伊藤美誠

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選手情報
生年月日 2000年10月21日(15歳)
最高世界ランク 9位
利き腕
グリップ シェークハンド
ラケット アコースティックカーボン
戦型 前陣速攻型
フォア面ラバー ファスタークG1
バック面ラバー モリストSP
 
獲得メダル
日本の旗 日本
卓球
アジア卓球選手権
2015 パタヤ 女子ダブルス
2015 パタヤ 女子団体
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伊藤 美誠(いとう みま、2000年10月21日 - )は、日本の卓球選手。所属はスターツSC。

人物・経歴[編集]

静岡県磐田市出身[1]磐田市立磐田北小学校[1]大阪昇陽中学校在学中。

2歳の頃に卓球を始める[1]。日本男子の一線級選手である水谷隼の父が代表を務める豊田町卓球スポーツ少年団に入り、指導を受けるようになる[2]。2005年、4歳の時に全日本卓球選手権バンビの部(小2以下)に初出場。2008年にバンビの部で優勝した。2010年には全日本卓球選手権カブの部(小4以下)で優勝した[3]。同い年のライバルでのちにペアを組む平野美宇はそれらの大会で1学年上のカブ、ホープスに出場していた。

2011年、全日本卓球選手権大会でそれまで福原愛が持っていた史上最年少勝利記録を塗り替えた[4]。9月に行われたITTFジュニアサーキット・チャイニーズタイペイオープンではジュニアシングルス、カデットシングルス、カデット団体の3冠を達成、10歳でのジュニアシングルス優勝は史上最年少だった[5]

2012年1月、ジャパントップ12卓球大会に11歳で初出場した[6]。2月の第51回大阪国際招待卓球選手権大会(ジュニアの部)では決勝で中学3年生の前田美優に敗れ準優勝となった[7]。4月に行われたITTFワールドツアー・スペインオープンでは世界ランク50位の選手に勝利して予選を通過し、史上最年少でのツアー本選出場を果たした[8]。また12月に行われた世界ジュニア選手権には日本最年少となる小6で出場した。

2013年、7月の世界ランキングでトップ100に入ると、8月には同年の世界選手権パリ大会中国代表選手でもあった胡麗梅を倒す金星をあげ[9]、11月には初めて世界ランク20位の選手に勝利した[10]。また同年9月より卓球ナショナルチームスポンサーでもあるスターツと所属契約を結んでいる[11]

2014年、平野美宇との女子ダブルスでITTFワールドツアーのドイツオープン、スペインオープンで2週連続優勝した[12]。ドイツオープンでは、伊藤(13歳160日)、平野(13歳350日)の合計年齢(27歳145日)がワールドツアーでのダブルス優勝の史上最年少記録であり、その後ギネス世界記録に認定された[13]。9月に行われた第20回アジアジュニア卓球選手権大会(インドムンバイ)のカデット女子団体に平野美宇、早田ひなのトリオで出場し、決勝で中国に勝利して優勝を果たした[14]。12月、ITTFワールドツアーグランドファイナル女子ダブルスで優勝。ダブルスの日本勢では男女を通じて初めての優勝だった[15]

2015年1月、全日本選手権でベスト8に入り、世界卓球選手権中華人民共和国蘇州市)日本代表選手に選出される[16]。3月、ITTFワールドツアーのドイツオープン女子シングルス決勝戦でペトリサ・ソルヤドイツ語版ドイツ)にゲームカウント4-2で勝利し、ツアー大会シングルス初優勝を果たした。14歳152日でのシングルス優勝は、郭躍が持っていた15歳66日の記録を更新して世界最年少の記録となり[2][17]、ギネス世界記録に認定された[13]。4月26日に開幕した世界選手権本番では、女子シングルス1回戦の勝利で福原愛が2003年パリ大会で記録した14歳201日を更新する日本選手歴代最年少勝利を記録すると、その後も勝ち上がって準々決勝に進出。準々決勝では李暁霞中国語版中華人民共和国)に敗れたが、2003年パリ大会でベスト8入りしていた福原の14歳203日を更新し、14歳192日での日本選手歴代最年少ベスト8入りを果たした[18]。5月にはベラルーシオープンでツアーシングルス2勝目を挙げ、6月発表の世界ランキングでは自己最高位の9位まで浮上した。9月発表の世界ランキングで日本人3番手の10位となり、2016年リオデジャネイロ五輪女子団体戦代表候補に選出された[19]。12月、2連覇を目指していたグランドファイナルのダブルスは決勝で敗れて2位に終わった[20]が、その年に最も躍進した選手に贈られる「ブレークスルー・スター」を受賞した[21]

成績[編集]

※最高成績

シングルス[編集]

ダブルス[編集]

記録[編集]

  • 全日本選手権女子シングルス勝利 10歳89日 (史上最年少)[4]
  • ITTFジュニアサーキット・カデット(U15)女子シングルス優勝 10歳310日 (史上最年少)[22]
  • ITTFジュニアサーキット・ジュニア(U18)女子シングルス優勝 10歳332日 (史上最年少)[5]
  • ITTFワールドツアー女子ダブルス優勝 13歳160日 (史上最年少)[23]
  • ITTFワールドツアーグランドファイナル女子ダブルス優勝 14歳53日 (史上最年少)[24]
  • ITTFワールドツアー女子シングルス優勝 14歳152日 (史上最年少)[25]
  • 世界卓球選手権女子シングルスベスト8 14歳192日 (日本最年少)[18]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c きらり磐田人 伊藤美誠さん (PDF) 広報いわた 2015年1月号
  2. ^ a b <卓球・伊藤最年少V>娘の快挙「驚異的」 静岡新聞 2015年3月23日閲覧
  3. ^ プロフィール”. ライツネットワーク. 2012年3月31日閲覧。
  4. ^ a b 美誠が愛超え14歳189日最年少勝利!快挙も「知らなかった」 スポーツニッポン 2015年4月29日閲覧
  5. ^ a b Breaking the Age Barrier, Sensational Win for Mima Ito in Chinese Taipei ITTF 2015年10月27日閲覧
  6. ^ 大林カップ・第17回ジャパントップ12卓球大会 出場選手 (PDF) 日本卓球協会
  7. ^ 大阪国際招待卓球に出場した伊藤美誠は高校生を次々破り決勝進出、準優勝!”. ライツネットワーク (2012年2月22日). 2012年3月31日閲覧。
  8. ^ The Youngest Ever, Yet Again Mima Ito Rewrites the History Books 2015年12月29日閲覧
  9. ^ ITTF Result JAPAN-A 1-3 CHINA 2015年12月29日閲覧
  10. ^ 日本卓球協会 ポーランドオープン2013結果 2015年12月29日閲覧
  11. ^ スターツ契約卓球選手 2015年12月29日閲覧
  12. ^ 13歳ペア、美宇&美誠が2週連続V スペインOP制した”. スポーツニッポン (2014年4月7日). 2014年4月9日閲覧。
  13. ^ a b ジャパンオープン 伊藤美誠・平野美宇がギネスに認定!! 2015年6月26日
  14. ^ 第20回アジアジュニア卓球選手権大会 日本卓球協会
  15. ^ “女子ダブルス平野、伊藤組が初V 卓球”. nikkansports.com. (2014年12月13日). http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20141213-1408752.html 
  16. ^ 「2015世界卓球選手権蘇州大会」日本代表選手選考について (PDF) 日本卓球協会ニュースリリース
  17. ^ 14歳の伊藤美誠最年少V「うれしいです、へへへ」 日刊スポーツ 2015年3月23日閲覧
  18. ^ a b 14歳192日伊藤美誠が福原愛抜き史上最年少8強 日刊スポーツ 2015年5月1日
  19. ^ 14歳の伊藤美誠、卓球のリオ五輪団体戦候補に 朝日新聞 2015年12月29日閲覧
  20. ^ “森薗、大島組が優勝 みうみまは連覇逃す”. スポニチ Sponichi Annex. (2015年12月13日). http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/12/13/kiji/K20151213011679850.html 
  21. ^ “伊藤美誠「最も活躍した選手」ブレークスルー・スター受賞”. スポニチ Sponichi Annex. (2015年12月11日). http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/12/11/kiji/K20151211011665420.html 
  22. ^ Yoo Eun Chong Crowned Junior Champion but Mima Ito Steals the Show ITTF 2015年10月27日閲覧
  23. ^ Miu Hirano and Mima Ito Strike Gold, Youngest Ever Winner Anointed ITTF 2015年10月27日閲覧
  24. ^ History Written in Bangkok, Youngest Ever Grand Finals Winners ITTF 2015年10月27日閲覧
  25. ^ Records Set Whatever the Outcome, Mima Ito Becomes Youngest Ever Winner ITTF 2015年10月27日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]