本格ミステリ作家クラブ

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本格ミステリ作家クラブ(ほんかくミステリさっかクラブ、Honkaku Mystery Writers Club of Japan (HMC)[1])は、日本推理作家団体。

2000年11月3日設立。本格ミステリ大賞の授与、年鑑アンソロジー『本格ミステリ』(講談社ノベルス)の刊行などで、本格ミステリというジャンルの発展に寄与している。

沿革[編集]

本格ミステリ大賞を創設・運営する母体として、会員数112名でスタートした。初代会長は有栖川有栖。現会長は法月綸太郎。会員は2013年8月現在で155名。

設立の目的となった「本格ミステリ大賞」は、単行本化された小説(長編・短編集含む)および雑誌等に掲載された評論・研究を対象とする賞で、会員によって選出される。その対象から外れてしまう短編の優秀作は、年鑑形式のアンソロジー『本格ミステリ』(講談社ノベルス)にまとめて刊行している。

歴代会長[編集]

アンソロジー[編集]

刊行リスト[編集]

すべて本格ミステリ作家クラブ編、講談社ノベルスより。再刊は講談社文庫より。

ノベルス版 文庫版
本格ミステリ01(2001年7月) 紅い悪夢の夏(2004年12月)
透明な貴婦人の謎(2005年1月)
本格ミステリ02(2002年5月) 天使と髑髏の密室(2005年12月)
死神と雷鳴の暗号(2006年1月)
本格ミステリ03(2003年6月) 論理学園事件帳(2007年1月)
本格ミステリ04(2004年6月) 深夜バス78回転の問題(2008年1月)
本格ミステリ05(2005年6月) 大きな棺の小さな鍵(2009年1月)
本格ミステリ06(2006年5月) 珍しい物語のつくり方(2010年1月)
本格ミステリ07(2007年5月) 法廷ジャックの心理学(2011年1月)
本格ミステリ08(2008年6月) 見えない殺人カード(2012年1月)
本格ミステリ09(2009年6月) 空飛ぶモルグ街の研究(2013年1月)
本格ミステリ'10(2010年6月) 凍れる女神の秘密(2014年1月)
ベスト本格ミステリ2011(2011年6月) からくり伝言少女(2015年1月)
ベスト本格ミステリ2012(2012年6月)
ベスト本格ミステリ2013(2013年6月)
ベスト本格ミステリ2014(2014年6月)
ベスト本格ミステリ2015(2015年6月)

収録作家一覧[編集]

あ行[編集]

か行[編集]

  • 折原一「北斗星の密室」(2)
  • 霞流一「わらう公家」(2)、「首切り監督」(3)、「杉玉のゆらゆら」(6)、「霧の巨塔」(8)
  • 佳多山大地「この世でいちばん珍しい水死人」(6)
  • 加納朋子「子供部屋のアリス」(1)、「ひよこ色の天使」(2)
  • 岸田るり子「青い絹の人形」(13)
  • 貴志祐介「密室劇場」(12)
  • 北村薫「凱旋」(3)、「想夫恋」(7)
  • 北森鴻邪宗仏」(1)、「憑代忌」(4)、「奇偶論」(8)
  • 北山猛邦「見えないダイイングメッセージ」(8)
  • 鯨統一郎「人を知らざることを患う」(1)、「「別れても好きな人」見立て殺人」(2)、「ミステリアス学園」(3)
  • 倉阪鬼一郎「鳥雲に」(2)
  • 倉知淳「闇ニ笑フ」(2)
  • 黒田研二「コインロッカーから始まる物語」(6)、「はだしの親父」(8)、「我が家の序列」(10)
  • 小島達矢「僕の夢」(13)
  • 小林泰三「大きな森の小さな密室」(5)、「路上に放置されたパン屑の研究」(9)

さ行[編集]

た行[編集]

  • 高井忍「聖剣パズル」(11)
  • 高橋克彦「筆合戦」(4)
  • 滝田務雄「不良品探偵」(12)、「田舎の刑事の宝さがし」(13)
  • 竹本健治「騒がしい密室」(5)
  • 田中啓文「砕けちる褐色」(6)、「忠臣蔵の密室」(7)
  • 谷原秋桜子「イタリア国旗の食卓」(10)、「鏡の迷宮、白い蝶」(11)
  • 柄刀一「エッシャー世界」(1)、「人の降る確率」(2)、「イエローロード」(4)、「光る棺の中の白骨」(5)、「太陽殿のイシス(ゴーレムの檻 現代版)」(6)、「紳士ならざる者の心理学」(7)、「ウォール・ウィスパー」(8)、「チェスター街の日」(9)
  • 辻真先「轢かれる」(12)
  • 鳥飼否宇「廃墟と青空」(4)、「敬虔過ぎた狂信者」(5)、「天の狗」(11)、「死刑囚はなぜ殺される」(12)、「墓守ギャルポの誉れ」(13)

な行[編集]

  • 長岡弘樹「オンブタイ」(12)、「最後の良薬」(15)
  • 中田永一「宗像くんと万年筆事件」(13)
  • 七河迦南「コンチェルト・コンチェルティーノ」(13)
  • 西澤保彦「黒の貴婦人」(1)、「通りすがりの改造人間」(2)、「腕貫探偵」(3)
  • 貫井徳郎「目撃者は誰?」(3)
  • 法月綸太郎「中国蝸牛の謎」(1)、「盗まれた手紙」(4)、「ギリシャ羊の秘密」(8)、「しらみつぶしの時計」(9)、「サソリの紅い心臓」(10)

は行[編集]

ま行[編集]

  • 松尾由美「オリエント急行十五時四十分の謎」(1)、「走る目覚まし時計の問題」(4)
  • 円居挽「ウェアダニット・マリオネット」(14)
  • 麻耶雄嵩「トリッチ・トラッチ・ポルカ」(2)、「加速度円舞曲(ワルツ)」(9)、「白きを見れば」(12)、「バレンタイン昔語り」(13)
  • 深木章子「犯人は私だ!」(14)
  • 三雲岳斗「龍の遺跡と黄金の夏」(1)、「二つの鍵」(5)
  • 道尾秀介「流れ星のつくり方」(6)
  • 三津田信三「迷家(まよいが)の如き動くもの」(9)
  • 深山亮「紙一重」(14)
  • 明神しじま「あれは子どものための歌」(14)
  • 物集高音「坂ヲ跳ネ往ク髑髏」(2)
  • 森福都「黄鶏帖の名跡」(6)

や・ら・わ行[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 英語名称は「本格ミステリ作家クラブ通信」3号(2001.7.13)参照

関連項目[編集]

外部リンク[編集]