新春スポーツスペシャル箱根駅伝

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★SAPPORO新春スポーツスペシャル
東京箱根間往復大学駅伝競走
ジャンル スポーツ中継
演出 椿亮輔(総合D、2020年 - )
出演者 平川健太郎(放送センター実況、2015年 - )ほか
オープニング 久石譲「Runner of the Spirit」
(2009年 - )
エンディング 同上
製作
プロデューサー 望月浩平(2021年 - )
木戸弘士(CP、2019年 - )
制作 日本テレビ箱根駅伝特別後援)
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
番組公式サイト
往路
放送期間1987年1月2日 - 現在
放送時間毎年1月2日 7:00 - 14:05
放送分425分
回数30
復路
放送期間1987年1月3日 - 現在
放送時間毎年1月3日 7:00 - 14:18
放送分438分
回数30

特記事項:
放送時間は2016年のもので、中断して放送される『NNNニュース』を含む。
放送回数は、各年の往路・復路の放送をまとめて各1回とする。
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新春スポーツスペシャル箱根駅伝』(しんしゅんスポーツスペシャルはこねえきでん)は、日本テレビ系列で放送されている東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の生中継番組である。

冠スポンサー・筆頭スポンサーであるサッポロビール冠番組で、冠名を含めた正式名称は『★SAPPORO新春スポーツスペシャル 第○回東京箱根間往復大学駅伝競走』(サッポロビールしんしゅんスポーツスペシャル だい○かいとうきょうはこねかんおうふくだいがくえきでんきょうそう)[1] と筆頭スポンサーと箱根駅伝の開催回数を含めたものとなる。

概要

日本テレビによる箱根駅伝の生中継は、第63回(1987年)から開始された[2]。ただし初回中継時は往路が7:55 - 10:25、12:00 - 13:55、復路が7:55 - 9:25、12:00 - 13:55の計4部構成となっており、3区・4区・7区 - 9区は中継が中断されていた。第64回(1988年)は往路の10:25 - 10:50、復路の10:30 - 11:00に別番組が放送されたため、3区・8区が一部中断となった。

第65回(1989年)から全区間での完全生中継が行われている[3]。過去には数分間のニュース中断があったものの、その間も画面左下のワイプ画面で中継映像を映し出すなどの配慮があった。また、第73回(1997年) - 第76回(2000年)はCS★日テレでも同時放送された。

なお、日本テレビが中継を始める前の第55回(1979年[4]から第62回(1986年)までは東京12チャンネル→テレビ東京が箱根駅伝の中継番組を放送していたが、1月3日12:00 - 13:54の録画ダイジェスト放送(ゴールは生放送、中継を開始した1979年は13:25 - 14:10に放送)であった[4][5]

番組のキャッチコピーは「ニッポンのお正月。[6]。毎年25%以上の高視聴率を上げる正月恒例の大型番組となっており[7]テレビ番組の視聴率調査を行っているビデオリサーチでも『NHK朝の連続テレビ小説』や『NHK紅白歌合戦』などの様に箱根駅伝の歴代視聴率に関する専用ページを設けている程である[8]

放送時間

1月2日
5:50 - 6:45 / 事前番組『箱根駅伝 絆の物語&スタート直前生情報』(ローカルセールス枠・任意ネットのため、一部地域は非ネット。詳細は後述
7:00 - 7:50 / 第1部『まもなく箱根駅伝 往路』
7:50 - 14:05 / 第2部『★SAPPORO新春スポーツスペシャル 第○回東京箱根間往復大学駅伝競走 往路』
1月3日
5:50 - 6:45 / 事前番組『箱根駅伝 往路ダイジェスト&復路直前生情報』(ローカルセールス枠・任意ネットのため、一部地域は非ネット。詳細は後述[9]
7:00 - 7:50 / 第1部『まもなく箱根駅伝 復路』
7:50 - 14:18 / 第2部『★SAPPORO新春スポーツスペシャル 第○回東京箱根間往復大学駅伝競走 復路』
14:18 - 15:00 / 事後番組『続報!箱根駅伝』(テレビ大分テレビ宮崎を除くNNN28局ネット)

第1部はローカルスポンサー枠だが、日本テレビなど一部の局ではサッポロビールがスポンサーに付いている。オープニング映像は、第2部冒頭の7:50に流れる。

第1部のオープニングでは○○○○年1月2日・○○○○年1月3日の表示をしている。

第67回(1991年)までは、復路も14:05まで(第63回(1987年)は、往路・復路共に13:55まで)の放送であった為、ゴールが時間内に放送されなかった学校もあった。

第81回(2005年)までは、7:00 - 7:45を『見どころ』(番組表の表記は『まもなく箱根駅伝』)として放送し、実況中継は7:45からとなっていた。地方局では一部地域で『見どころ』をネットしない所もあった。それらの地域は『笑点』のスピンオフ番組『新春演芸宝船→おはよう笑点』などに差し替えていた。

第82回(2006年)以降、全てのネット局で7:00からの放送となり、新聞やテレビ情報誌の番組表上は、見どころと実況中継の区分が無くなっている。

各放送局で決めている実際のプログラムでは、7:00 - 7:50を第1部、7:50以降を第2部としている。7:00 - 7:50はローカルセールス扱い[10] で、7:50から『★SAPPORO新春スポーツスペシャル』である。EPGでは従来通り、「まもなく箱根駅伝」と本編の「SAPPORO新春スポーツスペシャル」を区分して掲載している。

第85回(2009年)までは放送センターの出演者は第2部に入ってから登場していたが、第86回(2010年)からは若干構成が変わり、7:00のオープニングの時点で一旦放送センターの出演者が挨拶してから、スタート地点にいる第1部進行のアナウンサーに引き渡す形になった。

日本テレビの中継放送体制

日本テレビ中継車107号 横浜市パシフィコ横浜にて
箱根駅伝の先頭を走る中継車(2004年)
箱根駅伝のテレビ中継車(2004年)

体制概要

第89回(2013年)時点で、中継ポイント50カ所、テレビカメラ81台、移動中継車2台、オートバイ中継車4台、固定中継車12台、ヘリコプター3機、実況アナウンサーとサブアナウンサー20名、スタッフ総勢1000名という日本のテレビ局におけるスポーツ中継としては最大規模の体制で行っている[11]。日本テレビや関連会社だけでは全ての放送機材とスタッフを賄えないため、系列各局[12]や他系列の関連会社からも機材や人員の協力を受けている。例として2013年の大会においては、実況アナウンサー(日テレ本社内の本部総合実況、中継所、移動中継車担当)14人が参加。その他実況はしないものの日テレ本体から6人、その他各系列局のアナウンサー[12]の若干名が中継のサポートスタッフとして参加し、彼らは前回大会から1年をかけて、スポーツ新聞の番記者と同じ要領で取材する学校をあらかじめ決める「学校担当制」を採用して密着取材し、出場者それぞれについてのプロフィルなどをまとめて、それを放送で紹介する補足資料などとして紹介している[11]。なお、第63回(1987年)の初回中継時、スタッフ数は約700名であった。

東京都港区東新橋(汐留)の日本テレビ本社内に放送センターが設けられる。放送センターアナウンサーや箱根駅伝OBのゲスト解説者[13] が配置されるとともに中継映像のスイッチングや計測タイムのとりまとめなども含め、スタッフ全体のコントロール拠点となる。中継映像や音声は最終的に全てこの放送センターに集められ、全国ネット局に送られる。その他、箱根のNTT双子無線中継所と湘南平にも中継拠点が設置され、ヘリコプターを介した山間部の中継車映像などを集め日本テレビ本社内の放送センターに送信する。5区・6区の山間部は電波が届きづらく、電波中継するヘリコプターが悪天候で飛べないことも想定し、コースと中継基地の両方が見える駒ケ岳明星ヶ岳、久野林道など数箇所に中継機材を設置し、中継車の映像をそこに一旦集めてから放送センターに映像を送る形式としている。

第76回(2000年)から、移動中継車からの電波にはアナログ波に代えてデジタル波を使うようになった。

移動中継車の1号車は、1位選手がゴールするまでは先頭を走り常に1位を映す。2号車は2位から5位前後の主に順位が変わりそうなところに付く。3号車は往路では2号車より後ろを走る注目選手を、復路では10位前後のシード校争いの模様等を映す。第79回(2003年)からは4号車としてオートバイによる中継が開始され、その機動力を生かして3台の移動中継車でまかなえない部分をカメラ車と実況車の2台でカバーしている。第86回(2010年)からは移動中継車を1号車と3号車の2台体制とし、2号車と4号車にはトライク(3輪バイク)を活用することになった[14]。放送上の表記は4号車のみ「バイク」と表記していたが、第93回(2017年)から1 - 3号車と同様に「4号車」へと変更された。なお第80回(2004年)までは画面上に号車の表記はなされておらず、距離表示の色を変えることで区別していた[15]

その他、各所(全中継点およびポイントとなる場所)に固定カメラが設置され、随時順位の正確な把握がなされているとともに選手の通過タイムを独自に計測している。箱根の函嶺洞門と日本橋では、クレーンカメラを使ったダイナミックな映像を撮影し放送している。

ハイビジョン化

2003年12月から順次開始された地上デジタル放送に合わせ、第81回(2005年)では放送センターのみハイビジョン画質だったものが第82回(2006年)では移動中継車もハイビジョン対応に更新[16] したことや対応機材の整備、電波送受の体制がとりあえず整ったことを受け、各中継所など固定カメラの映像をハイビジョンに移行、箱根エリアと東京エリアをハイビジョンで中継した。さらに第83回(2007年)では湘南エリアもハイビジョン化し、第84回(2008年)では全ての中継映像がハイビジョン化された(ENG取材映像などではまだアナログ機材によるものも残る)。

  • 日本テレビが開催した「デジテク2007」での展示によれば、自社で所有する移動中継車および中継用ヘリコプターを全てフルハイビジョン対応しているテレビ局は世界でも日本テレビのみとのことである。また同展示会での展示内容によると、箱根駅伝は同社の映像中継技術を磨くための場としても用いられており、最新の技術を全て投入して安定かつ高画質な映像を配信できるようにしているとのことである。
  • 箱根芦ノ湖の折り返し地点は、日本テレビ系の中継が始まってから数年間の例外はあったものの、隣接する系列局の静岡第一テレビ(SDT)が子会社である静岡第一ビデオ(現・SDTエンタープライズ)と共に担当してきた。しかし、地上デジタル放送の開始と中継映像のハイビジョン化という流れの中でハイビジョン中継の設備を持ち合わせていない静岡第一テレビは、第82回(2006年)以降「固定中継点全てのハイビジョン化」という日本テレビの方針に合致できず、人員及び一部機材のみの応援となった。なお、中継車を含む機材については在京の技術会社であるテレテックからレンタルされている。また大手町スタート・ゴールではテレビ新広島(TSS、フジテレビ系列)の完全子会社であるTSSプロダクションから中継車や機材をレンタル(ただし、これは在京の技術会社・千代田ビデオを経由しているものである[17])するなど、遠方にある他系列の関係会社からも機材やスタッフをレンタルするケースもある。
  • 第84回(2008年)では、1号車に使われた日本テレビ中継車107号が屋根上の箱根駅伝のシンボルマークを付けたまま、1月5日から7日までパシフィコ横浜で開催されたトミカ博(日本テレビ主催、タカラトミー協力)の会場内に展示および車内公開され、子供たちの注目を集めた。

インターネット配信

第96回(2020年)現在、番組公式サイトで、テレビ版と同じ内容をスタート10分前から配信する(但しCMの流れている時間帯も中継映像が配信される場合があり、その際は交通規制や沿道の観戦についての案内が流れる、ニュースおよび今昔物語の時間帯は中継映像のみの配信)。また、第93回(2017年)から番組公式サイトで、各区間1か所から定点カメラの映像を配信する。第94回(2018年)はHuluでも配信され、第96回(2020年)はTVerでも配信された(CM中の扱いは公式配信に同じ)[18]

シンボルマーク

日本テレビ系「箱根駅伝」番組シンボルマーク
「箱根駅伝」オフィシャルロゴマーク
  • 第81回(2005年)からは、富士山日の出をモチーフにしたデザイン(上図左)を番組シンボルマークとして使用している。
    • 「HAKONE EKIDEN」の「A」の文字の裾を広げたデザインで富士山を、「O」の文字を赤く塗りつぶしたデザインで日の出を表現している。シンボルカラーは日本テレビが当時、新CI・VIとして制定していた「日テレ」ロゴに準じている[19]。また、「SINCE 1920」の表記は第1回箱根駅伝の開催年を表す。
  • 第70回(1994年)から第80回(2004年)まで、「箱根駅伝」の4文字を刻印調に表した箱根駅伝オフィシャルロゴ(上図右)を放送に使用していた時期があり、このロゴは現在でもスタッフジャンパーや箱根駅伝グッズなどに使用されている。なお、このロゴは読売新聞東京本社の登録商標(第3228005号ほか)である。
  • 第63回(1987年)から第69回(1993年)までは直線の上下に「東京箱根間往復」「大学駅伝競走」とゴシック(写研ゴナU」)斜体で横書きし、そのうち「箱根駅伝」の文字のみを拡大したロゴが使用されていた。

テーマ曲

第85回(2009年)以降のテーマ曲

第85回(2009年)から、オープニング・エンディングともに久石譲が制作したオリジナルテーマソング「Runner of the Spirit」が用いられている[20]。この曲はテレビ番組のテーマ曲としては珍しく吹奏楽曲として作曲されており、これは中学校の吹奏楽部にも演奏できて親しみやすくするという趣旨である。番組内で流れる曲は東京佼成ウインドオーケストラが演奏を担当している。

第84回(2008年)までのテーマ曲

  • オープニングテーマには、映画『ネバーエンディング・ストーリー』のサウンドトラックに収録されている「喜びの飛行」(クラウス・ドルディンガー作曲)が使用されていた。初期のスタッフである平谷修三がディレクターに推薦したとされる。
  • 第83回(2007年)までのエンディングテーマには、「I Must Go!」(ヴァン・マッコイ作詞作曲、歌:トミー・ヤング)が使用されていた。
  • 第84回(2008年)では「I Must Go!」が使用されることはなく、エンディングでは「喜びの飛行」のフル・バージョン(サウンドトラックでは『バスチアンの飛行』の題で別収録)が流された。
  • 第63・64回(1987・1988年)では、日本テレビの「スポーツ行進曲」が使われていた時間帯もあった。
  • 他にCM入り時のBGMとして「風光る」(演奏:姫神)のイントロ部分、「NEVER RUN AWAY」(歌:楠木勇有行)のイントロ部分や「箱根八里」(瀧廉太郎作曲)などが、第1部のBGMとして「銀河伝承」(服部克久作曲)が使用されていた。第85回(2009年)以降はこれらのほか提供クレジット表示中、番宣CM中の曲も全て「Runner of the Spirit」に差し替えられた。
  • コース紹介時のBGM(本間勇輔作曲「友だちだから -夕子のテーマ-」〈フジテレビ系アニメ『名門!第三野球部』サウンドトラックより。作詞:岩里祐穂、歌:山咲夕子〉の冒頭10秒をループ編集させたBGM)のみ第85回(2009年)以降も継続して使用されていたが、第96回(2020年)にて変更されている。それまでインターネット配信ではコース紹介時に配信中断していた(原盤権の兼ね合いと思われる)が、この変更後はコース紹介映像も中断せずに配信されている。

「I Must Go!」について

  • 日本テレビが中継を開始した第63回(1987年)からエンディングテーマとして使われ、当初は復路のみ使用であったがその後は往路でも使用され、番宣CMにも使われていた。
  • 曲が使用されていた時期は毎年反響が大きく、日本テレビへの問い合わせも数多く寄せられていた。そのため、番組公式サイトのトップ画面に曲名や歌手名、楽曲のCDが発売されていない旨が記載されていた年もあった。この曲は1978年にアメリカで放送されたテレビ映画『A Woman Called Moses』のサウンドトラックに収録されていたが、中継開始時点では収録LPは既に廃盤になっていた。
  • 番組のラストは、「I Must Go!」に合わせて競走の印象的だったシーンを流し、優勝校のアンカーがゴールテープを切る映像を最後に、東京都心上空のヘリコプター映像へオーバーラップ、番組の制作協力にあたった系列各局[21] や技術・制作プロダクション、関係機関、そして中継に関わった技術担当者などおおよそのスタッフの氏名(サブアナウンサーも含む)がエンドロールでクレジットされ、例年14:14頃、延べ14時間にわたる中継は終了していた。過去にはエンドロールの最後に「製作著作 日本テレビ」とともに「WE MUST GO」のテロップを表示していた時期もあった。

名物コーナー「箱根駅伝今昔物語」

中継放送の中で数回、過去の大会を走った選手や支援者などのエピソードが紹介される「箱根駅伝今昔物語」が放送される。

  • もともとは中継映像が途切れた場合の予備映像として制作していたものであったが、制作した日本テレビ側には「これまでに走ったことのある人の話も伝えなければ、箱根駅伝を放送したとは言えない」という自負もあり、箱根駅伝にまつわる様々な逸話や裏話を楽しめるコーナーとなっている。
  • 特に太平洋戦争によって大会そのものの続行が危ぶまれ、その中で学生が軍部との折衝の末に開催を果たした第22回1943年)の経験や、戦地に散った選手が少なからずいた中で生き残った当時の選手達による歴史ある大会を後世に繋げていくためのメッセージに焦点が当たることが多く、伝統と歴史に裏打ちされた駅伝であることを視聴者に印象付けるものである。
  • このコーナーは沿道のスポンサーのライバル企業の事業所が存在している区間で流されることが多く、かつてはキリンビールの工場がある生麦付近(2区・9区)で放送されていた。
  • 初出場校・学生連合チーム初招集校の元箱根選手の指導者などを取り上げる事もある。後者の場合、当該走者が走行している区間で走者を映しながら今昔物語を放送する。
  • 資料や証言の募集は年間を通して随時行われ、新しい資料・証言があれば、それを次年度の中継で紹介することもある。
  • CM前アイキャッチでは、過去の大会の名場面やゴールシーンを放送している。

関連番組

  • 第84回(2008年)より、復路の全国ネット中継終了後に『箱根駅伝エクストラ』(2008年・2009年)、『続報!箱根駅伝』(2010年 - )が15:00まで放送されるようになった(テレビ大分・テレビ宮崎を除く)。総合優勝チームへのインタビューが行われるほか、中継枠で紹介しきれなかった各選手の様子、監督の談話などをカバーしている。
  • 関東地区では中継後の週末に、選手に随行する運営管理車の中の監督・コーチに密着した事後番組『もうひとつの箱根駅伝』が放送される。箱根人気の影響で地方での放映を求める声もあるが、地上波での放送はネットスポンサーのつかない番組販売の形になるため、一部地域でのみの放送となっている。ただし、衛星放送BS日テレ日テレG+)を通じて全国で視聴が可能である。
  • BS日テレ・日テレG+では、本大会に向けた各校の様子を取材した『密着!箱根駅伝』を毎年9月以降に月1回放送するほか、加えて日テレG+では、過去に日本テレビで実況が行われた1987年度以後の大会を再編集した「箱根駅伝名勝負」や、「箱根駅伝シンポジウム」や「監督激突トークバトル」といった関連イベントの模様を大会直前に放送している。
  • 第89回(2013年)は、2012年12月29日16:25 - 17:20と2013年1月2日5:50 - 6:45にランナーとそれを支える人たちの「絆」に注目した『箱根駅伝 絆の物語』が放送され、第90回(2014年)からは『箱根駅伝 絆の物語&スタート直前生情報』として、往路の中継直前の5:50 - 6:45に放送されるようになった(一部地域を除く)。

スポンサー

この放送では大会特別協賛であるサッポロビールが全時間帯の筆頭スポンサーとなっており、「サッポロビール(現在の表記は★SAPPORO新春スポーツスペシャル」の冠が付く。ただし、1社単独協賛番組ではなく複数企業との連合協賛である。サッポロビールでは、現在のコーポレートスローガン「乾杯をもっとおいしく。」と併用する形で、スポーツ中継については協賛社提供クレジットのフレーズを「スポーツマンシップに乾杯!」と表示している。

ネット局

日本テレビでは、以下の系列局(テレビ大分・テレビ宮崎を除く)からスタッフ及び中継機材の協力も受けている。なお、当大会の模様は、クロスネット局を含めすべての日本テレビ系列の放送局で生中継をしている。

【凡例】
■印…事前番組[22] ネット局。
※印…かつて飛び降り・飛び乗りが行われた局。

『新春スポーツスペシャル箱根駅伝』ネット局
放送局 放送日時 備考
関東広域圏 日本テレビ(NTV)■ 1月2日 7:00 - 14:05(生放送)
1月3日 7:00 - 14:18(生放送)
『新春スポーツスペシャル箱根駅伝』制作局
北海道 札幌テレビ(STV)■
青森県 青森放送(RAB)※ 第68回(1992年)からフルネット。
岩手県 テレビ岩手(TVI)
宮城県 ミヤギテレビ(MMT)■
秋田県 秋田放送(ABS)※
山形県 山形放送(YBC)■※
福島県 福島中央テレビ(FCT)■
山梨県 山梨放送(YBS)※ 第69回(1993年)からフルネット。
新潟県 テレビ新潟(TeNY)■
長野県 テレビ信州(TSB)■※ 第68回(1992年)からフルネット。
静岡県 静岡第一テレビ(SDT)■ 一時、制作協力が行われなかった時期がある。
富山県 北日本放送(KNB)■※
石川県 テレビ金沢(KTK)■ 第67回(1991年)から放送。
福井県 福井放送(FBC)■※ 第79回(2003年)からフルネット。テレビ朝日系列とのクロスネット局。
中京広域圏 中京テレビ(CTV)■
近畿広域圏 読売テレビ(ytv)■
鳥取県
島根県
日本海テレビ(NKT)■※ 第66回(1990年)からフルネット。
広島県 広島テレビ(HTV)■
山口県 山口放送(KRY)※
徳島県 四国放送(JRT)■※ 第79回(2003年)からフルネット。
香川県
岡山県
西日本放送(RNC)
愛媛県 南海放送(RNB)■※ 第71回(1995年)からフルネット。
高知県 高知放送(RKC)■※ 第77回(2001年)からフルネット。
福岡県 福岡放送(FBS)■ 放送対象地域ではないが、佐賀県のほとんどの地域でも視聴できる。
長崎県 長崎国際テレビ(NIB)■ 第68回(1992年)から放送。
熊本県 くまもと県民テレビ(KKT)■ 放送対象地域ではないが、佐賀県の南部でも視聴できる。
大分県 テレビ大分(TOS)※ フジテレビ系列とのクロスネット局。
一部、ローカルスポンサーに差し替え。
宮崎県 テレビ宮崎(UMK)※ 第93回(2017年)からフルネット[23]。フジテレビ系列・テレビ朝日系列とのクロスネット局。
一部、ローカルスポンサーに差し替え。
鹿児島県 鹿児島読売テレビ(KYT)■ 第71回(1995年)から放送。
衛星放送
(全国)
BS日本(BS日テレ) 1月2日 - 1月3日 21:00 - 22:54
(録画放送)
第77回(2001年)から「箱根駅伝ダイジェスト」を放送。
第88回(2012年)までは19:00 - 22:00。
日テレジータス
スカパー!ケーブルテレビ
大会終了後
(年度により同日または後日に遅れ放送)
ダイジェスト版を放送(BS日テレ版の再放送、サッポロビール協賛付)。
第92回(2016年)からは「箱根駅伝G+完全版」と題し、ノーカット版で放送する。
かつての『新春スポーツスペシャル箱根駅伝』ネット局
放送対象地域 放送局 現在の系列 備考
石川県 石川テレビ(ITC) ※ フジテレビ系列 1990年のテレビ金沢開局まで番販扱いで放送(復路のみ)。
長崎県 テレビ長崎(KTN) ※ 1991年まで日本テレビ系列・フジテレビ系列のクロスネット。
長崎放送(NBC) ※ TBS系列 テレビ長崎がネットできない場合に一時期放送。
鹿児島県 鹿児島テレビ(KTS) フジテレビ系列 1994年まで日本テレビ系列・フジテレビ系列のクロスネット(第69・70回(1993・1994年)は非ネット)。

沖縄県では日本テレビ系列の放送局がないため、テレビ朝日系列琉球朝日放送はもとより、日本テレビ系列の番組をネットするフジテレビ系列沖縄テレビTBS系列琉球放送は、それぞれ自系列の番組を優先する[24]ため地上波では放送されない。ただし、日本テレビの「箱根駅伝」のホームページにあるインターネットの「ライブ配信」(スタート10分前から配信)、BS日テレ(当日夜に「箱根駅伝ダイジェスト」を放送)、CS放送の日テレG+(遅れ時差放送として3月に「箱根駅伝ダイジェスト」を放送)では沖縄県でも視聴可能。また、本島北部では鹿児島読売テレビが受信できる世帯が少数ながらあるため、リアルタイムで見ることも可能ではある。

なお、2020年から鹿児島読売テレビのスピルオーバー電波を区域外再放送する形で沖縄ケーブルネットワークの「テレビにらい」(地デジ111ch)にて、本番組のリアルタイム放送を行っている[25][26][27]。これにより、一部エリアには限定されるが、沖縄県でも箱根駅伝の地上波放送が開始された。

歴代視聴率

※以下のデータはビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム[8][28]

視聴率
往路 復路
1部 2部 1部 2部
第63回 1987年 18.0% 18.7% 14.1% 21.2%
第64回 1988年 22.1% 19.2% 19.4% 20.3%
第65回 1989年 20.9% 18.7% 19.9% 21.7%
第66回 1990年 17.6% 19.4% 20.3% 22.3%
視聴率
往路 復路
第67回 1991年 19.7% 22.7%
第68回 1992年 23.2% 26.1%
第69回 1993年 26.1% 27.8%
第70回 1994年 24.9% 27.3%
第71回 1995年 27.1% 28.8%
第72回 1996年 29.2% 28.2%
第73回 1997年 26.8% 25.4%
第74回 1998年 25.7% 26.1%
第75回 1999年 25.3% 28.3%
第76回 2000年 26.8% 29.0%
視聴率
往路 復路
第77回 2001年 24.5% 27.5%
第78回 2002年 27.5% 27.0%
第79回 2003年 29.3% 31.5%
第80回 2004年 25.2% 26.6%
第81回 2005年 23.7% 29.9%
第82回 2006年 27.6% 29.1%
第83回 2007年 27.3% 28.5%
第84回 2008年 25.4% 27.7%
第85回 2009年 26.5% 27.5%
第86回 2010年 27.2% 27.9%
視聴率
往路 復路
第87回 2011年 25.1% 29.5%
第88回 2012年 27.9% 28.5%
第89回 2013年 29.1% 27.9%
第90回 2014年 26.8% 27.0%
第91回 2015年 28.2% 28.3%
第92回 2016年 28.0% 27.8%
第93回 2017年 27.2% 28.4%
第94回 2018年 29.4% 29.7%
第95回 2019年 30.7% 32.1%
第96回 2020年 27.5% 28.6%
視聴率
往路 復路
第97回 2021年 31.0% 33.7%
  • 第63回(1987年) - 第66回(1990年)は往路・復路共に2部構成。
  • 第63回(1987年)は往路の10:25 - 12:00、復路の9:25 - 12:00の時間帯は中継を中断していた。
  • 第64回(1988年)は往路の10:25 - 10:50、復路の10:30 - 11:00の時間帯は中継を中断していた。

歴代実況アナウンサー・解説・ゲスト

本大会

※往路担当は☆、復路担当は★、事後番組担当は▲。

放送センター 移動中継車 中継所 小涌園 スタート
フィニッシュ
インタビュー 事前番組
事後番組
実況 解説 1号車 2号車
(バイク)
3号車 4号車
(バイク)
鶴見 戸塚 平塚 小田原
実況 解説
第63回 1987年 小川光明 関根忠則 芦沢俊美 大久保初男 山下末則 小倉淳 (配置なし) 白岩裕之 多昌博志 (配置なし) 白岩裕之 多昌博志 舛方勝宏 増田隆生
第64回 1988年 横溝三郎 松永二三男 多昌博志 船越雅史 増田隆生 多昌博志 船越雅史 今井伊佐男 日高直人
第65回 1989年 大塚正美 山下末則 多昌博志 船越雅史 増田隆生 保坂昌宏 船越雅史 増田隆生 (不明)
第66回 1990年 水田信道 横溝三郎 多昌博志 船越雅史 増田隆生 保坂昌宏 村山喜彦 増田隆生 浅見源司郎 山下末則
第67回 1991年 村山喜彦 船越雅史 松永二三男 船越雅史 福澤朗 白岩裕之
第68回 1992年 横溝三郎 大久保初男 船越雅史 保坂昌宏 松永二三男 鈴木健 保坂昌宏 後藤俊哉 多昌博志
第69回 1993年 鈴木健 村山喜彦 保坂昌宏 後藤俊哉 村山喜彦 河村亮 山下末則 松永二三男
第70回 1994年 村山喜彦 保坂昌宏 鈴木健 増田隆生 保坂昌宏 後藤俊哉 多昌博志
第71回 1995年 芦沢俊美 山下末則 碓井哲雄 河村亮 松永二三男 小川光明
第72回 1996年 松永二三男 増田隆生 河村亮 保坂昌宏 後藤俊哉 平川健太郎 藤井貴彦 村山喜彦
第73回 1997年 山下末則 船越雅史 増田隆生 金子茂 平川健太郎 今井伊佐男 吉田填一郎 後藤俊哉 鈴木君枝 松永二三男
第74回 1998年 平川健太郎 松永二三男 河村亮 羽鳥慎一 舟津宜史 村山喜彦
第75回 1999年 多昌博志 平川健太郎 河村亮 村山喜彦 羽鳥慎一 若林健治 増田隆生
第76回 2000年 船越雅史 村山喜彦 平川健太郎 河村亮 羽鳥慎一 矢島学
第77回 2001年 船越雅史 村山喜彦 河村亮 羽鳥慎一 平川健太郎 矢島学 蛯原哲 町田浩徳 多昌博志 吉田填一郎 小川光明
第78回 2002年 平川健太郎 矢島学 羽鳥慎一 小倉淳 菅谷大介
第79回 2003年 河村亮 羽鳥慎一 町田浩徳 平川健太郎 蛯原哲 矢島学 菅谷大介 高橋雄一 小川光明
柴田倫世
寺島淳司
瀬古利彦
第80回 2004年 横溝三郎☆
碓井哲雄★
瀬古利彦 矢島学 羽鳥慎一 高橋雄一 新谷保志 平川健太郎 小川光明 小川光明
柴田倫世
第81回 2005年 船越雅史 碓井哲雄☆
横溝三郎★
河村亮 平川健太郎 蛯原哲 町田浩徳 菅谷大介 新谷保志 高橋雄一 森圭介 村山喜彦 山下末則 山下末則
杉上佐智枝
第82回 2006年 平川健太郎 矢島学 森圭介 新谷保志 田中毅 町田浩徳 高橋雄一
第83回 2007年 村山喜彦 碓井哲雄☆
青葉昌幸
蛯原哲 町田浩徳 田中毅 森圭介 新谷保志 河村亮 菅谷大介 菅谷大介
杉上佐智枝
第84回 2008年 碓井哲雄 新谷保志 町田浩徳 森圭介 高橋雄一 田中毅 上重聡 菅谷大介
佐藤良子
第85回 2009年 河村亮 蛯原哲 矢島学 町田浩徳 森圭介 新谷保志 上重聡 高橋雄一 青木源太 平川健太郎
第86回 2010年 町田浩徳 森圭介 新谷保志 高橋雄一 菅谷大介 矢島学 矢島学
佐藤良子
第87回 2011年 新谷保志 町田浩徳 森圭介 青木源太 佐藤義朗 矢島学
森麻季
佐藤良子▲
第88回 2012年 森圭介 町田浩徳 青木源太 菅谷大介 上重聡 矢島学☆
菅谷大介★
矢島学
佐藤良子
第89回 2013年 町田浩徳 新谷保志 菅谷大介 佐藤義朗 辻岡義堂 矢島学☆
佐藤良子★
矢島学
徳島えりか
第90回 2014年 新谷保志 森圭介 上重聡 町田浩徳 佐藤義朗 青木源太 菅谷大介 蛯原哲 平川健太郎☆
徳島えりか★
平川健太郎
水卜麻美
第91回 2015年 平川健太郎 町田浩徳 佐藤義朗 森圭介 辻岡義堂 安藤翔 徳島えりか☆
菅谷大介★
村山喜彦
水卜麻美
第92回 2016年 碓井哲雄☆
瀬古利彦★
渡辺康幸 町田浩徳 森圭介 佐藤義朗 青木源太 上重聡 菅谷大介 辻岡義堂 後藤晴菜
徳島えりか★
第93回 2017年 瀬古利彦☆
碓井哲雄★
蛯原哲 町田浩徳 辻岡義堂 安藤翔 上重聡 山本健太 菅谷大介 杉野真実
後藤晴菜★
村山喜彦
水卜麻美
徳島えりか
第94回 2018年 上重聡 山本健太 安藤翔 平松修造 村山喜彦
辻岡義堂
水卜麻美
徳島えりか
第95回 2019年 蛯原哲 森圭介 上重聡 安藤翔 山本健太 辻岡義堂 町田浩徳 村山喜彦☆
後藤晴菜★
河村亮
徳島えりか
水卜麻美
杉野真実
第96回 2020年 佐藤義朗 森圭介 平松修造 伊藤大海 徳島えりか 河村亮
後藤晴菜
水卜麻美▲
杉野真実▲
第97回 2021年 安藤翔 山本健太 町田浩徳 伊藤大海 平松修造 梅澤廉 森圭介 後藤晴菜☆
菅谷大介★
菅谷大介☆
杉野真実☆▲
徳島えりか★
後藤晴菜★
水卜麻美▲

本大会ゲスト

☆は第1部、★は第2部

往路 復路
第63回 1987年 服部誠
佐藤光信
酒匂真次
土谷和夫
昼田哲士
第64回 1988年 石井隆士
佐藤進
谷口浩美
宗猛
横道正憲
篠田正浩
第65回 1989年 瀬古利彦
只隈伸也
奥貫博
工藤康弘
第66回 1990年 小指徹 佐々木亘
(旧姓:坂本)
第67回 1991年 山田和人 野房和彦
第68回 1992年 実井謙二郎 仲村明
第69回 1993年 平塚潤 島嵜貴之
第70回 1994年 谷口浩美 帖佐寛章
第71回 1995年 武井隆次 黒木純
第72回 1996年 櫛部静二
奈良修
広瀬諭史
本川一美
第73回 1997年 渡辺康幸 藤脇友介
重田真孝
第74回 1998年 小林雅幸 浜野健
市川大輔
第75回 1999年 瀬古利彦
中馬大輔
中野幹生
藤田幸則
第76回 2000年 谷口浩美
三代直樹
佐藤信之
藤田敦史
第77回 2001年 近藤重勝 西田隆維
山田和人
第78回 2002年 坪田智夫 西田隆維
高橋謙介
第79回 2003年 徳本一善 武井隆次
高橋正仁
第80回 2004年 澤木啓祐
藤原正和
谷口浩美
松下龍治
第81回 2005年 諏訪利成 尾方剛
内田直将
第82回 2006年 藤田敦史 越川秀宣
第83回 2007年 徳本一善
村上康則
板倉克宜
糟谷悟
第84回 2008年 佐藤敦之
今井正人
藤田敦史
山下拓郎
第85回 2009年 今井正人
上野裕一郎
安西秀幸
駒野亮太
第86回 2010年 伊達秀晃
竹澤健介
堺晃一
伊藤一行
第87回 2011年 佐藤悠基
大西智也
髙林祐介
尾﨑貴宏
第88回 2012年 中井祥太
宇賀地強
高見諒
高野寛基
第89回 2013年 柏原竜二
鎧坂哲哉
井上翔太
八木勇樹
第90回 2014年 大塚正美
武井隆次
出岐雄大
榎木和貴
千葉健太
第91回 2015年 設楽啓太
服部翔大
窪田忍
廣瀨大貴
第92回 2016年 村山謙太
田口雅也
藤川拓也
井上大仁
第93回 2017年 村澤明伸
神野大地
中村匠吾
服部勇馬
第94回 2018年 大迫傑
一色恭志
佐藤悠基
服部弾馬
第95回 2019年 鈴木健吾
田村和希
大塚祥平[29]
第96回 2020年 中村匠吾
森田歩希
設楽悠太
湊谷春紀
第97回 2021年 相澤晃
浦野雄平
館澤亨次
鈴木塁人

予選会

放送センター 2号車 3号車 リポート
実況 解説
第90回 2013年 平川健太郎 碓井哲雄 菅谷大介 辻岡義堂 徳島えりか
第91回 2014年 菅谷大介 新谷保志 森圭介
徳島えりか
第92回 2015年 安藤翔 山本健太 後藤晴菜
第93回 2016年 上重聡
第94回 2017年 平川健太郎
第95回 2018年 上重聡 山本健太 梅澤廉 平川健太郎
杉野真実
第96回 2019年 碓井哲雄
渡辺康幸
伊藤大海 梅澤廉
後藤晴菜
第97回 2020年 碓井哲雄 (配置なし) 安藤翔
梅澤廉
平松修造

スタッフ

2021年(第97回)現在

  • マイクロプラン:尾山直樹
  • 音声プラン:中島和真
  • エリアTD(テクニカルディレクター):小峰祐司
  • 総合TD(テクニカルディレクター):上野豊(以前はエリアTD)
  • TM(テクニカルマネージャー):山本聡一(以前は技術、エリアTD)
  • ディレクター:松岡祐樹
  • 総合ディレクター:椿亮輔(以前はディレクター)
  • プロデューサー:望月浩平(第97回 - 、以前は総合ディレクター)
  • チーフプロデューサー:木戸弘士(第95回 - 、以前は総合ディレクター)
  • 製作著作:日本テレビ

歴代番組スタッフ

  • 技術:矢沢直樹、中村洋二(札幌テレビ)、渡辺洋、古井戸博、天野重幸、北野政憲、村上孝一、宮下英俊、山岸真、杉本好造、一本哉、片柳幸夫、今村公威、勝見明久、原泰造、熨斗賢司、福王寺貴之、山口裕司、山本英雄、島村隆宏、小椋敏宏、渡邊勇二、鎌倉和由、保刈寛之、蔦佳樹、各務裕之、大竹弘一、牛山雅博、清野理、伊東俊哉
  • マイクロプラン:江頭恭二、小野敏之、岡田直紀、沼田広美
  • 音声プラン:清水秀明、川合亮、岡田洋一、櫻田勝博
  • 総合テクニカルディレクター:須田昌宏、天野重幸、勝見明久、柴田康弘、佐治佳一、山本英雄、神田洋介、渡邊勇二
  • エリアテクニカルディレクター:大西一孝、山中隆吉、大森達雄、水島光一、矢込宏敬、神田洋介、小澤郁彌、山口裕司、黒木貴博、鈴木雄仁、上野豊、大越克人(大越→以前は技術)
  • テクニカルマネージャー:佐治佳一
  • ディレクター:平谷修三、竹下洋、丸山公夫、菊池剛太、黒岩直樹、梅垣進、新井直彦、村手武治、実成俊也、宮本修二、岡部智洋、稲垣眞一、柴田哲志、松本達夫、橋本敦、岡田謙吾、酒井基成、渡瀬慶吾、市川浩崇、笈川真、紀内良彦、水田貴久、松岡祐樹、木村拓也
  • 総合ディレクター:田中晃、実成俊也、橋本敦、岡部智洋、稲垣眞一、木戸弘士、市川浩崇
  • プロデューサー:坂田信久、柴田哲志、黒岩直樹、新井直彦、今村司、土谷幸弘、市川浩崇、橋本敦、鶴田史隆、木村拓也(木村→以前はディレクター)
  • チーフプロデューサー:黒岩直樹、岩崎泰治、宗田英成
  • 制作:島田康生、稲垣利照、中畑成、福田泰久、小湊義房、長尾泰希、今村司、松本達夫、新井直彦

予選会中継

10月中旬の土曜日陸上自衛隊立川駐屯地立川市街地→国営昭和記念公園の全長21.0975kmのコースで行われる予選会は『★SAPPOROスポーツスペシャル 第○回箱根駅伝予選会』(サッポロビールスポーツスペシャル だい○かいはこねえきでんよせんかい)として、本大会同様にサッポロビールが筆頭スポンサーとなって放送される。

第90回(2013年)以降の対応

第89回(2012年)以前の対応

  • 日本テレビでの予選会録画中継は第69回(1992年)から開始された。日テレG+では第78回(2001年)から生中継を開始した。
    • 地上波では当日午後に90分枠でダイジェスト版が放送されていた。山梨放送でも同時ネットされる場合があった。
    • 日テレG+では9:15 - 12:00に生放送されていた。第89回(2012年)はBS日テレで翌日午後にダイジェスト版が放送された。
  • 大井埠頭日曜日に開催されていた時期は、地上波では当日午後に放送していた。立川での土曜日開催となった第77回(2000年)以降は、第81回(2004年)までは翌週日曜日、第82回(2005年)・第83回(2006年)は翌日の放送となり、第84回(2007年)からは再び当日午後の放送となった。
  • 日本テレビ以外の系列局は任意ネットとなっていた。
    • 青森放送では、かつては本大会往路直前の1月2日早朝に、その後は年末の午前に放送していた。
    • 読売テレビでも10月下旬頃、もしくは年末の深夜に録画放送を実施していたことがあった。
    • 第86回(2009年)は札幌テレビ山形放送で同時ネットされた。

番組に関するエピソード

  • もともと山岳部の地理的条件などから箱根駅伝の中継は不可能と思われており、他にも長時間の中継を視聴者が観てくれるのか、たかが関東の大会でスポンサーが付くのか、など多数の難題を抱えながらも番組成立にこぎつけた。その経緯については『「箱根駅伝」―不可能に挑んだ男たち』(著:原島由美子、出版:ヴィレッジブックス)でノンフィクションとして書籍化されている。
  • 第63回(1987年)では最終10区を走っていた順天堂大学のランナーが突然興奮して飛び出してきたファンと接触し転倒するも、動揺することなく走り続けたシーンが生中継された。最近では、放送中に必ず沿道の観戦についての注意がアナウンスされており、特に往路で観客と運営管理車の接触事故が発生[34] した第87回(2011年)では、復路の放送の際に繰り返し注意を呼びかけていた。
  • 第64回(1988年)の復路の中継で選手が箱根登山鉄道の踏切を渡る前に遮断機が下り始め、移動中継車が踏切の手前で立ち往生する間に選手が遮断機を潜り抜け、後から移動中継車がなかなか追いつけなかったというハプニングがあった。当時は駅伝の状況に関わらず、鉄道の運行を優先するルールとなっていた。こうした選手たちの遮断機の潜り抜けが危険なことから、箱根登山鉄道は2000年ごろより電車とランナーが交錯しそうなときは、電車を踏み切り近くで止め、ランナーを優先にしている[35]
  • 中継で場所を伝える際は基本的に地名や公共施設しか紹介しないが、例外として「小涌園」がある。これは前述の完全生中継に伴う中継拠点設置の際に日本テレビが中継スタッフの宿泊予約を箱根の各旅館に打診したが、宿泊日が年末年始ということもあってことごとく満室で断られた。しかし、小涌園から「宴会場なら貸せる」との申し出があり、日本テレビ側もその条件で同意した。宴会場なので布団や食事は自前ではあったが、暖房と温泉は利用できた。そのため、感謝の意味を込めて現在でも必ず番組内で紹介されている他、小涌園前にリポーターも配置している[36]

ミニ番組

2011年からは出場するチームのエピソードや注目選手を紹介するミニ番組が日本テレビで年末に放送されている。

  • 2011年と2012年の10月から12月の毎週日曜日0:50 - 0:55(土曜深夜)にはサッポロビールなど翌年放送分の『箱根駅伝』のスポンサー提供のミニ番組『箱根駅伝への道』が放送されていた。
  • 2013年には12月10日から31日までの火曜日 - 金曜日の未明に全12話のミニ番組『箱根駅伝のツボ』が放送された。
  • 2014年には12月9日から31日までの火曜日 - 金曜日の未明に全12話のミニ番組『箱根駅伝の刻』が放送された。
  • 2015年には12月8日から火曜日 - 木曜日の未明にミニ番組『箱根駅伝の風』が放送される。

箱根駅電

第83回(2007年)にはJR東日本山手線の一部電車を「DIGITAL箱根駅」と称し、日本テレビの地上デジタル放送を活用した車内での生放送を実施した[37]。また「箱根駅伝ギャラリー列車」と称し、各出場大学のを模したラッピングが施された山手線車両を運行した(第84回(2008年)も実施(第546編成))。

関連項目

  • 風が強く吹いている - 三浦しをんの小説。2009年に映画化、2018年にTVアニメ化され、箱根駅伝を目指す学生を取り上げた。なお、映画内では日本テレビアナウンサーによる実況とリポートが放送[38] され、往路のゴール[39] シーンでは、ゴール地点の中継を担当する河村亮アナウンサー[40] も登場した。また、本番の中継でも使われる日本テレビ中継車も使われた。

脚注

  1. ^ 初期のアイキャッチのタイトルでは「サッポロビールスペシャル・箱根駅伝」と表示されていたが、現在は「★SAPPORO新春スポーツスペシャル・箱根駅伝」となっている。
  2. ^ “日本テレビが中継開始/写真で見る第63回箱根駅伝”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2020年12月11日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/photonews/photonews_nsInc_202012040000204-14.html 2020年12月11日閲覧。 
  3. ^ “順大4年連続8度目V/写真で見る第65回箱根駅伝”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2020年12月17日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/photonews/photonews_nsInc_202012040000208-0.html 2020年12月17日閲覧。 
  4. ^ a b “順大が13年ぶり優勝/写真で見る第55回箱根駅伝”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2020年11月26日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/photonews/photonews_nsInc_202011120000788-12.html 2020年12月7日閲覧。 
  5. ^ “「バカか」一蹴された中継が危機救う/箱根連載1”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社: p. 2. (2020年12月28日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/202012270000094.html?Page=2 2021年1月6日閲覧。 
  6. ^ 2021年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、「応援したいから、応援にいかない。」のキャッチコピーを用いている。
  7. ^ 同時間帯の裏番組はNHKを除く各局は新規収録番組を編成せず、ドラマ・バラエティの再放送を編成することがほとんどである。
  8. ^ a b 東京箱根間往復大学駅伝競走(日本テレビ)歴代視聴率 【関東地区】”. 株式会社ビデオリサーチ. 2019年12月31日閲覧。
  9. ^ 2021年は放送されなかった(同枠は『市川海老蔵に、ござりまする~特別編~』を放送)。
  10. ^ 実際に、一部の地域ではローカルセールス枠を『笑点』のスピンオフ新春演芸宝船』などに差し替えられた年もある。
  11. ^ a b 日本テレビ「箱根駅伝」中継陣に1000人体制
  12. ^ a b 同時期開催・同系列放送の全国高等学校サッカー選手権大会との兼務、ないしはシフト担当者あり
  13. ^ 陸連役員や実業団チームの監督・コーチのほか、現在実業団チームの陸上部で活躍する現役選手も2 - 3名程度参加。中にはニューイヤー駅伝を元日に走り終えてからこの箱根駅伝の解説に参加する選手もいる。また、DeNA陸上部総監督(2013年までは「ヱスビー食品スポーツ推進局長」)で早稲田大学OBの瀬古利彦も、2014年を除き、ニューイヤー駅伝の解説を務めた後、当中継の解説を務める。
  14. ^ 「報知グラフ1月増刊号 箱根駅伝完全ガイド」(2009年11月30日刊行)より。
  15. ^ 第80回(2004年)時点では1号車=黄、2号車=青緑、3号車=白、4号車(バイク)=桃となっていた。第71回(1995年)以前は1号車=黄、2号車=桃、3号車=青緑であった。
  16. ^ 2006年に東京国際マラソン横浜国際女子駅伝札幌国際ハーフマラソン24時間テレビチャリティーマラソンにおいて使用実績あり。青森県民駅伝競走大会では更新後も2007年まで標準画質で運用。
  17. ^ TSSプロダクション・WHAT'S NEW - インターネットアーカイブによるキャッシュ。2005年(第81回大会)から2017年(第93回大会)まで使用された。
  18. ^ 「第94回箱根駅伝」を 2018年1月2日(火)、3日(水)両日とも Huluで史上初のリアルタイム配信! 区間毎の映像全編の見逃し配信も決定 hulu 2017年12月23日
  19. ^ 2021年は前述の「応援したいから、応援にいかない。」のキャッチコピーに合わせて完全赤色のロゴも使用している。
  20. ^ 久石譲が「箱根駅伝」テーマ曲(スポーツ報知)
  21. ^ クロスネットでありNNSに加盟していない(NNNには加盟している)テレビ宮崎は含まれない。
  22. ^ 2013年以降の『箱根駅伝 絆の物語&スタート直前生情報』・『箱根駅伝 往路ダイジェスト&復路直前生情報』。
  23. ^ 第83回(2007年)までの往路は深夜にダイジェストを放送。第84回(2008年)から第90回(2014年)の往路は12:00飛び乗り。第91回(2015年)・第92回(2016年)の往路は9:00飛び乗り。第86回(2010年)と第87回(2011年)の復路は7:00 - 8:00に『ボクらの時代新春SP』を放送したため8:00飛び乗り。
  24. ^ 「自系列の番組を優先する」と言っても両系列とも本番組の時間帯はほとんどがローカルセールス枠となっているため、それぞれが普段放送している日本テレビ系・テレビ東京系のレギュラー番組の拡大スペシャルの遅れネットや自社制作の新春特番で構成されている。
  25. ^ 沖縄ケーブルネットワーク、きょうから日テレを生放送 「ZIP!」「ヒルナンデス」ニュース番組中心に”. 琉球新報(2019年8月1日作成). 2019年12月31日閲覧。
  26. ^ OCN開局30周年祝う 節目に関係者ら350人 大熊社長「箱根駅伝を沖縄で初放送する」”. 琉球新報(2019年12月10日作成). 2019年12月31日閲覧。
  27. ^ 第97回「箱根駅伝」放送のお知らせ”. 沖縄ケーブルネットワーク (2020年12月21日). 2020年12月31日閲覧。
  28. ^ “駒大逆転V「箱根駅伝」往路31・0%&&復路33・7%の高視聴率”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2021年1月4日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/01/04/kiji/20201231s00041000245000c.html 2021年1月4日閲覧。 
  29. ^ 設楽悠太も出演予定だったが、体調不良のため欠席となった。
  30. ^ 第90回(2013年)は9:30 - 11:25。
  31. ^ 特に『ZIP!』や『スッキリ』、『news every.』といった生番組の放送がなくなり当該時間帯がローカルセールス枠になる時期に集中している。
  32. ^ 青森放送の場合、2014年は12月26日15時50分から、2015年は12月30日14時05分から、2016年は12月31日17時30分からそれぞれ放送。
  33. ^ BS日テレでは絨毯の上にカラー表示(冠筆頭・サッポロビールはバナー表示)を行う局独自の方式になっている。
  34. ^ 国学院大関係車が観客と接触/箱根駅伝 - 日刊スポーツ、2011年1月2日配信、2017年1月27日閲覧
  35. ^ 『それぞれの箱根駅伝物語』…箱根登山鉄道篇”. サッポロビール. 2011年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月3日閲覧。
  36. ^ 『それぞれの箱根駅伝物語』…坂田信久篇(完全中継への挑戦)”. サッポロビール. 2011年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月3日閲覧。
  37. ^ JR山手線で地上デジタル受信実験!第2弾 新春 『DIGITAL箱根駅電!』 プレスリリース@日テレ 2006年12月8日
  38. ^ 但し、テロップ類は独自のもの。
  39. ^ 本番のゴール地点は東京・大手町の「読売新聞(旧)東京本社前」だが、映画でのゴール地点は設定上は大手町だが、実際は大手町ではない。
  40. ^ 本番の大会では「移動中継車1号車」からの中継を担当。

外部リンク