収録

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収録(しゅうろく)とは、放送用語のひとつで、放送コンテンツを一旦録音・録画したあと編集を行い、その後電波・電話ケーブルなどの媒体で視聴者・聴取者に伝えるような放送手段を指す。

[編集] 概要

近年のテレビ番組は、ニュースワイドショー天気予報スポーツ中継などといった、情報の速報性・正確性が求められる番組や「ライブ感」など生放送でなければ得られない効果が必要な番組を除けば、大半が収録で放送されている。

VTR機材や媒体が無かった・高価であった時代には生放送が主流であったが、録画・録音技術が進歩してくるに従い収録での放送も増加した。さらに近年では放送局・出演者のスケジュール調整やプライバシーの維持、視聴率低迷等により、生放送から収録に切り替えた番組も存在する。

なお収録による放送は1950年代には実施されていた。当時はキネコおよび2インチVTRが主流であった。

[編集] 番組の保存について

1970年代までの番組は、収録放送であっても全部または一部が現存しないケースも多い。(封印作品も参照)

当時の標準規格であった2インチVTRは、機器がかなり大型で、テープも最初期は当時の価格で100万円以上、末期でも当時の価格で10万円以上(いずれも60分1巻の場合)と、非常に高額であった。そのため、放送終了後にテープを消去して、他の番組や後の放送回に使い回すといった方法がとられていた。

当時VTR収録は、テープが非常に高額だったこともあって、番組の保存よりも単に時間調整と言う意味で用いられた。それゆえ、当時価格がビデオテープよりも安かったフィルムによる収録もドラマやドキュメンタリーを主体に多用された。フィルム収録された番組に関しては、現在でもDVDなどで全ての放送回を閲覧できる作品もある。

1980年代に入り1インチVTRが放送業界に普及すると、ビデオテープの価格がフィルムより安くなったこともあって、ビデオテープによって番組を保存する体制が整い、大半の番組はVTR保存されるようになった。これと引き換えにフィルム収録は現像作業を要し、保管場所をとるうえ、耐久性もビデオテープに比べて劣ることなどから減少していった。

[編集] 関連項目