カルロス・クアドラス

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この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はクアドラス第二姓(母方の)はキロアです。
カルロス・クアドラス
基本情報
本名 カルロス・ロベルト・クアドラス・キロア
通称 Principe(貴公子)
Sinaloense(シナロアの人)
階級 スーパーフライ級
身長 164cm
リーチ 167cm
国籍 メキシコの旗 メキシコ
誕生日 1988年8月24日(28歳)
出身地 シナロア州グアムチル
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 37
勝ち 35
KO勝ち 27
敗け 1
引き分け 1
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カルロス・クアドラスCarlos Cuadras、男性、1988年8月24日 - )は、メキシコプロボクサー。第25代WBC世界スーパーフライ級王者。シナロア州グアムチル出身。メキシコのボクサーに多くみられるファイタースタイルではなく、堅実な試合運びをしつつチャンスがあれば強打を畳みかけるスタイル。かつてのトレーナーは第12代WBC世界スーパーフライ級王者ホセ・ルイス・ブエノと日本人トレーナーの田中繊大、現在は第13代IBF世界スーパーフェザー級王者ロベルト・ガルシア[1]。プロモーターはプエブロ所属だがマッチメイクは帝拳ジムと所属のプエブロの共同で行っている。大手通信会社テルメックスの奨学生。

来歴[編集]

アマチュア時代[編集]

2005年国際ジュニアオリンピックバンタム級金メダル獲得。

2007年リオ・デ・ジャネイロで行われたパンアメリカン競技大会のバンタム級(54kg)で金メダルを獲得した実績がある[2]

2007年、アメリカのシカゴで開催された2007年世界ボクシング選手権大会にバンタム級(54kg)で出場するが2回戦で敗退した[3]

アマチュア時代の戦績は160戦140勝20敗。

プロ時代[編集]

2008年5月31日、プロデビュー。初回TKO勝ちで白星でデビュー戦を飾った。

2008年10月16日、日本のリングに初登場。東京都代々木体育館で試合を行い2回2分48秒TKO勝ち。この試合から帝拳と契約を交わした。

2009年3月12日、5か月振りの日本登場を後楽園ホールでセクシス・ポー・ティチマと対戦し初回1分50秒TKO勝ち。

2009年4月4日、アルツロ・カマルゴと対戦し初回にクアドラスがキャリア初ダウンを奪われるもその後クアドラスはダウンをカマルゴから3度奪い返して3ダウンルール適用でストップがかかった。初回2分55秒TKO勝ち。

2010年2月20日、オズワルト・ロドリゲスとWBCインターナショナルスーパーフライ級ユース王座決定戦を行い、5回2分12秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2010年11月26日、名古屋市日本ガイシホール長谷川穂積粟生隆寛の前座でサクチャイ・ソータナピニョと対戦し、初回1分45秒TKO勝ちを収めた。

2011年4月8日、神戸市ワールド記念ホールでフィッサヌテープ・チャイヨンジムと対戦し、2回2分42秒TKO勝ちを収めた。

2011年9月24日、WBO世界スーパーフライ級10位のジョニー・ガルシアとWBCアメリカ大陸スーパーフライ級王座決定戦を行い、2回1分57秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2012年9月29日、ソノラ州エルモシージョエスタディオ・エクトル・エスピーノ・ゴンザレスでWBC世界スーパーフライ級シルバー王座決定戦をロナルド・バレラと行い、7回TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2012年11月24日、フェルナンド・ルマカドと対戦し、3回にボディフックでカウントアウト寸前まで追い詰めると4回にダウンを追加。その後はストップ寸前まで追い詰めるも倒しきれ12回ず3-0(116-110、2者が118-108)の判定勝ちを収めWBCシルバー王座の初防衛に成功した。

2013年3月2日、タマウリパス州リオ・ブラボでビクトル・サラタと対戦し、7回2分33秒TKO勝ちを収めWBCシルバー王座の2度目の防衛に成功した。

2013年11月にタイで行われたWBC総会でWBC世界スーパーフライ級王者シーサケット・ソー・ルンヴィサイとの指名試合が発令された。

2013年12月31日、大田区大田区総合体育館でソンセーンレック・ポスワンジムと対戦し2回2分22秒TKO勝ちを収めた。

2014年1月、シーサケット擁するナコンルアンとクアドラス擁する帝拳とプエブロの間で行われた交渉で両者が譲らず入札に持ち込まれ帝拳とプエブロが興行権を落札したため、5月にメキシコで指名試合の開催が正式に決定した。

2014年5月31日、メキシコシティイスタカルコのサラ・デ・アルマス・アグスティン・メルガでWBC世界スーパーフライ級王者シーサケット・ソー・ルンヴィサイと対戦し、8回3-0(78-73、77-74、77-75)の負傷判定勝ちを収め、王座獲得に成功した[4]

2014年9月20日、シナロア州グアムチルのエスタディオ・デ・ベイスボルでWBC世界スーパーフライ級11位で元WBC世界フライ級王者ソニー・ボーイ・ハロと対戦する予定だったが、ビザが下りず3位のホセ・サルガドに変更して行い、偶然のバッティングによりサルガドの左目下がカットし試合続行不可能となり、4回負傷引き分けたがWBC世界スーパーフライ級王座の初防衛に成功した[5]

2014年11月13日、アメリカデビュー戦としてワシントンD.C.ワシントンヒルトンでソニー・ボーイ・ハロと対戦する予定だったが再びビザが下りず、代わりにWBC世界スーパーフライ級15位のマービン・マバイトと対戦し、6回36秒TKO勝ちを収めWBC世界スーパーフライ級王座の2度目の防衛に成功した[6]

2015年4月4日、メヒコ州メテペクで元WBA世界フライ級王者でWBC世界スーパーフライ級1位のルイス・コンセプシオンと対戦し、12回3-0(2者が117-111、118-110)の判定勝ちを収めWBC世界スーパーフライ級王座の3度目の防衛に成功した[7]

2015年8月15日、シナロア州グアムチルのエスタディオ・デ・ベイスボル・アルベルト・ベガ・チャベスで世界スーパーフライ級13位のディクソン・フローレスと対戦し、5回1分11秒TKO勝ちを収めWBC世界スーパーフライ級王座の4度目の防衛に成功した[8]。試合後WBCから前王者でWBC世界スーパーフライ級シルバー王者シーサケットとのリマッチを発令した。

2015年11月、WBCの年次総会でWBC世界スーパーフライ級1位シーサケット・ソー・ルンヴィサイと指名戦を行うよう指令が発令された[9]

2015年11月28日、世界王者になって初めての日本のリング登場。仙台市ゼビオアリーナ仙台で元WBA世界フライ級暫定王者でWBC世界スーパーフライ級2位の江藤光喜と対戦し、12回3-0(2者が117-111、116-112)の判定勝ちを収めWBC世界スーパーフライ級王座の5度目の防衛に成功した[10]

2016年4月23日、ロスモチスのセントロ・デ・ウソス・ムルティプレスでWBC世界スーパーフライ級14位のリッチー・メプラナムと対戦し、メプラナムの8回終了時棄権によりWBC世界スーパーフライ級王座の6度目の防衛に成功した[11][12]

2016年9月10日、カリフォルニア州イングルウッドザ・フォーラムHBOデビュー戦として同じ帝拳門下のWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレスと対戦し、プロ初黒星となる12回0-3(112-116、113-115、111-117)の判定負けを喫しWBC世界スーパーフライ級王座の7度目の防衛に失敗、王座から陥落した[13][14]

2016年10月13日、WBCは最新ランキングを発表し、上述のゴンサレス戦に敗れ王座から陥落したクアドラスをWBC世界スーパーフライ級1位にランクインした[15][16]

戦績[編集]

  • アマチュアボクシング:160戦140勝20敗
  • プロボクシング:37戦35勝 (27KO) 1敗1分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2008年5月31日 1R TKO マルコ・トゥーリサ メキシコの旗 メキシコ プロデビュー戦
2 2008年6月14日 1R KO ダビド・ラミレス メキシコの旗 メキシコ
3 2008年7月16日 1R 0:26 KO アンプロシオ・マルチネス メキシコの旗 メキシコ
4 2008年8月30日 4R 0:10 TKO ナハム・セロン メキシコの旗 メキシコ
5 2008年10月26日 2R 2:48 TKO 又吉康幸 (沖縄ワールドリング) 日本の旗 日本
6 2008年12月20日 2R 1:16 TKO ロドルフォ・ガライ メキシコの旗 メキシコ
7 2009年3月12日 1R 1:50 KO セクシット・ポー・ティティマ タイ王国の旗 タイ
8 2009年4月4日 1R 2:55 TKO アルツロ・カマルゴ メキシコの旗 メキシコ
9 2009年6月27日 1R 1:31 KO ヘスス・セハ メキシコの旗 メキシコ
10 2009年8月23日 6R 0:27 TKO ホシマール・オリバエス メキシコの旗 メキシコ
11 2009年9月26日 1R KO ホセ・ルイス・アマド メキシコの旗 メキシコ
12 2009年10月24日 2R KO ウンベルト・モラレス メキシコの旗 メキシコ
13 2009年11月20日 2R 1:46 KO ミゲル・ティケ メキシコの旗 メキシコ
14 2009年12月16日 8R 判定3-0 パウリノ・ビシャロボス メキシコの旗 メキシコ
15 2010年2月20日 5R 2:12 TKO オスワルド・ロドリゲス メキシコの旗 メキシコ WBCインターナショナルスーパーフライ級ユース王座決定戦
16 2010年3月20日 8R 判定2-1 アルベルト・チュク メキシコの旗 メキシコ
17 2010年6月5日 1R KO ナハム・セロン メキシコの旗 メキシコ
18 2010年8月6日 5R 1:55 TKO ホセ・バレロ メキシコの旗 メキシコ
19 2010年11月26日 1R 1:45 KO サクチャイ・ソータナピニョ タイ王国の旗 タイ
20 2011年4月8日 2R 2:42 TKO フィッサヌテープ・チャイヨンジム タイ王国の旗 タイ
21 2011年6月17日 10R 判定3-0 アルマンド・サントス メキシコの旗 メキシコ WBCインターナショナルユース防衛1
22 2011年9月24日 2R 2:57 TKO ジョニー・ガルシア メキシコの旗 メキシコ WBCアメリカ大陸スーパーフライ級王座決定戦
23 2011年11月7日 6R 1:52 TKO アルベルト・チュク メキシコの旗 メキシコ
24 2012年3月31日 10R 判定3-0 ウンベルト・モラレス メキシコの旗 メキシコ
25 2012年6月16日 5R 1:59 KO ハビエル・フランコ メキシコの旗 メキシコ WBCアメリカ大陸防衛1
26 2012年9月29日 7R TKO ロナルド・バレラ コロンビアの旗 コロンビア WBC世界スーパーフライ級シルバー王座決定戦
27 2012年11月24日 12R 判定3-0 フェルナンド・ルマカド フィリピンの旗 フィリピン WBCシルバー防衛1
28 2013年3月2日 7R 2:33 TKO ビクトル・サレタ メキシコの旗 メキシコ WBCシルバー防衛2
29 2013年12月31日 2R 2:22 TKO ソンセーンレック・ポスワンジム タイ王国の旗 タイ
30 2014年5月31日 8R 負傷判定3-0 シーサケット・ソー・ルンヴィサイ タイ王国の旗 タイ WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ
31 2014年9月20日 4R 2:28 負傷 ホセ・サルガド メキシコの旗 メキシコ WBC防衛1
32 2014年11月13日 6R 0:36 TKO マービン・マバイト フィリピンの旗 フィリピン WBC防衛2
33 2015年4月4日 12R 判定3-0 ルイス・コンセプシオン パナマの旗 パナマ WBC防衛3
34 2015年8月15日 5R 1:11 TKO ディクソン・フローレス ニカラグアの旗 ニカラグア WBC防衛4
35 2015年11月28日 12R 判定3-0 江藤光喜 (白井・具志堅) 日本の旗 日本 WBC防衛5
36 2016年4月23日 8R終了 TKO リッチー・メプラナム フィリピンの旗 フィリピン WBC防衛6
37 2016年9月10日 12R 判定0-3 ローマン・ゴンサレス ニカラグアの旗 ニカラグア WBC陥落

獲得タイトル[編集]

  • WBCインターナショナルスーパーフライ級ユース王座
  • WBCアメリカ大陸スーパーフライ級王座
  • WBC世界スーパーフライ級シルバー王座
  • 第25代WBC世界スーパーフライ級王座(防衛6)

脚注[編集]

  1. ^ クアドラスがロバート・ガルシア氏に弟子入り Boxing News(ボクシングニュース) 2015年10月22日
  2. ^ 15.Panamerican Games - Rio de Janeiro, Brazil - July 20-28 2007”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年8月12日閲覧。
  3. ^ 14.World Championships - Chicago, USA - October 23 - November 3 2007”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年8月7日閲覧。
  4. ^ クアドラスも負傷判定で戴冠、WBC・S・フライ級 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年6月1日
  5. ^ クァドゥラス、4回負傷ドローで初防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年9月21日
  6. ^ クアドラスが6回TKOでV2、WBC・S・フライ級戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年11月14日
  7. ^ クアドラスが快勝 WBC・S・フライ級V3 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年4月5日
  8. ^ クアドラス5回TKOでV4 WBC・S・フライ級 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年8月16日
  9. ^ WBC outlines status of each world title at convention”. ESPN.com (2015年11月5日). 2015年11月19日閲覧。
  10. ^ 江藤光喜は王座奪取ならず、クアドラスに判定負けBoxing News(ボクシングニュース) 2015年11月28日
  11. ^ Cuadras to defend WBC super flyweight beltfightnews.com 2016年3月11日
  12. ^ クアドラスがV6、メプラナムに8回終了TKO勝ちBoxing News(ボクシングニュース) 2016年4月24日
  13. ^ “Chocolatito” super flyweight invasion successful, Cuadras dethroned Fightnews.com 2016年9月10日
  14. ^ ロマゴン4階級制覇、激闘でクアドラスに3-0勝利 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年9月11日
  15. ^ RATINGS WBC公式サイト 2016年10月13日
  16. ^ 丸田陽七太らWBCランク入り、陥落のクアドラス1位 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年10月14日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
シーサケット・ソー・ルンヴィサイ
第25代WBC世界スーパーフライ級王者

2014年5月31日 - 2016年9月10日

次王者
ローマン・ゴンサレス