ワサビノキ属

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ワサビノキ科
Moringa oleifera
Moringa oleifera
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : 真正バラ類II eurosids II
: フウチョウソウ目 Capparales
: ワサビノキ科
Moringaceae Martinov[1]
: ワサビノキ属
Moringa
学名
Moringa Adans. [2]
タイプ種
M. oleifera Lam. [2]
  • 本文参照

ワサビノキ属(ワサビノキぞく、山葵の木属、学名: Moringa)は、アブラナやフウチョウソウに近縁ので、単型ワサビノキ科 (Moringaceae) を構成する唯一の属である。M. oleiferaが広く栽培され、ワサビノキという場合にはこの種を指すことが多い。学名および英名はタミル語のMurungai (முருங்கை) に由来する。

ナミビアマダガスカル東アフリカアラビア半島インド熱帯から亜熱帯にかけておよそ十数が分布する[3]。樹高10mくらいまでの落葉高木で、幹は直立し、は1-3回羽状複葉で非常に大きい。葉・・樹皮・果実の鞘などに、ワサビに似た香味があるところから名付けられたといわれる。日本国内では、栽培実績が少ないものの天草地方や小豆島などで栽培されている。

利用[編集]

東南アジアでは、果実、葉が野菜・スパイス・民間薬などに用いられる。また、花に強い芳香があり、庭木としても用いられている。種子からとれるモリンガ油は、時計用にも用いられるような最高級のマシンオイル(機械油)とされている。たんぱく質、繊維、各種ミネラル、各種ビタミン、アミノ酸などの栄養素を極めて高いレベル、しかもバランス良く含んでいる。

栄養成分[編集]

ワサビノキのほとんどはヒトや家畜の食用となる。葉はタンパク質ビタミンAビタミンBビタミンC、ミネラルが豊富である[4]。ワサビノキの新葉100 には8.3 gのタンパク質、434 mgのカルシウム、404 mgのカリウム、738 μgのビタミンA、164 mgのビタミンCが含まれている[5]

タンパク質が豊富な葉をウシに与えると、体重が最大32%増加し、ミルクの生産が43%から65%増加することが示されている[6]。種子はオレイン酸が豊富な30から40%のを含んでいるが、脱脂した粉末の61%はタンパク質である[7]。脱脂粉末は凝集剤であり、浄水に使うことができる[8]

さらに、ワサビノキは堕胎薬として働く可能性があることが示されている[9]

ワサビノキ(Moringa oleifera)、マウイ島カフルイ

種の一覧[編集]

Moringa ovalifolia

脚注[編集]

  1. ^ Missouri Botanical Garden. “Moringaceae Martinov”. Tropicos. 2012年7月6日閲覧。
  2. ^ a b Missouri Botanical Garden. “Moringa Adans.”. Tropicos. 2012年7月6日閲覧。
  3. ^ 18種 (Missouri Botanical Garden. “Moringa Adans. Subordinate taxa”. Tropicos. 2012年7月6日閲覧。)、12種 (Stevens 2001) など
  4. ^ Janick, Jules; Robert E. Paull (2008). The Encyclopedia of Fruit & Nuts. CABI. pp. 509–510. ISBN 978-0-85199-638-7. http://books.google.com/books?id=cjHCoMQNkcgC. 
  5. ^ West African Food Composition Table”. 2012年11月1日閲覧。
  6. ^ The Moringa Tree Moringa oleifera”. Trees for Life International. 2009年12月29日閲覧。
  7. ^ Schill, Susanne Retka (2008年5月14日). “Multidimensional Moringa”. Biodiesel Magazine. 2011年9月26日閲覧。
  8. ^ Schwarz, Dishna (June 2000). “Water Clarification using Moringa oleifera”. Technical Information W1e (Gate Information Service). http://www.deutsch-aethiopischer-verein.de/Gate_Moringa.pdf 2011年9月26日閲覧。. 
  9. ^ Sethi N, Nath D, Shukla SC, Dyal R (1988). “Abortifacient activity of a medicinal plant "moringa oleifera" in rats”. Anc. Sci. Life 7 (3-4): 172-174. PMC 3336641. PMID 22557610. http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?tool=pmcentrez&artid=3336641. 
  10. ^ Subordinate Taxa of Moringa Adans.”. TROPICOS. Missouri Botanical Garden. 2009年12月30日閲覧。

外部リンク[編集]