心を開いて

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心を開いて
ZARDシングル
初出アルバム『TODAY IS ANOTHER DAY
B面 Change my mind
リリース
規格 8cm CD(オリジナル盤)
12cm CD(再発現行盤)
ジャンル J-POP
レーベル B-Gram RECORDS
作詞・作曲 坂井泉水
織田哲郎
栗林誠一郎
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1996年5月度月間9位(オリコン)
  • 1996年6月度月間10位(オリコン)
  • 1996年度年間32位(オリコン)
  • ZARD シングル 年表
    マイ フレンド
    (1996年)
    心を開いて
    (1996年)
    Don't you see!
    (1997年)

    ミュージックビデオ
    「心を開いて」 - YouTube
    TODAY IS ANOTHER DAY 収録曲
    ZARD BLEND 〜SUN&STONE〜 収録曲
    Golden Best 〜15th Anniversary〜 収録曲
    ZARD Request Best 〜beautiful memory〜 収録曲
    ZARD Forever Best 〜25th Anniversary〜 収録曲
    ZARD BLEND II 〜LEAF&SNOW〜 収録曲
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    心を開いて」(こころをひらいて)は、ZARDの18作目のシングル

    概要[編集]

    • ポカリスエットのCMソングとして使用され、自身の曲では「揺れる想い」(1993年)以来2度目のタイアップとなった。
    • ゴールデンウィーク中の物流事情により、前週5月1日に入荷された上で販売が行われていた。この件は、当時B-GramのメッセージサービスB-VOICEで告知されていた。
    • 歴代ポカリスエットのCMソングとして使用されたDEENの「瞳そらさないで」、FIELD OF VIEWの「突然」も坂井の詞提供作品であり、いずれもセルフカバーしている。
    • ミキシングは、B'zの「Real Thing Shakes」のプロデュースのために来日していた、レッド・ツェッペリンなどのエンジニアを務めたアンディ・ジョーンズによるものである。アンディは、『TODAY IS ANOTHER DAY』収録の「眠り」や、2005年発売の『君とのDistance』収録の「月に願いを」でもミキシングを担当した。
    • PVは外国人の子供(男女)が浜辺ではしゃぐシーンと、サビの一部を歌唱するシーンを織り交ぜた1コーラスのみのPVが発表されていたが、坂井の死後、モナコシドニーで撮影された映像を再編集した完全版が発表された。
    • シングルジャケットは揺れる想いなどと同様、坂井が好きだった青が使用された。

    チャート成績[編集]

    • 初登場1位(初動33.9万枚)、累計枚数は74.7万枚を記録した。ZARDのシングル作品では9番目のヒット曲となっている。

    収録曲[編集]

    1. 心を開いて
      作詞:坂井泉水
      作曲:織田哲郎
      編曲:池田大介
      • 大塚製薬「ポカリスエット」CMソング
      • コーラスは川島だりあ、生沢佑一。
      • 元々は「揺れる想い」の頃に既にデモテープが存在し、お蔵入りになっていたのを発表したと言われる[1]。ZARDのシングル表題曲では初の池田大介単独による編曲。2007年に行われたファン投票では6位となり、ベストアルバムZARD Request Best 〜beautiful memory〜』にはライブバージョンが収録された。
      • 坂井によると「4年ぐらい前からずっとお取り置きになっていたデモテープを、制作スタッフが見つけてきてくれて…。」「イントロのピアノ・メロを、皆で考えたりして、最終的にそれをアレンジャーの池田大介さんにまとめてもらいました。」と語っている[注 2]
      • 作曲者の織田哲郎は「見事なまでに何の奇もてらっていない一番素朴なメロディで、坂井さんの歌詞も何一つ奇をてらっていないので、普通のディレクターだと度胸が要るので良い曲だけどちょっと地味じゃないかと言われて終わっちゃうことが多いが、よくぞこういう形(ポカリスエットタイアップのシングル)で使っていただいたなととても嬉しく思います」と後に語っている。
      • 元FIELD OF VIEWの浅岡雄也が、ZARDの楽曲で一番好きだと評した曲。
      • タイトルは「ほんのちょっと心を開いたら人に対しても違った見方ができるのでは」という思いからつけられた。
      • アンディ・ジョーンズが手掛けたコンピューターで打ち込んだデジタルのドラムスは、躍動感がある仕上がりになっている。[2]
    2. Change my mind
      作詞:坂井泉水
      作曲:栗林誠一郎
      編曲:葉山たけし
      • 歌詞の内容は三角関係での人間模様。栗林作品特有の繊細なメロディが印象的な楽曲。
    3. 心を開いて(オリジナルカラオケ)
    4. Change my mind(オリジナルカラオケ)

    楽曲の収録アルバム[編集]

    脚注[編集]

    1. ^ BEST OF BEST 1000 織田哲郎』のライナーノーツではMi-Ke用に製作されていたとある
    2. ^ ZARD 坂井泉水を救急車で運んだ時、スタッフが本名、年齢を知らず… 2017年8月12日閲覧。
    1. ^ 2003年までの旧基準での認定。
    2. ^ Golden Best 〜15th Anniversary〜』付属、坂井談による『Golden History 1991〜2006』より