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平野美宇

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平野 美宇 Table tennis pictogram.svg
HiranoMiu.png
基本情報
よみがな ひらの みう
ラテン語表記 HIRANO Miu
愛称 ハリケーン・ヒラノ[2]
生年月日 (2000-04-14) 2000年4月14日(17歳)
国籍 日本の旗 日本
生誕地 静岡県沼津市[1]
出身地 山梨県中央市
居住地 東京都北区
身長 158cm[1]
体重 45kg[1]
選手情報
最高世界ランク 7[3]
現在世界ランク 7[3]
利き腕
グリップ シェークハンドフレア
ラケット クリッパーウッド FLA
フォア面ラバー テナジー05
バック面ラバー テナジー64
ウェア ミズノ
シューズ WAVE MEDAL SP3[4]
戦型 右シェークドライブ型
コーチ 張 成[5]
所属歴
学歴
ITTFワールドツアー経歴
デビュー年 2010年8月8日
ツアー通算 5勝
シングルス 1勝
ダブルス 4勝
国内戦歴
受賞歴
代表歴
日本の旗 日本代表 2014-
 
獲得メダル
日本の旗 日本
卓球
世界卓球選手権
2017 デュッセルドルフ 女子シングルス
ワールドカップ
2016 フィラデルフィア 女子シングルス
アジア大会卓球競技
2014 仁川 女子団体
アジア選手権
2015 パタヤ中国語版 女子ダブルス
2015 パタヤ中国語版 女子団体
2017 無錫 女子シングルス
2017 無錫 女子団体
ワールドツアーグランドファイナル
2014 バンコク英語版 女子ダブルス
2015 リスボン 女子ダブルス
2016 ドーハ英語版 女子シングルス
世界ジュニア選手権
2013 ラバト英語版 女子団体
2014 上海英語版 女子ダブルス
2014 上海英語版 女子団体
2016 ケープタウン英語版 女子団体
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平野 美宇(ひらの みう[1]2000年4月14日[1] - )は、静岡県沼津市生まれ[1]山梨県中央市出身の[6][7]日本の女子卓球選手。身長158cm、体重45kg[1]。右シェークドライブ型2017年現在、JOCエリートアカデミー所属[1][8]大原学園高等学校在籍中[8][9]ITTF世界ランキング最高位は7位(2017年6月)[3]

2017年の世界選手権に出場した村松雄斗はいとこにあたる[10]。同学年の伊藤美誠とは友人、ライバル関係であり幼少期から「みうみま」の愛称でダブルスを組み、最年少でITTFワールドツアーを優勝[11]ワールドツアーグランドファイナルを優勝した。また女子卓球黄金世代の一人とも呼ばれる。

史上最年少でワールドカップ全日本選手権のシングルスで優勝した。またアジア選手権で日本人選手として21年ぶりのシングルスでの優勝、世界選手権で日本人選手として48年ぶりの女子シングルスのメダル獲得を果たすなど目覚ましい活躍を見せている。

経歴

幼少期

平野卓球センター(山梨県中央市。2017年5月撮影)

2000年4月14日静岡県沼津市に生まれた[12]。本名の「美宇」はスペースシャトルエンデバーの打ち上げが成功したことに感動した両親が「しい宙」から命名[13]。2歳より山梨県中巨摩郡田富町(現:山梨県中央市)に移り[12]この頃は週に1回英会話教室に通っていた[14]中央市立田富北小学校に通っていた[12]。両親ともに元筑波大学卓球部主将、元教師の母親は全国教職員卓球大会ベスト8に入ったこともある。また内科医の父親は筑波大学時代に全日本選手権2回戦に進出[12]、次女の世和(せわ)、三女の亜子も卓球選手と卓球一家である[15][16]。祖父の平野光昭山梨大学名誉教授数学者山梨医科大学[17]卓球部の顧問をしていた[18]、2016年春には瑞宝中綬章を受章している[19]

幼少期

3歳5カ月で卓球を始め母が指導する「平野英才教育研究センター卓球研究部」 [20]や小学5年生まで過ごした祖父の自宅の2階にも卓球台を置き腕を磨いた[19]。また西村卓二元女子日本代表監督が指導する東京富士大学卓球部に年に数回、小学1年生から卒業するまで練習に参加していた[21]。かつての福原愛のように、幼い頃から卓球が上手く、負けそうになると泣いて悔しがったので、マスコミから「第2の愛ちゃん」と呼ばれ一躍有名になった。2007年の全日本卓球選手権大会バンビの部では福原愛以来史上2人目の小学校1年生の優勝者になった[12]。2009年1月ジュニアの部 に小学2年で出場し、福原愛の最年少出場と勝利記録を更新した[22]。またU―12日本代表合宿に最年少で招集された[23]。3月東京選手権で大会最年少勝利記録を更新した[24]

2009年4月から大阪府八尾市に拠点を置くミキハウスのチーム「ミキハウスJSC」に所属し単身通い技術を磨く[25]。またコーチが元世界ランク5位の陳莉莉になった[26]。7月カブの部で優勝した[27]。2010年1月全日本選手権は4種目フルエントリーの最年少記録を打ち立てた[28]。2011年1月全日本選手権一般シングルスでは福原愛の最年少勝利記録を11大会ぶりに更新する10歳9ヶ月で勝利した(その10分後伊藤美誠が更新)[26]。6月アジア選手権女子日本代表選考会に30人中18位という成績を残す[14]。、8月東アジアホープス大会でシングルスで日本人初優勝[29]、団体でも優勝した[30]。11月カデットの部13歳以下で優勝[31]。2012年1月ジュニアの部は福原以来2人目の小学生での決勝進出を果たした[32]。2月にはジャパントップ12卓球大会に11歳で初出場した[33]。11月カデットの部14歳以下で優勝[34]

みうみまで世界で活躍

伊藤美誠との女子ダブルスは、2013年1月全日本選手権で大会最年少勝利を飾り[35]、2月ITTFワールドツアーカタールオープンで史上最年少で表彰台を果たすなどの成績を残し、みうみまの愛称で呼ばれた[36]。4月、中学1年でJOCエリートアカデミーに入校。コーチがJOCエリートアカデミー所属の劉潔になる[37]。8月ITTFジュニアサーキット韓国カデット女子シングルスで優勝した[38]。12月の世界ジュニア選手権は団体で準優勝した[39]

2014年1月ジュニアの部は一昨年に続き、またも2位に終わった[40]。3月、ジャパントップ12では最年少で決勝進出したが敗れた[41]。またワールドツアードイツオープンの女子ダブルスで優勝し、13歳350日の平野は3番目の記録となった[42]。また、2人の合計年齢(27歳145日)が史上最年少記録としてギネス世界記録に認定された[43]。翌週スペインオープンでも優勝し2勝目を挙げた。シングルスでも決勝進出し、元世界選手権女王の郭躍中華人民共和国の旗 中国)が15歳で決勝進出した史上最年少記録を11年ぶりに塗り替えた[44](翌週早田ひなが更新[45])。5月重慶で開催された中国スーパーリーグ英語版の下部組織の甲Aリーグの河南省の河南チームに日本人から同じエリートアカデミー所属の浜本由惟とともに参戦しシングルス2勝1敗、ダブルス3勝1敗の成績を残した[46][47]。9月に行われた第20回アジアジュニア卓球選手権大会(インド・ムンバイ)のカデット女子団体に伊藤美誠、早田ひなのトリオで出場し、決勝では中国を破り優勝した[48][49]アジア大会福原愛以来の中学生で日本代表に選ばれ[50]、団体決勝で朱雨玲中華人民共和国の旗 中国)に敗れチームも銀メダルだった[51]。11月ロシアオープンアンダー21で初優勝した[52]。12月、世界ジュニア選手権は女子ダブルス、団体共に銀メダルだった[53][54]ITTFワールドツアー・グランドファイナル英語版では女子ダブルスで、郭躍の15歳を抜く史上最年少かつダブルスの日本勢で男女を通じて初めて優勝した[55][56]

2015年3月スペイン・オープンU21シングルス決勝で伊藤美誠に勝って優勝した[57]第53回世界選手権個人戦では日本代表にシングルス、ダブルス共に選ばれたが[10]、直前の全日本選手権で2連覇した平野早矢香石川佳純組が選出されず、ミキハウスが抗議文を提出する事態となった[58]。本大会ではシングルスは3回戦負け[59]、ダブルスは2回戦で負けた[60]。7月韓国オープンのダブルスで優勝した[61]

リオ五輪、世界選手権落選の挫折

2015年9月2日付の世界ランキングで17位となり、石川佳純福原愛伊藤美誠に次いで日本人4番目であったためリオ五輪女子団体代表から惜しくも落選し団体戦のリザーブとなった[62][63]。続くアジア選手権 はシングルスは4回戦で劉詩雯中華人民共和国の旗 中国)に敗れた[64]。女子ダブルス、団体でも決勝で陳夢中国語版中華人民共和国の旗 中国)に敗れ共に準優勝だった[65][66]。10月ポーランドオープンアンダー21で優勝した[67]。またコーチが新たに中澤鋭になる[68]。12月グランドファイナルの女子ダブルスは、決勝で丁寧、(中華人民共和国の旗 中国朱雨玲中華人民共和国の旗 中国)組に完敗し2連覇を逃した[69]

2016年1月、全日本選手権一般の部女子シングルスでは準決勝で直近1勝7敗と負けている伊藤美誠との対戦だったがストレートで破り史上最年少で決勝進出したが[70][71]、フラッシュ撮影を気にして集中力を欠き石川佳純に破れた[72]。しかし世界選手権は前年の経緯から導入された勝利ポイント(世界ランキング50位以内を破った選手をポイント制で評価)が若宮三紗子に及ばず代表から漏れた。村上恭和女子代表監督は「全日本選手権で頑張った平野美宇でいいいんじゃないかと言われる方も理事会で多くいました。(中略)本当は選んでやりたい。平野は成長している。ただ、この勝利ポイント制を設けたのに、それを破棄して選ぶことは立場上できません」と説明した[73]。4月のポーランドオープンでワールドツアーシングルス初優勝[74]。8月のリオデジャネイロオリンピックでは上記の通りリザーブになったために試合には出場できず、裏方として石川佳純らの練習相手を務めた[75]

シングルスで次々と最年少優勝

10月、フィラデルフィアで行われたワールドカップにて中国勢以外で初、かつ大会史上最年少となる16歳での優勝を飾った[76]。またJSCの、2020年2020年東京五輪などに向けて若手有望選手を海外で集中的に強化する新事業の対象に選ばれ[77]中国スーパーリーグ英語版内モンゴル自治区のオルドス1980(鄂尓多斯1980)に加入、1カ月中国全土を転戦しシングルス3勝7敗だった[78][79]。12月ITTFの年間表彰式で「ブレークスルー・スター」賞を受賞した[80]。世界ジュニア選手権では団体で6大会ぶりに優勝した[81]2016グランドファイナル英語版ではシングルスの準決勝でハン・インドイツの旗 ドイツ)に敗れて3位となった[82]

2017年1月全日本選手権一般の部女子シングルスでは2年連続で決勝に進出し、3連覇中の石川佳純を4-2で下し史上最年少の16歳9か月での優勝を飾った[1][6]。2017年4月にクロス・ビーとマネージメント契約を結ぶ[83]。また第23回アジア選手権で団体で決勝まで1ゲームも落とさず決勝に進出、決勝では劉詩雯中華人民共和国の旗 中国)に敗れて準優勝となった[84]。そして女子シングルスは自身の誕生日でもあった4月14日の準々決勝で世界ランク1位の丁寧中華人民共和国の旗 中国)を2ゲームを先行されながら逆転でフルゲームの末に破り[85]、準決勝では2位の朱雨玲中華人民共和国の旗 中国)を下して決勝に進出、決勝では5位の陳夢中国語版中華人民共和国の旗 中国)と対戦、3-0(11-9、11-8、11-7)のストレートで勝利し、最年少かつ日本チームの選手として1996年の小山ちれ以来21年ぶりとなるアジア制覇を果たした[注 1][87][88]。6月の第54回世界卓球選手権個人戦でダブルスは丁寧/劉詩雯組に3回戦で敗れたが[89]、シングルスは準決勝でアジア選手権以来の再戦となった丁寧に1-4で敗れたが、1969年ミュンヘン大会以来の48年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した[90]

映像外部リンク
アジア選手権準々決勝・丁寧戦(2017年、国際卓球連盟によるハイライト動画)

年表

みうみま

同じ歳の伊藤美誠とは幼少時よりダブルスペアを組んで国際大会で結果を残しており、みうみまの愛称で呼ばれた[36]。2013年2月に史上最年少でITTFワールドツアーの表彰台に、2014年3月にドイツオープンで優勝し13歳160日の伊藤は2002年に13歳224日で優勝した郭躍の記録を抜く史上最年少記録を作り、13歳350日の平野は3番目の記録となった[42]。また、2人の合計年齢(27歳145日)が史上最年少記録としてギネス世界記録に認定された[91]。翌週スペインオープンでも優勝し2勝目を挙げ、年末の世界ジュニア選手権で準優勝、ITTFワールドツアー・グランドファイナル英語版では最年少で優勝した。2015年は7月に韓国オープン優勝、10月のアジア選手権で準優勝、12月のグランドファイナルで準優勝した。しかしリオ五輪で平野はリザーブ[75]、伊藤がリオ五輪に出場するため、一時的にペアを解消。リオ五輪後は再びペアを組んだが12月の世界ジュニア選手権など成績が上がらず、「シングルスではお互い確実に強くなっているのに、ダブルスではまとまっていない。いろいろできすぎて、いろいろやってしまう感じです。それがミスにつながってしまう。前はできない分、やれることを徹底的にやって、ある意味では安定していたんです。でも今はいろいろやりすぎる。得点 があったとしても、それがパターンとして良いのかわからなくて、しっくりこない」(伊藤)、「前組んでいた時から期間が空いて、そのせいにしたらダメなんですけど、前のほうがいろいろできない部分をカバーできていたのに、個々の力がついて逆にバラバラになっている感じがある。前のほうがダブルスという感じがします」(平野)とお互いに急激に成長するがゆえに、ダブルスのコンビネーションが崩れてしまうなどの理由もあり[92]2017年の世界選手権は平野は石川佳純、伊藤は早田ひなとダブルスを組むことに なった[93]

またライバルとして切磋琢磨する関係であり、最初はバンビの部カブの部で優勝するなど平野美宇がリードしていたが、2011年頃から伊藤美誠が最年少でITTFカデット、ジュニアオープンで優勝するなど頭角を現し始め、最年少でワールドツアー優勝やオリンピックメダリストになり、直接対決でも6連勝するなどリードした。しかしリオ五輪落選後は平野美宇が最年少でワールドカップ全日本選手権アジア選手権で優勝したり、直接対決でも4連勝するなど抜きつ抜かれつしている。シングルスでの対戦成績は18戦中、平野美宇8勝、伊藤美誠10勝。その内決勝が4回、勝った方が優勝が11回である。ITTF主催では7戦中、平野美宇4勝、伊藤美誠3勝。その内決勝が1回、勝った方が優勝が5回である。

ライバル

丁寧中華人民共和国の旗 中国)は2015世界選手権リオ五輪を優勝しており、最も負けている相手である。初対戦からその世界選手権を含み全てストレートで7連敗(ちなみに2016超級リーグでもストレートで負けている[94])していた。2017アジア選手権準々決勝でも0-2の崖っぷちに追い込まれたが、3ゲーム(通算30ゲーム)目でようやく奪取した。その後デュースに持ち込まれる熱戦ながら3ゲーム連取して逆転で初勝利を挙げると、勢いに乗り優勝を果たした[95][96]。しかし直後の第54回世界卓球選手権個人戦では、準決勝で対戦し1-4で敗れた[90]。ITTF主催、通算1勝9敗[97]

劉詩雯中華人民共和国の旗 中国)は元世界ランク1位で、彼女を手本にフォアと重心の入り方に重点を置いた練習をしている「憧れの選手」である[98][64]。まだ1回も勝てておらず、2017年のアジア選手権でも団体で敗れた[84]。ITTF主催、通算0勝4敗[99]

石川佳純全日本選手権で3連覇している選手である。その全日本選手権では2016年は決勝で負け3連覇を許したが、翌年再び決勝で対戦し初勝利を挙げ、最年少優勝を果たした。通算ではITTF主催は0勝3敗。国内全国大会は1勝1敗である[1][100][101]

佐藤瞳とはITTFワールドツアーの決勝で5回対戦し平野2勝、佐藤3勝。また残りのポーランドオープンも勝った平野がツアー初優勝するなど優勝を争うことが多い。国内全国大会はまだ一度もない。通算では3勝3敗である[102][101]

早田ひなは同じ黄金世代のライバルである。通算ではITTF主催は4勝3敗。国内全国大会は0勝1敗である[103][101]

加藤美優も同じ黄金世代のライバルで、年度別決勝で5回対戦があり、平野2勝(2007バンビ、2009カブ)、加藤3勝(2008カブ、2011ホープス、2014ジュニア)と幼少期より優勝を争ってきた。通算ではITTF主催は1勝2敗。国内全国大会は2勝4敗である[104][101]

プレースタイル

リオ五輪代表選考に落選する以前は安定性を重視したラリースタイルであったが、中澤鋭がコーチになってからは攻撃的な強打を仕掛ける高速ラリースタイルの卓球へモデルチェンジを図った。それまで得意であったバックハンドに加えフォアハンドも威力を増すために、スクワットが15キロから37キロまで上げられるようになるなど筋力トレーニングも積極的に取り入れた[75][105]。また元世界ランク1位の劉詩雯中華人民共和国の旗 中国)を手本にフォアと重心の入り方に重点を置いた、足腰をうまく連動させた重心の低いフォームへ改善した[98][106]

コーチの中澤鋭は「フォーム自体は変えていません。変えたのは力を入れる順番。重心を移動させる流れですね。まず足から入って腰に連動させ、それを手に伝えて最大のパワーを出せるように改善しました。これまでどちらかというと威力がなかった。そのままでは中国の強い選手には勝てない。平野が高速ラリーができるようになったのも、足の重心の乗り方と使い方を優先に考えさせるようにしたから。卓球はスピードが速い。人間の体は、最も器用な手が最初に反応してしまう。そうなると、どうしても足への意識がゆるくなってしまう。すべてのパワーは足から上に伝わっていく。腰のひねりも足があるからこそできる。どんなプレーでも常に足に重心を意識してからプレーするようにさせました。そうしたら、バランスも取りやすくなって連続で得点できるようになった」と語る[107]

小学生時代は学校が終わると、母が教えている平野卓研で練習するほか、社会人や高校生の練習にも参加して、一日平均三時間の練習をしていた[108]

JOCエリートアカデミーでは学校のある日は1日4時間、土日は6~7時間の練習をこなす。月の休日は多くて4日、少ない時は2日の時もある[109]

ただプレイスタイルのモデルチェンジ以降、右肩痛の痛みにも悩まされており2017年1月全日本選手権でも痛み止めを飲みテーピングを巻いた状態で、その後の大会でも痛みを抱えながら挑んでいる、第54回世界卓球選手権個人戦も直前のドイツ合宿で再発しテーピングを巻いた状態で試合に臨んだ。

評価

元U-12日本代表渡辺理貴監督は、初代表合宿招集時「ボールを打つ基本技術が本当にしっかりしている。福原や石川が8歳の頃と比べても、将来より期待できるものを持っている」「卓球のゲーム性を理解している(中略)ただやみくもに打つのではなく、相手に打たせることも考えている」と評した[23]

日本卓球協会前原正浩専務理事(現副会長)は、JOCエリートアカデミー入校式で「平野は将来の日本の柱。彼女を育てるのが我々の使命」と話した[110]

村上恭和女子代表監督は、2016世界選手権代表発表において、「男性のコーチに変わり、本当に中国に勝ちたかったら入れるだけのコントロールショットでは勝てないと常々言ってました。自分から仕掛けて早い打球点でパワーをつけていくしかないと。それで一時、取りこぼしもしていた。そこを上手く修正して、この大会は活躍しました。本当は選んでやりたい。平野は成長している。ただ、この勝利ポイント制を設けたのに、それを破棄して選ぶことは立場上できません」と評した[73]

馬場美香女子代表監督は、2017年の全日本選手権優勝を受けて、「フォアが非常に強く鋭くなり、ボールが重くなりました。また勝負どころでここ一本欲しいというときに思い切ったプレーができている」と評した[106]

日本卓球協会強化本部長兼エリートアカデミー総監督の宮崎義仁2017世界選手権代表発表時、「中国を倒すことだけ考えて合宿を入れており、彼女は全部吸収して、やればやるほど強くなる」「スピードなら劉詩雯を超えている。世界王者になってもおかしくない」と評した[111]。また2017アジア選手権優勝を受けて、「思った以上に早く、強くなっている。(プレーの)スピードが絶対的に速い。若い子は1試合ごとに強くなる」と評した[112]

孔令輝中華人民共和国の旗 中国)中国女子監督は2013世界選手権の直後に「今大会で、将来中国女子の脅威となり得る若手選手はいましたか?」と聞かれ、「若手選手の育成という点では、日本が比較的進んでおり、力も入れています。今年のカタールオープンでは、すでに14歳前後の選手たちを派遣してきている。将来、彼女たちは我々にとって、大きな脅威になる可能性があります」と答えた(カタールオープンに出場していた14歳前後の選手たちというのは、平野美宇、伊藤美誠、浜本由惟、加藤美優らを指している。日本女子チームの将来を担う「黄金世代」と呼ばれる選手達である)[113]。その後アジア選手権の優勝を受けて「平野は試合を支配した。彼女のテクニックは我々よりも先進的だ」と評した[114]

4年間ジュニア代表のコーチを務めた韓国出身の呉光憲韓国の旗 韓国)はアジア選手権の優勝を受けて「平野の優勝は予想されていた。私が指導したなかで、伊藤美誠が天才肌とすれば、平野美宇は努力家。2人は中2の時にダブルスのパートナーでしたが、高2の時に分かれました。それだけライバル意識が強かった。少し実力で劣っていた平野の競争心は強かった。(アジア選手権では)いつか伊藤に勝つという思いが表れていたように思います」と評した[115]

中学1年から4年間コーチを務めた劉潔は「彼女は毎回の練習、そして一球一球に対してとても真剣に取り組んでいた。それは目を見れば分かる。技術的な探究心はもっと強くて、分からないところがあれば必ず徹底的に研究する。これは、同じ年ごろの他の選手にはなかなか見られなかったこと」と評した[116]

エピソード

戦歴

主な戦績(カッコ内はダブルスペア、団体メンバー)

平野卓研時代

ミキハウスJSC山梨時代

中学時代

高校時代

成績

※最高成績

映像外部リンク
ワールドカップ決勝・鄭怡静戦(2016年、国際卓球連盟によるハイライト動画)

シングルス

映像外部リンク
ポーランド2016決勝・ユ・モンユ英語版戦(2016年、国際卓球連盟によるハイライト動画)
映像外部リンク
アジア選手権決勝・陳夢戦(2017年、国際卓球連盟によるハイライト動画)

女子ダブルス

映像外部リンク
韓国2015決勝・早田ひな/佐藤瞳戦(2015年、国際卓球連盟によるハイライト動画)

混合ダブルス

団体

国際大会決勝

※一般の部のみ

女子シングルス

 優勝3、準優勝2

結果 年.月 大会 スコア 対戦相手 公式動画
準優勝 2014.04 ワールドツアー・スペインOP 1-4 スウェーデンの旗リ・フェン [1]
優勝 2016.04 ワールドツアー・ポーランドOP 4-0 シンガポールの旗ユ・モンユ [2]
準優勝 2016.05 ワールドツアー・クロアチアOP 1-4 日本の旗佐藤瞳 [3]
優勝 2016.10 ワールドカップ 4-0 チャイニーズタイペイの旗鄭怡静 [4]
優勝 2017.04 第23回アジア選手権 3-0 中華人民共和国の旗陳夢英語版 [5]

女子ダブルス

 優勝4、準優勝4

結果 年.月 大会 ペア スコア 対戦相手 公式動画
優勝 2014.03 ワールドツアー・ドイツOP 日本の旗伊藤美誠 3-0 ポーランドの旗グジボフスカ/ポーランドの旗パルティカ [6]
優勝 2014.04 ワールドツアー・スペインOP 日本の旗伊藤美誠 3-2 オーストリアの旗リュウ・ジャ/チェコの旗バチェノフスカ [7]
準優勝 2014.06 ワールドツアー・韓国OP 日本の旗伊藤美誠 0-3 中華人民共和国の旗陳可/中華人民共和国の旗王曼昱
優勝 2014.12 ワールドツアーグランドファイナル 日本の旗伊藤美誠 4-0 ポーランドの旗グジボフスカ/ポーランドの旗パルティカ
準優勝 2015.03 ワールドツアー・スペインOP 日本の旗伊藤美誠 2-3 日本の旗福原愛/日本の旗若宮三紗子 [8]
優勝 2015.07 ワールドツアー・韓国OP 日本の旗伊藤美誠 3-2 日本の旗早田ひな/日本の旗佐藤瞳 [9]
準優勝 2015.10 第22回アジア選手権中国語版 日本の旗伊藤美誠 0-4 朝鮮民主主義人民共和国の旗キム・ヘソン/朝鮮民主主義人民共和国の旗リ・ミギョン
準優勝 2015.12 ワールドツアー・グランドファイナル 日本の旗伊藤美誠 0-4 中華人民共和国の旗丁寧/中華人民共和国の旗朱雨玲 [10]

団体

準優勝3

結果 年.月 大会 スコア 対戦相手 公式動画
準優勝 2014.10 仁川アジア大会英語版 0-3 中華人民共和国の旗朱雨玲
準優勝 2015.10 第22回アジア選手権中国語版 1-3 中華人民共和国の旗陳夢中国語版
準優勝 2017.04 第23回アジア選手権 1-3 中華人民共和国の旗劉詩雯 [11]

国内大会決勝

※一般の部のみ

女子シングルス

 優勝1、準優勝2

結果 年.月 大会 スコア 対戦相手
準優勝 2014.03 ジャパントップ12 1-4 田代早紀
準優勝 2016.01 全日本選手権 1-4 石川佳純
優勝 2017.01 全日本選手権 4-2 石川佳純

団体

準優勝1

結果 年.月 大会 スコア 対戦相手
準優勝 2013.10 全日本選手権 2-3 藤井優子日本生命

大会成績一覧

略語の説明

S=女子シングルス,D=女子ダブルス,M=混合ダブルス,T=団体

W F B #P QF #R RR

W=優勝, F=準優勝, B=3位,#P=#位(4位以下),QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退

世界選手権 ワールドカップ グランドファイナル アジア大会 アジア選手権 アジアカップ 全日本選手権 トップ12
S D S S D T S D T S S D M T S
2010 1R 1R 1R
2011 3R 2R
2012 3R 4R RR
2013 3R 5R F
2014 W F 4R 4R F
2015 3R 2R F 4R F F QF 5R B
2016 W B 5P F 2R
2017 B 3R W F W RR

中国超級リーグ

中国超級リーグでのシングルスの成績である。

所属 順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
2016 鄂尔多斯1980 31 3 7 木子 2–3 車曉曦 3–1 陳夢英語版 0–3 丁寧 0–3 朱雨玲 2–3 劉詩雯 0–3 馮亞蘭英語版 3–0 郭躍 3–0 王曼昱中国語版 0–3 胡丽梅中国語版 1–3

対戦成績

この選手一覧は、世界ランキング10位以上、世界ランキング100位以上かつ5戦以上、世界ランキング1位又は世界大会(オリンピック世界選手権ワールドカップグランドファイナル)シングルス優勝経験者、全日本選手権一般女子シングルス優勝経験者とのITTF主催試合での対戦成績である[170]

世界大会優勝経験者

全日本選手権優勝経験者

太字は世界ランキング1位又は世界大会(オリンピック世界選手権ワールドカップグランドファイナル)シングルス優勝経験者

※データは2017年6月18日現在

世界ランキング

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2010年 841 826 813 826
2011年 822 823 822 810 802 810 769 550 498 402 405 388
2012年 389 396 394 408 313 281 253 255 279 283 276 281
2013年 283 283 182 181 179 180 147 154 103 110 110 78
2014年 69 69 53 49 33 34 33 33 45 44 48 42
2015年 37 37 51 36 29 19 18 20 17 18 16 16
2016年 18 21 19 19 11 11 14 14 16 17 9 11
2017年 9 9 9 11 8 7

記録

最年少記録

ギネス世界記録

映像外部リンク
ドイツ2014決勝・カタジナ・グジボフスカ英語版/パルティカ戦(2014年、国際卓球連盟によるハイライト動画)
  • Youngest winners of an ITTF World Tour Doubles title (combined age)[91]
「ITTFワールドツアー・ダブルス最年少優勝(合計年齢)」 伊藤美誠と共に達成
記録:27歳145日 (2014年3月30日)

受賞歴

映像外部リンク
ITTFアワード(2016年、国際卓球連盟 によるハイライト動画)
  • 中央市スポーツ栄誉大賞(2016)[191]
  • 耀く若者 奨励賞(2017)[192][193]

コーチ

用具

ラケット

ラバー

  • バック
    • バタフライ/テナジー05(-2017年1月)
    • バタフライ/テナジー64(2017年2月-)

ウェア

ミズノ[199]

シューズ

WAVE MEDAL SP3[4]

スポンサー

マネージメント

2017年4月にクロス・ビーとマネージメント契約を結ぶ[201]

テレビ出演

他多数

CM・広告

書籍

雑誌

他多数

脚注

[ヘルプ]

注釈

  1. ^ 但し、小山ちれ(中国名:何智麗)は中華人民共和国から日本へ帰化した選手であるため、日本人女子選手としての優勝は1974年(横浜大会)の枝野とみえ(元川徳デパート)以来43年ぶりとなる[86]

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関連項目

外部リンク