尾張瀬戸駅

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尾張瀬戸駅*
尾張瀬戸駅駅舎(2006年12月)
おわりせと
OWARI SETO
所在地 愛知県瀬戸市山脇町12-1
北緯35度13分30秒 東経137度5分49秒 / 北緯35.22500度 東経137.09694度 / 35.22500; 137.09694
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 瀬戸線
キロ程 20.6 km(栄町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 頭端式 1面2線
乗車人員
-統計年度-
4,810人/日(降車客含まず)
-2008年-
開業年月日 1905年(明治38年)4月2日
備考 * 1921年 瀬戸駅から改称。
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改札口

尾張瀬戸駅(おわりせとえき)は、愛知県瀬戸市山脇町にある名鉄瀬戸線である。瀬戸線の瀬戸側のターミナル駅である。 環境モデル駅として、電力には太陽光パネル発電も、水洗トイレには雨水も使用している[1]

地元の市民からは、尾張をつけず、単に瀬戸駅と呼ばれ親しまれている。

駅構造

島式1面2線ホーム地上駅。行き止まりの終端構造になっている。ホームの有効長は6両相当分。ホーム転落防止柵LED表示の発車案内などが設置されている。

のりば
ホーム 路線 行先
1・2 瀬戸線 大曽根栄町方面

駅舎は線路終端の東側にあり、陶都瀬戸をイメージした登り窯の形をしている。駅舎は瀬戸市の商業文化複合施設パルティせとと接続している。駅舎内にも、時計修理店がある(当初は、サンコス)。

改札口は有人で、自動券売機自動改札機、LED表示の発車案内などが設置されている。以前、高砂殿テレビCM撮影に使われたことがある。アイドルユニットのPV撮影も行われたことがある。[2]

ホーム北側には留置線が2本ある。この留置線の北側には、貨物取扱の設備跡が見られる。

2001年平成13年)の駅舎移転以前の旧駅舎は現在より少し西寄りにあり、現在のホームのある位置には留置線と貨物取扱設備があった。

駅周辺

パルティせと

瀬戸市内では、毎年陶祖まつり(春)とせともの祭(秋)が開催されており、当駅はその最寄り駅となっている。

バス

最寄停留所は、駅北東のバスターミナルにある瀬戸駅前となる。以下の路線が乗り入れ、名鉄バスジェイアール東海バスにより運行されている。

名鉄バス

ジェイアール東海バス

コミュニティバス

利用状況

当駅の一日平均乗車人員は、以下の通り推移している。

  • 2005年度 5,430人
  • 2006年度 5,077人
  • 2007年度 4,809人
  • 2008年度 4,810人

瀬戸線の駅では、20駅中7位である。(データは、バス連絡定期券を含む)

歴史

1905年明治38年)、瀬戸線開業時に、瀬戸側の起点となる瀬戸駅として、開業した。開業当時は、旅客以上に、地元で生産される瀬戸焼出荷の拠点としての役割を担った。1921年大正10年)には、尾張瀬戸駅に名称が変更された。

その後、1978年昭和53年)、栄町乗入れ工事に伴い、貨物の取り扱いが廃止された。

駅舎は大正時代以来長く同じものが使用され続けていたが、老朽化が進んだため、第三セクター方式により、駅前公共施設パルティせと2005年2月19日開設)やバスターミナルの整備を合わせて、再開発が行われ、2001年平成13年)、現在地に移転した。2005年(平成17年)の愛・地球博開催時は、当駅より名鉄バスが担当するシャトルバスが出て、会場への拠点駅の一つとしての役割を担った。旧駅舎は2005年にオープンした瀬戸蔵ミュージアム内に一部復元のうえ展示されている。

隣の駅

名古屋鉄道
瀬戸線
急行(尾張旭駅まで各駅停車)・準急(小幡駅まで各駅停車)・普通
瀬戸市役所前駅 - 尾張瀬戸駅

参考文献

  • 名古屋鉄道広報宣伝部『名鉄まるわかりブック』名古屋鉄道、2007年7月発行

脚注

  1. ^ 『名鉄まるわかりブック』(p10)より。
  2. ^ アイドルユニットとは、SKE48のことである。バンザイVenusのPVに登場する。

関連項目