ユーリ阿久井政悟

リンクを編集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
ユーリ阿久井政悟
基本情報
本名 阿久井政悟
階級 フライ級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1995-09-03) 1995年9月3日（27歳）
出身地 岡山県倉敷市[1]
スタイル オーソドックス[2]
プロボクシング戦績
総試合数 20
勝ち 17
KO勝ち 11
敗け 2
引き分け 1
テンプレートを表示

ユーリ阿久井 政悟（ユーリあくい せいご、本名:阿久井 政悟（あくい せいご）、1995年9月3日[3] [4] - ）は、日本のプロボクサー。岡山県倉敷市出身[3]。第58代日本フライ級王者。倉敷守安ボクシングジム所属。

人物[編集]

リングネームの「ユーリ」は先輩から「顔が元世界王者勇利アルバチャコフに似ている」と言われたことをジム会長に話したことでつけられた[5]。

中学1年生まではサッカーをやっていたが、元プロボクサーの父、叔父の影響でボクシングを始めた[6]。

倉敷翠松高校[3]進学後、2・3年時には国体8強に入り、2年時には後の世界王者田中恒成と対戦経験がある[7]。

2014年、環太平洋大学に進学[3]。

来歴[編集]

2014年4月20日に神戸サンボーホールで末吉悠生とライトフライ級4回戦を戦い、4回3-0（40-36×3）の勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った[8]。

2015年西日本ライトフライ級新人王として、東軍代表細谷大希を相手に5回3-0（48-47×2、49-47）判定勝ちを収めて全日本新人王を獲得した[9]。

その後5連勝して、2017年8月23日に後楽園ホールで中谷潤人と初代日本フライ級ユース王座決定トーナメント決勝戦を行い、6回2分1秒TKO負けを喫してプロ初黒星となった[10]。

そして2018年10月28日にはサントピア岡山総社でWBA世界フライ級11位ジェセイバー・アブシードと対戦し、8回2分17秒TKO負けを喫した[11][12]。

2019年4月28日、サントピア岡山総社で2018年全日本フライ級新人王で、日本フライ級16位の湊義生と対戦し、1回2分45秒TKO勝ちを収めて再起に成功。

2019年10月27日、浅口市天草公園体育館で中谷が返上した日本フライ級王座決定戦で小坂駿と対戦し、1回2分16秒TKO勝ちを収め、王座を獲得した。岡山出身のジムからは、所属ジムの会長である守安竜也以来である[13]。

2020年10月18日、浅口市立天草公園体育館で日本フライ級1位の指名挑戦者である藤北誠也を相手に防衛戦を行い、10回3-0（99-91、98-92、97-93）で判定勝ちを収め、初防衛に成功した[14]。

2021年7月21日、後楽園ホールで日本フライ級6位の桑原拓と対戦し、10回2分49秒TKO勝ちを収め2度目の防衛に成功した[15]。

2022年2月27日、サントピア岡山総社にて日本フライ級1位で日本元フライ級王者粉川拓也と対戦し、10回3-0（100-90×3）判定勝ちを収め、3度目の防衛に成功した[16]。

戦績[編集]

  • アマチュア - 27戦20勝7敗
  • プロ - 20戦17勝2敗1分（11KO）
戦 日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考・会場
1 2014年4月20日 ☆ 4R 判定 3-0 末吉悠生(千里馬神戸) 日本の旗 日本 プロデビュー戦・2014年度西日本ライトフライ級新人王予選
2 2014年9月14日 ☆ 4R 判定 3-0 武藤通隆（勝輝） 日本の旗 日本 2014年度西日本ライトフライ級新人王決勝戦
3 2014年11月9日 △ 4R 判定 1-1 荻堂盛太（平仲BS） 日本の旗 日本 2014年度ライトフライ級新人王戦西軍代表決定戦
4 2015年7月19日 ☆ 1R 1:40 TKO 菖蒲瑠香(渥美) 日本の旗 日本 2015年度西日本ライトフライ級新人王予選
5 2015年9月27日 ☆ 1R 2:42 KO 香美の子岡村ケントキッド（六島） 日本の旗 日本 2015年度西日本ライトフライ級新人王決勝戦
6 2015年11月15日 ☆ 4R 判定 3-0 大城信博（琉球） 日本の旗 日本 2015年度ライトフライ級新人王戦西軍代表決定戦
7 2015年12月20日 ☆ 5R 判定 3-0 細谷大希 (角海老宝石) 日本の旗 日本 2015年度全日本ライトフライ級新人王決勝戦
8 2016年4月3日 ☆ 1R 0:45 KO 山地秀明（広拳） 日本の旗 日本
9 2016年10月2日 ☆ 3R 1:30 TKO 内野々大叶(ウエスタン延岡) 日本の旗 日本
10 2016年12月3日 ☆ 1R 2:03 TKO 大野兼資（帝拳） フィリピンの旗 フィリピン
11 2017年4月16日 ☆ 1R 0:31 KO スターボール・トーシリトゥーム タイ王国の旗 タイ
12 2017年5月16日 ☆ 1R 1:33 TKO 大保龍斗 (横浜さくら) 日本の旗 日本 初代日本フライ級ユース王座決定トーナメント準決勝
13 2017年8月23日 ★ 6R 2:01 TKO 中谷潤人（M.T） 日本の旗 日本 初代日本フライ級ユース王座決定トーナメント決勝戦
14 2018年4月8日 ☆ 1R 1:32 TKO 矢吹正道（緑） 日本の旗 日本
15 2018年10月28日 ★ 8R 2:17 TKO ジェイセヴェー・アブシード フィリピンの旗 フィリピン
16 2019年4月28日 ☆ 1R 2:45 TKO 湊義生（JM加古川） 日本の旗 日本
17 2019年10月27日 ☆ 1R 2:16 TKO 小坂駿（真正） 日本の旗 日本 日本フライ級王座決定戦
18 2020年10月18日 ☆ 10R 判定 3-0 藤北誠也（三迫） 日本の旗 日本 日本王座防衛1
19 2021年7月21日 ☆ 10R 2:49 KO 桑原拓（大橋） 日本の旗 日本 日本王座防衛2
20 2022年2月27日 ☆ 10R 判定 3-0 粉川拓也（角海老宝石） 日本の旗 日本 日本王座防衛3
テンプレート

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 倉敷出身ファイター２人が故郷に錦　阿久井は初回KOで次戦に弾み　国崇が貫禄勝ちで世界二冠 産経WEST 2017年4月18日
  2. ^ BoxRecレーティング　【国内／男子】フライ級 （50.80 kg以下） BOXINGアンテナ
  3. ^ a b c d “阿久井政悟”. 阿久井政悟 facebook. 2019年3月9日閲覧。
  4. ^ ボクシングジム詳細 ジム所属選手一覧 J.BOX WEST
  5. ^ 無敗の日本ランカーで父子鷹でオタクのユーリが銀河の英雄を目指す件 スポニチ 2016年12月9日
  6. ^ 銀河系ボクサー　ユーリ阿久井政悟　世界ランカー打倒へ A-SIGN 2018年10月17日
  7. ^ ユーリ阿久井政悟、世界ランカー倒して被災地に元気届ける。２８日に地元岡山で挑戦 スポーツ報知 2018年10月15日
  8. ^ 2014年4月試合結果 日本ボクシングコミッション
  9. ^ 全日本新人王決定戦　東軍が勝ち越し、MVP市村蓮司 Boxing News（ボクシングニュース） 2015年12月20日
  10. ^ 中谷潤人が阿久井に圧勝、ユース初代王座MVPも獲得 Boxing News（ボクシングニュース） 2017年8月23日
  11. ^ ユーリ阿久井は8回TKO負け　世界ランカーに及ばず Boxing News（ボクシングニュース） 2018年10月29日
  12. ^ 【ボクシング】ユーリ阿久井、世界ランク入りならず地元岡山でアブシードに無念のＴＫＯ負け ボクシング・マガジン編集部 2018年10月28日
  13. ^ ユーリ阿久井が初回TKO勝ち　日本フライ級新王者 Boxing News（ボクシングニュース）2019年10月27日
  14. ^ ユーリ阿久井政悟が日本フライ級初防衛成功 Boxing News（ボクシングニュース）2020年10月18日
  15. ^ ユーリ阿久井政悟が劇的最終回TKO勝ち　無敗の桑原拓を退け日本フライ級V2 Boxing News（ボクシングニュース）2021年7月21日
  16. ^ ユーリ阿久井政悟が日本フライ級V3　古豪粉川にフルマークで世界挑戦に意欲 Boxing News（ボクシングニュース）2022年2月27日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

空位
前タイトル保持者
中谷潤人 		第58代日本フライ級王者

2019年10月27日 - 現在

次王者
N/A
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ユーリ阿久井政悟&oldid=93616543」から取得