エリート・スクワッド

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エリート・スクワッド
Tropa de Elite
監督 ジョゼ・パジーリャ
脚本 ジョゼ・パジーリャ
ホドリゴ・ピメンテル
ブラウリオ・マントヴァーニ
製作 マルコス・プラード
ジョゼ・パジーリャ
製作総指揮 ビア・カストロ
エドゥアルド・コンスタンティーニ
Genna Terranova
音楽 ペドロ・ブロンフマン
撮影 ルラ・カルヴァーリョ
編集 ダニエル・レゼンデ
製作会社 Zazen Produções
配給 ブラジルの旗 ユニバーサル・ピクチャーズ
公開 ブラジルの旗 2007年10月12日
ドイツの旗 2008年2月11日BIFF
上映時間 120分
製作国 ブラジルの旗 ブラジル
言語 ポルトガル語
興行収入 $14,067,078[1]
次作 エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE
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エリート・スクワッド』(ポルトガル語: Tropa de Elite英語: The Elite Squad)は、ジョゼ・パジーリャ監督による2007年のブラジルの映画である。リオデジャネイロ州の軍警察、特殊警察作戦大隊(BOPE)を描いた作品である。

2008年のベルリン国際映画祭では金熊賞を受賞した。2010年には続編の『エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE』が公開された。

目次

あらすじ [編集]

1997年リオ・デ・ジャネイロ。リオデジャネイロ州の軍警察に所属するネトとマチアスは、軍警察官と麻薬の売人との取引現場で何者かを狙撃した。それをきっかけに、取引現場であるファンクのライヴ会場は戦場と化し、大勢の犠牲者が出る。麻薬の売人たちは、狙撃手であるネトたちを見つけ出すと路地に追い込んだ。銃弾もなくなり、絶体絶命の2人。時を同じくして、特殊警察作戦大隊(BOPE)のナシメント大尉が自らのチームを引き連れて現場に到着する。物語は、そのナシメント大尉のモノローグから始まる。物語は半年前に遡る、ナシメントはBOPEでの激務がたたり、激しい鬱病を患っていた。そんな中、ナシメントは大隊長からローマ法王の訪問先のトゥラーノの麻薬組織の掃討作戦の遂行を命じられる。隠密で行動せよとの命令にナシメントは激怒し、抗議するが、大隊長は命令に従えとの一点張りだった。ナシメントにとってこの命令は重荷以外の何物でもなかった。もうすぐ子供が生まれるというのに命懸けの仕事をしなければならないプレッシャーは、ナシメントの精神を蝕んでいた。手は震え、睡眠薬を飲まねば眠ることが出来ず、仕事中には居眠りをし、作戦中に過呼吸になり、尋問中には我を忘れて容疑者に激しい暴行を加えてしまうなど、もはやこれ以上、BOPEの隊員としてやってはいけないと思い悩んでいた。そんな中、大隊長はこの作戦の遂行にはナシメントの力が必要だと必死に説得をしてきた。ナシメントにはもはや、後継者を育てる以外にBOPEを抜ける手段は無いと想うしかなかった。時を同じくして、軍警察の司令部にネトとマチアスが士官候補生(幹部候補生)として配属されてきた。犯罪撲滅の野心を抱き、やる気に満ち溢れた彼らを待ち受けていたのは堕落しきった世界だった。代休を申請するのにも上官に賄賂を渡さねばならない、整備科の所有している車両を勝手に持ち出し売りさばく軍警察官、そして彼らを指揮するトップである大隊長までもが売春宿や酒場からみかじめをせしめて小遣い稼ぎをし、殺害現場の死体を他所の大隊の地域に移動させて責任逃れをする有様であった。ネトもマチアスは軍警察内のあまりの腐敗振りに絶望していた。とうとう我慢の限界にきたネトとマチアスは、大隊長と、そのお気に入りであるオリヴェイラ大尉に縄張りを横取りされて腹を立てているファビオ大尉と組み、大隊長とオリヴェイラ大尉のみかじめを横取りする作戦を実行した。作戦は成功したものの、大隊長はすぐにその犯人であるネトたちを見つけ出して処罰を与えた。ネトは整備科から今後異動できないようにされ、マチアスは糧食科に左遷させられてしまった。軍警察官としての仕事にやりがいを見出せないマチアスは、職務の合間を縫って通学している大学で弁護士になる勉強をし、新しい夢を追っていた。そこで知り合ったマリアとも恋人になり、ささやかな幸せをつかもうとしていた。だが、ある日のディスカッションの授業で学生たちに自身の職業である軍警察官の仕事を人権を無視する暴力集団だと侮辱され、屈辱のあまり激怒し、激しい口論となってしまった。マリアも含めた学生たちはNGO活動を通じて麻薬の売人たちと付き合いを持ち、その関係で麻薬を手に入れる、いわば犯罪に加担している連中である。そんな連中に自身の職業を侮辱されたマチアスのプライドはズタズタとなった。おまけに、学生たちからはお回りの手先と馬鹿にされマチアスは居場所をなくしつつあった。そんなある日のこと、ファビオが突然 大隊長に呼び出され、オリヴェイラ大尉と共にバビロニア・スラムの偵察に行くようにとの命令を受ける。バビロニア・スラムを仕切っている麻薬組織のボスは大隊長やオリヴェイラと取引をしている仲である。ファビオは偵察に行く寸前、ネトにみかじめを横取りした作戦の罰として自分は処刑されるだろうと言い残す。ネトはすぐさま、マチアスと共にファビオ大尉の後を追った。そして高台から、ファンクのライヴ会場でオリヴェイラと麻薬組織の売人たちに囲まれているファビオを発見した。売人が腰に挟んだ銃を取り出そうとした瞬間、ネトはその売人を射殺する。それをきっかけに、会場は戦場と化した。ファビオはオリヴェイラの部下を盾にして売人たちの攻撃をしのぎ、盾にした部下の銃を奪ってオリヴェイラに応戦したものの、弾切れ寸前で身動きがとれなくなり、ネトとマチアスは追ってきた売人たちに包囲された上に弾切れとなり、絶体絶命に陥る。そんな中、BOPEに出動命令が入る。バビロニア・スラムで売人たちに包囲された警察官を救助せよとの命令を受けたナシメントは、現場に到着して直ぐにネトたちを囲んでいた売人たちを皆殺しにする。ナシメントたちBOPE隊員の勇ましい姿、その圧倒的な力を目の当たりにしたネトとマチアスは、ナシメントの所属するBOPEの入隊を決意する。後継者探しをしていたナシメントにとって、これはまさに渡りに船であった。またそれは、軍警察での生活に絶望していたネトとマチアスにとっても同じであった。

キャスト [編集]

評価 [編集]

商業的成功 [編集]

『エリート・スクワッド』はブラジル史上最も人気のある映画の一つとなった。Datafolhaによると、サンパウロ市民の77%が本作を認知していた。口コミで映画は知れ渡り、鑑賞者の80%は本作を「素晴らしい」または「よい」と評価した[2]。海賊版DVDの横行にもかかわらず、劇場での鑑賞者数は2500万人にのぼった[3]

受賞 [編集]

ベルリン国際映画祭では金熊賞を受賞した[4]

参考文献 [編集]

  1. ^ Elite Squad”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年9月21日閲覧。
  2. ^ Datafolha (2007年10月6日). “"Tropa de Elite" já foi visto por 19% dos paulistanos”. Folha de S. Paulo. 2012年9月21日閲覧。
  3. ^ Ag. Estado (2008年1月11日). “'Tropa de Elite' pode render doações”. Agência Estado. 2012年9月21日閲覧。
  4. ^ The Elite Squad in Berlin

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]