ベンガル地方
Bengal | |
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বাংলা, বঙ্গ | |
![]() ベンガル地方の地図 | |
Coordinates | 北緯24度00分 東経88度00分 / 北緯24.000度 東経88.000度座標: 北緯24度00分 東経88度00分 / 北緯24.000度 東経88.000度 |
最大都市[1] |
![]() 北緯22度13分 東経91度29分 / 北緯22.22度 東経91.48度 |
公用語 | ベンガル語 |
面積 | 232,752 km² |
人口 (2001) | 245,598,679[2][3] |
人口密度 | 951.3/km²[2][3] |
乳児死亡率 |
バングラデシュ - 33人/1000人[4] 西ベンガル州 - 31人/1000人[5] |
宗教 |
イスラーム教 (68.9%) , ヒンドゥー教 (27.3%) , 仏教 (~3%) , キリスト教 (<1%) |
住民の呼称 | ベンガル人 |
Websites |
ベンガル地方(ベンガルちほう、Bengal)は、ガンジス川とブラマプトラ川の下流にあるデルタ一帯を占め、インドの西ベンガル州とバングラデシュが含まれる、南アジア北東部の地域。歴史的に古い地域で人口も多いが、宗教的対立によって今日ではインドとバングラデシュによって分断されている。世界有数の米とジュートの産地でもある。住民はベンガル人が多く、ベンガル語が話される。
名前の由来[編集]
「ベンガル」の呼称は13世紀以降にアラブ人、ペルシャ人の間で使われるようになった言葉であり、それをヨーロッパからの植民地会社も使用するようになって広く定着した。それまで使われていたこの地域を示す言葉はベンガル地方の東部を指す「ヴァンガ」と西部の「ガウル」であり、マハーバーラタでもその名が使われている。また、その東西を合わせて呼称する時には「バングラ」という言葉が用いられ、それは後のバングラデシュという国名の由来になった[6]。
歴史[編集]
マガダ国、アンガ国、ヴァンガ国、プンドロ国 (紀元前1200年 - 紀元前322年)
マウリヤ朝 (紀元前322年 - 紀元前185年)
シュンガ朝 (紀元前185年 - 紀元前68年)
グプタ朝 (320年 - 600年)
ヴァルダナ朝 ( 600年 - 700年)
パーラ朝 (750年 - 1174年)。
セーナ朝 (1070年 - 1230年)。
ベンガル・スルターン朝(1352年 - 1576年)。
ムガル帝国 (1576年 - 1717年)。
ベンガル太守(1717年 - 1880年)、ムルシダーバード太守(1882年 - 1947年)。
ベンガル遠征(1741年 - 1748年)でマラーター同盟が侵攻してきた。
イギリス領インド帝国時代にはベンガル管区(1765年 - 1919年)が置かれた。現在の西ベンガル州とバングラデシュの他、ビハール州、オリッサ州、 ジャールカンド州、アッサム州、メーガーラヤ州、ミゾラム州、ナガランド州を含んでいた。
ベンガル大飢饉、人口の3分の1の1千万人が死亡。(1769年 – 1773年)
1905年にベンガル分割令が出されたが、1911年にベンガル分割令は撤回された。
1937年から1947年まではベンガル自由州が置かれた。(西側の境界は現在の西ベンガル州と若干異なる)
1947年にベンガル分割 (1947年)。イギリスからの独立交渉の際、パキスタン側のムハンマド・アリー・ジンナーはベンガルとパンジャーブ全域のパキスタンへの帰属を要求したが、完全な(インドとの連邦でない)独立と引き換えにベンガルとパンジャーブの分割を呑んで、東ベンガル(1947年 - 1955年)とパンジャーブ州 (パキスタン)がパキスタン領として成立し、西ベンガル州とパンジャーブ州 (インド)はインド領となった。
1971年、バングラデシュ人民共和国臨時政府(1971年 - 1972年)。
住民[編集]
ほぼ全員がベンガル語を話し、わずかな人口がヒンディー語、ウルドゥー語、チャクマ語などを話し、一部の少数民族がサンタル語やネパール語を話す。公式な場では英語もよく使われる。
画像[編集]
ラビンドラナート・タゴール、ベンガル・ルネサンスを代表する詩人、小説家
ショヒド・ミナール(ダッカ)
カジ・ノズルル・イスラム、詩人
バイトゥル‐ムカロム(ダッカ)
ダクシネーシュワル・カーリー寺院(コルカタ)
ソーナールガーオン(ナラヤンガンジ)
アディナ・モスク(西ベンガル州)
参考文献[編集]
- ^ “THE WORLD; Exiled Feminist Writer Tells Her Own Story”. The New York Times
- ^ a b “Provisional Population Totals: West Bengal”. Census of India, 2001. Office of the Registrar General & Census Commissioner, India. 2006年8月26日閲覧。
- ^ a b World Bank Development Indicators Database, 2006.
- ^ http://data.worldbank.org/indicator/SP.DYN.IMRT.IN
- ^ “West Bengal - National Health Mission”. SRS 2011. Ministry of Health & Family Welfare (2011年). 2014年5月12日閲覧。
- ^ 堀口(2009,35)
- 堀口松城著『バングラデシュの歴史』(明石書店, 2009年8月31日, ISBN 978-4-7503-3040-2)