月13日、有明アリーナで元WBC世界フライ級王者ならびに同級2位のクリストファー・ロサーレスとWBC世界同級王座決定戦を行い[71]、ロサーレスの鼻骨骨折によるレフェリーストップで11回6秒TKO勝ちし、2階級制覇を達成した[72]。
戦績
[編集]- アマチュアボクシング:74戦 58勝 (20KO・RSC) 16敗
- プロボクシング:25戦 24勝 (15KO) 1敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2014年8月4日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | ヘリ・アモル | インドネシア | プロデビュー戦 |
2 | 2014年10月19日 | ☆ | 2R 1:01 | TKO | ファウワナイ・ウォースラポー | タイ | |
3 | 2015年3月26日 | ☆ | 7R 1:40 | KO | 長嶺克則(マナベ) | 日本 | |
4 | 2015年8月10日 | ☆ | 4R 0:59 | KO | 大前貴史(中日) | 日本 | |
5 | 2015年10月12日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ロリー・スマルポン | フィリピン | WBC世界ライトフライ級ユース王座決定戦 |
6 | 2015年12月27日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 堀川謙一(SFマキ) | 日本 | 日本ライトフライ級タイトルマッチ |
7 | 2016年4月14日 | ☆ | 1R 2:53 | TKO | 角谷淳志(金沢) | 日本 | 日本王座防衛1 |
8 | 2016年8月7日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | 大内淳雅(姫路木下) | 日本 | OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦 日本王座防衛2 |
9 | 2016年12月8日 | ☆ | 3R 1:57 | TKO | レスター・アブタン | フィリピン | OPBF防衛1 |
10 | 2017年5月20日 | ☆ | 12R | 判定2-0 | ガニガン・ロペス | メキシコ | WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ |
11 | 2017年10月22日 | ☆ | 12R | 判定2-0 | ペドロ・ゲバラ | メキシコ | WBC防衛1 |
12 | 2017年12月30日 | ☆ | 4R 1:12 | TKO | ヒルベルト・ペドロサ | パナマ | WBC防衛2 |
13 | 2018年5月25日 | ☆ | 2R 1:58 | KO | ガニガン・ロペス | メキシコ | WBC防衛3 |
14 | 2018年10月7日 | ☆ | 7R 2:47 | TKO | ミラン・メリンド | フィリピン | WBC防衛4 |
15 | 2018年12月30日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | サウル・フアレス | メキシコ | WBC防衛5 |
16 | 2019年7月12日 | ☆ | 4R 1:00 | TKO | ジョナサン・タコニング | フィリピン | WBC防衛6 |
17 | 2019年12月23日 | ☆ | 4R 1:08 | TKO | ランディ・ペタルコリン | フィリピン | WBC防衛7 |
18 | 2021年4月24日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | 久田哲也(ハラダ) | 日本 | WBC防衛8 |
19 | 2021年9月22日 | ★ | 10R 2:59 | TKO | 矢吹正道(緑) | 日本 | WBC王座陥落 |
20 | 2022年3月19日 | ☆ | 3R 1:11 | KO | 矢吹正道(緑) | 日本 | WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ |
21 | 2022年11月1日 | ☆ | 7R 2:36 | TKO | 京口紘人(ワタナベ) | 日本 | WBA・WBC世界ライトフライ級王座統一戦 WBC防衛1 WBA・リングマガジン王座獲得 |
22 | 2023年4月8日 | ☆ | 9R 0:58 | TKO | アンソニー・オラスクアガ | アメリカ合衆国 | WBA防衛1・WBC防衛2 |
23 | 2023年9月18日 | ☆ | 9R 2:19 | TKO | ヘッキー・ブドラー | 南アフリカ共和国 | WBA防衛2・WBC防衛3 |
24 | 2024年1月23日 | ☆ | 12R | 判定2-0 | カルロス・カニサレス | ベネズエラ | WBA防衛3・WBC防衛4 |
25 | 2024年10月13日 | ☆ | 11R 0:06 | TKO | クリストファー・ロサーレス | ニカラグア | WBC世界フライ級王座決定戦 |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]- 日本ライトフライ級王座(防衛2=返上)
- OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座(防衛1=返上)
- WBCユースライトフライ級王座(防衛0=返上)
- WBC世界ライトフライ級王座(1期目: 防衛8、2期目: 防衛4=返上)
- WBA世界ライトフライ級スーパー王座(防衛3=返上)
- リングマガジン世界ライトフライ級王座
- WBC世界フライ級王座(防衛0)
受賞
[編集]- プロ・アマチュア年間表彰
- 第66回関西スポーツ賞(2022年)[75]
- 2022年度リングマガジン カムバック・オブ・ザ・イヤー[76]
出演
[編集]テレビ
[編集]- たむらけんじのぶっちゃ〜けBar(2018年3月5日 - 18日、eo光テレビ)
- 快傑えみちゃんねる(2020年2月7日、関西テレビ)
- 真次郎のボクシングチャンネル (2020年3月24日、 関西テレビ)
映画
[編集]- シモキタブレイザー(2024年2月16日、アルバトロス・フィルム)[77]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 日本ボクシングコミッション(JBC)では名前だけのリングネームは認めていないため、拳四朗を「けん・しろう」として届け出たという[11]。
- ^ 当日は村田諒太(WBA世界ミドル級王者)の初防衛戦及び比嘉大吾(WBC世界フライ級王者)の3回目の防衛戦とのセットで三大タイトルマッチとして設定されていた。
- ^ 当日は井上尚弥(元WBO世界スーパーフライ級王者)がWBA世界バンタム級王者ジェームス・マクドネルに挑戦する試合が開催される。
出典
[編集]- ^ a b 八重樫東リーチ11センチ差「想定よりも長かった」トリプル世界戦検診 寺地拳四朗「圧倒する」 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年12月20日
- ^ “寺地拳四朗、結婚は?「予定がまったくなくて」父・寺地会長も勧めず「悪い面もある」”. デイリースポーツ online (2021年4月28日). 2021年5月19日閲覧。
- ^ a b c “【BOX】拳四朗、日本Lフライ級防衛&東洋太平洋王座決定戦…8月7日に大内と対戦”. スポーツ報知. 報知新聞社. (2016年6月12日) 2017年4月3日閲覧。
- ^ a b c d “好対照な世界王者 拳四朗×京口紘人対談日本人同士で対戦するなら王座統一戦で”. スポーツナビ (2018年3月8日). 2017年12月12日閲覧。
- ^ a b c “寺地拳四朗が振り返る、ボートレーサーになりたくて始めたボクシングで世界王者になるまで”. web Sportiva (2024年8月30日). 2024年9月1日閲覧。
- ^ “拳四朗V3会見にいとこのボートレーサー是沢孝宏“乱入”「F休みなので」”. デイリースポーツ. (2018年5月26日)
- ^ “拳四朗、王者ロペスに挑戦「絶対勝つ、自信ある」”. ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. (2017年4月3日) 2017年4月3日閲覧。
- ^ “初の兄弟同時優勝 インターハイ岡山の藤田兄弟”. ボクシングニュース「Box-on!」. ボクシングビート. (2009年8月3日) 2017年4月3日閲覧。
- ^ “寺地(奈良朱雀高校出身)優勝 - ボクシング・成年男子ライトフライ級/スポーツ祭東京2013”. 奈良新聞. 奈良新聞社. (2013年10月9日) 2017年4月3日閲覧。
- ^ “寺地がB級プロテスト合格、父子王者目指す”. Boxing News(ボクシングニュース). ボクシングビート. (2014年3月17日) 2017年4月3日閲覧。
- ^ “【スポーツ】君は拳四朗を見たか”. デイリースポーツ. 神戸新聞社. (2015年10月15日) 2017年4月3日閲覧。
- ^ “元アマ王者拳四朗、プロデビュー戦判定勝ち”. Boxing News(ボクシングニュース). ボクシングビート. (2014年8月4日) 2017年4月3日閲覧。
- ^ 大森将平が快勝、拳四朗プロ2戦目TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2014年10月19日
- ^ 2014年10月度ランキング 日本ボクシングコミッション(JBC) 2014年10月28日
- ^ 拳四朗、坂本英生ら初顔 最新日本ランキング Boxing News(ボクシングニュース) 2014年10月28日
- ^ OPBF October Ratings 2014 OPBF公式サイト 2014年11月4日
- ^ 拳四朗、榮拓海らOPBFランキング入り Boxing News(ボクシングニュース) 2014年11月4日
- ^ 竹中良がOPBFフェザー級新王者、5回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2015年8月10日
- ^ 2015年8月度ランキング 日本ボクシングコミッション(JBC) 2015年8月26日
- ^ “拳四朗、3-0判定でユース王座獲得「通過点にすぎない」/BOX”. サンケイスポーツ. 産業経済新聞社. (2015年10月13日) 2017年4月3日閲覧。
- ^ 拳四朗プロ6戦目で日本王者に 堀川との京都対決制す Boxing News(ボクシングニュース) 2015年12月27日
- ^ WBO RANKING JANUARY 2016 WBO公式サイト 2016年1月14日
- ^ 拳四朗、尾川堅一らがWBOランク入り Boxing News(ボクシングニュース) 2016年1月23日
- ^ 内山高志2015年MVP、技能賞は山中、井岡が殊勲賞 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年1月22日
- ^ 京都府城陽市に拳四朗後援会が発足 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年3月3日
- ^ 拳四朗が角谷淳志を圧倒、初回TKOで日本LF級V1 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年4月14日
- ^ a b “拳四朗V2! 国内初の日本&東洋太平洋2冠獲得親子”. ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. (2016年8月7日) 2017年4月3日閲覧。
- ^ “【BOX】拳四朗…3回KO初防衛! 東洋太平洋ライトフライ級”. スポーツ報知. 報知新聞社. (2016年12月8日) 2017年4月3日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “拳四朗が王座返上、4.2日本L・フライ級戦は中止に”. Boxing News(ボクシングニュース). ボクシングビート. (2017年3月22日) 2017年4月3日閲覧。
- ^ Ken dethrones WBC champ Lopez; Japanese boxers sweep all four 108lb belts Fightnews.com 2017年5月20日
- ^ 拳四朗が小差判定で新王者、日本勢がLF級4団体独占 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月20日
- ^ Ken barely defeats ex-champ Guevara; keeps WBC 108lb belt Fightnews.com 2017年10月22日
- ^ 拳四朗が2-0判定勝ち、序盤の劣勢跳ね返しV1 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年10月22日
- ^ 拳四朗がぺドロサを4回TKO WBC・L・フライ級V2 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年12月30日
- ^ Ken Shiro halts Pedroza to keep WBC 108lb belt Fightnews.com 2017年12月31日
- ^ RATINGS WBC公式サイト 2018年1月12日
- ^ 拳四朗がWBC準月間MVP OPBFもランキング発表 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年1月15日
- ^ 拳四朗の防衛戦は5月25日大田区総合体育館に変更 日刊スポーツ 2018年3月8日
- ^ 拳四朗が速攻V3 前王者に2回KO勝ちで“完全決着” Boxing News(ボクシングニュース) 2018年5月25日
- ^ 拳四朗危なげなく4度目防衛「自分のジャブ信じた」 日刊スポーツ 2018年10月7日
- ^ 拳四朗が盤石のV5 4連続KOならずも大差判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2018年12月30日
- ^ “拳四朗が4回TKO勝利「目標は具志堅さん」世界王座13連続防衛へ さらに意欲”. デイリースポーツ. 神戸新聞社: p. 1. (2019年7月12日) 2019年7月12日閲覧。
- ^ 拳四朗の統一戦中止 12.23ペタルコリンとV7戦 リングネームは本名の寺地拳四朗に変更 Boxing News(ボクシングニュース)2019年11月22日
- ^ 寺地拳四朗が盤石のV7 来年こそは統一戦だ! Boxing news(ボクシングニュース)2019年12月23日
- ^ 次戦が暗礁に… ボクシング世界王者 寺地拳四朗が車ボコボコ破壊で警察沙汰 文春オンライン
- ^ 拳四朗が泥酔騒動謝罪「多大なご迷惑を」防衛戦白紙 日刊スポーツ 2020年11月26日
- ^ 村社拓信「ボクシング・寺地拳四朗の防衛戦、泥酔騒動で中止に 週刊誌が報道」『毎日新聞』毎日新聞社、2020年12月2日。2020年12月17日閲覧。
- ^ 寺地拳四朗に3カ月停止、制裁金300万円など処分 日刊スポーツ 2020年12月15日
- ^ 寺地拳四朗が大差判定でWBC・L・フライ級V8 久田哲也は2度目の挑戦及ばず Boxing News(ボクシングニュース)2021年4月24日
- ^ V8王者の寺地拳四朗が王座陥落 矢吹正道 10回TKO勝ちでWBC・L・フライ級王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース)2021年9月22日
- ^ “矢吹正道所属の緑ジム松尾会長はJBCの対応に激怒「対応が違う」”. 日刊スポーツ (2021年10月29日). 2021年12月29日閲覧。
- ^ “寺地拳四朗 陣営がJBCに再抗議「不誠実」WBC王座陥落した矢吹正道戦での故意バッティング主張”. スポーツ報知 (2021年11月9日). 2021年12月29日閲覧。
- ^ “JBCに質問状 WBCから「再戦命令」/矢吹正道-寺地拳四朗の経緯”. 日刊スポーツ (2021年11月16日). 2021年12月29日閲覧。
- ^ “拳四朗VS矢吹正道、再戦へ WBCの再戦命令に両ジム会長が合意も、隠ぺい疑いのJBCに不信感”. スポーツ報知 (2021年11月15日). 2021年12月29日閲覧。
- ^ “王者・矢吹と前王者・寺地が再戦に合意 WBCが命令”. サンスポ (2021年11月15日). 2021年12月29日閲覧。
- ^ “矢吹陣営、JBC釈明に怒り心頭 再戦指令巡る発言に「録音聞いてもらって構わない」”. デイリースポーツ (2021年11月16日). 2021年12月29日閲覧。
- ^ “21年9月矢吹が寺地のV9阻止 10月WBCから「再戦命令」レター/矢吹-寺地の因縁経緯”. 日刊スポーツ (2022年3月19日). 2022年6月14日閲覧。
- ^ 寺地拳四朗が現役続行表明「もう1度王者に返り咲けたら」 63日ぶり会見 日刊スポーツ 2021年11月24日14時38分 (2021年11月24ア閲覧)
- ^ “注目の矢吹正道VS寺地拳四朗戦がABEMAで無料配信決定 3・19因縁の再戦”. 日刊スポーツ (2022年3月10日). 2022年6月13日閲覧。
- ^ スコア付き 寺地拳四朗がWBC・L・フライ級王座返り咲き 攻撃的スタイルで矢吹正道を3回KO Boxing News(ボクシングニュース) 2022年3月19日
- ^ 寺地拳四朗が7回TKO勝ちでL・フライ級2団体統一 京口紘人は見せ場作るも王座陥落 Boxing News(ボクシングニュース) 2022年11月1日
- ^ ワクワクの寺地拳四朗、クールな京口紘人 11.1さいたまSAで国内10年ぶり2団体統一戦 Boxing News 2022年9月14日閲覧
- ^ “寺地拳四朗 4・8世界ライトフライ級3団体統一戦が消滅「まさか、という感じ」…WBO王者がマイコプラズマ肺炎”. スポーツ報知 (2023年3月24日). 2023年3月30日閲覧。
- ^ “【ボクシング】寺地拳四朗が4月8日に有明アリーナでオラスクアガと防衛戦 3団体統一戦から変更”. サンスポ (2023年3月29日). 2023年3月30日閲覧。
- ^ a b “拳四朗を肉薄したオラスクアガ「とても素晴らしい経験になった」 日本のファンにも感謝”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2023年4月8日). 2023年4月8日閲覧。
- ^ a b “寺地拳四朗 オラスクアガと壮絶打ち合いでKO防衛「びっくりするくらい落ちなかった」”. 東スポWEB. 東京スポーツ新聞社 (2023年4月8日). 2023年4月8日閲覧。
- ^ L・フライ級2団体統一王者の寺地拳四朗 新鋭の粘りに苦しみながら9回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2023年4月8日
- ^ 寺地拳四朗が粘るブドラーを9回TKO L・フライ級2団体ベルト防衛で3団体統一戦希望 Boxing News(ボクシングニュース) 2023年9月18日
- ^ 寺地拳四朗が辛くもL・フライ級2団体ベルト守る カニサレスとダウン応酬の激闘2-0判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2024年1月23日
- ^ L・フライ級2団体統一王者 寺地拳四朗タイトル返上 フライ級進出 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年7月17日
- ^ 10月13-14日「Prime Video Boxing10」開催 7大世界戦に那須川天心初タイトル戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2024年8月22日
- ^ 寺地拳四朗、2階級王者に 11回TKOでフライ級転向初戦を飾る 産経新聞 2024年10月13日
- ^ 井上尚弥2年連続2冠 最優秀選手賞と年間最高試合 日刊スポーツ 2020年2月7日
- ^ 井上尚弥MVP、村田諒太が年間最高試合 寺地拳四朗は技能賞初受賞 ボクシング年間表彰一覧 日刊スポーツ 2023年2月8日
- ^ 【関西スポーツ賞】団体にオリックス&大阪桐蔭 個人に蟬川泰果、坂本花織らが受賞 日刊スポーツ 2023年1月24日
- ^ L・フライ級2団体統一王者 寺地拳四朗 リング誌の2022年カムバック賞 Boxing News 2023年1月20日
- ^ “映画『シモキタブレイザー』作品情報”. 映画.com. エイガ・ドット・コム (2023年12月27日). 2023年12月27日閲覧。
関連項目
[編集]- 男子ボクサー一覧
- ボクシング日本王者一覧
- 東洋太平洋ボクシング連盟(OPBF)王者一覧
- 日本のボクシング世界王者一覧
- 世界ボクシング協会(WBA)世界王者一覧
- 世界ボクシング評議会(WBC)世界王者一覧
- リングマガジン世界王者一覧
- 統一世界王者
- ボクシング現王者一覧
外部リンク
[編集]- B.M.Bボクシングジム 拳四朗
- 寺地拳四朗 (@KenshiroooooKen) - X(旧Twitter)
- 寺地拳四朗 (@ken4rot) - Instagram
- 寺地拳四朗の戦績 - BoxRec
前王者 堀川謙一 |
第39代日本ライトフライ級王者 2015年12月27日 - 2017年3月21日(返上) |
空位 次タイトル獲得者 久田哲也 |
空位 前タイトル保持者 ジョナサン・タコニング |
第35代OPBF東洋太平洋ライトフライ級王者 2016年8月7日 - 2017年5月20日(返上) |
空位 次タイトル獲得者 エドワード・ヘノ |
前王者 ガニガン・ロペス |
WBC世界ライトフライ級王者 2017年5月20日 - 2021年9月22日 |
次王者 矢吹正道 |
前王者 矢吹正道 |
WBC世界ライトフライ級王者 2022年3月19日 - 2024年7月15日(返上) |
次王者 N/A |
前スーパー王者 京口紘人 |
WBA世界ライトフライ級スーパー王者 2022年11月1日 - 2024年7月15日(返上) |
次スーパー王者 N/A |
空位 前タイトル保持者 フリオ・セサール・マルティネス |
WBC世界フライ級王者 2024年10月13日 - 現在 |
次王者 N/A |