山田孝之

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やまだ たかゆき
山田 孝之
山田 孝之
生年月日 (1983-10-20) 1983年10月20日(40歳)
出生地 日本の旗 日本 鹿児島県川内市(現・薩摩川内市
身長 169cm
血液型 A型
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 1998年 -
配偶者 既婚(2012年 - )[1]
著名な家族 椿かおり(長姉)
SAYUKI(次姉)
事務所 スターダストプロモーション
公式サイト 公式サイト
主な作品
映画
ジェニファ 涙石の恋』/『電車男
手紙』/『クローズZEROシリーズ』
闇金ウシジマくん シリーズ』/『信長協奏曲
テレビドラマ
ちゅらさん』/『WATER BOYS
FIRE BOYS 〜め組の大吾〜
世界の中心で、愛をさけぶ
H2〜君といた日々
白夜行』/『タイヨウのうた
闇金ウシジマくん
闇金ウシジマくんseason2』
勇者ヨシヒコと魔王の城
勇者ヨシヒコと悪霊の鍵
 
受賞
エランドール賞
新人賞(2004年)

ザテレビジョンドラマアカデミー賞
主演男優賞
世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)
白夜行』(2006年)

ニューヨーク・アジア映画祭
スター・アジア・ライジング・スター賞(2011年)

ヨコハマ映画祭
助演男優賞
その夜の侍』『のぼうの城』『悪の教典』(2012年)

日本インターネット映画大賞
日本映画部門 助演男優賞
『その夜の侍』『のぼうの城』『悪の教典』(2012年)

日本放送映画藝術大賞
映画部門 最優秀助演男優賞受賞
『その夜の侍』(2012年)
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山田 孝之(やまだ たかゆき、1983年10月20日 - )は、日本俳優鹿児島県出身[2]スターダストプロモーション所属[2]

来歴

1998年、市立川内南中学3年の2学期終業後に家族で鹿児島から上京[3]

1999年10月から放送されたドラマ『サイコメトラーEIJI2』(日本テレビ)で俳優デビュー。

2002年、シングル『真夏の天使 〜All I want for this Summer is you〜』でCDデビュー。この曲はドラマ『大好き!五つ子4』の主題歌になり、自身もこのドラマにゲスト出演した。

2003年、『WATER BOYS』(フジテレビ)でテレビドラマ初主演

2004年エランドール賞新人賞受賞。東京地下鉄初代イメージキャラクターにも選ばれる(東京地下鉄のイメージキャラクターでは男性は山田が2015年現在唯一)。

2005年、『電車男』で映画初主演。厳密には、2003年に製作され2004年に公開された日米合作映画『ジェニファ 涙石の恋』も山田の主演作であるが、名実共に単独で主演した映画は『電車男』が初めてである。

2007年秋に公開された映画『クローズZERO』からワイルドな役を演じるようになり、『イキガミ』『クローズZERO II』『BOSS』などでは長髪と無精髭でそれまでとは違った一面を見せた。なお『クローズZERO』では第50回 (2007年度) ブルーリボン賞助演男優賞に20代でただ一人ノミネートされた。

2010年8月5日、都内のホテルで行なわれた映画『GANTZ』の製作報告会見において出演の経緯を明かした。別の映画を撮影中の山田が隣で行なわれていた『GANTZ』の衣装合わせの場にやって来て「うわぁ〜、GANTZだ〜、いいなぁ〜」と言ったところ佐藤貴博プロデューサーから「じゃぁ、出てくださいよ〜」と言われたことで出演が決まった[4][5]。同年9月、映画『十三人の刺客』がコンペティション部門に出品された第67回ヴェネツィア国際映画祭三池崇史監督、役所広司らと参加した[6]

2010年10月28日エンタテイメント情報誌ハリウッド・リポーター』において「世界の注目俳優10人」の1人として紹介された(日本人では山田のみ)[7][8]

2011年ニューヨーク・アジア映画祭 (New York Asian Film Festivalにおいて「スター・アジア・ライジング・スター賞(Star Asia Rising Star Award)」を日本人として初めて受賞した[9][10]

2012年、第34回(2012年度)ヨコハマ映画祭助演男優賞受賞(『その夜の侍』『のぼうの城』『悪の教典』)[11]

第17回(2012年度)日本インターネット映画大賞日本映画部門助演男優賞受賞(『その夜の侍』『のぼうの城』『悪の教典』)[12][13]

第67回(2012年度)日本放送映画藝術大賞映画部門最優秀助演男優賞受賞(『その夜の侍』)[14]

2014年1月31日から2月16日まで東京国際フォーラムで上演予定のミュージカルフル・モンティ』(演出:福田雄一)で主演し、初舞台を踏む[15]

人物

  • 歌手のSAYUKIと女優の椿かおりは実姉である[16][17]。椿かおりとは、山田の主演映画『ミロクローゼ』で初共演を果たしている[18]が、偶然であり、撮影が全て終わった後に山田が監督だけに姉弟であることを明かした[19][20]
  • 実姉であるSAYUKI椿かおり、俳優の小栗旬とは親交が深く共演作も多い[21]。一説には「たー」と呼ばれている。[要出典]
  • 高校に進学する気はなかったが、「どこでもいいから受験しろ」との担任の言葉に従い、敢えて偏差値の低い高校を選び、同じ中学からは一番の不良と山田の2人だけが受験した[22]。受験生の半分が試験中に寝ていたため「絶対に受かる」と思ったが、3科目の試験の内、2科目が午前中に終わりお昼休みにウトウトして寝てしまい気がついたら3科目目の試験が終了しており、当然3時間目の試験を受けなかったために落ちた[3]
  • 2006年スポニチ(2月15日)の報道にて、女優でモデルのChihoとの間に生後4か月の子どもがいることが発覚した。その後、山田本人が公式サイトにて、「女性とは2年前から交際していた。妊娠を知り、結婚、出産について話し合いを重ねたが自分が父親になり、家庭を持ち、役者を続けていくこと、どうしても自分自身の中で折り合いがつかなかった」とし、結婚せずに山田が子どもの養育費・生活費を支払うことで相手側家族とも合意したと発表した(日刊スポーツ 2006年2月16日・公式サイト)。
  • 2010年に撮影された『のぼうの城』での役作りのためにを伸ばしたところ、監督の犬童一心から「日本人で、しかも今の若い人で、こんなに髭が生える人はめったにいない!」と絶賛される[23]。以来、髭を伸ばした役が増えている[24]
  • 福田雄一が『勇者ヨシヒコと魔王の城』に主演起用した経緯について、『(福田自身は)かねてより、山田がやってくれたら面白いのにという気持ちがあったが、全く前例のない冒険活劇であることや、キー局が他局よりやや低い評価や視聴率な傾向にあるテレビ東京であり、しかも深夜枠等の理由から、2011年初めの企画の時点で主演のキャスティングは難航していた。しかしダメ元で頼んでみようと、反則と承知の上であえて事務所を通さず、山田本人に直接メールで出演依頼をしたところ、「僕はやりたい仕事であれば、局や放映時間帯は全く問いません。詳しい話を聞かせて下さい。」とわずか数分後に返信が来た。その後、事務所も快く許可した。』と、週刊現代で連載中のコラム「妻の目を盗んでテレビかよ」第90回において述べている。また、同作はドラゴンクエストシリーズのパロディ要素を盛り込んだ作品のため、発売元のスクウェア・エニックスに許可を得る際には、監督をはじめ関係者と共に山田も同席し、作品の意図を説明した。同作品は好評を得て続編も制作された。
  • 2012年1月1日、かねてより交際が報道されていた7歳年上の一般女性と約2年の交際の末、元日午前に都内区役所に婚姻届を提出した[1][25]
  • 2012年10月に夫人の妊娠を、2013年3月上旬に男児が誕生していたことを同月中旬に発表した[26][27]
  • 2014年夏、映画の役作りが不調でスランプに陥った際に清野とおるの漫画『東京都北区赤羽』と出会い、感銘を受ける。舞台となった東京都北区赤羽に魅力を感じた山田は山下敦弘監督に「自身の赤羽での風景を撮影してほしい」と依頼。赤羽の住人との触れ合いを描き、完成した映像は当初は2時間程度のドキュメンタリー映画となる予定だったがテレビ東京から「2時間程度じゃもったいない」との提案で1話30分・全12話のドキュメンタリードラマとなり、2015年に『山田孝之の東京都北区赤羽』のタイトルで放送される。
  • FPSゲームを好んでプレイしており、オフ会に参加した際に道端で突然ほふく前進を行っていたり、道路の真ん中を歩かない、「GO!GO!」などと言いながら草むらに突撃するなど、演技に限らす遊びでも本気で取り組む姿勢がある[28]

主な出演

映画

テレビドラマ

ネット配信ドラマ

舞台

紀行番組

  • 旅マイスター(2015年4月17日 - 、TBS) - 旅マイスター(案内役)[33]

ドキュメンタリー

CM

PV

DVD

ゲーム

ディスコグラフィー

CDシングル
  • 真夏の天使 〜All I want for this Summer is you〜 (大好き!五つ子4主題歌)(2002年7月24日)
CDアルバム

受賞歴

2004年度
2006年度
  • 第48回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演男優賞(『白夜行』)
2011年度
2012年度

脚注

  1. ^ a b TAKAYUKI YAMADA OFFICIAL”. スターダストプロモーション (2012年1月1日). 2012年1月1日閲覧。
  2. ^ a b 『「山田孝之」人物情報』”. NAVER人物検索. 2012年2月10日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ a b 『上京本』ピクトアップ、2008年、22-23頁。ISBN 4910176341080{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。 
  4. ^ 山田孝之 映画「GANTZ」製作報告会見!”. スターダスト オフィシャルサイト. 2011年4月26日閲覧。
  5. ^ “二宮和也&松山ケンイチが映画報告会見に登場。『GANTZ』の魅力を分析”. ぴあ映画生活. http://cinema.pia.co.jp/news/154220/40537/ 2011年4月26日閲覧。 
  6. ^ “『十三人の刺客』山田孝之をヴェネチアで直撃!初の海外映画祭参加で「侍役は日本人にしか演じられない優越感」【第67回ヴェネチア国際映画祭】”. シネマトゥデイ. (2010年9月11日付). http://www.cinematoday.jp/page/N0026852 2011年6月6日閲覧。 
  7. ^ “10 Actors to Look Out for in an Increasingly Global Business” (英語). ハリウッド・リポーター. (2010年10月28日付). http://www.hollywoodreporter.com/news/10-actors-look-out-increasingly-33380 2011年4月26日閲覧。 
  8. ^ “10 Actors to Look Out for in an Increasingly Global Business” (英語). Yahoo! Movies. (2010年10月28日付). http://movies.yahoo.com/news/usmovies.thehollywoodreporter.com/10-actors-look-out-an-increasingly-global-business 2011年1月21日閲覧。 
  9. ^ a b “New York Asian Film Festival Features Takashi Miike World Premiere” (英語). ハリウッド・リポーター. (2011年6月1日付). http://www.hollywoodreporter.com/news/new-york-asian-film-festival-193546 2011年6月2日閲覧。 
  10. ^ “【速報!ニューヨークアジア映画祭】OP作品『ミロクローゼ』&山田孝之受賞で開幕!”. HogaHolic(ホウガホリック). (2011年7月5日付). http://www.holic-mag.com/hogablog.php?blogid=11&itemid=2685 2011年7月6日閲覧。 
  11. ^ a b 第34回ヨコハマ映画祭 日本映画個人賞”. ヨコハマ映画祭. 2012年12月8日閲覧。
  12. ^ movieawards_jpのツイート(294409266385788928)
  13. ^ a b 第17回(2012年)日本インターネット映画大賞結果”. 日本インターネット映画大賞. 2013年2月6日閲覧。
  14. ^ a b 第67回日本放送映画藝術大賞 映画部門 最優秀賞が決定しました!!”. 日本放送映画藝術大賞 (2013年3月10日). 2013年3月11日閲覧。
  15. ^ a b “裸一貫!山田孝之、男性ストリッパー役で初舞台”. サンケイスポーツ. (2013年3月6日). http://www.sanspo.com/geino/news/20130306/oth13030605060017-n1.html 2013年3月6日閲覧。 
  16. ^ 恐るべし!メディア効果⁈”. SAYUKI "INSIDER INFORMATION!!(SAYUKI公式ブログ) (2010年9月11日). 2012年2月10日閲覧。[信頼性要検証]
  17. ^ SAYUKIかおり孝之ショットだよー!”. SAYUKI "INSIDER INFORMATION!!(SAYUKI公式ブログ) (2012年1月6日). 2012年2月11日閲覧。
  18. ^ 作品情報:『ミロクローゼ』11月24日公開/ニューヨーク・アジア映画祭で主演:山田孝之が日本人初のライジング・スター・アワードを受賞した話題作”. INTRO. 2012年11月22日閲覧。
  19. ^ 成田おり枝 (2012年11月24日). “山田孝之が実姉との共演秘話を告白!石橋監督も「全然知らなかった”. ニュースウォーカー. http://news.walkerplus.com/2012/1124/10/ 2012年11月24日閲覧。 
  20. ^ 古河優 (2012年11月24日). “山田孝之、新作で実姉と共演!…も、周囲にはひた隠し”. シネマトゥデイ. http://www.cinematoday.jp/page/N0047984 2012年11月24日閲覧。 
  21. ^ http://jisin.jp/serial/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/19718
  22. ^ INLIFE 男の履歴書DX 「山田 孝之」
  23. ^ “山田孝之”. TVnavi. (2011年). http://www.tvnaviweb.jp/nihoneiga/vol25/yamada.html 2014年11月29日閲覧。 
  24. ^ “山田孝之、ウシジマくんの"髭準備“に「1か月」”. シネマトゥデイ. (2014年5月11日). http://www.cinematoday.jp/page/N0062831 2014年11月29日閲覧。 
  25. ^ “山田孝之、元日婚!7歳年上の一般女性と”. サンスポ. (2012年1月1日). http://www.sanspo.com/geino/news/120101/gnb1201010505001-n1.htm 2012年1月1日閲覧。 
  26. ^ “山田孝之、3月上旬に男児誕生していた”. サンスポ. (2013年3月16日). http://www.sanspo.com/geino/news/20130316/mar13031605040000-n1.html 2013年3月16日閲覧。 
  27. ^ “山田孝之 男児誕生を発表「うれしく思っています」”. スポニチ. (2013年3月16日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/03/16/kiji/K20130316005404050.html 2013年3月17日閲覧。 
  28. ^ 2016年1月25日 SMAPxSMAP
  29. ^ “山田孝之、古典落語が原作・原案の「らくごえいが」に出演”. 映画.com. (2012年8月1日). http://eiga.com/news/20120801/5/ 2012年8月1日閲覧。 
  30. ^ “藤原竜也&山田孝之、中田秀夫監督新作で初共演!大ヒット韓国映画をリメイク”. 映画.com. (2013年7月1日). http://eiga.com/news/20130701/1/ 2013年7月2日閲覧。 
  31. ^ “藤原竜也×山田孝之が激闘する中田秀夫監督「MONSTERZ」ビジュアル公開!”. 映画.com. (2013年11月27日). http://eiga.com/news/20131127/3/ 2013年11月27日閲覧。 
  32. ^ 映画『テラフォーマーズ』キャスト12名の情報が解禁! 秋田奈々緒役は武井咲、蛭間一郎役は山田孝之”. ファミ通.com (2015年7月27日). 2015年11月2日閲覧。
  33. ^ 旅マイスター(TBS)、2015年10月16日閲覧
  34. ^ 水曜日のカンパネラ「小野妹子」MVでコムアイ、山田孝之と舞い踊る”. 音楽ナタリー (2015年11月10日). 2015年11月10日閲覧。
  35. ^ 山田孝之、『ドラクエ』新作声優に抜てき「呪文を唱えられて気持ちよかった」”. Yahoo!Japanニュース (2016年4月6日). 2016年4月6日閲覧。

外部リンク