MUNTOシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
MUNTO
ジャンル ファンタジー
OVA:MUNTO
監督 木上益治
キャラクターデザイン 荒谷朋恵
アニメーション制作 京都アニメーション
製作 京都アニメーション
発売日 2003年3月18日
話数 1
OVA:MUNTO 時の壁を越えて
監督 木上益治
キャラクターデザイン 荒谷朋恵
アニメーション制作 京都アニメーション
製作 京都アニメーション
発売日 2005年4月23日
話数 1
アニメ:空を見上げる少女の瞳に映る世界
監督 木上益治
キャラクターデザイン 荒谷朋恵
アニメーション制作 京都アニメーション
製作 京都アニメーション
放送局 独立UHF局
放送期間 2009年1月 - 3月
話数 全9話
テンプレート - ノート 
ウィキプロジェクト アニメ
ポータル アニメ

MUNTOシリーズ』(ムント-)とは日本のアニメ制作会社である京都アニメーションが自主制作したファンタジー作品群である。OVAを原点とし、2009年には『空を見上げる少女の瞳に映る世界』(そらをみあげるしょうじょのひとみにうつるせかい)としてテレビアニメ版が放送、のちにTVシリーズ後半のディレクターズカット版として映画『天上人とアクト人最後の戦い』(てんじょうびととアクトびとさいごのたたかい)が公開された。

概要[編集]

京都アニメーションのスタッフ自らがオリジナル企画を立ち上げ、製作・販売までのすべてを自社で行う「京アニプロジェクト」の第1弾として製作された。2003年3月18日に第1作が、2005年4月23日に第2作の『MUNTO 時の壁を越えて』が発売されている。2009年1月にはテレビアニメシリーズ『空を見上げる少女の瞳に映る世界』が放送された。

『MUNTO 時の壁を越えて』は続編ではあるが、主人公のユメミとムント以外の担当声優は第2作で大幅に変更されている。また、監督の木上による解説や外伝の小説は京都アニメーションのウェブマガジン「京アニBON!」にて公開されている。

その後、京都アニメーションが企画制作の全てを行う自社企画「京アニプロジェクト」第3弾として企画された、『空を見上げる少女の瞳に映る世界』は2008年11月10日、テレビアニメとして放映されることが各アニメ雑誌及び公式サイトで公表された。 第2作の『MUNTO 時の壁を越えて』のCMナレーションはフルメタル・パニック!の作者である賀東招二が担当している。

あらすじ[編集]

他の人とは違う空が見える中学生ユメミのもとに、天上世界の魔導王を名乗るムントという男が現れ、2つの世界を救えと言われる。

登場人物[編集]

は「第1作 / 第2作 / テレビアニメ」の順。

テレビアニメシリーズは、キャラクターの下の名前がすべてカタカナ表記になっている。

地上界[編集]

日高ユメミ(ひだか ユメミ)
声 - 三間はるな / 三間はるな / 相沢舞
主人公。幼少時から度々空に浮かぶ天上世界を発見していたが、周囲から信用されなかった事で悩んだ為、大陸の見えない曇り空を好む。天上世界に来てからは周囲に祭り上げられる。
小野以知子(おの いちこ)
声 - 里井佳代子 / 清水香里 / 堀川千華
ユメミの友人。ボーイッシュで勝気だが、父親譲りである事を指摘されると不機嫌になる。ユメミの証言を信じる唯一の人物。
今村涼芽(いまむら すずめ)
声 - 佐々木彩乃 / 釘宮理恵 / 今野宏美
ユメミの友人。身長が低く、幼い言動も特徴だが、行動力は高い。同じ京都アニメ作品である『らき☆すた』に以知子と共に客演している。
高森和也(たかもり かずや)
声 - 松井尚吾 / なし / 高橋伸也
涼芽の恋人。町では有名な喧嘩屋で多くの不良達に畏怖されている。幼少時から家族とは疎遠で父親とも親子喧嘩を起こしている。涼芽と共に運河を学生服姿で泳ぎ渡る事でお互いの絆を認識しあった。
戸部タカシ(とべ タカシ)
声 - なし / 下野紘 / 水原薫
以知子の友人。眼鏡をかけている。ユメミ達とはアルバイト先である神社での同僚でもある。以知子の尻に敷かれがち。
日高望(ひだか のぞみ)
声 - 久里きなこ / 谷井あすか / 井上喜久子
ユメミの母親。
日高力(ひだか ちから)
声 - 浜田真瑞 / なし / 内田彩
ユメミの弟。アニメやゲームが好きな小学生。
日高シゲル(ひだか しげる)
声 - 平松広和
ユメミの父親。

天上界[編集]

ムント
声 - 肥後雅一 / 肥後雅一 / 小野大輔
異世界の王の一人。ユメミと運命的な出会いを果たす。
ガス
声 - 島よしのり / 石井康嗣 / 稲田徹
イリータの師匠。天上国のどこにも属さず、時空を閉じた門を守っている。かなりの巨漢である。
イリータ
声 - 佐々木彩乃 / 増田ゆき / 土谷麻貴
ガスの弟子。幼い外見の為に、ガスのロリコン疑惑が起きた(次回予告で指摘されている)。
リュエリ
声 - 沢井則江 / 大原さやか / 田中涼子
盲目の巫女だが、途中で視力は回復する。
トーチェ
声 - 浜田真瑞 / 浜田真瑞 / 松元恵
リュエリの弟子。
ルイ
声 - なし / なし / 遠藤広之
ムントの補佐役。
グンタール
声 - 川島宏知 / 清川元夢 / 若本規夫
ムントと敵対する連合の軍師だが、連合の最高責任者である長老達の不甲斐なさに愛想を尽かし、独断でムント達に戦いを挑む。ユメミ、以知子、涼芽を生贄に野望を果たそうとする。
ライカ
声 - かわたそのこ / 柳沢真由美 / 斎藤楓子
ガスの好敵手である連合の女将軍。
グリドリ
声 - なし / 木村雅史 / 白石稔
仮面を被った謎の兵士。ムントの父親が自分を次期国王に選ばれなかった事で私怨を抱いているようだが、彼とムント親子の関係が明かされる事はなかった。
長老
声 - 竹房敦司、内田やすき、傘谷友 / 竹房敦司、斉藤次郎河合義雄 / 城山堅藤本譲西川幾雄松岡文雄
グンタールの上官たち。

スタッフ[編集]

MUNTO[編集]

  • 監督・脚本・絵コンテ・演出 - 木上益治
  • 演出助手 - 山本寛
  • 作画監督 - 荒谷朋恵
  • 美術監督 - 田村せいき
  • 色彩設定 - 高木理恵
  • 撮影監督 - 中上竜太
  • 音響制作 - メディアプラザ / 錦織実
  • 音響監督 - 大岩修二
  • ビデオ編集 - 上島益之
  • プロデューサー - 八田陽子
  • 製作プロデューサー - 八田英明
  • アニメーション制作 - 京都アニメーション
  • 製作 - 京都アニメーション

時の壁を越えて[編集]

  • 企画プロデューサー - 八田陽子
  • 監督・脚本・絵コンテ・演出 - 木上益治
  • 演出補佐 - 山本寛
  • 構成 - 京都アニメスタジオ
  • キャラクターデザイン・作画監督 - 荒谷朋恵
  • 美術監督 - 田村せいき
  • 色彩設定 - 高木理恵
  • 撮影監督 - 中上竜太
  • 音響監督 - 鶴岡陽太
  • 音楽 - 池田慎司※神前暁の変名[1]
  • 製作プロデューサー - 八田英明
  • アニメーション制作 - 京都アニメーション
  • 製作 - 京都アニメーション

空を見上げる少女の瞳に映る世界[編集]

  • 企画 - 八田陽子
  • 原作 - 京都アニメーション
  • 監督 - 木上益治
  • シリーズ構成 - 木上益治とユメミる仲間たち
  • キャラクターデザイン・作画監督 - 荒谷朋恵
  • 設定 - 高橋博行
  • 美術監督・美術ボード - 田村せいき
  • 色彩設定 - 高木理恵
  • 撮影監督 - 中上竜太
  • 編集 - 重村建吾
  • 音楽 - 神前暁monaca
  • 音楽制作 - ランティス
  • 音楽プロデューサー - 斎藤滋
  • 音響監督 - 鶴岡陽太
  • 音響制作 - 楽音舎
  • チーフプロデューサー - 安田猛(第8話以降)
  • プロデューサー - 八田英明、伊藤敦
  • アニメーション制作 - 京都アニメーション
  • 製作協力 - 角川書店(第8話以降)、角川メディアハウス
  • 製作 - 京都アニメーション

テレビアニメ[編集]

テレビアニメ『空を見上げる少女の瞳に映る世界』は2009年1月から同年3月まで放送された。アニメーション制作は京都アニメーション。略称は『空上げ』(からあげ)で、これは後述するラジオ番組の名前に使われたり京都アニメーションのサイトにも掲載されている。

前述したOVA『MUNTO』2作品に新作カットを加えたディレクターズカット版として放映され、ムントTVシリーズと銘打っている。なお、音楽は全て本作オリジナルとなり、声優もほぼ全員変更されている。

また、角川書店漫画雑誌月刊コンプエース」2009年5月号から10月号まで、MAKOTO2号による漫画化作品が連載された。

主題歌[編集]

オープニングテーマ「アネモイ
作詞 - riya / 作曲・編曲 - 菊地創 / 歌 - eufonius
エンディングテーマ
光と闇と時の果て
心の翼」(最終話)
作詞・歌 - Ceui / 作曲・編曲:小高光太郎、Ceui

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 エフェクト作画監督
第1話 知ること 木上益治 荒谷朋恵 -
第2話 逃げること
第3話 立ち向かうこと
第4話 求めること 北之原孝将
第5話 迷うこと
第6話 信じること
第7話 許すこと
第8話 諦めないこと
第9話 愛すること

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送区分
千葉県 チバテレビ 2009年1月13日 - 3月10日 火曜 25時45分 - 26時15分 独立UHF局
京都府 KBS京都 火曜 26時00分 - 26時30分
奈良県 奈良テレビ
三重県 三重テレビ 火曜 26時55分 - 27時25分
兵庫県 サンテレビ 2009年1月15日 - 3月12日 木曜 24時40分 - 25時10分
埼玉県 テレ玉 木曜 25時00分 - 25時30分
東京都 TOKYO MX 2009年1月16日 - 3月13日 金曜 26時30分 - 27時00分
神奈川県 tvk 金曜 27時15分 - 27時45分
和歌山県 テレビ和歌山 2009年1月18日 - 3月15日 日曜 25時10分 - 25時40分
岐阜県 ぎふチャン 2009年1月19日 - 3月16日 月曜 25時45分 - 26時15分
日本全国 AT-X 2009年2月27日 - 4月24日 金曜 9時30分 - 10時00分
(リピート放送あり)
CSチャンネル

WEBラジオ[編集]

コーナー[編集]

  • オープニング寸劇
    ユメミ、チカラ、グリドリのキャラ設定を利用したギャグ寸劇。ゲストである村元が脚本を書いている。
  • 愛の空上げ劇場
    リスナーから送られてきた台本をもとに、パーソナリティ3人がショートドラマを演じるコーナー。
  • なぜなにムント
    アニメ『空を見上げる少女の瞳に映る世界』に登場したキャラクターについて紹介するコーナー。

ゲスト[編集]

  • 第1・2回:伊藤敦(角川書店プロデューサー、本作品のプロデューサー)
  • 第3・7・14-22回:村元克彦(京都アニメーション)
  • 第9-13回:荒谷朋恵(キャラクターデザイン・総作画監督)
  • 第23回:木上益治(監督)

エピソード[編集]

  • 内田彩はアニメ収録現場ではいつもキレイな巻き髪をしてくるため相沢舞に「エッセンシャル」という愛称で呼ばれており、相沢はラジオでも「エッセンシャル」と呼ぼうと思っていたが、「エッセンシャル」では名前の原型が無いということで、ラジオ内での内田の愛称は「うっちー」で定着した(ラジオ第3回)。後日、相沢がらき☆すた in 武道館 あなたのためだから出演のためにヘアーエクステンションを利用していた[1]ことから、相沢は内田に対し「2人で"エッセンシャルズ"というコンビを組もう」と冗談交じりに言っている(ラジオ第7回)。

天上人とアクト人最後の戦い[編集]

天上人とアクト人最後の戦い』(てんじょうびととアクトびとさいごのたたかい)は、2009年4月18日から公開の映画で、テレビアニメ『空を見上げる少女の瞳に映る世界』に新作カットを追加したディレクターズカット版として上映された[2]。テレビアニメ6話以降からの時系列であり、OVA1,2巻を視聴したあとでも問題がないような構成になっている。

2009年8月28日には、京都アニメーションよりDVDが発売(品番:KYOMN-MV01、発売:京都アニメーション、販売:角川書店、販売協力:ムービック)され、限定版にはポストカード、サウンドトラックCDのほかに登場キャラクターをパロディとしたドラマCDが封入特典として付属する。通常版との共通特典として、劇場パンフレット縮刷版が、封入特典として付属映像特典は、劇場スポット、CM、東京で行われた劇場舞台挨拶、メイキングクリップ等が、音声特典はオーディオコメンタリーが収録されている。

スタッフ(映画)[編集]

  • 企画 - 八田陽子
  • 監督・絵コンテ・演出 - 木上益治
  • 構成・脚本 - 木上益治とユメミる仲間たち
  • キャラクターデザイン・作画監督 - 荒谷朋恵
  • エフェクト作画監督 - 北之原孝将
  • 美術・ボード - 田村せいき
  • 色彩設定 - 高木理恵
  • 撮影監督 - 中上竜太
  • 音響監督 - 鶴岡陽太
  • 編集 - 重村建吾
  • 音楽 - 神前暁monaca
  • 音楽プロデューサー - 斎藤滋
  • 音楽制作 - ランティス
  • チーフプロデューサー - 安田猛
  • プロデューサー - 八田英明、伊藤敦
  • 制作協力 - アニメーションDo
  • アニメーション制作 - Kyoto Animation
  • 製作 - 京都アニメーション
  • 配給 - 角川書店 クロックワークス

主題歌(映画)[編集]

「ユメミタソラ」
歌 - 日高ユメミ(相沢舞

2009年5月27日にこの主題歌を収録したシングルCDがランティスより発売された。価格は1200円(税込)、品番はLACM-4614。

上映劇場[編集]

どちらも、上映期間は2009年4月18日から5月1日まで。レイトショーのみの公開であった。4月18日にはシネマサンシャイン池袋、4月25日には京都シネマにてメインスタッフ・キャストによる舞台挨拶が行われた。

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]