恐怖の報酬

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恐怖の報酬
Le Salaire de la peur
監督 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
脚本 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
出演者 イヴ・モンタン
音楽 ジョルジュ・オーリック
撮影 アルマン・ティラール
編集 マドレーヌ・ギュ
ヘンリ・ルスト
配給 日本の旗 東和
公開 フランスの旗 1953年4月22日
日本の旗 1954年7月
上映時間 131分
製作国 フランスの旗 フランス
イタリアの旗 イタリア
言語 フランス語
英語
スペイン語
ドイツ語
イタリア語
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恐怖の報酬』 (きょうふのほうしゅう、Le Salaire de la peur)は、1953年制作のフランス映画。中米を舞台に、危険なニトログリセリンを運ぶ仕事を請け負った4人の男達を追うサスペンス映画

第6回カンヌ国際映画祭にてグランプリ男優賞を、第3回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した。

キャスト

ストーリー

ベネズエラの場末の街の町ラス・ピエドラスという街が舞台。そこは職が無く、食い詰めた移民達が日々何もすることもなく暮らしている。マリオ(イヴ・モンタン)もその一人であった。そこに、ホンジュラスからジョー(シャルル・ヴァネル)がやってきた。マリオとジョーは同じフランス人、意気投合しながら遊んでいた。

そんなある日、500Km先の油田で火事が起きた。石油会社は火を消し止めるためにニトログリセリンを500Km先の現場までトラックで運ぶことに決めた。安全装置のないトラックでニトロを運ぶのは命がけである。そこで街の食い詰め者に2000ドルの報酬で運ばせることにした。

選ばれたのは、マリオ、ジョー、ルイージ(フォルコ・ルリ)、ビンバ(ペーター・ファン・アイク)の4人。彼らは2台のトラックに分かれ、500Km先の目的地に向かう。

道中は洗濯板のような悪路、転回困難な狭路、落石などいろいろな障害が待ち受ける。マリオと組んだジョーは怖じ気づいてしまい、運転はマリオ任せにして、何かあるとすぐに逃げ出す。「何もしないで2000ドルか」となじるマリオに対して、ジョーは「この2000ドルは運転の報酬だけではない、恐怖に対する報酬でもあるのだ」と答える。

彼らは500キロ先の油田に無事たどり着けるか? その後の運命は?

関連項目