情報革命

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情報革命(じょうほうかくめい、: Information revolution)とは、情報技術の発展によって、社会生活が変革することである。情報技術 (Information technology = IT) との関係性から、IT革命(アイティーかくめい)、情報技術革命(じょうほうぎじゅつかくめい)とも呼ばれる。なお、IT革命という言葉は2000年新語・流行語大賞に受賞しているが、以後は翌年のITバブル崩壊による失望感や言葉自体が色褪せたこともあり、使用される頻度は大幅に減っている。また、インターネットなど通信 (communication) も含めて情報通信革命ICT革命国際電気通信連合などで呼称されている。

元々はイギリスの科学者でマルクス主義者のJohn Desmond Bernalがマルクス主義の枠内で最初に用いた言葉だが、現在ではマルクス主義とは別に広く定着している。

概要[編集]

1980年代以降、急速に発展したコンピュータ情報通信技術は社会や生活のあり方に劇的な変化をもたらしている。21世紀に入り、一定額を支払えば接続し放題となる定額制のブロードバンド回線やデータ通信端末、公衆無線LAN携帯電話などの普及により、常時インターネットに接触できる環境が整ってきている。産業構造などにもたらされた変革は18世紀産業革命(工業革命)にも比肩しうるものとの見方から、情報(技術)による革命=「情報革命」と呼ばれる。また、脱工業社会(ポスト工業社会)の観点から語られる場合もあり、情報化した社会情報社会とも呼ばれる(ただし、情報社会という言葉は情報技術革新の範疇に限らない場合もある)。

人類技術から考えると、最初に農業による農業革命が起こったとされ、その後の工業による工業革命に続き、情報革命は3度目の革命ともいわれている。なお、1度目の革命とされる農業革命は、18世紀における農業の技術革新やそれに伴う社会の変化を指す場合と、アルビン・トフラーなどが唱える約15000年ほど前に農耕が開始されたことに伴う狩猟採集社会から農耕社会への置換(農耕革命とも呼ばれる)を指す場合がある。

情報革命が起こった社会は、工業社会から情報社会に移行するとされており、2010年代に入った現在においても世界規模(グローバル)で進行中にあるとの見方が一般的である。グローバルに進行する情報革命は経済や産業を筆頭に世界の結びつきをより強くしている。あるいは、発展的で民主的なコミュニティーの形成が期待されるという考え方もあるが、現実世界におけるコミュニティーの分断や情報格差を危惧する声もある。

関連項目[編集]