喜多山駅 (愛知県)

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喜多山駅
仮駅舎 (2013年1月)
仮駅舎 (2013年1月)
きたやま - KITAYAMA
小幡 (1.3km)
所在地 名古屋市守山区喜多山2丁目1-6
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 瀬戸線
キロ程 9.9km(栄町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
2,792人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1927年(昭和2年)7月1日

喜多山駅(きたやまえき)は、愛知県名古屋市守山区喜多山2丁目にある名鉄瀬戸線

駅構造[編集]

2面3線の地上駅である。

3番線は喜多山を起終点とする列車専用で、栄町方面の線路と駅東側の留置線を結ぶ。このホームは有効長が非常に短く、1.5両分しかないため、運行時に栄町寄りの先頭1両しかドアの開閉取り扱いをしない[注釈 1]。試運転列車は当駅で尾張旭方面へ折り返すが、配線の都合で3番線には入れないため、2番線に到着してすぐに発車して行く。

踏切を挟んだ反対の西側に、 1964年の駅舎移転以前の旧ホーム跡地を利用して有効長6両分の留置線が1本ある。

瀬戸線内で唯一、栄町乗り入れ後に駅設備の大改修をしたことがない駅であった[注釈 2]。しかし、近時、小幡駅 - 大森・金城学院前駅間(1.9km)の連続立体化工事が開始されたことに伴い、当駅を、2面4線ホームで待避設備を有し、6両編成に対応した高架駅とする整備が始まった(当初は2013年(平成25年)度完成予定とされたが、2019年(平成31年)度に延期されている)[注釈 3]。現在は、旧駅ビルの解体が終了し、仮駅舎での営業となっている。

のりば
ホーム 路線 方向 行先
1 瀬戸線 下り 尾張瀬戸方面
2・3 瀬戸線 上り 大曽根栄町方面

旧喜多山検車区[編集]

駅東側には、戦災で焼失した大曽根工場に代わって、1946年(昭和21年)に開設された旧喜多山検車区があった。検車区は2007年6月30日、在籍車両の増加と設備の老朽化のため、尾張旭駅の西側の新しい検修施設へ移転し尾張旭検車区と改称した。

喜多山検車区は、敷地面積約4,400m²、検査ピットは2箇所(4両×1、1両×1)で、5両の留置が可能であった。瀬戸線全車両の日常検査、月検査、列車検査、事故対応を行っていた。重要部検査、全般検査の場合、車体と車体付属機器のみ担当し、床下機器は取り外して舞木検査場へ輸送し検査を行っていた。また、重要部検査、全般検査は犬山検査場の係員が派遣されていた。

検車区移転後もしばらくは、レンガ造りの旧喜多山変電所や木造の検修庫など往時を偲ばせる姿が見られたが、連続高架化事業の進展に伴い、解体撤去された。

ただし、検車区が存在した名残で、現在でも早朝・夜間に喜多山始発・終着の列車があり、喜多山乗務区があるため乗務員はここで交代する。

名古屋鉄道 喜多山駅・喜多山検車区配線略図(1993年)

尾張瀬戸
尾張旭方面
名古屋鉄道 喜多山駅・喜多山検車区配線略図(1993年)
大曽根
栄町方面
凡例
出典:[1]



駅周辺[編集]

バス[編集]

最寄停留所は喜多山瀬戸街道愛知県道61号名古屋瀬戸線)上)及び大森口環状2号国道302号)上)となる。以下の路線が乗り入れ、すべて名古屋市交通局により運行されている。

喜多山

大森口

  • 上社12系統:緑ケ丘住宅行、上社行
  • 曽根11系統:大曽根行、印場駅行
  • 森.新系統:大森車庫行、新守山駅行
  • 森.緑系統:大森車庫行、緑ケ丘住宅行
  • 志段味巡回系統:小幡行、東谷山フルーツパーク行

昭和50年代までは、瀬戸長久手などの方面に多数の名鉄バスが走っていたが、基幹バス新出来町線の運行開始と前後して、ほぼ全廃された。

利用状況[編集]

名古屋市統計年鑑によると、当駅の一日平均乗車人員は以下の通り推移している。

  • 2005年度 2,908人
  • 2006年度 2,926人
  • 2007年度 2,902人
  • 2008年度 2,909人
  • 2009年度 2,792人

瀬戸線の駅では、20駅中9位である。

歴史[編集]

旧駅舎

隣の駅[編集]

名古屋鉄道
瀬戸線
急行準急普通
小幡駅 - 喜多山駅 - 大森・金城学院前駅

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 現駅舎は、もともと検車区の一部を利用して設置されたため、1500V昇圧・栄町乗り入れ工事の一環として、4両編成に対応するためホームのかさ上げおよび延長を行った際、検車区との引き込み線を兼ねていた3番線は用地の関係でホームの延長ができなかった。1500V昇圧後何年かは、3番線に入線する列車は4両すべてのドアの開閉取り扱いをしており、駅ではホームがない部分に「扉があいていますから近寄らないでください」という掲示を出し、車内から転落しないよう客に注意を呼びかけていた。
  2. ^ 名鉄では珍しくなった構内踏切が存置されている。改札口からホームに渡るには、跨線橋などを渡る必要がなく、古い施設のはずが、かえってバリアフリーに即した形となっている。この構内踏切の遮断機は、長年駅員の手動操作により開閉していたが、2009年2月6日から自動化された。
  3. ^ 環状2号国道302号)及び都市計画道路守山本通線と名古屋鉄道瀬戸線との立体交差事業 名古屋市

出典[編集]

  1. ^ 宮脇俊三原田勝正 『東京・横浜・千葉・名古屋の私鉄 (JR・私鉄全線各駅停車)』小学館、1993年、ISBN 978-4093954112

関連項目[編集]