向かい飛車
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向かい飛車(むかいびしゃ)は、将棋の戦法の振り飛車の一種である。
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[編集] 戦法概要
先手ならば飛車を8筋に、後手ならば飛車を2筋に振る。相手の飛車先を逆襲しようと言うのがこの戦法の骨子である。三間飛車、四間飛車に習って名前を決めると二間飛車となりそうだが、(居飛車の)相手の飛車と向き合っているので向かい飛車と呼ぶのが常である。また、相振り飛車になった場合には飛車は向き合わないが、この場合でも向かい飛車と呼ぶ。
[編集] 対抗型での向かい飛車
対抗型での向かい飛車は、互いの飛車が向き合っている為、飛車の素抜きを注意しなければならない。囲いは美濃囲いが主だが、状況によっては囲わずに戦闘にはいることもある。また、美濃囲いにしても左側の金は囲いに使用せず左側で攻撃の駒として使う場合が多い。これは、飛車交換をしたときに飛車の打ち場所が無い様にする為である。居飛車側に隙が出来れば、飛車交換を迫る事が出来る様に指すのが普通である。更に、通常の振り飛車と違い角交換をこちら側から挑む戦法や、更に押し進めて角道を止めずに指す戦法もある。
[編集] 相振り飛車での向かい飛車
昔に比べメジャーとなってきた相振り飛車では、角交換に強い位置なので指される事も多い。特に先手側は、向かい飛車にして玉を矢倉に囲うのが現在の主流である。その優秀さから一時期、相向かい飛車が相振り飛車の主流となった程であるが、昨今は千日手問題から採用例は少なくなっている。なお、矢倉に組んだ相手には四間飛車程の攻撃力を発揮できないと言われているが、相振り飛車時に最初から四間に振るのは得策で無く(美濃等の矢倉以外の囲いにされてしまう)、手損のリスクもあり振り直す例はそれ程多くない。
[編集] 向かい飛車の種別
- 阪田流向かい飛車
- 阪田三吉が南禅寺の決戦などで採用した力戦型。
- メリケン向かい飛車
- 横山公望が考案した戦法。7筋の歩を7五まで進めるのが特徴。
- 二手損向かい飛車
- 四間飛車に振った後、角交換をして向かい飛車にする戦法。飛車の振りなおしと角交換で2手の損となる。
- ダイレクト向かい飛車
- 二手損向かい飛車とは違い、最初に四間飛車に振らない。佐藤康光が最初に指した。