伝記
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伝記(でんき)とは、広義には書き記された記録の総称だが、狭義には個人の事績の記録を指す。現代においては、狭義に使われることが多い。以下にそれぞれについて記す。
語源である中国語(中期漢語)としての伝記については伝(儒教における伝記)の記事を参照。
[編集] 伝記(記録、文書)
伝記(でんき、しるしぶみ)とは、記録や文書のこと。または、古来伝わる事柄の記録。伝説・伝承を書き記したもの。古伝、伝とも言い、『烏丸鮮卑東夷伝』、『魏志倭人伝』のように記される。 「しるしぶみ」と読む場合、「文史(文学と史学のこと)」とも書く。
[編集] 伝記(個人の事績の記録)
伝記(でんき)とは、前項のうち記録対象を個人に限定したもので、記録する行為自体も指す。ある特定の人物の生涯を、時間に沿って記述しながら、対象となる人間の性格や業績などをたどるもの。こちらも伝と略されることがあり、『○○(人物名)伝』のように記される。筆者が自身について書いたものは、特に自伝(自叙伝)という。
歴史的には、時代により、そのパターンや表現方法に大きな差が見られる。
中世ヨーロッパにおける聖人の物語や、罪人の物語なども広く伝記のルーツとして認められてはいるが、これらは道徳的要素が強く、現在的な意味で言う伝記とは趣を異なるものとしている。
中国の『史記』の中に「列伝」が設けられて歴代の紀伝体正史に引き継がれ、中国や古代日本において漢文による伝記が書かれた。日本におけるものは、後世の仮名交じり文による伝記と区別して特に漢文伝(かんぶんでん)と呼ぶ。
伝記の性質は時代につれ変わるものであり、心理学の発展はことに、伝記のあり方に大きな影響を与えた。
[編集] 関連語句
- 本伝
- 主となる伝記(記録や伝)のこと。外伝が存在する伝記に対して用いる。
- 本伝に対して、主たる部分や要点については不足するが、その補助となるような記録や注釈のこと。転じて、本伝において主たる部分ではない、何れかの部分に焦点を当てた記録や文書を指す。
- 偉人伝
- 偉人の伝記。
