ためしてガッテン

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ためしてガッテン
ジャンル 生活情報番組
放送時間 水曜日 20:00 - 20:43(44分)
放送期間 1995年3月29日 - 現在(600回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 NHK
出演者 立川志の輔
小野文恵(NHKアナウンサー)
山瀬まみ
ナレーター 生野文治
音声 ステレオ放送解説放送
(解説は地デジのみ)
字幕 文字多重放送
データ放送 あり
外部リンク 公式サイト

特記事項:
放送回数は2008年11月19日放送分まで。
2007年3月7日放送分よりハイビジョン製作
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ためしてガッテン』は、1995年3月29日からNHK総合テレビで放送されている日本生活情報番組字幕放送・地上デジタルのみステレオ2による解説放送)。

概要[編集]

内容[編集]

毎回、身近な生活の話題の一つのテーマを、最新の科学を駆使・実践していくことで今までの常識を覆し、新しい常識を発見していく。民放の情報番組と比べると演出はやや抑え気味で、地味なテーマを取り上げることもある。第1回(1995年(平成7年)3月29日放送)のテーマは「ツボ健康法のツボ」。

以前は、同じジャンルの代表的な2つの物(例としてコーヒーと緑茶)を比較し、それぞれの相対的な良い点と悪い点を上げていくというスタイルで行われていた。しかし、結論は毎回とも適材適所となっていた。現在は一つのモノを対象に深く掘り下げ、効果的な利用方法の紹介というスタイルに改められている。2000年代中頃からは、雑誌や民放が放送した番組でセンセーショナルに取り上げた健康食品等の効果を再検証し、その信憑性に警鐘を鳴らす企画も放送している。

番組で特定の企業に属する商品は取り扱わず、一般的に全国規模で生産されている健康食品などを取り扱うことが多い。効果ありと取り上げられた品物は爆発的に売れることが多く、よく知られた自然食品の中には翌日、売り切れする店が続出している。また、古くからある自然食品などにおいて、民放などが有害成分があるなどと警鐘を鳴らすと、それについても反証を行うなどし安全性を確認している。

2000年(平成12年)からは、過去の放送や要望の多いテーマについて、視聴者からの疑問・質問に答える「?にお答えします」を不定期に放送。検証や追加実験などで分かった新事実を交えて、解決法を紹介している。

2007年(平成19年)3月7日放送よりハイビジョン収録ハイビジョン制作を行っている。

放送をまとめたVHSビデオが第1期・第2期はそれぞれ5巻発売されている。DVDはポニーキャニオンより4タイトル2007年(平成19年)8月17日に発売された。

2009年(平成21年)2月4日の放送はインフルエンザの急激な流行に伴い「緊急生放送!インフルエンザ最新対策」として急遽予定を変更し生放送で放送された(NHKワールド・プレミアムも国内の放送から2時間後に録画放送)。字幕放送もリアルタイム字幕放送の形式で行った。

2006年(平成18年)年3月にNHKから公表された1放送回あたりの製作費は1,680万円で、読売新聞の報道によると、民放の類似番組の約半額ほどとのこと。1本制作するのに6週間かかり、そのうち4週間が予備実験に費やす[1]

取り上げる食材の産地などにより、制作が地方局名義になることがよくある。

2011年(平成23年)年4月よりスタジオセットがリニューアルされたのに伴い、抑え気味だった演出が若干目立つようになる。具体的には「えーっ」などの観客の声の演出が加わったり、テロップの多用化(特にスタジオに戻った際に出演者がしゃべる時)が挙げられる。

形式[編集]

番組は司会者2名がゲスト3名へ説明する形で進行する。番組のゲストは、各パートの終わりに理解度を「ガッテン台」と呼ばれる物で計り(ゲストが納得したら手元のボタンをたたく)、エンディングの「小論文」で番組の内容をまとめる。2000年(平成12年)ごろにガッテン台のデザインが変更された。

初期はオープニングのミニクイズに「基礎講座」、各パートに「国語」「歴史」「数学」など学科名がつけられていた。「小論文」コーナーはその名残である。

デジタル総合テレビ・デジタル衛星ハイビジョンはデータ放送がある。このうちデジタル衛星ハイビジョンでは、双方向機能を使ったクイズがあり(その日の番組内容から出題)、応募者の中から抽選で番組の記念品や書籍がプレゼントされた。また、ゲストがガッテン台を叩いて「合点」する際には、視聴者もガッテンできるよう配慮されており、「ガッテン」の音声合成もデータ放送で配信されている。

デジタル総合テレビでは、番組終了時に双方向機能を使ったアンケートが実施され、回答者のうちから抽選で記念品がプレゼントされる。

番組内で使用される模型人形は特殊美術デザイナー服部弘弐の手によるもの。

放送回数[編集]

1997年(平成9年)8月20日放送の「一挙解決!暮らしの疑問10」で放送回数が100回となった。

2006年(平成18年)8月30日放送の「血液サラサラ健康法」で放送回数が500回となった。

2008年(平成20年)11月19日放送の「慢性痛・最新治療術」で放送回数が600回となった。

問題となった放送内容[編集]

1999年(平成11年)2月17日の放送は、朝食を食べられるようにする方法というテーマ「なぜ食べられない?朝ごはん」だったが、実習コーナーで電子レンジを使った卵料理についてやったところ、家庭でまねた人たちの卵が爆発するという事例が多発し、けが人も出た。NHKはこの回を再放送せず、後日、電子レンジの使い方をテーマにした回で、謝罪と説明を放送した。

2006年(平成18年)4月5日の当番組に捏造疑惑があると、2007年(平成19年)4月7日号の『週刊現代』が報じた。尼崎市の職員の生活改善でアディポネクチンが増加するという実験で、実際は減少している人を「変化なし」としていたというものである。これに対してNHKが発行元の講談社に抗議した。2007年(平成19年)4月11日の放送後、小野が「統計学的に有意な減少幅にならなかったために変化なしと表現したのであって、捏造の事実はない」という説明をし、番組公式サイトのトップページにも長期に渡って週刊現代への反論が掲載された。

2008年(平成20年)7月9日放送の「今年も猛暑!お宅の『氷』激ウマ大革命」で紹介された「ムペンバ効果」という現象について、早稲田大学の大槻義彦名誉教授がこの取り上げ方を批判した。

2009年(平成21年)4月29日放送予定分は、高齢者の転倒防止がテーマとなっていたが、同年3月15日にこの回を収録中に、エキストラとして出演していた60歳代の女性が、転倒の様子を観察する実験の最中に、転倒して左手首を骨折していたことが発覚した。NHKは、本放送分では、事故のあった実験の含まれる部分は除外して放送するとした(関連記事)。

2010年(平成22年)8月25日放送分で、ショウガを電子レンジで乾燥させる方法を紹介したところ、視聴者から「火が出た」という報告が多数寄せられた。再放送では該当部分を「電子レンジを使うな」というナレーションに差し替え、NHKオンデマンドでは再放送後まで配信されなかった(番組公式サイトでも、『しょうがが燃える可能性があることがわかったため、電子レンジでの調理はおすすめしないことにした』という趣旨の記述がなされている)。

2011年(平成23年)12月14日放送分は、理由の説明が一切ないまま、再放送もNHKオンデマンドでの配信も中止された。ただし番組公式サイトで放送内容を読むことはできる。

出演者[編集]

  • 司会
    立川志の輔
    山本志保アナウンサー(1997年3月26日放送まで。)
    小野文恵アナウンサー(1997年4月2日放送から。2007年6月の日本語センター出向後も引き続き担当している)- 毎回小野の「はいテーマです!」というセリフで番組は進行していく。
  • レギュラー
    山瀬まみ(ただし年に何回か出演しないことがある。代役は同じホリプロ所属の井森美幸が多い)
  • ゲスト
    女性と男性が1名ずつ。おもにベテランの俳優・女優、歌手、フリーアナウンサーなど。
  • ナレーション
    生野文治
  • 解説放送ナレーション
    佐久田修
  • 2005年から出演者紹介のテロップで、小野の名前に「アナウンサー」という文字が入らなくなった。以前は毎週のように「小野文恵アナウンサー」と紹介されていた。「鶴瓶の家族に乾杯」「土曜スタジオパーク」では「アナウンサー」が表記されている。

放送時間(2012年4月現在)[編集]

※2012年12月16日(日曜日)には総合テレビ、NHKワールド・プレミアムとも9:00 - 9:45に同年11月7日放送分がアンコール放送された(衆議院議員総選挙の投票日当日にあたり日曜討論が休止となったため)。

※なお、デジタル衛星ハイビジョンでも地上波より先行放送されていたが、2006年末で打ち切りとなっている。またいずれも特別番組などにより、休止・放送時間変更の場合がある。また、CS放送のチャンネル銀河にて再放送が行われている。

タイトルのロゴ、スタジオセット[編集]

  • 初代:1995.03 - 2011.03

アニメーションは年ごとに変わってきており最後にロゴが出現。中央にエジプトの置物があり、ゲストの後ろに金魚がおよいでいる。ただしこれは2006年以降のスタジオセットでもある。

  • 2代目:2011.04 - 2014.03

初代をマイナーチェンジさせたロゴ、番組開始16年にして初の変更でスタジオも大幅にリニューアルされている。スタジオに3つの薄いタイルが設置してある(過去の放送ではタイルを使用したケースがある)。

  • 3代目:2014.4 -

これまでのロゴが全面的に改められた。半円を組み合わせて「ガッテン」にしている。

特別番組[編集]

ガッテン深夜営業中[編集]

「オトコのウソを見破る法」(2009年)
  • NHK番組たまご(秋の番組たまごまつり)の一番組として、2009年9月29日の深夜(24:10 - 24:40)にNHK総合テレビで放送されたパロディ形式のバラエティ番組。通常の「ためしてガッテン」のセットに会議室用のテーブルを並べて収録する。ガッテン台が番組内で用いられているが、たたくと「ガッテン」ではなく「ガッテ」と鳴る。
  • 司会 - 細川茂樹青井実アナウンサー
  • ゲスト - 松嶋尚美里田まい小倉優子
  • ナレーター - 栗田貫一

ガッテンお盆臨時営業中[編集]

「ビールのおいしい飲み方」(2010年)

2010年8月12日(木)の午後10:55より、NHK総合テレビで放送。 前回同様、簡易セットが組まれ、ワイプが多用された他、プロジェクトX風の構成が一部に採用されるなど、サラリーマンNEO的なパロディ要素も多い放送であった。 今回も「ガッテ」と鳴るガッテン台が採用された。

パロディ番組[編集]

SONGSスペシャル「桑田佳祐の歌ってガッテン!」(2012年)

2012年7月18日(水)の午後10:00より、NHK総合テレビで放送。SONGSがためしてガッテンとコラボレーションした企画コーナー。桑田のソロ時代の歴史や曲作りのエピソードを、本人のインタビューやライブを交えながら、本家同様のVTRやセットを用いて紹介していくのが主な内容となった。

  • 司会 - 立川志の輔、小野文惠アナウンサー
  • ゲスト - 寺脇康文、山瀬まみ、チャン・ソングス(チャン・グンソクのパロディで彼の友人という設定であり、桑田が扮している。NHKで放送されているにも関わらず、しばしば「モッコリ!」と連呼していた)
  • ナレーション - 生野文治
  • VTR出演 - 桑田佳祐

ミニ番組[編集]

うまくてガッテン[編集]

  • 主に料理のコツを5分にまとめたミニ番組で生野文治のナレーションのみの構成で放送。北海道地方では全国放送番組の時差放送を含む地域情報番組枠の余った時間で放送されることが多い。

関連商品[編集]

番組を完全に再現し、声も志の輔本人が担当している。また、生野のナレーションもVTR中の映像素材からそのまま収録されている。本番組は生活情報番組の類になっているが、このゲームではクイズ用にアレンジされている。

NHK生活科学番組[編集]

脚注[編集]

  1. ^ NHKが制作費公表 「功名が辻」6110万・「きょうの料理」170万…(2006年3月28日 読売新聞)- YOMIURI ONLINE

外部リンク[編集]

NHK総合 水曜20時台
前番組 番組名 次番組
ためしてガッテン
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NHK総合 生活情報番組枠
なせばなるほど
(木曜20時台に放送)
ためしてガッテン
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