EPIC DAY
『EPIC DAY』 | ||||
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B'z の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2014年8月~2015年 | |||
ジャンル |
ハードロック ロック J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | VERMILLION RECORDS | |||
プロデュース | 松本孝弘 | |||
B'z アルバム 年表 | ||||
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『EPIC DAY』収録のシングル | ||||
『EPIC DAY』(エピック・デイ)は、B'zの19枚目のオリジナルアルバム。2015年3月4日にVERMILLION RECORDSより発売。
概要
2011年リリースの前作『C'mon』から3年8ヶ月ぶりとなるオリジナルアルバム。海外公演、ソロ活動を経てリリースされたため、B'zのオリジナルアルバムリリースのインターバルとしては最長の期間となった[1]。バンドサウンドが疾走するロックチューン「Las Vegas」「EPIC DAY」、ポップナンバー「NO EXCUSE」「アマリニモ」、ミディアムバラード「Exit To The Sun」「Classmate」「君を気にしない日など」、オリコンシングルチャート初登場首位を獲得した最新シングル「有頂天」など10曲を収録[1]。2012年に発売された50thシングル「GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-」は未収録となった。
アルバムタイトルの『EPIC DAY』については、もともとは稲葉が「EPIC」という言葉の響きと意味(稲葉曰く、ただ良いというよりも「最高の更に上」「壮大な」という意味もあるし、「叙情詩」みたいな鷹揚な意味もある、とのこと)が気に入っていたのがきっかけ。スポーツで選手が「神懸かったプレー」をした日の総括に「今日はEPIC DAYだった」などと表現するのを聞いて、気になっていたという。そんな中、趣味のサーフィンのために波情報を見ていた時に、台風の日の波を「EPIC」と表現していたのを聞き「こんな時にも使うのか」と縁を感じて、メンバーに提案した。タイトルについて稲葉は、「『神懸かって楽しい』とか『神懸かって何か上手くできた日』とか、一生に一度あるかないかという『EPIC DAY』が来るのを目指して日々生きる。他人のそういう姿を見て羨ましいと思うこともあれば、いつかは自分もと思うこともある」「でもたとえ努力したとしても、その『EPIC DAY』が来るかどうかわからない。そういう厳しさとか儚さ、悲しさを含めつつ、でも『最低限それ(EPIC DAY)を追い求めて生きる権利は誰にでもある』というのがテーマ」と語っている[2][3]。
本作の制作は、2014年8月より開始された。制作についてはロサンゼルスのレコーディングスタジオを拠点にして、「1部」と「2部」に分かれてレコーディングが行われた。前半は打ち込みを主体にやっていったという。2部のレコーディングに稲葉は諸事情で参加できず、ロサンゼルスと東京でデータをやり取りしながら制作を進めていった。その方法に稲葉は当初やりにくさを感じていたが、データを確認する時間差があるためかえって冷静に聴けるという面もあり、後から考えると良かったと語っている[2]。
2015年3月11日からは、本アルバムを引っ提げてのライブツアー「B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-」が開催予定。
リリース形態
本作はB'zの作品史上最多の4種の形態でリリースされる[1]。
- 通常盤
- CDのみの形態。
- LIVE-GYM 2015盤
- 「CD+オリジナルライブグッズ」の完全生産限定LPサイズスペシャルボックス仕様。通常盤と同様のCDに加え、オリジナルトートバッグ、オリジナルマフラータオル、オリジナルラバーバンド引換券付きパス(ネックピース同封)などのライブグッズが付属。
- 初回限定盤
- 「CD+DVD」のロングボックス仕様。付属のDVDには、2012年の全米ツアー後に開催された日本での追加公演『B'z LIVE-GYM 2012 -Into Free- EXTRA』から、千秋楽となった大阪城ホール公演をフル収録。
- アナログレコード
- 「LP盤+ダウンロードカード封入」の形態。また、『EPIC DAY』収録曲全曲がダウンロード可能となるIDが掲載されたミュージックカードを封入している。
- B'zとしては1989年リリースの2ndアルバム『OFF THE LOCK』以来のLP盤でのリリースとなる。
収録曲
CD / LP盤
「SIDE A」「SIDE B」の表記は制作者の意図によりつけられている[1]。
- SIDE A
- Las Vegas (4:05)
- 「Red Bull Air Race Chiba 2015」テーマソング。
- サビ頭に3〜4つのアクセントがある言葉をハメたいというアイディアがあり、それとは別に書いていた「Las Vegas」の詞を当てはめた[2]。
- 有頂天 (4:03)
- 51stシングル。アルバム制作過程の11曲目に完成した。
- 最初はシングルにする雰囲気ではなかったが、試行錯誤を重ねた結果、最終的には本曲をシングルにすべくアレンジを変えていったという[2]。
- Exit To The Sun (4:55)
- NHKドラマ『ダークスーツ』主題歌で、ドラマのために書き下ろされたバラードの楽曲。メンバーは、ドラマの台本に目を通してから制作に入った。バラードという曲調に関しては、ドラマ側からのリクエストである[3]。
- 1回目のレコーディングで歌とギターのワンコーラスを録り、その後東京に帰った稲葉とロサンゼルスの松本、シェーン、バリーでデータのやりとりをしながら制作を進めた[2]。楽曲は、最初アコースティックギターから始まり、段々と盛り上がって最後はエレキギターで終わるという展開になっている。本楽曲のアレンジについて松本は、当初の構想として「ピアノと歌だけで全部やって、最後のサビまでギターを入れなくてもいい」と考えていたが、最初の歌入れの際にボーカルとギターを仮歌として録音しておいたのがそのまま形になって残ったという[3]。
- NO EXCUSE (4:03)
- アマリニモ (4:30)
- SIDE B
- EPIC DAY (4:46)
- 本作のタイトル曲。アルバム制作過程の2曲目に制作が開始されたが、歌詞が付けられたのは後半になってからである[2]。
- Classmate (4:30)
- Black Coffee (3:43)
- 君を気にしない日など (4:31)
- 2013年のB'zのライブツアー『B'z LIVE-GYM 2013 -ENDLESS SUMMER-』のエンディングSEとして使用された楽曲。同年11月30日に開催されたEX THEATER ROPPONGIこけら落とし公演『B'z Special LIVE』にて、音源化に先立って初披露された。
- 2010年にレコーディングした曲で、「Classmate」と同様に歌のみを録り直した[2]。
- Man Of The Match (4:13)
DVD (初回限定盤のみ)
2012年のB'zのライブツアー『B'z LIVE-GYM 2012 -Into Free- EXTRA』より、千秋楽となった2012年10月25日の大阪城ホール公演を収録。
- Love Bomb
- 配信限定アルバム「B'z」に収録。映像化は今回が初。
- GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-
- 50thシングル。映像化は今回が初。
- Ultra Soul
- 配信限定アルバム「B'z」に収録。映像化は今回が初。
- Splash
- 配信限定アルバム「B'z」に収録。
- Brighter Day
- 原曲キーより半音下げて演奏された。
- 「B'z Premium Live」以来、6年ぶりに演奏された。
- Easy Come, Easy Go!
- 「B'z LIVE-GYM 2008 -ACTION-」以来、4年ぶりに演奏された。
- MOTEL
- 「B'z LIVE-GYM 2003 "BIG MACHINE"」以来、9年ぶりの演奏された。
- もう一度キスしたかった
- 「B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-」以来、4年ぶりに演奏された。
- 愛しい人よGood Night...
- 「B'z LIVE-GYM Pleasure'93 "JAP THE RIPPER"」以来、19年ぶりに演奏された。
- ZERO
- ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜
- 「B'z LIVE-GYM 2008 -ACTION-」以来、4年ぶりに演奏された。
- ねがい
- 「B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-」以来、4年ぶりに演奏された。
- 実際のライブでは間奏でレッド・ツェッペリンの「Dazed and Confused(邦題:幻惑されて)」が演奏されていたが、本作ではその部分はカットされている。
- Into Free -Dangan-
- 配信限定アルバム「B'z」に収録。映像化は今回が初。
- Juice
- 配信限定アルバム「B'z」に収録。映像化は今回が初。
- 半音下げチューニングの前曲からノンストップで演奏されたため、原曲キーより半音下げて演奏された。
- IT'S SHOWTIME!!
- 衝動
- 「B'z SHOWCASE 2009 -B'z In Your Town-」以来、3年ぶりに演奏された。
- Home
- HEAT
- 「B'z The Best XXV 1988-1998」に収録。映像化は今回が初。
- BLOWIN'
- HEAT
- PV撮影のため、この公演でのみ演奏された。
- 収録曲として表記されておらずボーナストラック扱いとなっている。
参加ミュージシャン
- 松本孝弘:ギター・全曲作曲・編曲
- 稲葉浩志:ボーカル・全曲作詞・編曲
- 大賀好修:編曲(#1.2.4.5.6.8.10)
- 寺地秀行:編曲(#1-3.7.9)
- シェーン・ガラース:ドラム(#1-6.8-10)
- 山木秀夫:ドラム(#7)
- バリー・スパークス:ベース(#1-6.8-10)
- 美久月千晴:ベース(#7)
- 小野塚晃:ピアノ・オルガン(#5)
- 増田隆宣:オルガン(#6)
- 勝田一樹:サックス(#1)
- 佐々木史郎:トランペット(#1)
- 遠山拓志:トランペット(#1)
- 五十嵐誠:トロンボーン(#1)
- 堂山敦史:ホーン(#7)
- 小瀧綾:オーボエ(#7)
- 石川寛子:ストリングス(#3.7)
- 杉山麻衣子:ストリングス(#9)
- Lime Ladies Orchestra:ストリングス(#3.7.9)