〈古典部〉シリーズ

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〈古典部〉シリーズ
ジャンル 日常の謎青春ミステリ
小説
著者 米澤穂信
出版社 角川書店
掲載誌 ザ・スニーカー野性時代
レーベル 角川スニーカー文庫角川文庫
掲載号 ザ・スニーカー:2002年4月号
野性時代:37号 - 45号(奇数号)、
56号、105号、120号
連載期間 野性時代:72号 - 77号
刊行期間 2001年10月 -
巻数 既刊5巻(2012年6月現在)
その他 作者のデビュー作のシリーズ
アニメ:氷菓
原作 米澤穂信
監督 武本康弘
シリーズ構成 賀東招二
キャラクターデザイン 西屋太志
音楽 田中公平
アニメーション制作 京都アニメーション
製作 神山高校古典部OB会
放送局 放送局参照
放送期間 2012年4月 - 9月
話数 全22話+OVA1話
漫画:氷菓
原作・原案など 米澤穂信(原作)
西屋太志(キャラクター原案)
作画 タスクオーナ
出版社 角川書店
掲載誌 月刊少年エース
レーベル 角川コミックス・エース
発表号 2012年3月号 -
発表期間 2012年1月26日 -
巻数 既刊5巻(2013年9月現在)
テンプレート - ノート 
ウィキプロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

〈古典部〉シリーズ』(こてんぶシリーズ)は、米澤穂信推理小説シリーズ角川書店より2001年10月から刊行されている。

概要[編集]

文化系部活動が活発なことで有名な進学校・神山高校で「古典部」という廃部寸前の部活に入部した男女4人が、学校生活に隠された謎に挑む、「日常の謎」に分類されるシリーズ。基本的に、主人公であり探偵役でもある折木奉太郎の一人称で語られる。

ライトノベルの新人賞である角川学園小説大賞のヤングミステリー&ホラー部門で奨励賞を受賞し、角川スニーカー文庫のサブレーベルである<スニーカー・ミステリ倶楽部>から刊行された著者のデビュー作『氷菓』から連なるシリーズ(『氷菓』は第1回配本)。2作目『愚者のエンドロール』も同レーベルで刊行されたものの、<スニーカー・ミステリ倶楽部>の企画が頓挫し、続編が出せない状態となった。しかしその後、米澤が別の出版社で発表した『さよなら妖精』が高い評価を受けたため、2005年にシリーズ3作目『クドリャフカの順番』が角川書店から単行本四六判)で刊行され、同時に『氷菓』と『愚者のエンドロール』も角川文庫から新装丁で刊行された。以降、シリーズ作品はまず単行本で刊行され、後に文庫化されている(詳しくは既刊参照)。

シリーズの舞台である神山市は、「中部地方にあると推定される緑豊かな地方都市」とされている[1]。アニメ版の舞台のロケハンは、主に作者の出身地である岐阜県高山市で行われた[2]十六銀行は、ファンの「聖地巡礼」による高山市内への観光客を年間15万人と想定し、岐阜県内への経済効果は21億円と算出した[3]。2013年2月1日には、アニメのモデルとなった場所を案内する高山市公式ガイドマップが1万枚制作され、市役所や市内の観光案内所等で配布されている[4]

シリーズは奉太郎が高校を卒業するまで続く予定[5]

既刊[編集]

氷菓
2001年10月31日 角川スニーカー文庫 ISBN 4-04-427101-1 のち 角川文庫 ISBN 978-4-04-427101-5
シリーズ第1弾。古典部に入部した省エネ主義者・折木奉太郎は、同じく入部した千反田えるに振り回されて日常の謎を解く内に、文集「氷菓」に秘められた33年前の真実に迫ることになる。
愚者のエンドロール
2002年7月31日 角川スニーカー文庫 ISBN 4-04-427102-X のち 角川文庫 ISBN 978-4-04-427102-2
シリーズ第2弾。8月下旬の夏休み、3人の探偵志願者の推理を交えながら古典部が2年F組の未完成のミステリー映画の結末とその裏の真意を探っていく。
クドリャフカの順番
単行本:2005年6月30日 角川書店 ISBN 4-04-873618-3 / 文庫:2008年5月24日 角川文庫 ISBN 978-4-04-427103-9
シリーズ第3弾。高校1年生秋の神山高校文化祭(通称:カンヤ祭)の3日間の出来事が描かれる。学内での連続盗難事件「十文字事件」に古典部が挑む。
遠まわりする雛
2007年10月3日 角川書店 ISBN 978-4-04-873811-8 / 2010年7月24日 角川文庫 ISBN 978-4-04-427104-6
シリーズ第4弾で初の短編集。古典部の部員4人の高校入学当初から翌年の春休みまでの1年間を、時系列に沿い、前3作のストーリー間を補完するような形で進行していく。
ふたりの距離の概算
2010年6月25日 角川書店 ISBN 978-4-04-874075-3 / 2012年6月22日 角川文庫 ISBN 978-4-04-100325-1
シリーズ第5弾。本作から古典部は高校2年生に進級。5月のマラソン大会「星ヶ谷杯」の20kmの距離を走りながら、奉太郎は古典部に仮入部した1年生の大日向が入部を辞退した理由をあらゆる出来事を回想しながら探っていく。
未収録短編
  • 連峰は晴れているか(初出:『小説 野性時代』56号)
  • 鏡には映らない(初出:『小説 野性時代』105号)
  • 長い休日(初出:『小説 野性時代』120号)

英題[編集]

<スニーカー・ミステリ倶楽部>の作品は別途英題が付けられることになっており、角川文庫に移籍後も表紙に英題が書かれている(この際『氷菓』の英題は「HYOUKA」から「You can't escape」に変更されたが、さらに2012年3月31日発行の第28版から「The niece of time」に変更された)。単行本で出版された作品についても、文庫化の際に英題が付けられている。

  1. 氷菓 - 「HYOUKA」(氷菓)→「You can't escape」(あなたは逃れられない)→「The niece of time」(時の姪)[注 1]
  2. 愚者のエンドロール - 「Why didn't she ask EBA?」(なぜ、江波に頼まなかったのか?)[注 2]
  3. クドリャフカの順番 - 「Welcome to KANYA FESTA!」(カンヤ祭へようこそ!)
  4. 遠まわりする雛 - 「Little birds can remember」(雛は忘れない)[注 3]
  5. ふたりの距離の概算 - 「It walks by past」(過去歩く)[注 4]

装幀[編集]

2012年6月現在、文庫版すべておよび単行本『遠まわりする雛』は「岩郷重力+WONDER WORKZ。」が装丁を担当している。単行本『クドリャフカの順番』は「遊空龍+WONDER WORKZ。」、単行本『ふたりの距離の概算』は「岩郷重力+WONDER WORKZ。+K・S」名義となっている。

カバー装画の担当は、スニーカー文庫版『氷菓』が上杉久代、同じくスニーカー文庫版『愚者のエンドロール』が高野音彦、単行本『ふたりの距離の概算』が北沢平祐

2012年のアニメ化にあわせて、角川文庫の既刊4巻は、アニメデザインのキャラクターが大きく描かれた超特大ブックカバーと同じ大きさ)が巻かれて発売されている(帯の裏にはアニメの設定資料が掲載されている)。また、2012年6月に発売された文庫版『ふたりの距離の概算』は、裏面にアニメのイラストが描かれたリバーシブルカバーとなっている。どちらも京都アニメーション描き下ろし、期間限定仕様。

登場人物[編集]

登場人物の学年は、特記ない限り奉太郎たちが1年生の時点のもの。

古典部[編集]

古典部員の設定・性格は、シャーロック・ホームズシリーズにおけるホームズを奉太郎、依頼人をえる、ワトスンを里志、レストレードを摩耶花と当てはめて作られた[6]

折木 奉太郎おれき ほうたろう
シリーズの主人公。神山高校の男子生徒。1年B組→2年A組所属。鏑矢中学校出身。身長172cm。
「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする省エネ主義者。その性格ゆえ、校内の部活動にも特に興味を示さなかったが、姉からの勧め(脅迫)をきっかけに廃部寸前だった古典部に入部する。そこで出会った千反田えるに推理力を見込まれ、しばしば成り行きで探偵役を務めることになる。積極的に行動して解決することはなく、その場の状況と手がかりから脳内で推理を組み立て解決していくスタイルであり、考え込む際には前髪をいじる。幾つかの「事件」を解決したことで周囲から賞賛を得るも、本人はそれがただの運、あるいは閃きによるものにすぎないとしている。心中でしばし「さいですか」とぼやく癖がある。
自身の省エネ主義ゆえに人間関係は基本的に淡白で、人づきあいが悪いわけではないが良いわけでもない。性根は優しいと千反田えるからは評されている。親友の福部里志ともお互いの家に遊びに行く仲ではなく、とりとめのない会話を学校・下校中にする程度であった。しかし千反田えるに振り回されるように事件を解決していく中、高1の春休みの生きびな祭での事件にて、えるへの好意を自覚した。
学業成績は平均点レベルで、雑学などの教養はやや乏しく、時に勘違いした発言や行動をすることがある。部室ではおとなしく読書していることが多い。あまりミステリーは読まず、自室には姉の残した本もある[7]
父親・姉と同居しているが、作中で母親の存在は描かれていない。
千反田 えるちたんだ える
シリーズのメインヒロイン。神山高校の女子生徒。1年A組→2年H組所属。33年前の古典部部長であり、10年前マレーシアに渡航後、7年前にインドのベンガル地方で消息を絶った伯父・関谷 純せきたに じゅんとの古典部に纏わる過去を思い出したいという「一身上の都合」により古典部へ入部し、部長も務める。「豪農」千反田家の一人娘であり、地元の「生き雛祭り」の生き雛も務める。印地中学校出身。身長160cm。
お嬢様らしい整った清楚な容姿と、それにそぐわない活発な瞳を併せ持つ。普段は穏やかな物腰で言葉遣いも丁寧だが、ひとたび日常の中の些細な違和感や興味を引かれることを見つけると、大きな瞳を輝かせて好奇心の権化と化す。口癖は「わたし、気になります」。好奇心の強さゆえに、奉太郎ら周囲にいる人間を巻き込むことも多いが、他人の感情に土足で踏み込むようなことはせず、ある程度の節度はわきまえている。
成績優秀で料理も上手。嗅覚、視覚など五感に優れ、記憶力もよく人の名前を覚えるのが得意だが、やや鈍感な所があり、奉太郎達が何かに気付いた時でも一人察しないことがある。本人は無自覚だがパーソナルスペースが狭い。また、結論を先走って途中の説明を飛ばしてしまう癖がある。
福部 里志ふくべ さとし
神山高校1年D組の男子生徒。奉太郎の親友で、彼につられて古典部に入部する。手芸部を兼部し、総務委員会にも所属している。鏑矢中学校出身。身長160cm。
一般男子としては背は低めで、遠くから見れば女性にも見まごう外見だが、サイクリングが趣味で脚力はかなり鍛えられている。笑ったような表情をいつも崩さない。雑学に長け、現代史から推理小説まで広範な知識を持つことから、自ら「データベース」と自認するが、自分から推論を組み立てるようなことはほとんどせず、「データベースは結論を出せない」が口癖。他にも「ジョークは即興に限る、禍根を残せば嘘になる」の持論をモットーとしている。また、学業には興味がないため、成績は振るわない。いつも巾着袋を持ち歩いており、その中身は様々。
中学時代は極度の負けず嫌いであり、勝つためには手段を選ばない性格だったが、現在は物事にこだわらず「薔薇色の人生」を謳歌することに努めており、奉太郎にその変化を驚かれている。
摩耶花から求愛を受け続けるも、一貫してはぐらかし続けていたが、1年の春休み頃から付き合うことになった。
2年進級後は総務委員会副委員長に就任している。また、妹が神山高校に進学している。折木によれば妹も変わり者だとのこと。
伊原 摩耶花いばら まやか
神山高校1年の女子生徒。2年進級後は2年C組に所属。漫画研究会と図書委員会に所属していたが、里志の後を追って古典部にも入部。2年進級後に漫画研究会を退部した。鏑矢中学校出身。身長148cm。
背が低く童顔であり、外見の印象は小学生の時とほとんど変わらない。その容姿に似合わず性格は苛烈で、七色の毒舌を持ち、何事にも妥協を許さず他人のミスにも容赦ない。一方で、自らの失敗にも厳しいため、奉太郎によれば「アクは強いが根はいいやつ」。その勤勉な性格から、えるほどではないが学業成績は良い。
奉太郎とは小・中学校の9年間同じクラスだった腐れ縁の仲だが、中学時代のある事件を理由及び消極的な性格の折木に対しての態度はかなり冷たかった。しかし古典部でのいくつかの事件を通じて折木に対する認識を徐々に改めていき、高2の頃に中学時代の事件の真相を知り、折木に謝罪した。いつからかは不明だが、里志に想いを寄せアタックを繰り返し、高2のころから付き合うようになった。奉太郎を「折木」、えるを「ちーちゃん」、里志を「ふくちゃん」と呼ぶ。

古典部を取り巻く人物[編集]

※主に複数回登場した人物のみ記載。

折木 供恵おれき ともえ
奉太郎の姉。神山高校古典部OGで、奉太郎が古典部に入るきっかけを作った。傍若無人な性格であり、奉太郎は頭が上がらない。
世界中を旅して回る大学生で、シリーズ開始当初は中東東欧各地を歴訪中だったが、エアメールや電話等で登場し、しばしば物語において重要な役割を果たす。3作目『クドリャフカの順番』の時点では日本に帰国しており、神山高校の文化祭にも訪れている。
アニメ版では『愚者のエンドロール』と『クドリャフカの順番』の間に挿入されたオリジナルエピソード『持つべきものは』で帰国したが、登場シーンでは顔が映らないような演出がされている。
遠垣内 将司とおがいと まさし
神山高校3年E組の男子生徒。壁新聞部部長(のちに引退)。
実家は市内の中等教育に影響力のある家系。遠垣内家は千反田家とも縁があり、えるとは学外でも面識がある。
入須 冬実いりす ふゆみ
神山高校2年F組の女子生徒。実家は市内で総合病院「恋合病院」を経営する地元の名士。千反田家とは家ぐるみの付き合いがある。
冷厳な雰囲気と威厳を持つ美人で、頭の回転が早く、高い人心掌握能力とリーダーシップを持つことから、生徒間では「女帝」と渾名される。
沢木口 美崎さわきぐち みさき
神山高校2年F組の女子生徒。天文部所属。名前のみの初出は『氷菓』でシリーズには毎回何らかの形でカメオ出演的に登場している。
明朗快活でエキセントリックな変わり者。シニヨンが特徴的で頭陀袋を愛用している。
十文字 かほじゅうもんじ かほ
神山高校1年D組の女子生徒。占い研究会のたった一人の部員にして部長。実家は神山市内にある「荒楠あれくす神社」の名門宮司
碩学で「図書館の新しいヌシ」と里志が評すほど図書館が大好き。さらさらとした髪とフレームの小さいメガネが特徴の大人びた少女。縁あって千反田家とは付き合いがあり、千反田えるとは互いに「える」「かほさん」と呼び合う親しい間柄。里志との仲は普通で、里志には苦手意識を持たれている。

用語[編集]

古典部こてんぶ
奉太郎たちの所属する、神山高校にある文化系の部活。部室は特別棟4階の地学講義室(アニメ版では地学準備室)で、同校の最辺境と言われる場所。奉太郎たちの入部以前は、地学講義室の真下にある3階の生物講義室が部室だった(現在は壁新聞部の部室)。
同校では伝統ある部らしいが、奉太郎たちが入部するまでは3年連続で入部者ゼロの状態であり、廃部寸前となっていた。奉太郎曰く、一体何のためにあるのかよくわからない部活。今のところ、伝統ある文集「氷菓」を文化祭に出すこと以外には、特に決まった活動目的はない。大出(おおいで)という教師が顧問を務めるが、現在のところ名前しか登場していない。
神山高校かみやまこうこう
神山市内にある、奉太郎たちが通う高校。通称「神高」。生徒数は約1000人程度で、地域では進学校で通っているが、特別力を入れている様子はない。文化系の部活が多く活発であり、毎年秋に開催される文化祭が他校と比較して盛況なのが特色。
カンヤさい
神山高校で毎年秋に開催される文化祭の俗称。現在は3日間にわたって行われる。古典部の部員や神山高校の一部の教師は、ある事情からこの「カンヤ祭」という名を伝統的に禁句としている。
新勧祭しんかんさい
神山高校四月中頃の、新入生部活勧誘週間の最後の日の2時間程の狂騒のこと。新勧祭とは「新入生歓迎祭」ではなく「新入生勧誘祭」の略。神山高校は文化系部活が盛んなためにほとんどの部活が部員不足にあえいでおり、勧誘週間の勧誘は壮絶なものとなる。無理強いされて部活に入れられる者も存在するため、「仮入部」と「本入部」の制度が存在し、5月末頃に本入部を提出するか否かで入部が決定される。
星ヶ谷杯ほしがやはい
神山高校で毎年5月末に行われるマラソン大会。20km程の距離を、学校中の生徒が走る。名前は、長距離トラック種目で日本記録を打ち立てた卒業生にちなんでいるとのこと。公道使用許可の関係により雨天時は中止となるが、記録に残っている限りは中止になったことはない。
桁上がりの四名家けたあがりのよんめいか
神山市内の旧名家の中でも特に有名な名家。荒楠神社の十文字家、書肆・百日紅家、豪農・千反田家、山持ちの万人橋家がこれにあたる。市内でこれに対抗できるのは病院長・入須家と教育界の重鎮・遠垣内家ぐらいとされる。
なお、この名称は里志が提唱したものである(家名の最初の文字が、順番に十・百・千・万と桁が上がっていくことから)。

テレビアニメ[編集]

氷菓』(ひょうか)のタイトルで、2012年4月から9月まで独立局他にて放送された。テレビシリーズ22話とOVA1話の全23話構成。

制作を京都アニメーションが手掛け、2003年の『フルメタル・パニック? ふもっふ』および2005年の『フルメタル・パニック! The Second Raid』と同じく、武本康弘が監督、賀東招二がシリーズ構成を担当している。

本作はシリーズを時系列順に構成し、その中で大筋においては原作を踏襲している。最も大きな変更点は時代設定で、原作の2000年から放送年と同じ2012年に変更されている。それに伴い「33年前の真実」が「45年前の真実」となり、関係者の年齢もそれに合わせて変更されている。その他、古典部の部室や登場人物の年齢など、原作から変更されている部分も一部存在する。

放送開始時にはネット上で作画の美しさを評価する声が多く寄せられていた[8]。またBIGLOBEが運営するアニメ総合ポータルサイト「アニメワン」で発表された「2012年春季放送アニメ 人気ランキング」で1位を獲得している[9]

声の出演[編集]

古典部と彼らを取り巻く人物

  • 折木 奉太郎(神山高校1年B組・古典部員) - 中村悠一
  • 千反田 える(神山高校1年A組・古典部部長) - 佐藤聡美
  • 福部 里志(神山高校1年D組・古典部員・総務部員) - 阪口大助
  • 伊原 摩耶花(神山高校1年・古典部員・漫画研究会所属) - 茅野愛衣
  • 折木 供恵(奉太郎の姉・古典部OG) - 雪野五月
  • 遠垣内 将司(神山高校3年E組・壁新聞部部長) - 置鮎龍太郎
  • 入須 冬実(神山高校2年F組) - ゆかな
  • 十文字 かほ(神山高校1年D組・占い研究会部長・「荒楠神社」の娘) - 早見沙織
  • 沢木口 美崎(神山高校2年F組・天文部・自主製作映画広報班) - 伊瀬茉莉也

氷菓編(第1〜5話)

  • 糸魚川 養子(神山高校図書室司書) - 小山茉美

遠まわりする雛編(第6・7話)

  • 尾道(神山高校数学教師) - 山崎たくみ(第6話)
  • 善名 梨絵(民宿「青山荘」の娘・摩耶花の従妹の小学6年生) - 豊崎愛生(第7話)
  • 善名 嘉代(梨絵の妹・小学4年生) - 小倉唯(〃)

愚者のエンドロール編(第8〜11話)

  • 江波 倉子(神山高校2年F組・本郷真由(自主製作映画脚本)の友人) - 悠木碧
  • 中城 順哉(神山高校2年F組・自主製作映画助監督) - 近藤孝行
  • 羽場 智博(神山高校2年F組・自主製作映画小道具係) - 阿部敦
  • 海藤 武雄(神山高校2年B組・自主製作映画出演者) - 小西克幸
  • 杉村 二郎(〃) - 入野自由
  • 山西 みどり(〃) - 小清水亜美
  • 瀬之上 真美子(〃) - 広橋涼
  • 勝田 竹男(〃) - 泰勇気
  • 鴻巣 友里(〃) - 茅原実里
  • 山内(里志のクラスメイト) - 寺島拓篤

クドリャフカの順番編(第12〜17話)

遠まわりする雛編(第22話)

BD・DVD限定版特典CD収録ボイスドラマ

  • 関谷 純(えるの伯父) - 中博史(第3巻)
  • 小木教諭(鏑矢中学校英語教師) - 遊佐浩二(第9巻)

スタッフ[編集]

楽曲[編集]

劇伴[編集]

本編中にはフォーレシシリエンヌ」、バッハG線上のアリア」「無伴奏チェロ組曲」、ベートーヴェン月光」のクラシック曲が使われている。これらは原作者の米澤が作品のイメージの参考曲として挙げたものであり、それを音楽担当の田中公平が編曲して使用された[10][11]。また、この劇伴には伴奏を付け、テンポをはっきりさせてクラシック奏者ではない演奏家に演奏させている[10]

主題歌[編集]

オープニングテーマ
優しさの理由」(第1話 - 第11.5話)
作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 宮崎誠 / 歌 - ChouCho
未完成ストライド」(第13話 - 第22話)
作詞・歌 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 中山真斗
映像では部室でまどろむ奉太郎が幻想の中のガラス越しに自分のいない青春を見つめ、心の波紋を広げる中で、古典部のメンバーに迎えられるシーンが描かれる
第3話、第5話、第9話、第12話、第17話、第21話はオープニングテーマ無し。
エンディングテーマ
まどろみの約束」(第2話 - 第11.5話)
作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 岡本健介 / 歌 - 千反田える(佐藤聡美)、伊原摩耶花(茅野愛衣
ED映像のテーマは「星の王女様」[10]
君にまつわるミステリー」(第12話 - 第22話)
作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 高田暁 / 歌 - 千反田える(佐藤聡美)、伊原摩耶花(茅野愛衣)
ED映像ではえるはホームズ、摩耶花はポアロに扮し、彼女に追われる奉太郎はルパン、里志はモリアーティに扮している[12]
第1話、第5話、第15話、第17話、第19話はエンディングテーマ無し。

挿入歌[編集]

ひとり」(第12話)
作詞・作曲 - 村上てつや
上を向いて歩こう」(第12話)
作詞 - 永六輔 / 作曲 - 中村八大

各話リスト[編集]

アイキャッチには二十四節気と暦便覧における文章が挿入されている。

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 アイキャッチ 原作
第1話 伝統ある古典部の再生 賀東招二 武本康弘 西屋太志 清明 Aパート『氷菓』
Bパート「やるべきことなら手短に」
(『遠まわりする雛』収録)
第2話 名誉ある古典部の活動 武本康弘 内海紘子 門脇未来 立夏 『氷菓』
第3話 事情ある古典部の末裔 村元克彦 石立太一 秋竹斉一 小満
第4話 栄光ある古典部の昔日 江上美幸 河浪栄作 池田和美 芒種
第5話 歴史ある古典部の真実 賀東招二 三好一郎 堀口悠紀子 夏至
第6話 大罪を犯す 西岡麻衣子 坂本一也 高橋博行 小暑 『遠まわりする雛』
第7話 正体見たり 芦田杉彦 内海紘子 門脇未来 立秋
第8話 試写会に行こう! 西岡麻衣子 北之原孝將 丸木宣明 処暑 『愚者のエンドロール』
第9話 古丘廃村殺人事件 賀東招二 山田尚子 植野千世子
第10話 万人の死角 坂本一也 高橋博行
第11話 愚者のエンドロール 西岡麻衣子 河浪栄作 引山佳代
第11.5話
(OVA)
持つべきものは 武本康弘 太田里香 堀口悠紀子 白露 アニメオリジナル(プロット:米澤穂信)
第12話 限りなく積まれた例のあれ 村元克彦 小川太一 内藤直 秋分 『クドリャフカの順番』
第13話 夕べには骸に 江上美幸 北之原孝將 丸木宣明
第14話 ワイルド・ファイア 村元克彦 山田尚子 植野千世子
第15話 十文字事件 賀東招二 内海紘子 門脇未来
第16話 最後の標的 西岡麻衣子 坂本一也 高橋博行
第17話 クドリャフカの順番 賀東招二 石立太一 内藤直
第18話 連峰は晴れているか 芦田杉彦 北之原孝將 丸木宣明 寒露 同名短編(単行本未収録)
第19話 心あたりのある者は 江上美幸 小川太一 秋竹斉一 霜降 『遠まわりする雛』
第20話 あきましておめでとう 太田里香 鴨居知世 冬至
第21話 手作りチョコレート事件 西岡麻衣子 内海紘子 門脇未来 立春
第22話 遠まわりする雛 賀東招二 武本康弘 武本康弘
石立太一
西屋太志 春分
第11.5話 持つべきものは
姉・供恵に薦められ、バイトで市民プールの監視員を勤める奉太郎。省エネ主義の奉太郎が働くところを見てみようと、里志・える・摩耶花もプールに遊びにやってくるが、直前の自主制作映画の一件もあってか奉太郎はいつも以上に浮かない様子を浮かべていた。そんな中、えるは子連れの女性の耳についていた白いものが無くなっていることに気付き、奉太郎に相談する。それがピアスやイヤリングの類であれば、子供などが踏めば怪我に繋がりかねないものの、女性のことで客に恫喝する夫が傍にいるため、直に訪ねるのは憚れるものがあった。古典部は、自分達でその白いものを見つけようと捜索を開始、その過程の中で奉太郎は事の真相に気付くと同時に本調子を取り戻していく。

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
千葉県 チバテレビ 2012年4月22日 - 9月16日 日曜 24:00 - 24:30 独立局
埼玉県 テレ玉 日曜 25:00 - 25:30
福岡県 TVQ九州放送 日曜 26:30 - 27:00 テレビ東京系列
神奈川県 tvk 2012年4月23日 - 9月17日 月曜 25:00 - 25:30 独立局
京都府 KBS京都
兵庫県 サンテレビ 2012年4月24日 - 9月18日 火曜 24:00 - 24:30
岐阜県 岐阜放送 2012年4月25日 - 9月19日 水曜 24:15 - 24:45 [注 6]
東京都 TOKYO MX 水曜 24:30 - 25:00
三重県 三重テレビ 2012年4月27日 - 9月21日 金曜 25:50 - 26:20
日本全域 BS11 金曜 27:00 - 27:30 BS放送 ANIME+
韓国全域 ANIPLUS 2012年5月12日 - 9月22日 土曜 23:30 - 24:00[注 7] CS放送
ネット配信
リピート放送あり
韓国語字幕あり
日本全域 AT-X 2013年9月9日 - 2014年2月3日 月曜 22:30 - 23:00 アニメ専門CS放送 リピート放送あり

関連商品[編集]

Blu-ray Disc/DVD[編集]

Blu-ray Discは限定版のみ、DVDは限定版と通常版と計3系統となっており、各巻2話収録で全11巻。

限定版はサウンドトラックとシリーズ構成である賀東招二が脚本書き下ろしたオリジナルドラマとラジオダイジェストを収録したCD、特製ポストカード2枚等、また、特定の巻にはアニメ本編に関連した封入特典(氷菓の表紙・文化祭のしおり・千反田えるのコスプレブロマイド等)が収録された。オリジナルドラマは本編を元ネタにしているがコメディ基調となっている。また、第1巻・第4巻・第7巻・第10巻など特定の巻には複数巻のBDケースが収納出来るBOXが封入されている。また、第9巻には放送時点で単行本未収録である小説『連峰は晴れているか』を収録した冊子が付属した。

通常版との共通特典として、ブックレットの他、音声特典のスタッフオーディオコメンタリーや映像特典のノンテロップオープニング&エンディング(第1巻・第6巻のみ)、ロケハン映像、BGMレコーディング映像、オープニングエンディング収録映像(第7巻・第8巻はこだまさおりによるインタビュー映像)等が収録される。第4巻には試写会の模様の映像が収録された。

巻数 発売日 収録話 オーディオ
コメンタリー出演者
規格品番
限定版BD 限定版DVD 通常版DVD
1 2012年6月29日 第1話 - 第2話 武本康弘(監督)
賀東招二(シリーズ構成)
KAXA-5001 KAXA-10086 KABA-10097
2 2012年7月27日 第3話 - 第4話 KAXA-5002 KAXA-10087 KABA-10098
3 2012年8月31日 第5話 - 第6話 武本康弘(監督)
伊藤敦(プロデューサー)
KAXA-5003 KAXA-10088 KABA-10099
4 2012年9月28日 第7話 - 第8話 武本康弘(監督)
賀東招二(シリーズ構成)
KAXA-5004 KAXA-10089 KABA-10100
5 2012年10月26日 第9話 - 第10話 KAXA-5005 KAXA-10090 KABA-10101
6 2012年11月30日 第11話 - 第12話 KAXA-5006 KAXA-10091 KABA-10102
7 2012年12月28日 第13話 - 第14話 KAXA-5007 KAXA-10092 KABA-10103
8 2013年1月25日 第15話 - 第16話 KAXA-5008 KAXA-10093 KABA-10104
9 2013年2月22日 第17話 - 第18話 KAXA-5009 KAXA-10094 KABA-10105
10 2013年3月29日 第19話 - 第20話 KAXA-5010 KAXA-10095 KABA-10106
11 2013年4月26日 第21話 - 第22話 KAXA-5011 KAXA-10096 KABA-10107

CD[編集]

発売日 タイトル 規格品番
2012年5月23日 まどろみの約束 LACM-4936
2012年6月27日 古典部の屈託 テーマソングCD LACM-4945
2012年8月22日 君にまつわるミステリー LACM-4975
氷菓 ドラマCD1 LACA-15227
2012年10月10日 氷菓 ドラマCD2 LACA-15242

OVA[編集]

2013年1月13日発売のコミック版『氷菓』3巻限定版では、テレビ版の第11話と第12話の間に相当する完全オリジナルエピソードである第11.5話を収録したBlu-ray Discが付録した。シリーズのBlu-ray Discと同じく監督の武本康弘とシリーズ構成である賀東招二の二人によるコメンタリーと映像特典として舞台となったプールのロケハン映像が収録されている。第11.5話は2012年7月8日0時よりUstreamで先行配信された[13]

キャンペーン・タイアップ[編集]

アサヒ飲料×氷菓×ローソン カンヤ祭 キャンペーン
2012年10月2日から同年10月15日までローソンアサヒ飲料とのタイアップ企画として実施された。声優のサイン入りで古典部の文集「氷菓」の表紙デザインを取り入れた本作の台本、古典部員の性格が反映されたグッズ4点、ローソンの前にいる古典部が描かれた特大3Dポスター、ローソンの制服を着たえるのフィシュア付きオリジナルストラップの4つのコースがあり、外れても先着1000名に5種類のクリアファイル5枚セットのオリジナルグッズがあり、対象のアサヒ飲料の商品を購入してポイントを貯め、ポイントの数に応じて抽選でプレゼントされる。またキャンペーンとの連動として、Pontaポイント150Pで応募しローソンの制服を着た摩耶花のフィシュア付きオリジナルストラップが抽選で300名にプレゼントされる[14]
その中のグッズ4点の中の一つである「折木奉太郎の特製キャスター缶付きオリジナルブレンドコーヒー」は、原作の「俺が知るどこの店よりも酸味を利かせたキリマンジャロの味がお気に入りの店だ」の台詞のような味のコーヒーを再現する試みが行われた。その味は幾多のアニメコラボのブレンドコーヒーを担当してきたコーヒーマイスターがブレンドした2種類のコーヒーから、米澤自身がテイスティングして決定された[14]
神山高校文化祭
2012年10月21日に岐阜県高山市で地元商店街や企業と協力して開催された開催されたファンイベント。カンヤ祭をモチーフに「氷菓」のリアルな世界観を楽しんでもらうことをコンセプトにカンヤ祭をモチーフにしている。アニメシーンの一部を商店街通りで再現する、同人誌即売会やコスプレイベント、痛車展示や記念スタンプラリーなどが行われる[15]。また、弁当店「金亀館」で作られ企画の一環で予約販売された「イベント記念弁当」にはえるが文化祭で作ったぎせい焼きといももちが入っており、弁当の一つである「おにぎり弁当」内のおにぎりでは、岐阜県産コシヒカリを用いた他、劇中でえるがおにぎりを作った際の梅・昆布・高菜の具材が用いられた[16]
公式グッズ
2012年から高山市内で公式グッズが発売される。アニメシーン3枚とロケ地の実写風景1枚のセットによるポストカードが各所で各980セット限定販売された。シリーズ4編毎に分かれ、「氷菓」編(「愚者のエンドロール」編を11月15日と12月25日に順次発売し、2013年より「クドリャフカの順番」編と「遠まわりする雛」編が2月10日と4月2日に発売[17]、他にも「喫茶バグパイプコースター」&「喫茶去かつてコースター」(店内バージョン以外にも前者はえる、後者は入須バージョンの種類がある)が発売された[17][18]
また2012年12月1日から「氷菓米」「千反田える米」が14店舗ある高山市内の高山米穀営業所や商店、土産物店などから、毎月第一土曜日には20個限定の「千反田える米プレミアム」が高山米穀本社で発売される[17][17]
第62回飛騨生きびな祭り
2013年4月3日に 飛騨一宮水無神社で開催される「第62回飛騨生きびな祭り」で、生きびな祭りを『遠まわりする雛』でモデルとして取り上げた本作とのコラボ企画イベントが行われた。2012年12月27日に生きびな祭りに先駆け「氷菓×生きびな祭り」の特設サイトが開設された[19][20]。当日には える役の佐藤聡美も出席し、握手会やおにぎり実演会、プロデューサーとのトークショーも行われ、平日の雨という天候の中で例年の5倍余りの2500人が駆け付けた[21]
その他
岐阜県赤十字血液センターと献血のタイアップが行われている。2013年1月25日 - 5月31日の間(当初は3月31日までだったが好評により延長)、献血に協力すれば「氷菓×献血のポスター」を、2名以上で協力した希望者に「氷菓×献血のクリアファイル」が進呈される[22]。このPRのため、岐阜放送での再放送においてスポンサーをしていた。また、第七話の青山荘のモデルになった山荘湯乃里が、「氷菓舞台記念プラン」を企画した[23]

Webラジオ[編集]

古典部の屈託』のタイトルで2012年4月20日(毎週金曜22時更新)から2012年12月21日まで、ランティスネットラジオにて配信された。全36回。

パーソナリティ
ゲスト
番組の流れ
  • オープニング:配信日の45年前に何があったのか?を紹介する形で番組は始まる。紹介されるのは、国内外問わず、歴史的な事件や快挙、事実など幅広い。
  • 前半:アニメ最新話を振り返ったり、番組に届いたメールを紹介したりする、フリートークタイム。
  • 楽曲紹介:テレビアニメ『氷菓』や『古典部の屈託』の主題歌を1曲1コーラス流される。
  • 後半:「コーナー」のいずれかが展開される。
  • エンディング:エンディングテーマとともにお知らせが読み上げられる。
コーナー
「わたし、気になります!」
えるが興味を持ちそうな情報をリスナーの皆さんから広く募集。彼女に「わたし、気になります!」と言わせてみよう、というコーナー。
える役を演じる佐藤が興味を持つことが多いが、情報によっては阪口が解決することがある。
「視聴者の屈託」
古典部部員のように、人間生きていればいろんな「屈託」があるはず。リスナーの皆さんがどんなことに「屈託」を感じているか報告してもらうコーナー。
「福部里志のデータベース」
どうでも良いような雑学に詳しい里志を唸らせるような、「なるほど!」という知識をリスナーの皆さんから教えてもらうコーナー。
番組内で終始博識を発揮する阪口が知っていると、データベースに入らないことが多い(第10回では台本に「そう簡単にデータベースには入れないよ」と書かれていた)。
「わたし、気に入ります!」
リスナーのお気に入りのことを紹介してもらい、「気に入ること」「好きになること」で趣味や趣向の幅を広げようというコーナー。
元々はアニメの収録現場の雑談で、監督やスタッフから「そういうコーナーやったら?」と薦められ持ち込んだところ、第8回で正式にコーナー化された(阪口曰く、「あっさり採用された」)。
テーマソング
第1回から第6回までは、テーマソングの代わりに、テレビアニメに挿入されているクラシックな音楽(BGM)が流れた。その後、第7回でオープニングテーマ「アップデイトご一緒に」、第8回でエンディングテーマ「いつか僕らのエピローグ」がそれぞれ追加され、パーソナリティ曰く、「いよいよラジオが完成しました」「完成形です」(第8回-2012年6月8日更新分-より)。
オープニングテーマ「アップデイトご一緒に」(第7回 - )
作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 山田高弘 / 歌 - 千反田える(佐藤聡美)、福部里志(阪口大助)
エンディングテーマ「いつか僕らのエピローグ」(第8回 - )
作詞 - こだまさおり / 作曲 - 江並哲志 / 編曲 - 佐々木裕 / 歌 - 千反田える(佐藤聡美)、福部里志(阪口大助)

漫画[編集]

よしだもろへ版
米澤の特集が組まれた『野性時代』56号に、よしだもろへ作画により掲載された。タイトルは『わたし、気になります!』で、内容は「氷菓」の冒頭部分である。
タスクオーナ版
タスクオーナ作画により、『月刊少年エース』2012年3月号より連載されている[24]。タイトルは『氷菓』。キャラクターの容姿はテレビアニメ版に準拠している。構成はアニメと同じく時系列で進行していくが、アニメよりは原作寄りの構成となっている。監修として原作の米澤穂信が関わっており、巻末に原作者コメントが毎巻収録されている。第3巻の限定版には、テレビアニメ11.5話にあたるOVAが収録されたBlu-rayが付属した。
米澤穂信(原作)・タスクオーナ(作画)・西屋太志(キャラクター原案) 『氷菓』 角川書店〈角川コミックス・エース〉
巻数 発売日 ISBN 備考
1 2012年4月25日 978-4-04-120270-8
2 2012年8月25日 978-4-04-120271-5
3(限定版) 2013年1月12日 978-4-04-120273-9 オリジナルアニメBD付き限定版
3 2013年1月25日 978-4-04-120272-2
4 2013年6月26日 978-4-04-120740-6
5 2013年9月26日 978-4-04-120882-3 愚者のエンドロール編完結
また、『月刊ニュータイプ』2012年7月号(2012年6月8日発売)では、OVAである11.5話のコミカライズが特別掲載された。そこではえるが「わたし、気になります!」と発言したところで終わっており、結末までは掲載されていない。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 由来はジョセフィン・テイの推理小説『時の娘』(The Daughter of Time)。
  2. ^ 由来はアガサ・クリスティの推理小説『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』(Why Didn't They Ask Evans?)。
  3. ^ 由来はアガサ・クリスティの推理小説『象は忘れない』(Elephants Can Remember)。
  4. ^ 由来はジョン・ディクスン・カーの推理小説『夜歩く』(It Walks by Night)。
  5. ^ 原作小説には挿絵などがない。原作が存在する京都アニメーション制作作品では、初のキャラクター原案を担当している。
  6. ^ 2013年1月12日から3月23日まで毎週土曜25:30 - 26:30枠にて再放送を実施(2話連続放送)した。
  7. ^ 5月12日は第1話と第2話、5月19日は第3話と第4話の連続放送(23:00 - 24:00)。

出典[編集]

  1. ^ Web KADOKAWAの紹介ページより。
  2. ^ 月刊ニュータイプ』2012年4月号、角川書店。
  3. ^ “アニメ「氷菓」県経済効果21億円か 舞台の高山にファン”. 岐阜新聞web. (2012年8月1日). オリジナル2012年8月15日時点によるアーカイブ。. http://megalodon.jp/2012-0815-1936-05/www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20120801/201208010939_17674.shtml 2012年8月1日閲覧。 
  4. ^ 高山市公式・氷菓舞台散策マップが完成しました!”. TVアニメ「氷菓」オフィシャルサイト (2013年1月31日). 2013年6月8日閲覧。
  5. ^ 「畢生の十周年企画 100の質問」「Q2:〈古典部〉シリーズ、どのくらいまで続ける予定でしょうか?」、著者公式サイト(Internet Archive参照)
  6. ^ 村上高史「著者に聞く全作品解説 part1 〈古典部〉シリーズ全4冊」、『野性時代』第56号、角川書店、2008年、 26-27頁。
  7. ^ 米澤穂信ブログ『汎夢殿』2012年10月31日『掘り出し物です
  8. ^ 【アニメ】京アニの最新作『氷菓』はミステリー版「ハルヒ」? - ウレぴあ総研 2012年6月5日
  9. ^ 2012年春アニメランキング、1位は圧倒的な差で「氷菓」 - RBB TODAY 2012年8月24日
  10. ^ a b c 『月刊ニュータイプ』2012年7月号、角川書店2012年6月10日
  11. ^ 氷菓のクラシック曲 -田中公平のブログ My Quest for Beauty 2012年4月26日
  12. ^ 『月刊ニュータイプ』2012年9月号、角川書店2012年8月10日
  13. ^ 「氷菓」第11.5話先行配信告知”. TVアニメ「氷菓」オフィシャルサイト. 2013年6月8日閲覧。
  14. ^ a b 原作者・米澤穂信氏が奉太郎のオリジナルブレンドをテイスティング! TVアニメ『氷菓』がローソンでタイアップキャンペーン開始 - マイナビニュース 2012年9月28日
  15. ^ [ http://hida.keizai.biz/headline/299/高山でアニメ「氷菓」ファンイベント「神山高校文化祭」-地元商店街や企業も協力] – 飛騨経済新聞 2012年10月16日
  16. ^ アニメ「氷菓」ファンイベントの記念弁当完成-「神山高校文化祭」開催に向け予約販売”. 飛騨経済新聞 (2012年10月16日). 2013年6月17日閲覧。
  17. ^ a b c d 氷菓×飛騨高山
  18. ^ アニメ「氷菓」の公式ご当地グッズ発売-第1弾は「ポストカード」と「萌え米」 -飛騨経済新聞 2012年11月14日
  19. ^ 「飛騨生きびな祭」ご来場御礼”. 氷菓×生きびな祭特設サイト. 飛騨一之宮観光協会. 2013年6月15日閲覧。
  20. ^ 飛騨生きびな祭り、アニメ「氷菓」とのコラボ決定-特設サイト立ち上げも -飛騨経済新聞 2012年12月27日
  21. ^ 「飛騨生きびな祭」に2500人-「氷菓」声優・佐藤聡美さんも応援に駆け付け”. 飛騨経済新聞. 飛騨経済新聞 (2013年4月4日). 2013年6月15日閲覧。
  22. ^ 氷菓×献血  献血キャンペーン実施中!”. 氷菓×生きびな祭特設サイト. 日本赤十字社 (2013年1月24日). 2013年6月15日閲覧。
  23. ^ 山荘湯乃里 (2012年6月13日). “氷菓7話見ました。話題になった景色と共に平湯の大自然を満喫…”. 飛騨経済新聞. Twitter. 2013年6月15日閲覧。
  24. ^ 「『氷菓』がコミカライズされます」、著者公式Blog、2012年1月11日

外部リンク[編集]