小林さんちのメイドラゴン

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小林さんちのメイドラゴン
ジャンル コメディファンタジー、異種間交流
漫画
作者 クール教信者
出版社 双葉社
掲載誌 月刊アクション
レーベル アクションコミックス
発表号 2013年7月号(創刊号) -
発表期間 2013年5月25日 -
巻数 既刊7巻(2018年4月現在)
アニメ
原作 クール教信者
監督 武本康弘
シリーズ構成 山田由香
キャラクターデザイン 門脇未来
音楽 伊藤真澄
アニメーション制作 京都アニメーション
製作 ドラゴン生活向上委員会
放送局 朝日放送TOKYO MXほか
放送期間 2017年1月12日 - 2017年4月6日
話数 全13話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

小林さんちのメイドラゴン』(こばやしさんちのメイドラゴン、Miss Kobayashi’s Dragon Maid[注 1])は、クール教信者による日本漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメ。『月刊アクション』(双葉社)において、2013年7月号(創刊号)から連載中。

スピンオフ作品として、木村光博作画の『小林さんちのメイドラゴン カンナの日常』(2017年2月号から連載中)、カザマアヤミ作画の『小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記』(2017年10月号より連載中)の2作品がある。

あらすじ[編集]

朧塚(アニメ版では埼玉県越谷市の風景を使用)[1]という街に住むOLの小林さんは、酔った勢いから異世界のドラゴントールを助けた。トールは多大な恩を感じ、そして理由があって故郷に戻れないこともあり、人間のメイドに姿を変えて、小林さんの自宅に住み込んでお世話を始める。そして、小林さんのもとには、トールをはじめとしたさまざまなドラゴンが集まるようになっていくのだった。

登場人物[編集]

主人公[編集]

小林さん(こばやし -)
声 - 田村睦心
本作における人間側の主人公。フルネームは不明。地獄巡商事北千住事務所(アニメでは地獄巡システムエンジニアリング)にシステムエンジニアとして勤めている25歳の独身女性。仕事先でのスタンスについては、「やる気があるわけでもない底辺」を自称しているが、滝谷によると「有能で大切な会社の柱」であり、バレンタインデーには同僚からチョコを大量に貰うほどである[注 2]。職場に不満をもつことがある一方で、やや仕事中毒の気があり、本人曰く「一日8時間は働かないと落ち着かない」とのこと。
酔っぱらった勢いとはいえ、行き場のないトールを我が家に迎え入れたことをはじめとして、人間を信用できないカンナに温かい言葉をかけて擁護することを決めたりアニメ第13話で終焉帝がトールを連れ戻そうとした際に自分の命を顧みずにトールへの友愛をもって説得するなど、かなりの人格者である。
マンションに1人暮らしで、仕事の忙しさに追われて疲弊した毎日を過ごしていたが、酔っぱらった際に電車を乗り越した挙句に迷い込んだ山でトールを助けたことから、生活に変化が生じる。アニメ版第3話では、トールとカンナが同居したことで部屋が狭くなってきたことから、別のマンションに引っ越したものの、仕事で疲れていたこともあり、元のマンションに誤って足を運んでしまうというドジを踏んでいる。
普段はだるそうに淡々と振る舞うが、根っからの西洋の給仕フリークで、メイド・執事(初老)関連の話題があがったときや酒酔いしている際には饒舌かつ暑苦しいオタクに変貌する。引っ込み思案で、休日は基本的には家にいることが多く、子供のころからあまり外では遊ばず、ゲームばかりしていた。自動車免許は持っているが、自家用車は持っていない。悩みの種は腰痛であり、苦手な食べ物はひじき茄子。トールからは目つきのことを「死んだ魚の目」「混沌勢のよう」と言われている。
貧乳であることにコンプレックスを抱いており、トールやルコアたちの巨乳に嫉妬するような発言を漏らすこともある。外見に加え言動や立ち居振る舞いにもフェミニンな要素が希薄であり、トールとイルルからは最初は男性と間違われた[注 3]。才川家を訪れたときにカンナから「私の保護者」として紹介されたが、それを聞いたリコから「カンナさんのおかーさん」と言われて(老けて見られて)ショックを受ける(第34話でもカンナから「コバヤシはお母さんっぽい」と言われている)。
巽町出身で、家族は両親の他に下に兄弟が2人いるが、家族は回想内のみの登場。仕事で忙しかったことから授業参観に出席したことはなかったとのこと。
トールが来るまでは食事はコンビニ弁当等で済ませており、アニメ版第13話でもトール不在時には白米のみ炊飯し、おかずは惣菜などを購入していた。しかし、料理ができないわけではなく、アニメ版第8話ではトールとのお弁当勝負でベーコンエッグを作っていた。
高校時代に初めてのアルバイト代でメイド服を買い、試着して家族に見せたところ総スカンをくらう憂き目に遭っている。以後「自分に可愛い服は似合わない」と思うようになり、日常生活から仕事に至るまで男らしい服装に傾倒する原因となっている。メイド喫茶で働こうとしたこともあったが「ダメだった」とのこと。後に「コスプレがしたかっただけ」と語っており、自分では可愛くなれないことから嗜好が様式美や奥ゆかしさへ振れていき、それをこじらせた結果現在のようなメイドオタクになってしまったことをトールに話している。またトールに対しては、メイド喫茶のメイドに対して否定をしているわけではないとも打ち明けている。
第65話では、翔太の昇格試験に付き添いに来ただけのつもりが、自分も試験を受ける羽目になり、図らずも筆記と実技両方で1位になっていた。
トール
声 - 桑原由気
本作におけるドラゴン側の主人公。異世界のドラゴン(雌)で、人間界では、小林さんのマンションに向かう飛行中にメイド喫茶のビラを配っている女の子たちをスキャンして、メイド服を身にまとい、先端が平らな二又の角と尻尾を生やしたブロンドのツインテールの成人女性[注 4]に変身する。表向きは小林さんの親戚となっている。本来の姿は、いわゆるスタンダードなタイプのドラゴン。
元の世界では、破壊を信条とし、人間とは敵対的な立場にある「混沌勢」の中核として何らかの戦いに従事していた。その終結を願って「神さえ潰せば戦いが終わる」と単身で特攻した結果、背中に神剣を突き刺される重傷を負う(ただしこの戦いで何体かの神は深手を負っており、トールの攻撃は無意味なものではなかった)。落ち延びた人間界のとある山中で孤独のままに死を待つばかりだったが、酔っぱらった小林さんに剣を抜いてもらい[注 5]、恩を返すために小林さんとの同居を始める。
普段は、メイドらしく柔らかい物腰で、誰に対しても丁寧に接しており、ドラゴン同士の素の状態でもその態度は全く変わらない。以前は他のドラゴンたちと同じで人間に対して尊大な口調を用いていたものの、小林さんとの初対面時に「その話し方辛くない?」と言われたのを機にややフランクな口調へと改めている(現在でも敵対者やエルマ、イルルに対しては元の口調で話すことがある)。小林さん以外の人間については「劣等種」「下等生物」として蔑視・敵視しているが、これは「勢力に迎合しなければトールが迫害されてしまう」と考えてやむなく「人間は害悪」と教え込んだ父親の影響が強い[注 6]。しかし、表面的な愛想は振りまいているため、トール自身は自覚していないものの、近隣住民や商店街の店主らとは良好な関係を築いており、人間世界で生活している内に、限りある生を謳歌している人間に関心・理解を示すようになる。小林さんとの同居を始めて以降もしばらくは「人間とドラゴンの共生」「自身 (ドラゴン) と小林さん (人間) との寿命の差」などで一人葛藤・苦悩することは多かったが、現在では割り切っている。
メイド喫茶の店員たちを元に変身しているため、小林さんから酔っぱらった時に「メイドじゃなくコスプレ」としばしば威圧されている。服自体はうろこを変化させたものであるため自由に変化させることが可能。角は人間態の時でも常に生やしているが、これは作中における当該部位が魔力の塊であるほか純粋な攻撃に用いるなど、ドラゴンの象徴として扱われていることによる[注 7]
元々、他のドラゴンからも一目置かれるほどの強大な力を持っていたこともあり、人間態でもドラゴンの炎(ブレス)や超人並の脚力や腕力を見せる。洗濯物が乾かないという理由で、ブレスで曇り空を消し去ったこともある。それらの能力が仇となって何事も力尽くで解決しようとして失敗を重ねたり、小林さんへの独占欲から過激な行動に出たりしてしまうこともある。また、デパートの建物を見ただけで、「あの白いカラーリング…聖騎士共の本拠地を思い出す」と嫌がったり、クリスマスを「あいつの息子の(誕生日)?」と嫌悪するなど、特定宗教に関する事柄には負の反応を示すことがある。生贄文化には懐疑的であり、特に「村の娘を差し出せ」というロリコン志向をドラゴンの一般的イメージにされることに少なからず不満を持っている。
胸はDカップ(本人曰く「ドラゴン」なだけに。ただし、ドラゴン基準でのDカップなので実際には人間基準のDカップよりも大きい)。自分の尻尾[注 8]を自分で食べて美味いと信じており、ことあるごとに小林さんに食べさせようとしていた[注 9]が、滝谷に「異世界の食材や薬を無闇に口にさせることの危険性[注 10]」を日本神話を引き合いに指摘されて以降は「小林さんには人間世界で普通の人間として生きてほしい」との想いから控えることにした。48のメイド技を備えており、コミックス第5巻の時点で、ステルス機能のような「認識阻害」や「分身」などの技が判明している。イルル曰く「トールは特別」であり、自前でマナを生み出して魔力に還元できる(他にできるのはルコアぐらい、とのこと)。このため基本的にトールの周りにいるカンナやイルルは魔力には困らない(ただし、イルル曰く「トールのマナ くそまずい」)。また、上述された人間態での身体能力は魔力によって底上げされたものである。
小林さんのことは種族や性別の垣根を超えて本気で愛しており、小林さんに親しく接近してくる者には男女を問わず敵意を剥き出しにし、機会さえ巡ってくれば小林さんとの軽度なスキンシップから性交まで厭わない。それゆえ小林さんのおだてに乗り、その思惑に沿った頼まれごとを安易に引き受けてしまったり、小林さんに説教をしたつもりがいつの間にか丸め込まれたりすることもある(この様子を小林さんからは「ちょろゴン」と称される)[注 11]
多少自信過剰気味なところがあり、仕事に慣れてからは(自らの技量を棚に上げて)小林さんに貢献していることをたびたび口にし、小林さんからジト目で見られたりしている。また第47話では、自分こそは究極のメイドと断言し、小林さんからそれを否定されたり皮肉を言われたりしても、全く意に介していなかった。
名前の由来は本人曰く「親が言うにはこっちの世界(=人間界)の作家から取った」とのことで詳細は不明であるが、少なくとも北欧神話トールとは無関係とされている。
小林さんとの宿命の邂逅をした思い出の地には認識阻害と滅多なことでは破られないはずの防御結界を張って保存していたが、イルルに大地ごと吹き飛ばされる憂き目を見る。

ドラゴン[編集]

カンナカムイ / 小林 カンナ(こばやし カンナ)
声 - 長縄まりあ
異世界のドラゴン(雌)でウシシル島出身の幼竜。を操るため、電気をエネルギーの源としているが、人間界では尻尾をプラグ型に変形して、コンセントから代用していることが多い(カンナ曰く「コバヤシの家の電気もいいけど天然の雷もコクがあって捨てがたい」[注 12])。人間態は民族衣装のようなドレスを身に纏う小学生ぐらいの少女[注 13]だが、本来の姿は羽[注 14]の生えたやや小柄な体格のドラゴン[注 15]。愛称はカンナ
寡黙だが、好奇心旺盛でいたずら好きな性格であり、見知らぬ小さな生き物を食べてしまう悪食な面もある[注 16]。トールやエルマなどの目上のドラゴンには「様」と敬称を付けて呼ぶが、人間に関してはトールたちと同じで基本的に見下している[注 17]ため、敬語を使わず、呼び捨てにしている[注 18]。感動したときなどには「おー」と言うのが口癖(更に、アニメでは「マジやばくね」を口癖としている[注 19])。道路の白線をたどって歩くのが趣味。
我が子を強い子に育てたいという思いからカンナカムイの名を与え放任主義の姿勢を取る両親の下に育った影響もあって、両親の気を引きたい気持ちが強く、いたずらを繰り返していたが、ある時ドラゴンが数百年かけて力を封じ込め、戦闘で使えば強力な力となる「龍玉」を壊したことが災いして、故郷を追放されてしまう。トールを頼りに人間界におもむき、前述のトールの曇り空に向けたブレスから居場所を突き止め、訪ねた先の小林さんに対し、自分が慕うトールが小林さんと親しくしていることへの嫉妬心を顕にした。自分の現状を打ち明けたが、トールでも帰郷許可はできないことから故郷に戻れるまでの間、一緒に暮らさないかと小林さんから誘われた。当初はその誘いを信用していなかったが、「友達になろうなんて言わないよ。一緒にいよう、そんだけ」という小林さんの発言がきっかけで心を開くようになり、以後はトールと共に小林さんのもとに居候を始め、初対面時とはうって変わって彼女を慕うようになる[注 20]
小学校に興味を持ったことから、トールの能力で作り出した戸籍を用いて、小林さんの親戚の「小林 カンナ」として、朧塚小学校に通い始める。学年は3年でクラスは2組。勉強もスポーツも優秀にこなし、クラスメイトたちとの交流も上手くいっている。入学祝いとして小林さんからウサギのキーホルダーをもらった[注 21]
人間界におもむいて以降は「大好きなコバヤシに嫌われたくない」というスタンスから、多少のわがままは言うものの、いたずららしいいたずらを行ったことはほぼ無い。時折、周囲の者たちのやり取りやしぐさを見ては、冷静かつ毒舌的な感想を述べたりすることもある[注 22]
子供ながらもドラゴンゆえに超人じみた身体能力の持ち主だが、イルル襲来時には力不足から戦力としてはカウントできないことがエルマから語られるなど、未熟さを匂わせる場面も多い。それ以外の能力としては、第62話でニューヨークに来た[注 23]際に周囲の言語情報を収集・分析することによって、またたく間に英語を理解し会話できるようになっていた。
ドラゴンの3勢力(「混沌勢」、「調和勢」、「傍観勢」)のいずれに属するか決めないままになっており、第67話ではその選択に悩む場面が出てきた[注 24]。しかしながら、どの勢力の格上なドラゴンたちに対しても物怖じすることなく対等に仲良く接している。
アンソロジーコミック第2巻巻末の原作者コミックによると、カンナが肉体的に(少なくとも胸が)トールほどの年頃になるには約百年の歳月を要する模様。原作コミックスでは華奢な体格だが、アニメではやや肉付きの良い体型に描かれており、スピンオフ作品やアニメ放映後に作者のTwitterで挙げられるカンナのイラスト[注 25]ではアニメの体型が採用されている。なお、スピンオフ作品の描写によると、体重は同年代の子供にしては重めなようである。
スピンオフ作品『カンナの日常』においては、主人公を務める。また、同作内では、チョコケーキが好物となっている。
エルマ / 上井 エルマ(じょうい エルマ)
声 - 高田憂希
異世界のドラゴン(雌)。人間態は暗い髪色のセミショートヘアをした成人女性に変身する[注 26][注 27]。本来の姿は、手足が無く鰭がある細長いリヴァイアサンのような体にイッカクのような一本角を持ったドラゴン。トールたちとは違い水棲も可能なようで、かつて海中を棲み処としていた際に釣り人に釣られたこともある。そのため、魚の習性 (釣りやすいポイント) にも詳しい。
秩序を重んじ、人間に対してやや融和的な立場をとる「調和勢」に属するドラゴン。同じ調和勢のクレメネからは様付けで呼ばれており、同勢力の中ではある程度の高位の存在であることがうかがえる。トールの父親と同じく、人間界の均衡を乱しかねないという理由でトールを連れ戻すために小林さんの家へやって来た。ドラゴンとしての強さや戦闘力はトールとほぼ同等とされている[注 28]が、異世界に渡る能力は本来持っておらず、人間界に来る際にもトールの開けた門を利用したため、自力では元の世界に帰れない。
基本的に生真面目な良識人だが、食べ物(特に甘味食品)に対する執着心が非常に強く[注 29]、登場当初「人間界に干渉しない」という理由で食事を摂っておらず空腹だった所に、小林さんに渡されたクリームパンを食べてその美味しさに涙が出るほど感激してしまい、「帰ってくれたら今の奴10個あげますよ」とトールに言われると、トールを連れ帰るという当初の目的を忘れて本当に帰ってしまった[注 30]。また、基本的には人間以外の生物にも分け隔てなく接するが、敵意を見せられると容赦しない一面もある[注 31]
その後、生活費を稼ぐために魔法を用いて、人間としての経歴を作り出し、「上井 エルマ」の名で小林さんの会社に就職する。しかし、当初はパソコンの使用法を知らなかったため、コピーやお茶汲みの仕事しかできず、ブラインドタッチを覚えたてのころは繁忙期でありながら戦力外扱いされる等、職場のマスコット的な扱いとなっていたが[注 32]、元々の性格やドラゴンとしてのスペックの高さの他、小林さんからの丁寧な指導もあって短期間で小林さんや滝谷から驚かれ、かつ小林さんと勝負になるほどの速度で仕事をこなせるようになる。現在ではかなり職場に馴染んでいるものの[注 33]、駅前の限定スイーツ目的で定時への帰宅に繋がる待遇改善を訴えるなど、食欲を優先するあまり部署全体を巻き込むこともある。
得た給料で人間界の食べ物を買い漁って楽しんでいるようで、その後物語に登場する際には、大抵の場合食料を入れた買い物袋を幾つも提げており、特にたい焼きアイスプリンなどを好んで食べている様子。「季節限定」や「期間限定」などの限定モノにも弱く、周囲の迷惑をかえりみずに組み合わせなどに長時間悩むこともある。
人間界での居住先はコミックス第6巻までの時点では不明だが、家賃についての言及があるため、どこかの賃貸物件に落ち着いていることが示唆されている[注 34]
遥か昔に、人間たちの争いや対立をドラゴンの力を用いることで収め、調和に向かわせようとしたことから、人間たちから「奇跡を起こす聖海の巫女」と呼ばれて崇められていた。これらの行動を「ルール違反」として粛正を図ったトールとはこのころに知り合い、「人間の本質を見極める」ためにしばらく行動を共にしていた[注 35]。しかし、彼女の崇拝者たちがやがて宗教を作り、組織と階級を生み出していったことから意見の食い違いが生じたため、ドラゴン態での壮絶な大喧嘩を経て、袂を分かつことになった[注 36]。以後、トールとは互いに仲の悪さを公言しているが[注 37]、小林さんからは「喧嘩する程仲がいい関係」であると見られているほか、ファフニールはトールのエルマへの態度は「形だけの怒りや殺意による照れ隠し」であると語っている[注 38][注 39]。その後、第64話で互いの本音をぶつけ合うことで、諍いに一応一区切りがついたようである。
人間態の姿は巨乳で抜群のプロポーションの持ち主。着物に似た普段着や、スーツの上着を両肩脱ぎにして着ている事が多い(職場ではきちんと着ているが、胸部がはみ出している)。
スピンオフ作品『エルマのOL日記』においては、主人公を務める。
ケツァルコアトル
声 - 高橋未奈美
異世界のドラゴン(雌)。人間態は明るい髪色のウェーブヘアで、基本は細目で頭から角を生やした高身長かつオッドアイの成人女性に変身する。ボーイッシュな雰囲気ながら、小林さんから「痴情アジテーターみたい」と称されるほど巨乳で豊満なスタイルをしており、普段はノースリーブに丈の短いショートパンツにニーソックスを履き、野球帽を被っている。「痴情」という単語があることと、卑猥と非常識を意味することは理解しているが、肝心の「どういう行為が痴情」なのかを分かっておらず、基本的に露出のきわどい服を好んで着ており、イベントや行事に参加した際は警備員に連行されることが多い。愛称はルコア。トールからはエヘカトルの渾名で呼ばれることもある。ドラゴンとしての姿は名前の意味通りの「羽毛ある蛇」。途方もなく長大な胴体は山や水平線をまたいでなおも伸び、尻尾の先にいたっては霞んで見えない。カテゴリとしては「元神」。アニメ版オープニングにてデフォルメされているものの全体像の大まかなシルエットが先行して判明した。
トールたちと親しいが、本人は混沌勢・調和勢の争いに関与せず、中立的な立場をとる「傍観勢」に属している。伝承の通り妹と肉体関係を結んだ過去が示唆されており、あまり触れられたくない話題の一つとされている[注 40]
一人称は「僕」で、世捨て人ながら温和で心優しい性格をしており、人付き合いは良い。人間から神と崇められた時期もあることから、本作に登場するドラゴンの中では珍しく人間の倫理観に沿って思考することができるタイプで、トールには洗濯から風邪の治療法に至るまでたびたび(常識の範疇で)アドバイスをしている。
危険な悪魔の召喚を試みた翔太を救うべく、自身が割って入って召喚されたことで[注 41]、使い魔として、翔太の家で暮らし始める[注 42]
過去の過ちから居場所を持つことを恐れていた自分に使い魔という形で居場所をくれた上に、さらに強大な自分に見合うよう1人前の魔法使いになろうと努力してくれる翔太に少なからず好意を持っている。翔太との親睦を深めようと、就寝中や入浴中にスキンシップを図ろうとするが、結果的に翔太を余計に困惑させてしまっている。
元神を自称するだけあってさまざまな能力を持ち、コミックス第5巻までの時点で確認できるだけでもトール同様の空間転移や物体の修復の他、記憶操作、対象に尿意を催させる光線、時間の逆行などが可能。また、戦闘力もトールが勝ったことが無いほどに強大らしく、劇中では腕相撲などでその片鱗を見せる。
ファフニール / 大山 猛(おおやま たけし)
声 - 小野大輔
異世界のドラゴン(雄)。人間態はトールから渡された写真を元に長髪で丸メガネをかけた若年の執事の姿に変身する。本来の姿はその片鱗しか見せていないが、瘴気を放つような描写が多い。ルコア同様アニメ版オープニングで全体像の大まかなシルエットが描かれた。なお、原作第8話・アニメ第3話の登場シーンでの姿は本来のものではなく、本人の認識では「人型」の範疇の姿に化けたものである。
長らく財宝の守護に務めていたことから警戒心が非常に強いため、人嫌いで無愛想な振る舞いが多く、やや物騒かつ刺々しい発言が目立つ[注 43][注 44]。しかし、普段の振る舞いとは裏腹に甘い物好きな一面もある。
トールとは住処にしていた洞窟を彼女が寝床にしようと侵入してきたことで争いになり、お互いの実力を認め合って友人同士となった。
本格的に人間界で暮らすことにした際トールから「大山 猛」の名を与えられ、滝谷の部屋に居候することになった。その後は滝谷の趣味に染まり、テレビゲームを通じて親しくなり、滝谷の作成していた弾幕系同人ゲームの問題の指摘やスクリプトソースの改良にも力を出すほどにもなった。
トールに対しては度々人間界の影響を受けすぎている旨を警告しているものの、彼女からは「(サブカル趣味や滝谷の影響を受けた性格のオタク化のせいで)あなたが一番おかしくなっている」と言われている。
他のドラゴンとは違い、人間からは(趣味を除いて)一歩引いた立場をとる傾向にある。第43話時点では人間との交流を「わからなくはない」と認めつつも、「だからこそ危険なことには変わりない」と、あくまでも自意識的にはドラゴンとしてのスタンスを崩していない。
ドラゴンと人間が触れ合うことについては「ドラゴンが人間側に近付いた人間ごっこ」として捉えているが、トールが小林さんとのふれ合いに後悔は無いと断言したことや小林さんが終焉帝を退けた事実に「どうしてそこまでするのか気になった」とも考えるようになり、自身にとって強い主従関係を結ばれるリスクがあると知りつつも、滝谷には固有の愛称である「ファフ君」と呼ばれることを受け入れるようになる(第54話)。小林さんから「ファフッさん」と呼ばれたこともある。
夏のコミケでサークル参加をして『呪いアンソロ』(千円)[注 45]を出展したが、1冊も売れずに終わる。また、アニメ第11話での冬のコミケには『呪いアンソロ2』を出展したが、同じく1冊も売れなかった。第61話では、(同人の売上に関する)滝谷への対抗心から、ルコアをモデルに漫画にも挑戦したが、またしても売れなかった。
終焉帝(しゅうえんてい)
声 - 菅生隆之
異世界のドラゴン(雄)にしてトールの父親。本名は2017年の時点で不明。
人間態は髭を長く生やした白髪の老人で、襟を立てた茶色のマントで身を包んでおり、中の服装は不明。
ドラゴンの姿はトールとほぼ同様の姿だが、ウロコの色は茶色掛かった黄土色、角は左右に三対、鼻先の両側面から中国の竜のようなヒゲがのび、マントの色がそのまま翼の色となっている等の差異がある。
思慮深いが厳格な人物。人間に対しても中立な立場をとり、むやみに人を殺めることはしない。世界の均衡を保つ管理を担っている立場なのは自身の口からは説明されているが、所属勢力は調和勢ではなく、混沌勢である(しかも、「混沌勢の代表格」とまで呼ばれている)。トールを筆頭にドラゴンが人間界に住み込み始めていることに懐疑的で、いずれ侵略を試みようと狙うドラゴンたちが現れるのではないかと恐れているが、それと同じく、トールの能力も恐れている様子。
ドラゴンと人は理解しあえる立場になりえないと考えており、トールがルールを破って人間界に居続けることで人間界と異世界の均衡が崩れてしまうことを危惧して連れ戻しに来るも、小林さんの説得とトールが見せた本気の殺意に、納得はしてはいないものの、一時期退散する。原作では人間界に来て、すぐの出来事だったが、アニメ版では小林家を訪れず、買い物中のトールの前に現れて強制的に連れ戻す[注 46]。それから数日後、トールが再び人間界におもむいたことから、トールと本来の姿で親子喧嘩を行うも、カンナの協力で駆け付けた小林さんの説得で退散する構成となった。
イルル
異世界のドラゴン(雌)で、人間態は小柄ながら小林さんが嫉妬するほどの巨乳を誇る少女に変身する。本来の姿は全体像は不明だが、ファフニールと同様に瘴気のようなものが立ち上がっている。「炎酸」という炎を吐けるほか、ガスコンロなどから火を摂取して直接魔力に変換することもできる。
「混沌勢」の最過激派に属するドラゴン[注 47]であり、破壊目的から人間界に現れ[注 48]、阻止しようとしたトールと戦闘になる(エルマ曰く「実力はトールのちょっと下」)。街を庇うあまり全力を出せないトールを一方的に攻撃するが、「甘いもの食べ放題」の条件で小林さんに懐柔されたエルマが助けに入ったことで形勢が逆転し、敗北してしまう。その後は回復しきらない身体のまま街を放浪し、今度はカンナを焚きつけようとするが、失敗に終わる。いずれの場合にもトールたちドラゴンと絆を結ぶ小林さんの存在が背後にあることを知り、幼少期から刷り込まれた「人間は敵」という一族の教えと相反する小林さんに興味を持ち接触してきた。小林さんとの問答にも今ひとつ納得が行かず、魔力で陥れようとするも、またも失敗する。
幼少期は人間の子供と遊んでおり、本心では人間と仲良くしたがっていた。その気持ちと一族の教えとの間で葛藤する中、小林さんに諭され、クレメネに粛清されかけたところを小林さんやトールに助けられた[注 49]ことで心を開くようになり、3人目の居候として小林さんのもとに住むようになる。
トールよりカンナと年が近そうな外見[注 50]であるが、実際はトールとほぼ同年代とされている(本人曰く「子を産み育てる歳」)。しかしながら、生い立ちのせいか[注 51]、平穏な生活を得てからは時折子供っぽい一面を見せることもある[注 52]
登場したばかりのころは人間に変身する能力が若干不足しており、人間態の際でも手を人間のものに変化させることができなかった(初めて試みた際には手首から先が球状だった)が、人間界で暮らし変身を重ねるうちに、少しずつ人間らしい姿をとれるようになった[注 53]。トールやルコアのようにウロコを服に変化させることに関しては、「そんな器用なことはできない」と語っている。
小林さんのもとに落ち着いてからも、破壊行為をしようとした後ろめたさから仲間内以外に交友を持たなかったが、ルコアの導きにより才川との邂逅を経て屈託のない笑顔を取り戻し、外の世界にも目を向けるようになった。
やりたいことが見つからず家でゴロゴロする日々を送っていたが、ある日とうとう堪忍袋の緒が切れたトールに「働かざる者死すべし」と最後通告を下され、仕事を探すことになり、商店街の「おぼろ商店」という駄菓子屋を訪ねた際、店主の会田さんが店を閉めようか思案している話を聞き、そこで働くことを希望[注 54]し、会田さんからOKを貰う。仕事のサポートに来た会田さんの孫のタケトを不安がらせるが、仕事を無難にこなし、タケトと親しくなる。
性的な感覚にややズレがあり、的外れな理屈でタケトを困惑させたりしていたが、後にはタケトが戸惑うのを面白がっていた。
故郷にいたころはカンナと共にいたずらも行っており、作者は「カンナとは似つつも経験したことが違うとこうなる」と語っている。
クレメネ
異世界のドラゴン(雄)で、人間態は面長で痩せ型の青年に変身する。
「調和勢」に属しているが、エルマに比べてやや過激な思想をした「屠竜派」と称されるグループの一員。敵対勢力の竜を殺すことを自己目的化しており、エゴを押し通すためならば不干渉の掟をも勝手な解釈でねじ曲げる[注 55]
弱ったイルルをいたぶり殺そうと執拗に追い回すが、それを庇った小林さんを傷付けたこととトールに関連する禁句[注 56]を口走ってしまったことがトールの逆鱗に触れ、全身の骨を折られた上に(上述の通り、ドラゴンにとっては重要な部位である)角の片一方を付け根からむしり取られた挙句、記憶を消されて異世界に送り返された。なお、実力は「(イルルが)弱ってなければ本来勝てる相手でもない」程度。
キムンカムイ
異世界のドラゴン(雄)で、先代のカンナカムイ。人間態は面長で大柄な体格の中年男に変身する。カンナの父親。
ドラゴンの勢力争いに余念がなく、カンナのことも娘ではなく同じ勢力の仲間という認識で、「戦果を挙げたら労う」など親という概念を理解していないため、カンナがいたずらを繰り返す原因となった。争いごとには一切容赦しないが、酒の趣味が合う者にはフランクに接する。
ドラゴンが数百年かけて力を封じ込めた龍玉をカンナが壊したため追放したが、自身の領の近くに調和勢の大物ドラゴンである白竜公ルミネースが拠点を構えたことで力が必要となったため、カンナの体内に流れる龍玉の力を抽出するために人間界にやってきた。当初は小林さんと互いの素性を知らないまま酒を酌み交わして意気投合するも、カンナの扱いを巡って対立する。
アーザード
異世界のドラゴン(雄)で、キムンカムイが率いる軍の軍師。人間態は金髪で美形の青年に変身する。
冷静な性格で感情的になりやすいキムンカムイのフォロー役を務めているが、自らの手の内を明かそうとはしない。
ルミネース
異世界のドラゴン(雄)で、「調和勢」に属し、「白竜公(はくりゅうこう)」の異名を持つドラゴン。
トールからも「相当強い」と評され、キムンカムイが龍玉の力を必要とするほどの大物で、キムンカムイの治める領の近くに拠点を作った。
作中では名前と顔のみの登場で直接登場していない。

ドラゴン以外の異種族[編集]

サハギンゴブリン魔女
声 - 藤井隼(サハギン)、高橋伸也(ゴブリン)、石原夏織[注 57](魔女)
トールたちがコミケ会場で出会った異世界の住人たち。事故により人間界に飛ばされてしまい、以降は人間界で暮らしているが、いつも人間態のままでは窮屈なので、コミケ会場のようなコスプレイベントのある場所を隠れ蓑にして都合よく本来の姿に戻っている。トールと顔を合わせた際、彼女がドラゴンであることを知ると逃げ出したが、今度のコミケ用に「メイドのドラゴン」を用意することにした。なお、彼ら以外にも異世界の住人たちが幾人か本来の姿で訪れていた、とのこと。

人間[編集]

滝谷 真(たきや まこと)
声 - 中村悠一
小林さんの同僚である男性社員で、数少ない友人の一人。
普段は人当たりが良く穏やかな性格の好青年だが、メイドや執事関連の隠れオタクであり、そのモードに入ったときには瓶底眼鏡をかけて、語尾に「ヤンス」を付ける(この時は出っ歯になる)。
トールからは小林さんのことでライバル視されている。アパートで暮らしており、後に「大山猛」の名で暮らし始めたファフニールを住まわせることになる。
ドラゴンたちの関係を気遣って親睦会を開いたり、人間を見下すファフニールを諭すなどコミュニティを維持するべくさまざまな行動をとる。作者曰く「都合のいい人間であろうとしてしまう典型的なお人好しタイプ・空気を読むタイプの小林さんとは類友」[2]。トールたちが異界の者であることを認知して以降は先述の「ヨモヘツグイ」「冥界下り」の話で安直な異世界交流や、一方的な思いやりの危険性をドラゴンたちに説くこともあり、エルマからは「牧師みたいな人」と称されている。
初期およびアニメにおいては小林さんとは同期であるとされているが、原作第35話では部署の設立当初からいる小林さんに対して、自分は翌年新卒で入ったとエルマに説明しており、これが単なる矛盾か設定の変更かは、コミックス第6巻時点で不明。
作中ではファフニールを「ファフ君」という固有の愛称で呼んでおり、後にその行為は強制的に彼に強い主従契約を結べる状況を作り出していると知るが、争うことはあっても力ではなくゲームで勝敗を決めるなど2人の関係はあくまで対等なものとして捉えているため、その権利を行使してはいない(トールからは、力を介さずにファフニールとそれなりの関係を築いていることを不思議がられている)。
同人ゲームの壁サークル「水竜堂」のメンバーであり、夏コミにも参加した際に、急病で不参加となったメンバーの代理として、トールに列整理、小林さんに売り子の手伝いをしてもらったこともある。なお、作品は弾幕系STGで、ファフニールの指摘並びにスクリプトソースの修正で改良されている。
堀内(ほりうち) / 辰田(たつた)
声 - 高橋伸也
朧塚商店街で肉屋を経営している男性。トールにクリスマスのことを教えた。
原作では直接登場することは少ないが、アニメでは出番が増えており、名前も堀内から辰田に変更された。
才川 リコ(さいかわ リコ)[3]
声 - 加藤英美里
朧塚小学校に通う女子児童で、カンナの同級生。
広めでつややかな額がチャームポイント。高飛車でクラスの女王を気取るような言動に加え、男子に対しては上級生だろうと上から目線を取りがち。実際には素直になれないだけで本心では同級生と仲良くしたがっているが、普段の態度が災いして歓迎されていない。クラスメイトからは「ずるいし、汚いし、負けを認めないどうしようもない性格」「才川が(運動会で)みんなで協力という発言をしたことが信用できない」などと酷評されている他、ドッジボールでの増援を断られた際にカンナからも人望の無さを指摘されている。学校に無断でを持ってきている。空手を習っており、大会で優勝したことがあるとのこと[注 58]。アニメ版では、パイナップル入りの酢豚が嫌いなことになっている[注 59]
当初よりカンナに関心を持ちつつも(素直になれない自身の性格もあって)その優秀さを疎ましく思っていたが、カンナを泣かせてしまったこと[注 60]を機に態度を軟化させ、友人となる。これ以降、カンナからのスキンシップや好意を示す言葉に身悶えることが多くなり、友情が行き過ぎて少々危険な雰囲気になることがある[注 61]。原作では第21話で見せたきりだが、アニメではカンナのことで興奮すると、ことあるごとに「ぼへえぇぇ」と叫び、さながら代名詞と化している[注 62]
小林さんのことは、カンナから「私の保護者」と紹介されたことでカンナの母親と誤って認識しているが、小林さんやカンナから明確に否定されていないので、以降も(第6巻までの時点で)そう思い込んでいる。このため、カンナが小林さんのことを「コバヤシ」と苗字で呼ぶこと[注 63]を変に思っている[注 64]
主要キャラの中でカンナたちの正体およびドラゴンの存在を知らない数少ない存在である[注 65]
実姉のジョージーに対しては、普段は「ジョージー」と呼んでいるが、たまに「お姉ちゃん」と素で呼びそうになることもある(スピンオフ作品では基本的に「お姉ちゃん」と呼んでいる)。
『カンナの日常』においては、自身の雛人形は姉のお下がりであることにコンプレックスを抱えていることが明らかとなった。
ジョージー / 才川 苗(さいかわ さなえ)
声 - 後藤邑子
「才川家のメイド」を自称する才川の実姉。アニメの公式サイトによると、本名は「才川 苗」であり、初登場時点で中学3年生[3]
度を越したメイドフェチであり、実妹のリコに対しては家の中でも外でも「お嬢様」呼びを崩さない。小林さんと意気投合し、才川家を訪れたトールは別な意味で危機に直面する。スピンオフ作品『カンナの日常』にて、カンナがジョージーに憧れてメイドごっこを申し出たときには「ごっこ遊びとはいえ…」とメイドの心構え等の指導を手厳しく行った。
アニメ版では出番が若干増えており(第9話ではリコの運動会を観覧し、第11話では初詣の付き添い、第13話ではリコの登校のお見送りをし、いずれも自前のメイド服で登場している)、主要キャラに昇格している。
普段は「普通の女子中学生」とのことで、第50話のエピローグ1コマで学生服姿が描かれた。また、同話では「メイド服の資金稼ぎ」として遊園地でマスコットの中の人としてアルバイトしていることが判明した。スピンオフ作品『カンナの日常』によると、試験勉強のためにコーヒーを飲むこともある。
才川の両親
声 - 嶋村侑(母)、高橋伸也(父)
才川の両親。
母親は娘たちにそっくりの容姿で、父親は和服を着用し、厳格なイメージがある。
原作に先駆けて、アニメ版第9話で初登場を果たす。
長女の苗(ジョージー)が「才川家のメイド」を自称している件については咎めていない。
真ヶ土 翔太(まがつち しょうた)[3]
声 - 石原夏織
朧塚小学校に通う小学5年生の男子児童。クラスは3組。魔法使いの家系であり、故郷に帰る日に備えて、魔法の練習をしている。
地道を好む温厚な努力家で学校での成績も優秀(『カンナの日常』では、オール5)でアウトドア活動も得意だが、早く一人前になりたいと焦る気持ちも強い。ブラックコーヒーと近所の怖い犬が苦手。カンナと才川より学年は上だが、2人からはタメ口を叩かれている。滝谷とファフニールとは、ゲーム仲間にもなる。
悪魔の召喚を試みた際に、制御しきれない悪魔を召喚しそうになっており、危険を察知したルコアが代わりに召喚に応じた。以降は、ルコアの主になるが、ルコアがドラゴンだと説明されても信じず、その過激なスキンシップから彼女を「巨乳なサキュバス」だと誤解をしている。その一方で、強大な力を持ちながらも自分のそばにいてくれるルコアのことを、憎からず思っている側面もあり、小林さんに「もしルコアが自分の友達と仲良く話しているところを見たらどう思う?」と聞かれた際には大いに狼狽えていた。ルコアとは魔力のつながりができているため、離れていてもだいたいどこにいるかを察知することができる[注 66]。ただし、ルコアのことはドラゴンと認めずとも、その友人であるトールやエルマなどがドラゴンであることは認知しているようで本来の姿を目撃しても特に驚きはしない。
アニメ版では出番が増えており、就寝時と夢の両面でルコアの巨乳で悶絶する様が毎回の定番となっている。第10話では同じ学校の後輩のカンナと才川に肉まんをあげる先輩らしい気遣いを見せ、ルコアに女装させられた際には、中性的な容姿もあって、トールたちも驚くほど可愛くなっていた。
魔法使いとしての能力は、当初は目立ったものは見られなかったが、コミックス第7巻で人を眠らせる術を用いたり[注 67]、魔法学校の昇格試験で、それなりの成績を残すなど、向上が見られる(箒で飛ぶことは苦手[注 68])。
翔太の父
小林さんの勤務先の専務[注 69]。本名は不明。
ルコアのことは「呼んでしまったものを責任を持ってどうにかするのが一族の家訓」としながらも、翔太にとっていい勉強になると考えている(小林さんには「息子さんの性癖が歪んでも知りませんよ」と忠告されている)。
一見穏やかな人となりだが相当の狸親父であり、待遇の改善を訴えるエルマを道理と詭弁を使い分けて悉くいなし続けたほか、未来視の能力を用いて別世界の著書を書き写して売りさばき、魔法の研究費に充てるなどしている。
トールの父親とは知り合いであり、彼女の人間界での様子を細々と伝えている。
自社のプログラミング言語を魔法式の羅列に似せた独自のものにしており、これが原因で現場では新入社員が育ちにくく、中途募集をかけても一向に応募が無い状態となってしまっている(小林さんは「新卒を採るにしても教育期間が足らない」と嘆いており、偶然とはいえエルマの入社はかなりの戦力強化であった)。
真ヶ土 沙織(まがつち さおり)[注 70]
翔太の母親。専業主婦。髪型は息子の翔太に似ている。真ヶ土家では唯一の普通の人間。アニメ版第9話の運動会では、ルコアと共に、翔太を応援した。
小林さんの母
声 - 玉川砂記子
小林さんの母親。娘同様に眼鏡をかけている。原作では回想のみの登場で、アニメ第11話において、小林さんとの電話のやり取りという形で声のみ登場。また、第13話(最終回)エピローグでは、小林さんがトールとカンナを連れて、帰郷した。
山下(やました)
声 - 高橋伸也
小林さんの同僚である男性社員。北海道出身。トールが小林さんに内緒で会社見学に来た日は休暇(アニメでは風邪による欠勤)をとっていたが、その前日に発注ミスをしてしまったため、小林さんは処理に追われることになった。
課長(原作) / 所長(アニメ版)
声 - 高橋伸也
小林さんの上司。本名不明。男尊女卑的思考の持ち主[注 71]で、小林さんに対して度々パワハラを行っているが、小林さん自身からは軽くあしらわれている[注 72]。毎度の如く小林さんにパワハラを強いており、トールが内緒で会社見学に来ていた時も同じことをしていたが、それがトールの怒りを買い、何度も足を突っかけられてその場で転び続ける醜態を晒し、他の部下から笑われたことで赤面しながらその場を去った。
その後も小林さんにパワハラをするが、実はその様子を既に録音されており、遂には小林さんが送り付けたパワハラ発言の録音データが上層部に渡ったことで今までのパワハラが明らかとなり、結果として解雇処分に追い込まれた[注 73]
笹木部(ささきべ)
声 - 石原夏織
小林さんの右隣に住んでいる主婦。「ギガンテスの四股のようだ」とトールが評するほど、騒がしい音を立てて料理をするが、時々小林さん宅におすそ分けをするなど、当人は至って善良な人物であり、料理についても「味は普通」と評されている。
アニメ第11話ではお節料理のお裾分けで栗金団を小林さん宅に届ける。
谷菜(やな)
声 - 高橋伸也[注 74]
小林さんの左隣に住んでいる男性。職業か趣味か不明だが、自室で音楽を流したり、歌を歌ったりするが、その音楽は「マンドラゴラの断末魔や、ハーデスヘラクレスに踏み潰されたうめき声」とトールに評されるほど騒々しい。デスメタル系のバンドでボーカルを担当しているらしいが、練習スタジオでの歌唱を聴いたカンナからは「ヘタ」、才川からも「うるさい」と切り捨てられている[注 75]
アニメ第11話では年末に実家から届いたみかんのお裾分けをしている。
曽根(そね)
声 - 高橋伸也
小林さんのおむかい(アニメ版では上の階)に住んでいる男性。自室をアトリエとして、木彫りの彫刻を作る仕事をしている[注 76]が、電動ドリル(リューター)の音がかなり騒がしく、上記二名と三つ巴のうるさい近所迷惑を引き起こして二日酔いの小林さんを苦しめ、トールを激昂させる寸前にまで陥らせる。
アニメでは第11話で年越しの縁起物としての鶏の木彫を小林さん宅に贈呈した。なお、この木彫の鶏は一度第12話でトールの不注意から壊れているが、その後で何時の間にか修復されている。
女性教師
声 - 後藤邑子
朧塚小学校の教師でカンナのクラス3年2組の担任。髪にヘアピンをしている。
カンナの言語(マジやばくね?)に洗脳されたクラスを見て、困惑した。
盗賊の少女[注 77]
声 - 千菅春香
トールが元の世界でドラゴンの姿だったときに出会った少女。本名は不明。右の頬に傷跡がある。人生に奴隷になるか盗賊になるかの選択肢しかなく、盗賊を選んだ挙句追われる身となって逃走した先に、トールと出会いしばらくの間共に過ごす。トールに「自由を得たらどうするか?」と聞かれた際、「メイドになる。誰かに仕えて“自ら”隷属する道を自ら選択する」と答えて、その場を後にした。
後日、念願のメイドとなり、楽しい日々を送っている[注 78]
この少女との邂逅は、それまでの生で何も選べなかったトールに大きな影響を与えた。
破滅の龍(はめつのりゅう)
地元最強の不良男性。町のパトロール役を引き受けたトールに恥をかかされた不良チーム・ドラゴンバスターズの助っ人として、トールに襲いかかるが、パンチ一発で敗北。ドラゴンバスターズもトールに叩きのめされるが、トールに一目置くようになる。
風友鳳華(かぜとも ほうか)
作者の別作品『滅子に夜露死苦』および『ラブタ』の登場人物。第43話に登場。
「鉄パイプフェニックス」の異名を持つヤンキー。破滅の龍と同じく、ドラゴンバスターズの助っ人として、トールに襲いかかるが敗北。
『滅子に夜露死苦』の巻末漫画ではこれがきっかけで「メイドの中に強さがある」と考えるようになっており、そこから数年後となる『ラブタ』ではヒロイン・後藤地久瑠芽邸のメイドとなっている(当初はショートヘアだった髪型もトールのようなツインテールになっている)。
会田(あいだ)
商店街で「おぼろ商店」という駄菓子屋を経営する老婦人。トールとは町内会や祭りの準備で知り合った。
高齢のため店を閉めようか思案していたが、子供たちから慰留されてできずにいたところ、そこで働くことを希望したイルルを(トールの口添えもあって)雇うことにした。
孫のタケトの友人曰く「ヘンクツばーさん」。
会田 タケト(あいだ タケト)
会田さんの孫。16歳・高校生。会田さんは彼に店をまかせようと思っていたが、彼自身は乗り気でないことが示唆されている。
会田さんの店で働くことになったイルルをサポートするよう言われ、イルルに色々と事情をたずねるが、その奇行やおかしな言動に不安を覚える。しかし、イルルの仕事ぶりがしっかりしたものだったので、見直すようになり、親しくなる(イルル曰く「お前気にいった」「小林の次くらい」とのこと)。
クロエ
カンナが家出先のニューヨークで出会った少女。髪をお団子状に結っている。
親と喧嘩をして家出をしていたが、怪しげな男達に襲われていたところをカンナに助けられる。
カンナが、才川にも伏せている自分の正体を知らせた相手。カンナの説得で家に帰る決心をした。
父親は大企業の社長でマフィアと対立しているらしい。ミネソタ在住。
ウィリアム
魔法学校の昇格試験で翔太に何かと絡んでくる少年。骸骨を使い魔としている。
翔太のことを「七光り」とか前回試験を受けそこねたこととかでからかっていたが、トールの通訳(心理分析?)によると翔太が親の七光りでちやほやされること、エメリーが翔太に気があること、そして使い魔のルコアのあけっぴろげな対応などが気に入らず、対抗心を燃やしている。
試験結果で翔太を下回ってしまったことで決闘を申し込んたが、ルコアをバカにされて怒った翔太の睡眠魔法で返り討ちにあう。
エメリー
魔法学校の昇格試験でウィリアムと共にいた少女。蛇を使い魔としている。
トールの見立てによると、翔太に対してそっけない態度をとりつつも気がある模様(いわゆる「ツンデレ」)。

用語[編集]

人間[編集]

小林や滝谷のような、力もなければ魔法も使えない種族。トールたちが元々いた異世界では亜人とよばれる知的種族も存在しているが、地球における知的種族は彼らのみである。

ドラゴン[編集]

トールやエルマのような、爬虫類のような姿をした、強大な力と魔力を持つ種族。カンナカムイやルコアのように、鳥類とのハイブリッドのような風貌をした者もいる。また、アニメでは爬虫類特有の瞬膜が描かれている。

魔法で人間に化けることもでき、その場合、「ドラゴンとしての概念を人間に置き換えた姿」になるため、人間態が美男美女になるかは個人個人で異なる[注 79]。また、人間の姿に化けている間は非常に窮屈な感覚であるらしい(トール曰く、「小さいスーツに身体を押し込んでいる」イメージ)。

平均寿命は人間を遥かに上回っており、そこが「人間とドラゴンの共生」を阻む一つの課題となっている。神との長い戦いの中で「混沌勢」、「調和勢」、「傍観勢」という3つの勢力に分かれていったが、いずれの勢力でも「人間とドラゴンの友好的・対等な関係を結ぶ」ことは制限されている節がある。

混沌勢
神の管理から脱し自由を求めて一丸となって戦っていたドラゴンの中から調和勢・傍観勢が離れ、残った者はいつしか「世界を混沌に陥れる者たち」のレッテルを貼られた。このため勢力としての成立時期は3つの中で最も新しい。
終焉帝を代表格とし、トールやイルルはこの勢力に属している。ドラゴンに比べれば脆弱にすぎる人間の存在など当初は気にも留められていなかったが、調和勢と人間が結託するにつれ「人間は害悪だから皆殺しにしろ」と吹聴され、その考えが勢力内に蔓延してしまっている。
第67話で、「自由を旨とし神の世界管理を許さず戦い続け、己の強さを世に知らしめ自由を謳歌する」という長所と、「自由とは名ばかりで、統率が取れず暴れたがりの集まり」という短所が語られている。また、ファフニールは勢力に正式に属してはいないが、自分の能力からこの勢力を自称している。
調和勢 
「神に寝返った者たち」。エルマやクレメネはこの勢力に属している。人間に対しては助けを乞われれば力も貸すが、その見返りに人柱を要求する者も少なくはなく、トールからは「(生贄を供えられなければ自ら動こうともしない)怠け者ども」と揶揄されている。
混沌勢とは敵対勢力であるが、人間世界の秩序を乱さない決まりからか、「異世界にわたる力を持っていない」、「ごはんをいただくなどの施しを(基本的に)受けてはいけない」などのデメリットも持ち合わせている。しかしながら、決まりの解釈は個人に委ねられているのか、上述のエルマやクレメネのように、決まりに屁理屈などをつけた上で背く真似をしてトールたち混沌勢から粛清されることも少なくない。
また、クレメネのように、「混沌勢を駆除すること」だけを目的とする「屠竜派」と称されるグループも存在する。
第67話で、「神の管理の方向性を人に、人の陳情を神に伝え、世界のバランスを取りもち導く」という長所と、「実際には人間からの搾取しかしない」という短所が語られている。
傍観勢 
「戦いを見限り、どこにも属さぬ者たち」。ケツァルコアトルはこの勢力に属している。一見すると、3勢力で一番平和にも見えるが、イルルが人間世界で街を破壊しようとした際にも人間側に加担(つまり、街を守ることを)せず傍観を貫いていたなど、あくまで「誰の敵にも回らないし味方にも付かない」のが信条なようである。
ただし、スピンオフ作品にて、ルコアが近所の農家の手伝いをしているなど、ドラゴンが関与していない事柄ならば手出しすることは問題ないようである。
無所属
上記3勢力のいずれにも属していない者たちで、幼竜に多い。新勢力を立ち上げることもできるが、他勢力に即潰されてしまうため、結局無所属のままか、強制的に所属を決められることが多い。デメリットが多いようにも見えるが、人間との接触を制限されないというメリットもある[注 80]

書誌情報[編集]

単行本[編集]

クール教信者 『小林さんちのメイドラゴン』
双葉社 〈アクションコミックス〉既刊7巻(2018年4月12日現在)
巻数 発売日 ISBN 収録
1 2014年5月10日[4] ISBN 978-4-575-84405-4 第1話 - 第10話
2 2015年2月10日[5] ISBN 978-4-575-84570-9 第11話 - 第20話
3 2015年9月10日[6] ISBN 978-4-575-84679-9 第21話 - 第30話
4 2016年5月12日[7] ISBN 978-4-575-84796-3 第31話 - 第39話
5 2016年12月12日[8] ISBN 978-4-575-84894-6 第40話 - 第48話
6 2017年7月12日[9] ISBN 978-4-575-85002-4 第49話 - 第58話
7 2018年4月12日[10] ISBN 978-4-575-85134-2 第59話 - 第68話
クール教信者(原作)・木村光博(漫画)
『小林さんちのメイドラゴン カンナの日常』
双葉社 〈アクションコミックス〉既刊4巻(2018年2月10日現在)
巻数 発売日 ISBN 収録
1 2017年3月28日[11] ISBN 978-4-575-84948-6 10話収録(話数表記なし)
2 2017年7月12日[12] ISBN 978-4-575-85003-1 10話収録(話数表記なし)
3 2017年10月12日[13] ISBN 978-4-575-85044-4 10話収録(話数表記なし)+a
4 2018年2月10日[14] ISBN 978-4-575-85105-2 11話収録(話数表記なし)
クール教信者(原作)・カザマアヤミ(漫画)
『小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記』
双葉社 〈アクションコミックス〉既刊1巻(2018年5月11日現在)
巻数 発売日 ISBN 収録
1 2018年5月11日[15] ISBN 978-4-575-85151-9 第1話 - 第9話

アンソロジーコミック[編集]

『小林さんちのメイドラゴン公式アンソロジー』 双葉社 〈アクションコミックス〉既刊4巻(2018年5月11日現在)
巻数 発売日 ISBN 執筆者
1 2017年1月12日[16] ISBN 978-4-575-84912-7 GUNP/ÖYSTER/伊藤ハチ/黒川おとぎ/木村光博/浜田よしかづ/吉北ぽぷり/
ノブヨシ侍/鮭夫/鳥取砂丘/AHOBAKA/221/堀博昭/将良/クール教信者
2 2017年3月11日[17] ISBN 978-4-575-84938-7 高津ケイタ/雪子/カザマアヤミ/鮭夫/藤沢カミヤ/雨がっぱ少女群/うず/
チョモラン /ていお亭ていお/ノブヨシ侍/黒川おとぎ/GUNP/221/吉北ぽぷり/
渡井亘/中村カンコ/クール教信者
3 2018年3月12日[18] ISBN 978-4-575-85120-5 雪子/伊藤ハチ/おりはらさちこ/三三/岩飛猫/GUNP/渡井亘/ノブヨシ侍/
うかんむり/masha/KAKERU/黒川おとぎ/ていお亭ていお/クール教信者
4 2018年5月11日[19] ISBN 978-4-575-85150-2 藤沢カミヤ/檜山大輔/ていお亭ていお/221/木村光博/AHOBAKA/渡井亘/吉北ぽぷり/
天野しゅにんた/鮭夫/ほっぺげ/高津ケイタ/カザマアヤミ/GUNP/クール教信者

テレビアニメ[編集]

2016年4月にテレビアニメ化が発表され[20]、2017年1月から4月まで朝日放送TOKYO MXテレビ愛知BS11にて放送された。全13話。原作第1巻から第4巻までの内容[注 81]を基にしているが、登場人物の言動や設定に関して上記のような修正・変更が行われている他、一部のエピソードの順番が入れ替わったことに伴い、一部は原作から大幅に変更されたアニメオリジナルストーリーとなっている。また、主要キャラの初登場時には画面下側に名前が表示され、場面転換時[注 82]には5個の中黒記号文字またはその組合せでの顔文字に変わる映像が挿入される[注 83]演出がなされている。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「青空のラプソディ」
作詞 - 林英樹 / 作曲 - 佐藤純一 / 編曲・歌 - fhána
エンディングテーマ「イシュカン・コミュニケーション」(第2話 - 第12話、第14話)
作詞 - 松井洋平 / 作曲 - 佐藤純一 / 編曲 - rionos / 歌 - ちょろゴンず[トール(桑原由気)、カンナ(長縄まりあ)、エルマ(高田憂希)、ルコア(高橋未奈美)]

オープニングおよびエンディングの映像では、ドラゴンキャラが歌い踊るシーンにそれぞれ決まったバックカラー(トールは赤の格子柄、カンナはピンクの地に白の水玉模様、ルコアは白と紫の横縞、エルマは白と青の縦縞、ファフニールは紺のペイズリー柄)が当てられている。これらはオープニング最初の頭のアップおよびエンディング最後の布団の柄にも当てはまっている。

各話リスト[編集]

各回のサブタイトルは、Aパート終了時からCMに入る前に表示される。

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 原作
第1話 史上最強のメイド、トール!
(まあドラゴンですから)
山田由香 武本康弘 藤田春香 門脇未来、丸木宣明
丸子達就
第1話 - 第4話
第2話 第二のドラゴン、カンナ!
(ネタバレ全開ですね)
澤真平 角田有希 第5話 - 第7話、第9話
第3話 新生活、はじまる!
(もちろんうまくいきません)
武本康弘 北之原孝將 岡村公平 第8話[注 84]、第11話、
第22話、オリジナル
第4話 カンナ、学校に行く!
(その必要はないんですが)
西川昌志 山村卓也 池田和美 第13話、第21話、オリジナル
第5話 トールの社会勉強!
(本人は出来てるつもりです)
志茂文彦 石立太一
小川太一
小川太一 植野千世子 第14話、第15話、第18話
第6話 お宅訪問!
(してないお宅もあります)
山田由香 三好一郎 丸子達就 第27話、第29話、オリジナル
第7話 夏の定番!
(ぶっちゃけテコ入れ回ですね)
武本康弘 北之原孝將 明見裕子、門脇未来
丸子達就
第16話、第17話
第8話 新たなるドラゴン、エルマ!
(やっと出てきましたか)
志茂文彦 山田尚子 西屋太志 第23話 - 第26話
第9話 運動会!
(ひねりも何もないですね)
武本康弘 澤真平 角田有希、明見裕子
池田晶子
第34話、オリジナル
第10話 劇団ドラゴン、オンステージ!
(劇団名あったんですね)
西川昌志 石原立也 藤田春香 岡村公平 オリジナル[注 85]
第11話 年末年始!
(コミケネタありません)
山田由香 山村卓也 池田和美 オリジナル
第12話 トールと小林、感動の出会い!
(自分でハードル上げてますね)
西川昌志 小川太一 植野千世子 第12話、第32話、第28話
第13話 終焉帝、来る!
(気がつけば最終回です)
山田由香 武本康弘 三好一郎
澤真平
丸子達就、岡村公平
池田晶子
第19話、第20話、オリジナル
第14話
(未放送)
バレンタイン、そして温泉!
(あんまり期待しないでください)
西川昌志 藤田春香
石原立也
北之原孝將 明見裕子、池田晶子
角田有希、丸子達就
第10話、第33話、オリジナル

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[21]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [22] 備考
2017年1月12日 - 4月6日 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) TOKYO MX 東京都
木曜 2:05 - 2:35(水曜深夜) テレビ愛知 愛知県
木曜 2:14 - 2:44(水曜深夜) 朝日放送 近畿広域圏 水曜アニメ〈水もん〉』第1部
2017年1月13日 - 4月7日 金曜 0:00 - 0:30(木曜深夜) BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
2017年4月6日 - 6月29日 木曜 0:30 - 1:00(水曜深夜) テレ朝チャンネル1[23] 日本全域 CS放送 / リピート放送あり
日本国内 インターネット / 放送期間および放送時間[21]
配信期間 配信時間 配信サイト
2017年1月12日 - 4月7日 木曜 22:00 - 22:30 AbemaTV 新作アニメch
2017年1月13日 - 4月8日 金曜 23:30 - 土曜 0:00 ニコニコ生放送
2017年1月14日 - 4月9日 土曜 0:00(金曜深夜) 更新 GYAO!
土曜 12:00 更新 dアニメストア / U-NEXT / アニメ放題 / ニコニコチャンネル
2017年1月15日 - 4月10日 日曜 0:00(土曜深夜) 更新 ビデオパス / フジテレビオンデマンド / J:COMオンデマンド
日本国外 インターネット / 放送期間および放送時間
配信期間 配信時間 配信サイト 対象地域 備考
2017年1月12日 - 4月7日 木曜 0:00(水曜深夜) 更新 ビリビリ動画 中国大陸 中国語簡体字)字幕あり

BD / DVD[編集]

発売日 収録話 規格品番 オーディオコメンタリー
BD DVD キャスト スタッフ
1 2017年3月15日 第1話 - 第2話 PCXE-50731 PCBE-55661 桑原由気、長縄まりあ
高田憂希、高橋未奈美
武本康弘、門脇未来、丸木宣明
2 2017年4月19日 第3話 - 第4話 PCXE-50732 PCBE-55662 田村睦心、桑原由気
長縄まりあ
武本康弘、浦彰宏
北之原孝將(3話)、西川昌志(4話)
3 2017年5月17日 第5話 - 第6話 PCXE-50733 PCBE-55663 田村睦心、桑原由気
加藤英美里
武本康弘、秋竹斉一
小川太一(5話)、石田奈央美(6話)
4 2017年6月21日 第7話 - 第8話 PCXE-50734 PCBE-55664 田村睦心、桑原由気
高橋未奈美
武本康弘、渡邊美希子
平石朋基(7話)、山田尚子(8話)
5 2017年7月19日 第9話 - 第10話 PCXE-50735 PCBE-55665 田村睦心、長縄まりあ
高田憂希
武本康弘
澤真平(9話)、岡村公平(10話)
6 2017年8月18日 第11話 - 第12話 PCXE-50736 PCBE-55666 田村睦心、桑原由気
長縄まりあ
武本康弘、三浦理奈
山村卓也(11話)、植野千世子(12話)
7 2017年9月20日 第13話 - 第14話 PCXE-50737 PCBE-55667 田村睦心、桑原由気
長縄まりあ(14話)
高田憂希(14話)
高橋未奈美(14話)
武本康弘、米田侑加、冨板紀宏

映像特典[編集]

小林さんちの○○ドラゴン』(こばやしさんちのまるまるドラゴン)は、 Blu-ray各巻収録の短編エピソード。

巻数 サブタイトル シナリオ 絵コンテ・演出 作画監督 総作画監督
1 小林さんちの○○ドラゴン 山田由香 山村卓也 池田和美 門脇未来
2 小林さんちのアニマルドラゴン 西川昌志 澤真平 明見裕子
3 小林さんちの制服ドラゴン 角田有希
4 小林さんちのバトルドラゴン 北之原孝將、澤真平 角田有希、岡村公平
5 小林さんちのスポーツドラゴン 澤真平 角田有希
6 小林さんちのミステリードラゴン
7 小林さんちのウェディングドラゴン 角田有希、岡村公平

Webラジオ[編集]

小林さんちのイシュカン・ラジオ』 (Miss Kobayashi's isyukan radio) は、音泉にて2016年12月30日にプレ放送を経て、2017年1月13日から9月29日まで配信された番組[24][25]。第1回(2017年1月13日)から第12回(3月31日)まで毎週金曜日配信、第13回(4月28日)から最終回第18回(9月29日)まで月1回最終金曜日配信。パーソナリティはトール役の桑原由気、カンナ役の長縄まりあ、エルマ役の高田憂希、ルコア役の高橋未奈美

インターネット放送
TVアニメ「小林さんちのメイドラゴン」〜ちょろゴンずのなまほうそう〜』がニコニコ生放送にて2016年12月7日から2017年5月10日まで配信された。
朝日放送 水曜アニメ〈水もん〉 第1部
前番組 番組名 次番組
小林さんちのメイドラゴン

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ コミックスでのタイトルの英語表記は、"The maid dragon of Kobayashi-san"となっている。
  2. ^ また、コミックス第7巻の時点で3匹のドラゴンを同居させていることに加え、カンナの学費まで賄っているものの、特に生活に困窮している描写がないことから、年齢に比して高給取りであることもうかがえる。
  3. ^ イルルの手で一時的に男性にも変えられたことがあるが、元々が中性的なためにトール以外からは気づかれなかった。
  4. ^ 本来は腰辺りまで伸ばしたロングヘアー。小林さんとの同居を始めるまでは髪を結っておらず、服装も裸体の上に外套を身に纏っただけである。
  5. ^ このときのトールの言によると、神剣を抜こうとした人間は精神を破壊されてしまうが、小林さんには信仰心がないので平気だったのだろう、とのこと。
  6. ^ 実際に、盗賊の少女や小林さんに対して「殺す」と豪語しつつも、実際には脅しだけで済ましており、見下している以外には意外と穏便にことを済ませている。
  7. ^ エルマや登校中のカンナが角の有無を切り替えているのは、正体の露見を防ぐ以外にも、魔力の節約という点が大きい。
  8. ^ 第1話では、自切してもしばらくすればまた生えてくる様子が描写されている。
  9. ^ なお、尻尾の味は「甘くてクリーミー」と当人自身から評されているが、肉には毒があるため、毒抜き無しでは食べられない、とされている。また第49話では、食べれば腰痛の治療に効果があることを明言している。アニメでは、見た目に特徴があるため、黙っていてもすぐ小林さんに見抜かれてしまう。小林さんから「挽肉にすれば良いのでは?」と提案を受けるが「それじゃ自分の肉だとわからない」と自ら却下している。
  10. ^ 事実、風邪で寝込んだ際にトールが探してきた風邪薬を(それが獣人用のものとは知らされず)飲んだ小林さんは、翌朝から半日ほどの間半獣人化が解けなかった。
  11. ^ ただし、第68話では深酒のことをトールに咎められた小林さんがいつものようにトールを丸め込もうとしたが、このときばかりは通用しなかった。
  12. ^ 『カンナの日常』「台風の時間」より。
  13. ^ 人間態のときでも角と尻尾は出たままであるが、学校に行っているとき(または才川と会っているとき)は必ずそれらを隠しており、完全な人間態となっている。
  14. ^ トールやファフニールのような蝙蝠状の翅ではなく、鳥類のような羽。このとき、人間態で髪飾りとしている宝玉は羽の両端についている。
  15. ^ ただし、ウロコではなく、体表面は羽毛ないし毛皮で覆われている。この毛並みはかなり手触りがよく、トールに座ると腰を痛める小林さんでさえも乗ったまま居眠りしてしまうほどである。
  16. ^ アニメで確認できる限りでは、「蝶」、「カニ(市販される食用ではなく、海水浴場を練り歩いている種)」、「セミ」など。また、夏休みの自由研究で食べた昆虫の食感として「バッタ」(しっとり)、「蝶」(パサパサ)、「セミ」(サクサク)を書き記していた。
  17. ^ スピンオフ作品『カンナの日常』において、「小さな力しか持たないモノたちが一生懸命その生命を全うする姿はいとおしい」としてウサギたち小動物と人間を同列で見ているセリフを言ったことがある。
  18. ^ それは普段親しくしている小林さんや才川についても例外ではなく、親愛の情の有無で区別することはないものと推定される。
  19. ^ アニメ第2話では、携帯電話で話をしていた通行人の男がこのセリフを言っており、それを見掛けたトールが「魔法の言葉」「たいていの会話はそれでいけるので覚えておくといい」とカンナに説明して、カンナも真に受けたのが切っ掛け。
  20. ^ アニメ第9話では運動会の観覧に仕事の都合 (休日出勤) で小林が来られないと聞いた際にはかなりショックを受けてダダをこねるなど、現在では実の親並に慕っている。
  21. ^ これはアニメでは入学準備のために買い物をした際にカンナが見つけて気に入り小林さんに買ってもらおうとするがランドセルの値段に驚いた小林さんを見て諦めその様子を小林さんが見ており、後に小林さんがキーホルダーを購入しカンナにプレゼントした。
  22. ^ 例として、第11話ではトールを口車に乗せる小林さんのことを「コバヤシ悪党」と言ったり(実際、このときの小林さんはいわゆる「悪い顔」をしていた)、第21話ではドッジボールの助っ人をしてくれたにもかかわらず、トールたちのことを「最低最悪の奴等!」と言ったり、など。
  23. ^ 理由は不明ながら、小林さんと喧嘩をしたことで夜に家を飛び出し、明るい所に行こうと思い立ち、たどり着いた。なお、トールが影から見守っていた。
  24. ^ このときルコアから、勢力争いに夢中な親に構ってもらえなかったことがその加入に消極的な理由なのでは、と指摘され、それに対して「……かも」と答えている。
  25. ^ クール教信者のツイート 4月24日AM2:14のツイートなど
  26. ^ 初登場時は、草履を履いて黒のレオタードのような肌着の上に淡い紫の女性の着物(和服)のような服装(足の部分に切れ込みが入っており肩をはだけている)をしており、また、ポセイドンの三叉の矛のような武器を持っていた。これらは元の世界にいたときの定着したスタイルのようであるが、人間界に定住してからは、会社勤めをし、市井に紛れて暮らすため、普通の服装(会社ではスーツ、それ以外ではシャツにジーンズ、アニメ版では会社以外は緑色のデニムパンツに水色のパーカー、青色のダウンベストに黄色いマフラーを着用)をしている。
  27. ^ カンナと同じく、人間態でも角と尻尾は出ていることがあるが、正体を知らない人間との対面時や会社勤務時などは必ずそれらを隠し、完全な人間態となる。
  28. ^ その強さはトールからも認められており、イルル襲来時には「トールが敗れたら自分が戦い、小林さんも街も守ってみせる」とも断言している。特にパワーにおいては素の状態で魔力による身体能力強化を施したイルルを上回るほどであり、腕相撲ではドラゴンの中で唯一魔力なしで戦いながらもトールと互角の勝負を繰り広げている
  29. ^ ただし、1か月程度であれば空腹に耐えることができることが明言されている。
  30. ^ スピンオフ作品にて、「食べ物がからむと色々抜ける」と小林から評されている。
  31. ^ 第59話でカンナたちの捜索中に森で熊に遭遇した際には、カンナたちの居場所を伺おうと試みたが襲われそうになったため「食われたいのか?」と脅して逃走させたことがある。
  32. ^ アニメ版では、お茶汲みに関する描写が省略されている。
  33. ^ 千里眼を用いて社員のスケジュールも細かく把握している。
  34. ^ アニメ第14話では、居住先と思しき住宅内の台所が描写されている。また、原作第59話の冒頭に(わずかな描写ながら)居住先の様子が出てくる。
  35. ^ 人間を生贄に差し出させることについては当初から反対の意を示すなど、ドラゴンの間でも変わった考えの持ち主として知られていたことが示唆されている。トールも、まだエルマ当人と面識が無いころでもルコア経由でそのことを耳にしていた。
  36. ^ この際エルマは、忌み嫌っていた「人間同士の争い」の火種に自らの存在自体がなってしまうと予想はついていながらも、崇拝者たちからのお供え物である食べ物に釣られて、それを看過・黙認していた。このことについてトールから責められた際にも、「美味しかったんだから仕方ないだろう」と開き直っている。
  37. ^ 第59話ではトールに侮られることにナーバスになっている場面も見られた。
  38. ^ スピンオフ作品『エルマのOL日記』においては、トールを連れ戻したい理由として、「(トールが暮らすことで)人間界の均衡を乱しかねない」という上記のもの以外に、「(勢力に関係なくトールと行動を共にしていた頃のような)楽しい日々をまた過ごしたいから」という個人的な目的も含まれており、エルマがトールに対して友好的な想いを抱えていることが描写されている。
  39. ^ アニメ第8話放映後に、作者が描いたラフ漫画において、「神々との戦いの末にトールが討ち死にしたことに多大なショックを受けていた」ことや「いつか仲直りがしたかった」ことなどの、本編では語られないトールへの想いも描写されている。→該当ツイート
  40. ^ アニメではトールがこの話題に触れる度に大慌てで核心部分に言及するのを妨げる。
  41. ^ 翔太が言うには「悪魔は呼べてもドラゴンは簡単に呼べるわけがない」と指摘しており、この要因も(簡単に召喚されたことになる)ルコアの正体を信じてもらえない理由の一つとなる。
  42. ^ 翔太の役に立つべく、使い切れない程の黄金や農耕技術、強烈なカリスマ性や膨大な魔力を提案した。いずれも、「錬金術師の父親がいるから、お金には困っていない」「農家になりたいわけではない」「カリスマは今の自分には必要ない」「膨大な魔力は自分の努力で身に付けないと意味がない」と却下されている。
  43. ^ 本人曰く「ドラゴンの中で一番人間を信用しないのが俺(二番目はエルマ)」「俺は呪いありきの存在だ 混沌以外ありえん」とのこと。
  44. ^ ただし、「人間には『当たり』と『外れ』の2種類がある。『外れ』は一目でわかり、『当たり』は時間をかければわかるが、その時間がもったいない」との持論を持っており、一応人間という種族について理解しようとはしているようである。なお、滝谷は『当たり』であるとのこと。
  45. ^ トール曰く「本当に効果がある呪い」が「その掛け方まで載っている」ゆえに「これを使えば呪殺すら可能」であるため、「安い!これはお買い得」らしい。なお、小林さん曰く「売れて広まったりしたらやば過ぎ」とのこと。
  46. ^ この変更のため、小林さんはトールが強制的に帰還させられたことをカンナから知らされる。以降、トールが帰ってくるまでの間、小林さんとカンナの2人だけの生活も描写された。
  47. ^ ただし、第67話で「混沌勢をやめようと思う」と言っている。
  48. ^ その際、トールが認識阻害と防御のための結界を張り、自身と小林さん以外は入れなくしていたはずの思い出の地が、跡形もなく消し飛ばされている。
  49. ^ ただし、トールがクレメネを撃退したのはイルルを庇った小林さんを傷つけられたことへの怒りが大きな理由であるため、あくまで結果論だと言える。
  50. ^ 才川は、イルルを初めて見たときには小学生くらいの子だと思っていた。
  51. ^ 人間との争いにより両親を早くに亡くし、泥沼の報復戦の中で仲良くしていた人間の子らも殺されている。また、ルコアの言によると、幼少期はその環境のせいで子供らしく過ごすことを許されなかったことも示唆されている。
  52. ^ カンナよりも年長のはずであるが、カンナからは同年代扱いされている様子がうかがえる。また、第53話でトールがメイド服のことで皆を集めたときには、議論に加わらない子供たちの方のグループに入っていた。
  53. ^ 元々尻尾や角はその気になれば隠せることがトールから語られているが、同時にかなり無理をして人間態を保っていることも小林さんに説明しており、特にもとより大きな胸はさらに大きくなりかねないことが示唆されている。
  54. ^ 後でタケトにその理由を「子供と遊ぶのが好きだ。でも遊ぶのを仕事にはできない。だから子供が楽しそうな場所にいたい」と語っている。
  55. ^ 「『人間に害をなす竜を庇い立てする人間は殺す』だなんて、調和の竜が掟を蔑ろにできるの?」と小林さんに矛盾を指摘された端から「形ばかりの掟に意味など無い、よしんばあったところで人間ごときは竜同士が取り決めた掟の適用外だ」と一笑に付していた。
  56. ^ このとき小林さんが「それ 神はNGワード」と指摘している。
  57. ^ 翔太との二役であるため、クレジット上は未記載。
  58. ^ スピンオフ『カンナの日常』にて、それが「組手」ではなく「型」の方でのことだと明かされている。
  59. ^ しかし、そんなことを知らないカンナから無邪気な様子でリコに余ったパイナップルを大量にサービスされた際には、「ぼへえぇぇ」と叫び歓喜していた。
  60. ^ しかし、実際には泣いたふりをしているだけだった。
  61. ^ 第29話では「結婚したい」とまで言いきっている。また、アニメ版第11話ではカンナと御揃いのお守りとして「縁結びのお守り」を買うことを勧めていた。
  62. ^ アニメ版第9話では、この興奮のせいでカンナとの二人三脚では惨敗、クラス対抗の綱引きでは勝利に大貢献と一長一短がある。
  63. ^ 第34話の授業参観で読み上げた、小林さんについて書いた作文でも「コバヤシ」と呼んでいる。
  64. ^ このことを含め、カンナについていくつかの疑問を抱えているが、「まぁいいか!かわいいし!!」と受け流している。
  65. ^ 第21話ではドッジボールの試合後のトールたちの超人じみた対決(戦闘)を目撃しているが、ルコアの記憶操作によって忘却している。また、第59話ではキャンプ中に迷子になった子供たちの捜索に痺れを切らし激怒したエルマが正体を現した際にその姿を目撃したが、翔太がすかさず魔法で眠らせたために夢だと思いこんでいる。
  66. ^ ただし、自分の方から気配を消すことができるようである。第59話では、エルマの千里眼を遮断したこともある。
  67. ^ 第59話で才川に対して使用。なお、同話では才川がいるにもかかわらず魔法関連の言葉を口にしているが、才川からは「男の子って、そういう設定が好きね」と思われている。
  68. ^ スピードは出るが、コース・コントロールがままならない。
  69. ^ 容姿は原作に先行して、アニメ版第6話で明確化された。また、第7話では、翔太の海水浴の付き添いを小林さんに頼んでいる。
  70. ^ 第65話で名前が判明。
  71. ^ ただし、アニメ版においては男尊女卑的発言は修正されている。
  72. ^ ただし、表面的には気丈にふるまっていた反面、本心ではそのことでも非常に精神面での負担がかかっていたらしく、トールとの邂逅時は酔った勢いもあって涙ながらにその不満をぶちまけている。
  73. ^ この顛末については、原作単行本第2巻のエピローグ1コマで描かれており、アニメ版ではこの1コマ漫画も含めてアニメ化されている(第5話Aパート)
  74. ^ アニメ版にもセリフ付きで登場はしているが、担当声優は未記載。オーディオコメンタリーで高橋伸也と判明。
  75. ^ カンナの日常「メタルの時間」より。
  76. ^ トールの訪問時には、自作の木彫りのゴリラを見せている。これとは別物のゴリラがアニメでは第4話以降、小林さん宅のダイニングテーブルに飾られている。
  77. ^ アニメ第12話EDクレジットにおける役名は「少女」となっている。
  78. ^ この顛末については、原作単行本第3巻のエピローグ1コマで描かれており、アニメ版ではこの1コマ漫画も含めてアニメ化されている(第12話Bパート)。
  79. ^ このため、ルコアの悩みは「身体を変えるしかない」とトールから言われている。
  80. ^ このため、人間と友好的に接したいイルルは、潰されるのを覚悟で無所属になろうと決意している。
  81. ^ 一部、単行本描き下ろしのエピローグ一コマ漫画も含まれている。
  82. ^ 正確には、本編の合間の挿話が入る直前。
  83. ^ 原作者自身が、第55話に採り入れている。
  84. ^ 第40話の冒頭の要素も採り入れられている。
  85. ^ 第8話の冒頭の要素も採り入れられている。

出典[編集]

  1. ^ 『「ゆゆゆ」で町おこし 声優・照井春佳らが“聖地巡礼”ライブ』28行目(2月18日閲覧)
  2. ^ 単行本第4巻の作者あとがきより
  3. ^ a b c Character -テレビアニメ『小林さんちのメイドラゴン』公式サイト”. 2016年12月24日閲覧。
  4. ^ 小林さんちのメイドラゴン 1”. 双葉社. 2016年5月12日閲覧。
  5. ^ 小林さんちのメイドラゴン 2”. 双葉社. 2016年5月12日閲覧。
  6. ^ 小林さんちのメイドラゴン 3”. 双葉社. 2016年5月12日閲覧。
  7. ^ 小林さんちのメイドラゴン 4”. 双葉社. 2016年5月12日閲覧。
  8. ^ 小林さんちのメイドラゴン 5”. 双葉社. 2016年12月12日閲覧。
  9. ^ 小林さんちのメイドラゴン 6”. 双葉社. 2017年7月12日閲覧。
  10. ^ 小林さんちのメイドラゴン 7”. 双葉社. 2018年4月12日閲覧。
  11. ^ 小林さんちのメイドラゴン カンナの日常 1”. 双葉社. 2017年3月28日閲覧。
  12. ^ 小林さんちのメイドラゴン カンナの日常 2”. 双葉社. 2017年7月12日閲覧。
  13. ^ 小林さんちのメイドラゴン カンナの日常 3”. 双葉社. 2017年10月15日閲覧。
  14. ^ 小林さんちのメイドラゴン カンナの日常 4”. 双葉社. 2018年2月10日閲覧。
  15. ^ 小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 1”. 双葉社. 2018年5月12日閲覧。
  16. ^ 小林さんちのメイドラゴン 公式アンソロジー1”. 双葉社. 2017年1月15日閲覧。
  17. ^ 小林さんちのメイドラゴン 公式アンソロジー2”. 双葉社. 2017年3月11日閲覧。
  18. ^ 小林さんちのメイドラゴン 公式アンソロジー3”. 双葉社. 2018年3月12日閲覧。
  19. ^ 小林さんちのメイドラゴン 公式アンソロジー4”. 双葉社. 2018年5月12日閲覧。
  20. ^ クール教信者「小林さんちのメイドラゴン」アニメ化!OLと人外のコメディ”. コミックナタリー. ナターシャ (2016年4月25日). 2016年4月25日閲覧。
  21. ^ a b Onair”. TVアニメ「小林さんちのメイドラゴン」公式サイト. 2017年2月4日閲覧。
  22. ^ テレビ放送対象地域の出典:
  23. ^ 小林さんちのメイドラゴン”. テレ朝チャンネル. 2017年3月15日閲覧。
  24. ^ 小林さんちのイシュカン・ラジオ”. 音泉. 2016年12月24日閲覧。
  25. ^ TVアニメ『小林さんちのメイドラゴン』|ちょろゴンずによるwebラジオ「小林さんちのイシュカン・ラジオ」の放送開始が決定!”. ランティス (2016年12月24日). 2016年12月24日閲覧。

外部リンク[編集]