コンピュータ将棋

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コンピュータ将棋(コンピュータしょうぎ)は、コンピュータによる将棋の対戦、また将棋を指すコンピュータおよびそのプログラムそのものである。

歴史[編集]

黎明期[編集]

将棋は二人零和有限確定完全情報ゲームに分類されるため、将棋を指すプログラムを作る、いわゆるコンピュータ将棋は、人工知能の一分野として開発が進められた。チェスオセロ(リバーシ)などのボードゲームでも同様の開発が進んでおり、日本国内だけの普及にとどまっている将棋はむしろ後発であった。「人間が考えるように考える」という人工知能としての方法論はすぐに行き詰まる。人間の持つ大局観をコンピュータが理解できる情報に落とし込むことが非常に困難であったためである。

コンピュータが得意とする詰将棋については先行例の談話があるが、コンピュータで将棋を指す開発が始まったのは1970年代中ごろと言われている。「人工知能、知識工学の完全情報ゲームへの応用」というテーマでコンピュータによる指将棋システムの開発をしていた、早稲田大学大学院理工学研究科の大学院生であった瀧澤武信(後に早稲田大学政治経済学術院教授、コンピュータ将棋協会会長)をメインプログラマーとするプロジェクトチームによって、1974年11月から開発が進められ、翌1975年5月に完成したものが、おそらくは世界で最初のコンピュータ将棋であり[1]、2010年に情報処理学会が日本将棋連盟に渡した挑戦状にも、この年を起点とした「35年」という開発の歴史の年数が記されている。瀧澤は初期のコンピュータ将棋として自分たちのものの他、大阪大学の奥田育秀、牧野寛、木沢誠らのもの、東京農工大学の小谷善行のもの、を挙げている。瀧澤らの開発の目的は、斎藤栄の小説の材料を提供することであった。その後、日本情報処理開発協会の催しでも数回実演し、序盤を過ぎると目を覆いたくなるような解説のしようがない手を連発して、解説に来た中原誠などを困らせた。[2]

コンピュータ同士の対戦がおこなわれるようになったのは1980年前後のことである。1979年に早稲田対阪大で対戦がおこなわれ、阪大が勝った。1981年の早稲田対農工大では早稲田が勝った。当時のコンピュータの速度では、対戦が終わるまでに日が暮れるどころか年が暮れるため、竹内郁雄が「コンピュータ、人、人」という順序で2/3は人が指す「ハイブリッド対戦法」を提案し、瀧澤武信と小谷善行(と、おのおののコンピュータ)の間で、1982年~1983年にかけて(結局年が暮れた)対戦が行われた。[3]

1980年代に入ると初期のパーソナルコンピュータ(当時はマイコン)が普及し、アスキーマイクロオセロリーグが1980年から行われている。興味の対象は徐々に、より複雑なゲームである将棋に移行し、1980年代中盤には、コンピュータ将棋のゲームソフトが市場に出回り始めた。当時はハードウェアの性能も低く、評価関数も簡単なものであったため、人間に比べて非常に弱いプログラムであった。アマチュアの級位者レベル以下であったことは間違いなく、そのような級位はないが20級程度といわれていた。ファミコンでも1985年に内藤九段将棋秘伝が出ている。

1980年代後半には、多数のコンピュータ将棋プログラムが誕生しており、ファミリーコンピュータのゲームソフトとしてもコンピュータ将棋が製品化されるようになった。結果、「どのプログラムが最も強いのか」という興味を惹くこととなった。

世界コンピュータ将棋選手権[編集]

将棋ソフトのプログラミングに興味を持つ有志らが集まり、1986年に『コンピュータ将棋プログラム』の会が発足。翌年、『コンピュータ将棋協会』に改名された。彼らが主体となり、世界コンピュータ将棋選手権が年1回開催されるようになった[4]。記念すべき第1回大会は1990年12月2日将棋会館で行われた。参加ソフト数は6つ、優勝したのは『永世名人』。

毎年5月上旬のゴールデンウィーク期間中に開催されており、毎回約40種のプログラムが参加している。

世界コンピュータ将棋選手権の大会ルール[5]によると、対戦は、対戦サーバを介して行うこととされ、対戦サーバが利用できない場合、CSAの規定するシリアル(RS-232)通信プロトコルに則った通信や手入力で対戦が行われる。持ち時間は25分で、これを使い切ると負けとなる。

第16回以降の大会では、開催期間中インターネット上で棋譜のライブ中継が行われている。

人間との対局[編集]

公開対局において、2009年までは人間対コンピュータの対局ではコンピュータが負けることが多かったものの、2010年~2012年にかけての公開対局ではコンピュータ側の勝率が9割を超えている[6]。基本的に、コンピュータ将棋は持ち時間が短い対局の方が人間に対して有利である。2011年には、1手30秒などといった早指しなら、米長邦雄永世棋聖によると、プロ棋士に対しても7〜8割以上の勝率をあげるまでになっている。2013年3月30日の第2回将棋電王戦において、ponanzaが佐藤慎一に勝利した。これは長い持ち時間(各四時間)・公開対局・相手が現役の女流を除いたプロ棋士という条件で初めてコンピュータが人間に勝利した事例となった。

コンピュータ対現役棋士の将棋公開対局 戦績表(平手の対局のみ、段位・タイトル名は対局当時のもの)
日付 イベント コンピュータソフト 棋士 勝敗
2005年9月18日 第29回北國王将杯争奪将棋大会 TACOS 橋本崇載五段 橋本の勝利
2007年3月21日 大和証券杯特別対局 Bonanza 渡辺明竜王 渡辺の勝利
2013年3月23日 ドワンゴ日本将棋連盟主催 第2回将棋電王戦 習甦 阿部光瑠四段 阿部の勝利
2013年3月30日 ドワンゴ・日本将棋連盟主催 第2回将棋電王戦 ponanza 佐藤慎一四段 ponanzaの勝利
2013年4月6日 ドワンゴ・日本将棋連盟主催 第2回将棋電王戦 ツツカナ 船江恒平五段 ツツカナの勝利
2013年4月13日 ドワンゴ・日本将棋連盟主催 第2回将棋電王戦 Puella α 塚田泰明九段 持将棋(引き分け)[7]
2013年4月20日 ドワンゴ・日本将棋連盟主催 第2回将棋電王戦 GPS将棋 三浦弘行八段 GPS将棋の勝利
2013年12月31日 電王戦リベンジマッチ ツツカナ 船江恒平五段 船江の勝利
2014年3月15日 ドワンゴ・日本将棋連盟主催 第3回将棋電王戦 習甦 菅井竜也五段 習甦の勝利
2014年3月22日 ドワンゴ・日本将棋連盟主催 第3回将棋電王戦 やねうら王 佐藤紳哉六段 やねうら王の勝利
2014年3月29日 ドワンゴ・日本将棋連盟主催 第3回将棋電王戦 YSS 豊島将之七段 豊島の勝利
2014年4月5日 ドワンゴ・日本将棋連盟主催 第3回将棋電王戦 ツツカナ 森下卓九段 ツツカナの勝利
2014年4月12日 ドワンゴ・日本将棋連盟主催 第3回将棋電王戦 ponanza 屋敷伸之九段 ponanzaの勝利
2014年7月19日~20日 電王戦リベンジマッチ 激闘23時間 習甦 菅井竜也五段 習甦の勝利

コンピュータ将棋が平手でトッププロ棋士を破る日はさほど遠くないと考えられており、松原仁は2005年の時点で、2010年代から2020年までにプロ棋士がコンピュータ将棋に負けると予測し[8]、2012年現在は「人間に勝つコンピュータ将棋の作り方」(ISBN 9784774153261)によると数年以内にトッププロ棋士に勝つ(複数回対戦し勝ち越す)と予想している。Puella α(ボンクラーズ)開発者の伊藤英紀は第2回将棋電王戦PVでは2012年現在、既にプロ棋士を超えているとコメントしている[9]。トップ棋士の一人である渡辺明は、第2回将棋電王戦第3局に登場したツツカナについて触れ、「現役棋士約160人の半分(80)、いや3分の1以上(50)に相当する力がある、という見方をせざるを得ない」との見解を示している[10]

特徴[編集]

詰将棋における強さ[編集]

ある局面において『詰み』の有無を判定する作業は、単純な情報処理能力が力を発揮する分野であり、コンピュータは人間をはるかに超える計算力により、容易に詰みを発見することが可能になっている。

コンピュータが得意とする分野であるとも言え、実際に詰将棋プログラムは、対戦プログラムより古く、1968年頃にプログラムで解こうとさせていた、という談話がある[11]

詰みに特化した詰将棋の分野では、大半の局面においてコンピュータはすでにトップ棋士の解図力を上回っている。可能な王手と玉方の応手をすべて検索するコンピュータならではの方法論により、人間を凌駕する実力を備えている。詰将棋の創作にあたって、コンピュータを使用して作品の完全性を検証することは、すでに常識となっている[12]

2013年現在において手数が最長の詰将棋である「ミクロコスモス」すら、解答に成功したプログラム(通常の対戦用のプログラムとは異なり、詰将棋専用の探索ルーチンから成るもの)が報告されている(ミクロコスモス (将棋)#ミクロコスモスと脊尾詰を参照)。

ミスの少なさ[編集]

人間同士の対局では、ミスにより、局面に差がつくケースが多々あり、特に乱戦になると、人間はミスする確率が上がるが、コンピュータは人間よりもミスをしないため、乱戦になった場合コンピュータの方が有利になると遠山雄亮五段が2011年に将棋倶楽部24でのボンクラーズとの対局を分析し、コメントしている。また、感情面で動揺したり、集中力が切れたりしないのも強さであるとしている[13]。コンピュータは人間と違い、プログラムにバグがない限りは二歩や二手指し等の反則行為は皆無である。

疲労しない事による強さ[編集]

人間は疲労するとミスがでやすくなるが、コンピュータは人間と違い肉体的な疲労がない。 持ち時間の長い将棋で終盤になると、疲労しないコンピュータが相対的に有利になる。渡辺明竜王順位戦(1日制で持ち時間6時間)だと「だんだん眠くなってくる」と言っている。人間と違いコンピュータは眠くならないし、睡眠をとる必要もない。

入玉ケースの弱さ[編集]

2012年現在、プロ棋士の対戦データを元に教師あり学習をしているが、プロ棋士の対局ではほとんど出ない入玉ケースになると、駒の配置に関する評価値のほとんどの部分が0に近い値になる。さらに、持将棋になった場合は駒の点数を計算して勝ちを狙うという、相手を詰ます以外の目標が生まれるのだが、これを判断できず適切に指せない状態になることが多い。自己対戦など、強化学習の研究も進められているが、教師あり学習を超えるレベルにまだなっていない。

序盤の弱さ[編集]

プロ棋士が積み上げてきた定跡は完璧ではなく、研究会や対局、感想戦を経て日々進歩しているものであり、棋譜以外の情報は将棋世界などの専門誌を通じ極一部紹介される程度で多くは公開されることはない。その限られた情報を元に序盤戦術を構築しているソフトがプロ棋士に比して欠点がある事はやむを得ない。 序盤は定跡データベースを利用しているが、「なぜそのような駒組みにするのか」を理解して指すわけではない。そのため、2011年現在、定跡データベースから外れた場合に、おかしな手をさす確率が終盤よりも高く、また、まだ攻め始めてはいけないタイミングで攻め始めてしまうことがあると遠山雄亮五段が分析している[13]。古作登も「人間に勝つコンピュータ将棋の作り方」で2012年現在、均衡状態でコンピュータの手待ちをすると、コンピュータがスキを作っておかしな攻め方を始めたり、穴熊に組み替えようとしてその途中でスキを作ったりすることがあると指摘している。

全幅探索の強さ[編集]

コンピュータで全幅探索をしている場合、途中局面の善し悪しではなく最終的にどうなるかで全てのパターンを読むので、一見ひどい手のため人間は検討対象に加えないが、実は良い手を見落とさないという長所がある。 人間の場合、全てのパターンを読むのではなく直観大局観を使って筋の良い手・悪い手を判別、検討対象を絞っているため、見落としをすることがある。

人間との対局の歴史[編集]

〜2004年[編集]

コンピュータ将棋の黎明期には、当時のコンピュータの性能もあり、コンピュータがプロ棋士のレベルに達するのは当分先のことだと思われていた。 チェスソフトのノウハウを応用して最初に将棋ソフトが作られた時代は、アマチュアの初級者にすら負けるようなひどい有様であり、プロ棋士の間では、この先どれだけ技術が進歩しても、ソフトはプロどころかアマの上級者(当時のプロ・アマの格差は現在よりもはるかに大きかった[要出典])にも勝てないだろうと予想されていた[要出典]

しかし、90年代に入ると技術の急速な進歩によりソフトの棋力が大きく上昇し、ハード(CPU、メモリ)の進歩などもあり、その後はアマチュアの上位層への勝利を狙えるほどになった[要出典]

1996年、「コンピュータがプロを負かす日は?」というアンケートがあった。 羽生善治は2015年、森内俊之は2010年、谷川浩司(1962年生)は「自分が引退してから」と答えた[14]

2005年[編集]

2005年には、さらにアマ県代表クラスに到達し、以降、アマの最上位からプロの最底辺とほぼ互角という水準になっていく[要検証 ]。 その年のコンピュータ将棋選手権でのエキシビション対局において、同大会の優勝ソフト『激指』がプロ棋士の勝又清和角落ちで勝利した[15]。また2005年6月の第18回アマチュア竜王戦において招待選手として出場した『激指』は、都道府県代表を相手に3連勝し決勝トーナメント進出・ベスト16入りを果たした[16]

2005年9月18日、プロ棋士で北陸先端科学技術大学院大学教授を務める飯田弘之のチームが開発したコンピュータ将棋ソフト「TACOS」が同じくプロ棋士の橋本崇載とイベントで平手の対局。結果は橋本の勝ちとなったが、TACOS は橋本を敗北寸前まで追いつめた[17]。この事態を重く見た日本将棋連盟は、2005年10月15日、全棋士と女流棋士に通達を出し、連盟に無断で公の場でコンピュータ将棋と対局しないこととした[18]

2005年10月23日、第3回国際将棋フォーラムにて、YSS森内俊之名人が角落ちの1手30秒で対戦し、森内俊之の勝ち。

2006年〜2009年[編集]

2006年以降、コンピュータとの公開対局は平手で行われるようになる[15]

2006年3月〜5月に、週刊将棋の連載で、第1回週刊将棋アマCOM平手戦が行われ、アマ強豪5名と2回ずつ合計10回対戦し、コンピュータ側の7勝3敗であった。コンピュータ側は、激指KCC将棋IS将棋YSSBonanza。持ち時間は1回目が60分(秒読み60秒)、2回目が20分(秒読み30秒)。

2007年3月21日には、Bonanzaとタイトルホルダーである渡辺明竜王)との公開対局(平手)が行われた(Bonanza#竜王との対局参照)。Bonanzaの使用したコンピュータはIntel Xeon X5355 2.66GHz×8cores、メモリ8GB、1秒間に400万手読んだ。 Bonanzaはタイトルホルダー相手に健闘し、終盤の読み違いがきっかけとなって敗れはしたものの、対局者の渡辺をはじめとする複数のプロから、プロ予備軍である奨励会の初段から三段の実力に相当するとの高い評価を受けた。これ以降、6年間、男子現役プロ棋士との公開対局が行われなくなり、この次は2013年3月の第2回電王戦であった。

2008年5月5日に行われた第18回世界コンピュータ将棋選手権のエキシビションマッチにおいては、優勝ソフトの激指がアマ名人の清水上徹を、準優勝ソフトの棚瀬将棋が朝日アマ名人の加藤幸男をそれぞれ破るという快挙を成し遂げた。この対局に対し、敗れた清水上と加藤はそれぞれ、「コンピュータの読みが上回った」「完敗だった」とコメントしている[19]。2008年11月8日に行われた清水上、加藤と激指、棚瀬将棋との持ち時間60分、その後1手60秒のリターンマッチでは、加藤が勝利して雪辱を果たしたものの、清水上はまたも敗北を喫した[20]。公式対局でプロ相手に何度も勝利を上げているトップアマの二人の敗戦はプロにとっても衝撃であり、渡辺明[21]遠山雄亮[22]片上大輔[23]らのプロ棋士がブログにその驚きを綴っている。

2010年[編集]

2010年2月6日、週刊将棋の編集者 (当時) で、元奨励会三段の古作登が激指と持ち時間20分の公開対局を行い、コンピュータ側が勝利。

2010年4月2日、情報処理学会は、会長の白鳥則郎東北大学客員教授)名義にて「35年の開発の末名人に伍する力ありと情報処理学会が認める迄に強いコンピューター将棋を完成致しました」と宣言し、日本将棋連盟に挑戦状を渡した。将棋連盟はこれに対し、米長会長名義で「その度胸と不遜な態度に感服した」として挑戦状を受理。最初の対戦相手として女流の清水市代(対局決定時女流王位・女流王将の二冠)を指名した[24][25]

2010年5月〜7月に、第2回週刊将棋アマCOM平手戦が週刊将棋の連載として開催された。対戦相手は東京大学将棋部5名。それぞれ2回、合計10回対戦が行われ、棚瀬将棋が1敗して、コンピュータ側の9勝1敗であった。参加したコンピュータは、激指Bonanza Feliz・YSS棚瀬将棋GPS将棋。持ち時間は1回目が30分(秒読み60秒)、2回目が10分(秒読み30秒)。

2010年8月23日に、清水市代との対局の詳細が発表され、持ち時間はチェスクロック使用による3時間(1分未満の考慮時間も計測される)、使い切ったあとは1手1分というマイナビ女子オープン五番勝負と同様の条件となった。また、コンピュータ側のハードウェアはクラスタなし(Intel Xeon W3680 3.33GHz 6コア)を中心に、GPS将棋が提供した東京大学のクラスタマシン(Intel Xeon 2.80GHz 4コア:109台・Intel Xeon 2.40GHz 4コア:60台・合計169台 676コア)を併用する形で、ソフトウェアは「激指」「GPS将棋」「Bonanza」「YSS」の4種類のソフトが電気通信大学伊藤研究室の開発するマネージャの管制の下で多数決を行う合議制がそれぞれ採用された。このシステムは、10の224乗という、将棋の全局面数10の226乗に近い数を示す語をとって、「あから2010」と名付けられた。

合議制の重み付けは以下の通り。クラスタなしが合計7.7、クラスタありが合計1.3とクラスタなしを優先している。

  • クラスタなし - Intel Xeon W3680 3.33GHz 6コア
    • 激指 - 2.9
    • Bonanza - 1.9
    • GPS将棋 - 1.0
    • YSS - 1.9
  • クラスタあり - Intel Xeon 4コア、合計169台、676コア
    • 激指 - 0.1
    • Bonanza - 0.1
    • GPS将棋 - 1.0
    • YSS - 0.1

清水市代とあから2010の対局は2010年10月11日に東京大学工学部で指され、86手で後手のあから2010が勝利した。あから2010の駒を動かすアシスタントは上村亘三段が務めた。

2011年[編集]

あから2010の結果に対し将棋連盟の米長邦雄会長は、中央公論2011年1月号における梅田望夫との対談で、次は自身が「引退棋士の代表」としてコンピュータ将棋と対局するという表明を行った[26]。2011年10月6日、日本将棋連盟、ドワンゴ、中央公論の三者が主催する、「米長邦雄永世棋聖 vs ボンクラーズ プロ棋士対コンピュータ 将棋電王戦」の概要が発表された。2011年世界コンピュータ将棋選手権の優勝ソフト「ボンクラーズ」と米長が2012年1月14日に対局し、この対局を「第1回電王戦」として以後継続的にプロとソフトの対局が行われる。対局形式は持ち時間3時間で1分未満の考慮時間は計測せず、途中に1時間の昼食休憩を挟む、ボンクラーズ側のセッティングは消費電力2800ワット内で自由と発表され、会見時に行われた振り駒によって先手がボンクラーズと決まった。

2011年5月16日、ponanzaが将棋倶楽部24で92勝8敗でレーティング3110を記録。最後に「謎の棋士」と呼ばれる人と2局対局を行い1勝1敗であった[27]

2011年10月、ボンクラーズが将棋倶楽部24で3300越えの過去最記録のレーティングを記録。

2011年12月21日に、第1回将棋電王戦に先立ち、米長邦雄とボンクラーズの前哨戦「将棋電王戦プレマッチ」が持ち時間15分でインターネット対局対局サイト将棋倶楽部24で行われた。電王戦と同じく後手番を持った米長邦雄は2手目に6二玉という奇手を指してボンクラーズの撹乱を狙ったが、85手で先手のボンクラーズが勝利した[28][29]

2012年[編集]

2012年1月5日、2013年に第2回電王戦を実施することが将棋連盟より発表された。1月14日には米長邦雄とボンクラーズの本対局が将棋会館で行なわれ、113手で先手のボンクラーズが勝利した。米長邦雄は二手目に6二玉と、前哨戦と同様の手を指した [30][31]。ボンクラーズの駒を動かすアシスタントは中村太地五段が務めた。

2013年[編集]

第2回将棋電王戦の記念企画として、GPS将棋とのトライアルマッチが2月24日から3月10日にかけて計5日間開催された。参加資格は現役のプロ棋士・女流棋士・奨励会員以外。持ち時間各15分、時間切れ後は1手30秒。人間が先手。GPS将棋はノートパソコン(VAIO Zシリーズ Intel Core i5-3210M 2.5GHz 2コア)1台のみ駆動という条件で、勝者には賞金100万円が与えられる。1日目にソフトのフリーズが多発したため2日目には動作が安定しているバージョンを落としたものを使用したが、午後から元のバージョンに戻された。また、4日目と5日目により高性能なデスクトップPC(Intel Core i7 Extreme 3970X 3.5GHz 6コア)が投入された。アマ名人経験者や元奨励会員、強豪将棋部部員などプロ棋士相手に勝ち星を上げた者も含むトップクラスのアマチュア棋士が多数参加し、GPS将棋は105勝3敗の結果となった。GPS将棋が負けたのは下平雅之、中川慧梧、細川大市郎で、いずれもアマチュア棋戦で優勝経験がある、名の通った強豪である。なお、運営側は勝てるのは1人いるかいないかと予想していたという。

また、4月27日にはスピンオフ企画として、習甦と女流棋士三人が対局した。安食総子女流初段・熊倉紫野女流初段・本田小百合女流三段の三人が合議制で指すというもので、持ち時間は人間側が1時間30分で時間切れ後は1分、習甦は30分で時間切れ後は30秒。さらに人間側は対局中に会場・ニコ生視聴者・解説の阿部光瑠のいずれかから3回ずつヘルプを得られる(ヘルプ中は時間ストップ)という変則ルールだった。人間側が先手で、結果は習甦の勝利。

第2回将棋電王戦[編集]

3月23日から4月20日にかけて、第2回将棋電王戦が東京の将棋会館で開催された。対局の模様はニコニコ生放送で全対局が生中継(総観戦数230万)され、「日本将棋連盟モバイル」(モバイル用棋譜中継ソフト)でも配信された。

第1・3・5局で対戦する棋士には、事前にバージョンを落としたサンプルソフトが提供された。なお、4局目については開発者から直接ソフトは提供されなかったが、改称する前のボンクラーズ(第1回電王戦で米長に貸し出されたもの)が提供されている。持ち時間各4時間(1分未満切り捨て)、時間切れ後は1手1分。先後はドワンゴ会長の川上量生の振り駒により決められた。2・3局では、完全にソフト任せでは無く、開発者が序盤に指す1手だけを事前にプログラムしている(定跡の少ない手に誘導するため)。全5局とも、コンピュータ側の駒を動かすアシスタントは三浦孝介初段が務めた。

  • 第1局: 2013年3月23日 - 先手:阿部光瑠四段 vs 後手:習甦(しゅうそ、開発者 竹内章[32]) - 人間の勝利(113手)[33]コンピューターはXeonE5-2687W(3.1GHz 8コア)2台を使用。1秒間に1100万手読む。
  • 第2局: 2013年3月30日 - 後手:佐藤慎一四段[34] vs 先手:ponanza(開発者 山本一成[35]) - コンピュータの勝利(141手)
コンピュータは自前のものと貸与された計10台のサーバークラスタリングして使用。1秒間に4000万手読む。
「正式ルールで行われた、現役のプロ棋士戦」に初めてコンピュータが勝利した[36][37]
輸送中にコンピュータが故障したため、前日のイベントで使用された別のコンピュータ(Intel Core i7 Extreme 3970X 3.5GHz 6コア)を使用した。本来使用予定のコンピュータより2割程スピードが増す事になった。1秒間に480万手読む。
  • 第4局: 2013年4月13日 - 後手:塚田泰明九段 vs 先手:Puella α(開発者 伊藤英紀[41]) - 引き分け(持将棋[42][7](230手)、コンピュータはIntel Core i7 3960X(3.3GHz 6コア)、3930K(3.2GHz 6コア)、2600K(3.4GHz 4コア)をクラスタリングして使用。
  • 第5局: 2013年4月20日 - 先手:三浦弘行八段[43] vs 後手:GPS将棋(開発者 田中哲朗[44]・森脇大悟[45]・金子知適[46]、副田俊介[47]・林芳樹・竹内聖悟) -コンピュータの勝利(102手)
東京大学田中哲朗研究室にあるコンピュータをマスターとし、東京大学駒場地区キャンパスの情報教育棟にある学生用の667台のiMacIntel Core i5 2.5GHz 4コア)をスレイヴとして使用するクラスター構成で、1秒間に2.7億手を読むことができるという[48]
三浦八段は「自分のどこが悪かったのか分からない。」と振り返っている[49]

対戦成績はプロ棋士の1勝3敗1引き分けとなった。 きわめて場面数の多い将棋で電脳ソフトがプロ棋士に勝利したことは、一般社会にも衝撃を与えた(全国紙の字数の多いもの、または1面記事)。

特に第5局において、10人しかいない現役A級棋士である三浦弘行八段が、約700台のクラスターという巨大マシンとはいえ、コンピュータに敗れたことが注目された。

電王戦タッグマッチトーナメント[編集]

2013年8月31日第3回電王戦のプレイベントとして、電王戦タッグマッチトーナメントが開催された。 出場者は第2回将棋電王戦で対戦した棋士とコンピュータのタッグチームである。 結果は佐藤慎一四段・ponanzaのタッグチームが3連勝しての優勝。 決勝戦の三浦弘行九段・GPS将棋タッグvs佐藤慎一四段・ponanzaタッグの対局は、 解説した森内俊之名人が「今年の名局賞をとりそうな将棋ですね」とコメントした程、白熱した内容であった。

第1回将棋電王トーナメント[編集]

2013年11月2日から11月4日にかけて、初代将棋電王を決めるトーナメントが開催された。 使用コンピュータは、第3回電王戦のハードウェアサプライヤーである株式会社サードウェーブデジノスが製造するゲーミングパソコン「GALLERIA」より、 Intel Core i74960X EE(3.6GHz 6コア)をCPUとして搭載する「GALLERIA電王戦」が提供され用いられた。 持ち時間は予選リーグは15分、消費後10秒、決勝トーナメントは2時間の切れ負け。 全18チームが参加、1位(電王)ponanza 、2位ツツカナ、3位YSS、4位やねうら王、5位習甦との結果になった。

電王戦リベンジマッチ[編集]

2013年12月31日(大晦日) 先手:船江恒平五段vs 後手:ツツカナ(開発者 一丸貴則) 第2回将棋電王戦、第3局と同条件で東京・渋谷区ニコニコ本社にて対局が行われ、船江が85手で勝利を収めた。 対局後の会見で、船江は貸し出されたソフトとの練習対局、本番2回(第2回電王戦、リベンジマッチ)の実感として、ツツカナの実力は自分と五分五分と評価した。

2014年[編集]

第3回将棋電王戦の記念企画として、ponanzaとのトライアルマッチが3月1日(土)、2日(日)、8日(土)、9日(日)と計4日間開催された。参加資格は現役のプロ棋士・女流棋士・奨励会員以外。12時30分までに会場に集まった対局希望者の中から抽選して、当選した42名が対局。持ち時間は各20分切れ負け。人間が先手。ponanzaはサードウェーブデジノスが製造するノートパソコン(Intel Core i7 4700MQ 2.4 GHz 4コア)を使用する条件で、勝者には賞金100万円が与えられる。結果はponanzaの166戦(3日目に2人当選権利放棄)全勝だった。

2月には電王戦の囲碁版となる「囲碁電王戦」もドワンゴの主催で開催された。

4月6日(日)ドスパラ 大阪なんば店でponanzaとのトライアルマッチが開催された。参加資格は現役のプロ棋士・女流棋士・奨励会員以外。11時30分までに会場に集まった対局希望者の中から抽選して、当選した36名が対局。持ち時間は各20分切れ負け。人間が先手。ponanzaはサードウェーブデジノスが製造するノートパソコン(Intel Core i7 4700MQ 2.4 GHz 4コア)を使用する条件で、勝者には10万円相当のノートパソコンが与えられる。トライアルマッチ開始時点で対局希望者が5人だった為、先着順に対局する事となった。結果はponanzaの16戦全勝だった。

4月27日(日)にニコニコ超会議の企画として、豊島将之七段・YSSタッグvs習甦・ponanza・ツツカナ3種類の合議が行われた。持ち時間は豊島将之七段・YSSタッグがチェスクロック方式の30分で時間切れ後は30秒、ソフト3種合議は1手10秒、相手の考慮時間中には考えない設定。豊島将之七段・YSSタッグが先手で、結果は豊島将之七段・YSSタッグの勝利。

6月29日(日)ドスパラ札幌店でponanzaとのトライアルマッチが開催された。参加資格は現役のプロ棋士・女流棋士・奨励会員以外。11時30分までに会場に集まった対局希望者の中から抽選して、当選した30名が対局。持ち時間は各20分切れ負け。人間が先手。ponanzaはサードウェーブデジノスが製造するノートパソコン(Intel Core i7 4700MQ 2.4 GHz 4コア)を使用する条件で、勝者には10万円相当のノートパソコンが与えられる。トライアルマッチ開始時点で対局希望者は14人だった。結果はponanzaの24戦全勝だった。

第3回将棋電王戦[編集]

持ち時間チェスクロック方式の各5時間、切れたら1分将棋。 午前10時開始、昼食休憩12~13時、夕食休憩17時~17時30分。 関西在住の棋士には2013年11月30日、関東在住の棋士には12月1日に、第3回電王戦本番用ソフトとハード(Intel Core i7 Extreme4960X EE 3.6GHz 6コア)が貸し出された[50]コンピュータ・クラスターが使用できた前回と異なり、全部同一ハードを使用し、スペックに関して大幅な制限が加えられ以前に比べ実質的なハンデ戦の様相を呈し、プロ有利な条件へと変更された。 先後は2013年12月10日に、内閣総理大臣であり将棋文化振興議員連盟に所属する安倍晋三の振り駒により決められた。後述のとおり、さまざまな場所で開催されるが、その事について森内俊之竜王・名人は「昔、キン肉マンという漫画で読んだのですが、あちこちの名所で戦うような、そういうのを思い返しました」とコメントしている。主催者の川上量生は「電王戦は週刊少年ジャンプの影響を受けていて、ジャンプがなければ電王戦はなかったんじゃないか?僕はそういう風に思っているんですけど」と発言した[51]

前回ではコンピュータ側の駒は開発者ではなく奨励会員が指していたが、今大会では協賛するデンソーの子会社デンソーウェーブが、自社のロボットアーム「VS-060」をベースに改造した、「電王手(でんおうて)くん」が対局に利用されることになった[52]。ソフトの開発者は後方に設けられた場所で操作する。なお電王手くんは投了時にアームを下げてお辞儀する「投了動作」を行う[53]

なお第2局の「やねうら王」が対局前の3月1日にバグ修正を行ったが、棋力が大幅に向上したと佐藤から強い抗議と指摘を受けた[54]。後に佐藤は騒動となったことを複数回に渡り謝罪している。3月19日に開かれた第3回将棋電王戦 第2局の対局方法に関する説明会見で、第2局はバグ修正前のソフトと戦う事が発表され、予定通り修正前との対局が行われた。

  • 第1局: 2014年3月15日- 先手:菅井竜也五段 vs 後手:習甦(開発者 竹内章)、有明コロシアムで開催。習甦の勝利。「今回もっとも衝撃を受けた対局である。習甦の中盤以降の指し回し(飛角金銀が集結して押しつぶす)は、プロが見ても強い勝ち方だった」(谷川浩司日本将棋連盟会長)
  • 第2局: 2014年3月22日- 後手:佐藤紳哉六段 vs 先手:やねうら王(開発者 磯崎元洋、岩本慎)、両国国技館で開催。やねうら王の勝利。解説では有利な展開もあり得たものの、終始やねうら王が押す展開となった。
  • 第3局: 2014年3月29日- 先手:豊島将之七段 vs 後手:YSS(開発者 山下宏)、あべのハルカスで開催。豊島の勝利。自ら語ったように練習対局を抜きんでて多くこなしており、ソフトに実力を出させない形で勝利した。
  • 第4局: 2014年4月5日 - 後手:森下卓九段 vs 先手:ツツカナ(開発者 一丸貴則)、小田原城で開催。ツツカナの勝利。
  • 第5局: 2014年4月12日- 先手:屋敷伸之九段 vs 後手:ponanza(開発者 山本一成、下山晃)、将棋会館で開催。ponanzaの勝利。(第5局の合計アクセス数約50万)
  • 通算4勝1敗でソフト側の勝ち越し。2014年5月30日に第5局のバージョンのponanzaが、将棋新世紀PonaXと名前を改め市販のソフトとして発売されたので、一般人でもプロ棋士を上回る実力のソフトとハードが購入可能となった。但し、将棋新世紀PonaXの付属GUIではバグが多く、本来の実力は出せない。第5局のバージョンのponanzaと同等の実力を引き出すには、フリーウェアの将棋GUIソフト、将棋所を使う必要がある。

電王戦リベンジマッチ 激闘23時間[編集]

2014年7月19日 - 7月20日、先手:菅井竜也五段 vs 後手:習甦(開発者 竹内章)、東京・将棋会館にて開催。持ち時間チェスクロック方式の各8時間(1日制)。対局は19日午後1時に開始、夕食休憩午後5時 - 6時、夜食休憩午後10時 - 11時、早朝休憩翌午前3時 - 4時、朝食休憩午前7時 - 8時、切れたら1分将棋。習甦は第3回将棋電王戦第1局と同じソフトとハードを使用し、代指しにも「電王手くん」が用いられる。持ち時間各8時間の1日制は異例の条件だが、日本将棋連盟の電子メディア部・事業本部理事の片上大輔はブログで、「今回の対局条件、当初は本人に確認するまでもなくお断りして、封じ手時刻をどのようにするかなどと考えていたところ、菅井君から『夜通しのほうが有難いです』と言われたもので、あのときは本当にびっくりしました。『人間は極限状態の方が力が出るのではないか』とまで言われては、分かりましたと答えるほかありません。」[55]と経緯を説明している。結果は習甦が144手で勝利。対局開始から終局までの時間は19時間29分だった。

第2回将棋電王トーナメント[編集]

2014年11月1日(土)から11月3日(月・祝)にかけて、第2回将棋電王を決めるトーナメントが開催される予定。

代表的なソフトウェア[編集]

コンピュータ将棋選手権出場時と商品の名称が異なっているものもある。

  • YSS - 「AI将棋」としてイーフロンティア(旧アイフォー)より発売、名前の由来は山下将棋システム。粘り強い受けに定評があり、第24回コンピュータ将棋選手権(以下、当該大会をX回大会と表記)では好成績を収め3位。尚、第3回電王戦ではトーナメントでbonanzaを破るも、豊島将之七段に敗北、それ以前の2005年には森内俊之名人と角落ちで対局し、敗れている。
  • 激指 - マイナビ(旧・毎日コミュニケーションズ)より発売。第20回大会などで優勝経験を持つなど強豪ソフトの一つとして知られる。
  • IS将棋、棚瀬将棋 - 「東大将棋」としてマイナビより発売
  • KCC将棋 - 「銀星将棋」としてシルバースタージャパンより発売
  • 柿木将棋 - エンターブレインより発売。詰将棋解読機能に定評があり、余詰検索などもできる。2013年のバージョンⅨよりダウンロード販売のみのシェアウェアとなった。
  • 金沢将棋 - アンバランスより発売
  • 森田将棋 - 悠紀エンタープライズより発売
  • 永世名人 - コナミより発売
  • GPS将棋 - 東京大学大学院総合文化研究科の教員・学生のメンバーが中心になって開発が行われているフリーソフトウェア。第22回大会にて優勝。第2回電王戦ではA級順位戦2位につけていた三浦弘行八段に勝利している。
  • Bonanza - 詳細は当該記事にて。開発者は保木邦仁。強豪ソフトの一つで、思考部はフリーウェアとして提供しており、コンピュータ将棋の開発メソッドの革新など、歴史を大きく塗り替えたソフトとして知られる。対プロ棋士戦では2007年に渡辺明永世竜王と対局し敗れたが、渡辺は奨励会三段レベルの強さとの評価した。後の第23回コンピュータ将棋世界大会にて久々の優勝を遂げている。
  • デーモン将棋(Daemonshogi)[56] - Linuxで動作する GTK+ ベースのシンプルな将棋プログラム(フリーウェア
  • ハム将棋[57] - Flashを利用したフリーウェア。初心者向けにチューニングしており、対局数は述べ1000万回を超えているなど、将棋普及に大きく貢献しているソフトウェアの一つである。駒落ち対局もできるが、一般的な駒落ちとは大きく異なっている。
  • きのあ将棋[58] - Flashを利用したフリーウェア
  • K-Shogi - Windows用のフリーウェア
  • 将棋所[59] - コンピュータチェスで一般的なGUIと思考エンジンを分離する設計思想に基づいたGUIソフト。USI(Universal Shogi Interface)と呼ばれる公開プロトコルを利用し、複数の思考エンジンを利用できる。現在では多くの開発者が利用している[60]。英語表示にも対応。
  • あから2010(阿伽羅) - 情報処理学会が、2010年清水市代との対局用に用意した専用システム。「GPS将棋」「YSS」「激指」「Bonanza」の四つが合議制の思考エンジンを、東京大学にあるクラスターマシン上で実行する。
  • Puella α - 旧称「ボンクラーズ」。開発者は伊藤英紀。第21回大会優勝の経験を持ち、それがきっかけで2012年に米長邦雄と対戦、勝利。また、第2回将棋電王戦で塚田泰明九段と対局するが持将棋となる。後に伊藤が開発を中止したため、第23回大会から不参加となっている。
  • Ponanza - 開発者は山本一成、またチームメンバーとしてかつて『blunder』を開発していた下山晃が加わっている。名前は「Ponanza is not Bonanza」であり、Bonanzaに対するリスペクトとして付けた名称で、Bonanzaのソースは未使用。強豪ソフトの一つ。第2回将棋電王戦に登場。プロ棋士の佐藤慎一四段に勝利し、コンピュータ将棋史上初めてプロ棋士に勝利したコンピュータ将棋ソフトとなった。後にドワンゴが主催した第1回将棋電王トーナメントにおいても並み居る強豪コンピュータを破り、無敗の成績で初代電王に輝いた。その後第三回電王戦には屋敷伸之九段を破っている。第23回、第24回大会では勝数で並ぶも2位。尚、山本は将棋アプリケーションソフト『将棋ウォーズ』を開発したHEROZ社員となっている。
  • ツツカナ - 第2回将棋電王戦に登場。開発者は一丸貴則。名の由来は時計の部品からであり、読みの探索や深さに対して、時間配分するなど人間らしい指し方をするプログラムといわれている。プロ棋士の船江恒平五段に接戦の末勝利したことで、渡辺明竜王が「コンピュータ将棋はプロ棋士の半数より強いことを認めないといけない」とブログで発言。また、他のコンピュータ将棋より遥かに低スペックのマシンでも強さを発揮している点が特長であり、第24回大会では市販クラスのノートPCを使って決勝戦に進出している。第三回電王戦にて森下卓九段に勝利。その際に、解説の棋士が「森下九段のお株を奪うような指し回し」と評価している。尚、開発者の一丸は大学院卒業後無職が続いていたが、ツツカナ開発の技術を買われ、HEROZに入社している。
  • 習甦 - 読みは"しゅうそ"。開発者は竹内章。「Shogi Using Evaluation Swarm Optimizer」の頭文字を採って命名。近年のコンピュータ将棋世界大会にて最高2位など安定した成績を残しているが、第2回将棋電王戦にて阿部光瑠四段に敗北。早指しには弱く、第1回将棋電王トーナメントで予選8位と苦戦を強いられるが、敗者復活戦を勝ち抜き5位に入賞。これにより出場資格を得た第3回将棋電王戦にて菅井竜也五段を破り、竹内が当大会のMVPを獲得している。
  • NineDayFever - 開発者は金澤裕治。元はPuppet masterという匿名のソフトであったが、コンピュータ将棋世界選手権に進出するため改名した。名前の由来はロバート・A・ハインラインの小説『人形つかい』から。Bonanzaソースを使用。第23回大会において、予選から高勝率を挙げ、初参加のソフトながら決勝トーナメントに進出するなど目覚ましい成績を残し、新人賞を獲得。元の名はPuppetMaster。第24回大会では優勝候補の一つにも挙げられ、予選2位で決勝戦に進出、決勝戦でも上位に付け初優勝まで後一歩と迫ったが、最終戦で激指に敗れ、SB制ルールにより4位に終わる。
  • Apery - 読みは"エイプリー"。開発者、平岡拓也が趣味で制作したソフトウェアであり、後に大阪市立大学の理工学研究室の2名がチームに加わっている。名の由来は猿を意味するapeと様子を示す接尾辞lyからであり『猿真似』という意味。bonanzaとオープンソースのコンピュータチェス「stockfish」を参考にして制作してたことにかけている。第22回大会から出場し、2次予選敗退が最高であったが、第24回大会では常連の強豪ソフトを破って優勝。尚、2013年11月に開催された電王戦トーナメントはあと一歩の所で習甦に敗れ、本戦出場を逃している。
  • selene - 読みは"セレネ"。開発者は西海枝昌彦。学習機能を持っており、大山康晴十五世名人や中原誠十六世名人などの棋譜を何局も読ませて強化を図った。第1回電王戦トーナメントで善戦し、第24回大会でも強豪コンピュータと互角に渡り合うなどしたが、スイス式トーナメントによる巡り合わせの悪さもあり、惜しくも決勝進出を逃した。
  • AWAKE - 開発者の巨瀬亮一は奨励会に所属していたこともある。強豪ソフトに準じる実力を持つソフトの一つに数えられるが、電王戦トーナメントではソフト停止のトラブルに見舞われ、第24回大会でも惜しくも決勝進出を逃す。
  • やねうら王 - 第3回電王戦出場ソフト。開発者は磯崎元洋。名前は制作者の磯崎が中学2年の時に、屋根裏部屋でゲーム制作会議を開いた事に由来する。[61]思考部分のみの開発であるため操作は将棋所を利用している。第3回電王戦で佐藤紳哉六段に四間飛車で勝利。

コンピュータ将棋のプログラミング技術[編集]

評価関数
将棋はお互いが1手ずつ指すゲームのため、局面の評価が必要で、局面の有利不利に序列をつけるための評価関数が必要。序列をつけるだけでなく、通常は評価関数は局面を実数化(高速化のために整数化)する関数を使う。探索では、評価関数を利用し、数手先の変化を読み、相手が最善を尽くしてきたときに、もっとも自分が有利になる手を探す。ここでいう「有利」は、相手の玉を詰ませられる、駒得になるなど、数値化できる基準で評価する。評価関数の作り方と何手先までを探索の対象とするかでコンピュータ将棋の強さが決まってくる。駒の損得を中心に、玉形や駒の働きなどを評価対象としているものが多い。
機械学習
かつては、手作業で評価関数が作られていたが、2006年Bonanzaの優勝以降、機械学習による評価関数作成が主流になっている。これによりこれまでの他のソフトが見落としていた(あるいは開発者が軽視していた)指し手に高い評価を与えることが可能となった。
機械学習には、過去のプロ棋士の対戦棋譜からの教師あり学習と自己対戦による強化学習がありえるが、今のところ、教師あり学習の方が強いという状況にある。教師あり学習の場合、プロ棋士の手を再現するというのが機械学習のテーマとなる。ミスの少なさ、読み手数の長さでプロ棋士を超えようとしている。教師あり学習の欠点として、入玉ケースなど過去のプロ棋士の対戦棋譜にあまり出てこないパターンが弱くなるという問題がある。
三駒の組み合わせ
王を1つ以上含む三駒の組み合わせおよび位置関係から評価関数を作る方法。Bonanzaは2009年のVer. 4から採用している。YSSは王からの相対座標で三駒の組み合わせを計算している。
探索
枝刈り
将棋の場合、平均着手可能手数は80もあるので、n手先までの局面数は80^nという膨大な数になる。これを全て計算すると限られた時間内では深く先読みすることはできなくなる。そこで、実際に計算する局面数を少なくし、深く読めるようにすることを枝刈りと呼ぶ。
枝刈りには全局面を評価した場合の結果と正確に同じ値を返す枝刈りと、少し誤差を含む結果を返すことを許容することでより多くの枝刈りを行うものの二種類がある。前者を後ろ向き枝刈り、後者を前向き枝刈りと呼ぶこともある。
全幅探索
ある局面下で指すことが可能な手をしらみつぶしに読む手法(力まかせ探索)。探索法としてはもっとも原始的でプログラミングも他と比べると単純だが、CPUに負荷がかかるため効率は悪いと考えられていた。しかしBonanzaの開発者である保木邦仁によれば、選択的な探索は選択を行う処理が複雑になるため、全幅探索よりも負荷がかかるとしてBonanzaに採用している[62]
ミニマックス法
チェス、将棋、オセロ、チェッカー等の完全情報ゲームで次の手を決めるための基本アルゴリズム。数手先まで読み、その時点で評価関数により局面に点数(手番の方がプラス)をつけ、手番の方は評価値が最大の手を、手番ではない方は評価値が最小の手を選ぶとして、次の着手を選択する。局面の分岐数を N、先読みする深さを L とすると、評価が必要な局面数は N^L となる。
αβ(アルファベータ)探索
基本的にミニマックス法と同じだが、再帰的に局面の評価を行う関数を呼ぶときに、その時に判明している評価値の下限値(これをα値と呼ぶ)と上限値(これをβ値と呼ぶ)を引数として渡し、その範囲外を計算することは無駄なので、ミニマックス評価に於いて途中で得られた値がα値β値の範囲外の場合は評価を打ち切るアルゴリズム。ミニマックス評価で評価する局面数は N^L だが、αβ探索ではおよそ N^(L/2) となる。
実現確率探索
激指などが採用している手法。探索時に、過去の対局データから、次の一手の実現確率を求め、実現確率の高い方をより深く探索する。激指は実現確率の計算に2004年ロジスティック回帰を採用した。
クラスタリング
かつてはマシンを疎結合クラスタリングしても強くならず、あから2010の時は疎結合クラスタリング無しの重み付けを大きくしたが、2011年ボンクラーズが6台クラスタリングで優勝し、2012年は797台のGPS将棋が優勝した。ボンクラーズを開発した伊藤英紀は、もしボンクラーズが700台つかえるのであれば、レーティングが200-300程度上がるという見解を示している[63]。レーティング差が200-300だと、期待勝率は(レーティングが高い方から見て)7割5分-8割5分程度となる。第2回 将棋電王戦第5局を振り返り、三浦弘行九段は、670台のGPS将棋に対して「私の勝算は5%しかなかったんです」と語った[64]。勝算が5%だとレーティング差500程度になる。
合議制
2010年以降からは、複数の思考エンジン間の合議(多数決)によって指し手を決める手法が研究されている。2009年に行なわれた第19回世界コンピュータ将棋選手権では、複数のBonanza[65]を搭載した「文殊」が3位と言う好成績を収めた[66]
水平線効果
小さな損を繰り返すことで、大きな損をする状態を先延ばしにし、本来よりももっと不利になってしまうこと。この問題は現在でも解決されたとは言えないが、ある程度深い読みが可能になったことにより、致命的な水平線効果は現れることはほとんど無くなった。

その他[編集]

コンピュータチェスとの比較[編集]

初期のコンピュータ将棋はコンピュータチェスの理論をもとに開発されたものが多い[67]。チェスと比較した場合、将棋は取った駒を持ち駒として再使用できるというゲーム特性から指し手の選択肢が格段に多いため、より複雑なプログラムが必要とされている。

1997年には将棋と同じく二人零和有限確定完全情報ゲームに分類されるチェスの世界において、当時の世界チャンピオンガルリ・カスパロフIBMディープ・ブルーに敗北し、将棋界にも大きな衝撃を与えたが、持ち駒による全局の多さ[68]があることなどから、2000年代前半までは現役トップレベルには達していないと見なされる事が多かった。

2003年には汎用コンピュータと一般人が購入できるソフトが、ディープ・ブルーの様な専用機に匹敵する性能を持った。2009年8月には、スマートフォンに搭載された「Pocket Fritz 4」がグランドマスター級の評価が与えられた。

将棋では2000年代後半に入りトップアマが敗れ、2010年代にはトップ女流棋士の清水市代、元トップ棋士だった米長邦雄、さらには現役プロ棋士にそれぞれ勝利し、2014年の第3回将棋電王戦では、ハードウェアを市販のパソコン1台に限定されたソフトが現役プロ棋士5人に4勝1敗で勝ち越すなど、平手でも敗北・負け越しする例が出ている。

ソフト指し問題[編集]

将棋ソフトのレベルが上がった結果、ヒント機能や検討モード、対局機能などを使ってネット将棋を指すユーザーが少なからず出てきている。 ネット将棋大手の将棋倶楽部24では(公認を除き)他の善良な会員の皆様に種々の迷惑がかかるとして、2008年に「24ソフト指し取締委員会」を設置。将棋ソフトの指し手との一致率を基準として「ソフト指し」を認定し、不良利用者アカウントの削除などを行っている[69]

脚注[編集]

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  1. ^ 将棋世界2007年7月号より。また、開発に至った経緯およびその詳細は同号を参照のこと。
  2. ^ 共立出版 bit別冊『ゲームプログラミング』pp. 45~46
  3. ^ 共立出版 bit別冊『ゲームプログラミング』p. 46
  4. ^ 将棋世界2007年7月号より。
  5. ^ コンピュータ将棋協会参照。各回ごとにルールが定められ、公開されている。
  6. ^ コンピュータ将棋対人間 対戦記録
  7. ^ a b Puella αには持将棋を提案・諾否する機能を持ち合わせていないため、230手目の段階で塚田が申し入れPuella α開発者の伊藤英紀が合意し、対局終了。両者24点以上(Puella α30点、塚田24点)だったため持将棋となった。
  8. ^ コンピュータ将棋の専門家である公立はこだて未来大学松原仁はそれ(将棋のチャンピオンにコンピュータ将棋が勝つこと)を2015年と予想している(情報処理2005年7月号より)。またコンピュータ将棋協会会長の瀧澤武信もそれを10年後~20年後と予想している(将棋世界2007年7月号より)。
  9. ^ 第2回将棋電王戦PV ‐ ニコニコ動画
  10. ^ 将棋ソフトにプロ棋士が連敗、渡辺竜王「現役棋士の3分の1以上に相当する力がある」
  11. ^ 『情報処理』Vol.49 No.8「コンピュータ将棋は止まらない : 5.棚瀬将棋の技術背景」内、p. 992囲みコラム「おふぃすらん」
  12. ^ コンピュータソフトを使用するのは、作品に余詰や不詰がないかを確認するためである。また作成途中の補助に使う場合もある。
  13. ^ a b 【将棋】「ボンクラーズ」を遠山雄亮五段が徹底解剖part1【電王戦】 - ニコニコ動画
  14. ^ 「プロ棋士完敗、残念だが・・・電王戦、将棋普及の一手」日本経済新聞平成26年4月16日夕刊16面
  15. ^ a b コンピュータ将棋 対 人間 対戦の記録
  16. ^ 将棋ソフトの「激指」、アマ全国大会でベスト16に進出 NIKKEI 将棋王国 2005年6月25日
  17. ^ 飯田教授らが開発したコンピュータ将棋はプロ棋士に惜敗(北陸先端科学技術大学院大学:ニュースとお知らせ)参照。
  18. ^ これはプロの威厳の維持、及びコンピュータ将棋との対局を重要なビジネスチャンスととらえている連盟の意向であるとされる。
  19. ^ その名も「激指」…将棋ソフト、人間に勝つ [リンク切れ] ヨミウリ・オンライン2008年5月5日、読売新聞2008年5月6日
  20. ^ 元アマ竜王2人、1勝1敗…コンピューターとの将棋対局 [リンク切れ]
  21. ^ コンピュータ選手権の結果。 渡辺明ブログ 2008年5月5日より「アマトップの方々は奨励会で言えばプロ手前の二段~三段の力はあるので、そこに2連勝というのは衝撃的」
  22. ^ 大きな話題と小さな話題 遠山雄亮のファニースペース 2008年5月5日より「この二人はアマチュアの方の中でもトップ、しかもトップの中のトップですから衝撃的です。将棋も強い内容でした」
  23. ^ 衝撃 daichanの小部屋 2008年5月5日より「二人そろって完敗したと聞いて衝撃を受けました。彼らの強さは僕もよく知ってますので」
  24. ^ 情報処理学会が日本将棋連盟に「コンピュータ将棋」で挑戦状社団法人日本情報処理学会 2010年4月2日 2010年4月2日閲覧
  25. ^ 「コンピュータからの挑戦状」(日本将棋連盟HP、2010年4月2日閲覧)
  26. ^ 次は私がコンピュータと対局します!清水女流vs.「あから2010」戦のその後を考える 中央公論ウェブサイト
  27. ^ ponanzaが将棋倶楽部24に登場、東京道場に「記録」破り
  28. ^ 「米長邦雄永世棋聖 vs ボンクラーズ プロ棋士対コンピュータ 将棋電王戦」のプレマッチ ボンクラーズの勝利!”. 日本将棋連盟 (2011年12月11日). 2012年1月10日閲覧。
  29. ^ “[将棋ソフト]米長邦雄、コンピュータ将棋ソフト「ボンクラーズ」に敗れる”. RBB TODAY. (2011年12月11日). http://response.jp/article/2011/12/22/167534.html 2012年1月10日閲覧。 
  30. ^ “米長氏、将棋ソフトに敗北 永世棋聖も歯が立たず”. 47news. (2012年1月14日). http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012011401001634.html 2012年1月14日閲覧。 
  31. ^ 電王戦対決中!! 序盤は米長永世棋聖が有利か? 戦いの行方はニコ生を見よ!!”. 週刊アスキー (2012年1月14日). 2012年1月14日閲覧。
  32. ^ プログラマー、会社員。将棋ソフトは趣味。
  33. ^ 「第2回将棋電王戦」第1局は阿部四段先勝「将棋は将棋と思うことができた」マイナビニュース 2013/03/23
  34. ^ 「第1回将棋電王戦」で米長永世棋聖が対コンピュータ戦用の特殊な作戦を使ったのを見た佐藤四段が「プロなら対コンピュータ専用の作戦など使わずに勝つべきだ」と言った。それを聞いた米長が佐藤を呼び出し、「君なら別の作戦で勝てるのかね」「……勝てます!」「じゃあ君が出場しなさい」となった。『「将棋電王戦」第二局で佐藤四段敗れる、現役プロ棋士がコンピュータに初の敗北』マイナビニュース 2013/03/30
  35. ^ やまもと いっせい、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 山口和紀研究室山本一成
  36. ^ 引退した対永世棋聖戦、対女流王座、10秒将棋などでは既にコンピュータが勝利したことがある。
  37. ^ 「将棋電王戦」第二局で佐藤四段敗れる、現役プロ棋士がコンピュータに初の敗北マイナビニュース 2013/03/30
  38. ^ 2010年の詰将棋解答選手権で唯一の全問正解者として優勝し。C級2組『順位戦』で10戦全勝し、1年で昇級を果たした。「プロ棋士とコンピュータの死闘を徹底解説。第二回電王戦明日決着」エキサイトレビュー2013年4月19日 11時00分 (2013年4月20日 22時46分 更新)
  39. ^ いちまる たかのり、名古屋工業大学情報工学科竹内一郎研究室
  40. ^ 将棋電王戦第三局でコンピュータ2勝目、船江五段「人間の弱さが出てしまった」 マイナビニュース 2013/04/06
  41. ^ 富士通研究所、プログラム開発とコンピュータは個人。
  42. ^ じしょうぎ
  43. ^ A級順位戦21連勝の羽生をストップし、また羽生から棋聖を奪ったこともある。現役A級棋士。
  44. ^ 1965年生まれ、東京大学情報基盤センター情報メディア教育研究部門准教授 「田中 哲朗」
  45. ^ もりわき だいご、1974年生まれ、京都大学大学院物理学科中退、アイエニウェア・ソリューションズ社員。森脇 大悟
  46. ^ かねこ ともゆき、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系 准教授。金子知適
  47. ^ そえだ しゅんすけ、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系博士課程在学。副田俊介
  48. ^ 事前に収録されたプロモーションビデオでは788台と説明されたが、これは前年の第22回世界コンピュータ将棋選手権に参加した際の台数である。ゴールデンウィークに開催されるコンピュータ将棋選手権では情報教育棟のすべてのiMacが使用可能なのに対し、土曜日に指される電王戦では学生が自習するためのパソコンが除かれた。
  49. ^ 「A級の三浦八段、将棋ソフトに敗れる」2013年4月20日20時14分 スポーツ報知
  50. ^ 貸し出されたため、コンピュータ側は評価の一番高い手(棋士に知られている)ではなく、2番手も指せるように変更したと言われる。しかし何回も指せば2番手も登場する上、ある局面では2番手が悪手になる場合もあり得るとされ、今回そう言う場面もあったとされる。
  51. ^ 2014年1月29日の森内俊之竜王・名人と川上量生の対談
  52. ^ 電王手(でんおうて)くん
  53. ^ 電王戦で電王手くんが投了動作を初披露 - ニコニコニュース
  54. ^ [1]
  55. ^ リベンジマッチ - daichanの小部屋 - 2014年6月26日、2014年7月17日閲覧。
  56. ^ http://sourceforge.jp/projects/daemonshogi/
  57. ^ http://hozo.vs.land.to/shogi.html
  58. ^ http://syougi.qinoa.com/ja/
  59. ^ http://www.geocities.jp/shogidokoro/index.html
  60. ^ 2013/10/20 12:30 将棋所のquit問題 - やねうら王開発者のブログ
  61. ^ http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20081222
  62. ^ 保木邦仁・渡辺明共著 『ボナンザ VS 勝負脳――最強将棋ソフトは人間を超えるか』 角川書店、2007年。ISBN 978-4-04-710107-4
  63. ^ http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/20134-fd94.html
  64. ^ http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35787?page=13
  65. ^ 合議制のために各々は若干設定を変えてある。
  66. ^ 「将棋世界」2010年10月号 p.148、「コンピュータ将棋協会」のwebサイト、「合議アルゴリズムと文殊のページ」
  67. ^ 2006年度の世界コンピュータ将棋選手権で優勝したBonanzaは、開発者自身がコンピュータチェスの文献を主に参考にしたことを表明している。
  68. ^ 読売新聞 2003年8月18日より
  69. ^ 24ソフト指し取締委員会”. 将棋倶楽部24 (2008年1月7日). 2012年1月10日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]