ないしょのつぼみ

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ないしょのつぼみ
ジャンル 少女向け性教育漫画
漫画
作者 やぶうち優
出版社 小学館
掲載誌 (1-5期)主に小学五年生
(0期)主に小学四年生
レーベル ちゃおコミックス
発表期間 2004年 - 連載中
巻数 5巻
OVA
原作 やぶうち優
監督 しぎのあきら
シリーズ構成 荒川稔久
キャラクターデザイン 武内啓
アニメーション制作 スタジオ旗艦
製作 ないしょのつぼみ製作委員会
発表期間 2008年4月25日 - 2008年6月27日
話数 3話
コピーライト表記 ©2007 やぶうち優・
小学館・ないしょのつぼみ製作委員会
テンプレート使用方法 ノート
画像:Logo serie manga.png
ウィキポータル
漫画作品日本
漫画家日本
漫画原作者
漫画雑誌
カテゴリ
漫画作品
漫画 - 漫画家
プロジェクト
漫画作品 - 漫画家
漫画雑誌

ないしょのつぼみ』は、やぶうち優による少女向け性教育漫画作品。またそれを原作としたOVAである。

目次

[編集] 概要

やぶうちが『小学五年生』(小学館)に「少女少年」を連載していた2003年の秋に、『小学五年生』編集部から「性教育をテーマにして、かわいい女の子が主人公で、ファンタジーを盛り込んだ新しい連載漫画を立ち上げてみませんか?」という提案を受け[1]、それに答える形で、主に『小学四年生』および『小学五年生』にて2004年度から連載が始まった。以降年度ごと、掲載誌ごとに登場人物と物語を一新する形で継続。シリーズ毎に“○期”または“第○期”と呼ばれる。

日常に入り込んで来た「すこし・不思議」な要素と恋愛話を軸に、主人公たちの心と身体の成長が描かれている。

単行本は、ちゃおコミックスより、1期 - 5期が1巻 - 5巻、0期が『ないしょのつぼみ-めばえ-』として刊行されている(2009年5月現在)。同じタイトルに巻数(0期の単行本のみ「-めばえ-」)が付く形式になっている。ただし、登場人物と作品世界が明確に同一の1巻と「-めばえ-」を除いて、それぞれの巻に連続性はなく、主人公の名前がつぼみでありテーマが共通しているのみである。なお、雑誌掲載時のタイトルはいずれも“ないしょのつぼみ”で、副題や期数表記などは一切付いていない。

2005年4月、単行本第1巻発売時にAmazonセブンアンドワイなどのネット通販などで特に男性層に爆発的に売れ[2]、一般週刊誌などでも話題となった。

2007年12月現在での累計発行部数は55万部[3]と、学年誌に掲載された女子向け漫画の単行本としては異例な売上げを見せている。2009年1月20日、第54回(平成20年度)小学館漫画賞児童向け部門を受賞。

連載時には他の性教育企画が連続したページに掲載される事が多い(0期を除く)が、連動はしておらず、単行本にも併録はされていない。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


[編集] 1期

『小学四年生』の2004年3月号、および『小学五年生』の2004年4月号から2005年3月号にかけて連載された。全13話。『やぶうち優ファンBOOK やぶうち優の♀♂(おんなのこおとこのこ)なお話』と『ないしょのつぼみファンBOOK 女の子の初めてのお話』にそれぞれ書き下ろしで収録された番外編もある。

[編集] 1期のあらすじ

とある家庭の一人っ子として育った女の子立花つぼみは、ある時、母からお腹の中に赤ちゃんができた事を知らされる。ずっと前から弟妹を欲しがっていたつぼみは心から嬉しがり、友達の山吹八重加藤麗愛にその事を話すものの、「つぼみの両親がエッチな事をした証拠」と麗愛から言われ、硬直してしまう。

「エッチな事ってどんな事だろう」と考えてしまったつぼみ。その時、いつの間にかつぼみのクラスにいた謎の少女遠藤沙耶がつぼみの目の前に現れ、声をかけてきた。つぼみはとっさに考え事を沙耶に話し、頼りがいのある言葉を沙耶からもらった。その後、つぼみと沙耶は深い絆で結ばれた友達になっていく。

弟妹が出来る事を嬉しがる間に、つぼみの体は知らない内に大人へ一歩ずつ近づいていった。初潮、体の悩み、男女の違い、そして恋を通して、つぼみは友達と共に成長していく。

[編集] 1期の登場人物

人名には草や木、花の名前が入っている[4]

立花 つぼみ(たちばな つぼみ)
- 名塚佳織
小学5年生の女の子。少し内気で心優しい。近いうちに弟か妹が出来る事を心から楽しみにしている反面、クラスメイトの大胆な発言・行動や自分の体の成長に戸惑う多感な日々を送っている。その傍らで、クラスメイトの男の子(根本大樹)に惹かれはじめている。渋谷で八重たちとはぐれ、ロリコン青年に円山町のラブホテル街に連れ込まれそうになった際に沙耶に助けられている。なぜか頻繁に落し物をする。プールが大好き。家族構成は父と母。髪型はボブカット。誕生日は2月3日。血液型はO型。
単行本裏表紙では11歳とされているが、小学5年生になった時点での年齢は10歳で、つぼみの誕生日は2月、物語は3学期に入った直後に終わっているので、作中で11歳だった期間は無い。作者曰く「初版の段で間違いだとは判っていたが、語呂が良いので2版以降も直していない」との事。
遠藤 沙耶(えんどう さや)
声 - 小清水亜美
いつの間にかつぼみのクラスにいた謎の美少女。心身ともに大人びているためか、クラスメイトからは一目置かれているものの、近寄りがたいと言われる事もしばしば。つぼみにとっては頼れるお姉さんのような友達で、つぼみに助言したりする。つぼみのことが好きらしいが、真意は不明。髪型は黒髪のストレートロングヘア。やぶうちいわく私の理想の女の子像[5]。誕生日は12月24日。
山吹 八重(やまぶき やえ)
声 - 小林沙苗
つぼみのクラスメイト。通称「八重ちん」。長身で少々やせ気味。髪型はショートカット。外見が男の子っぽく男女(おとこおんな)と言われる事がある。気にしている事は胸がない事。周りには内緒で葉と付き合っている。家族は両親と弟(名前は「蒼」)、飼い猫。誕生日は5月28日。血液型はA型。
加藤 麗愛(かとう れあ)
声 - 神田朱未
同じくつぼみのクラスメイト。通称「麗愛ぴ(れあぴ)」。かなりの耳年増で、性や恋愛に関してはクラスでも情報通。ただし、その情報はあまり正しくない。周りの目を恐れない大胆な発言でつぼみや八重を困らせている。性教育の授業の際に目を輝かせるなど、性知識に関してはとてつもなく貪欲である。背が小さく、ぽっちゃりとして太い体格が悩みの種。髪型はツインテールで結んだ髪の先が丸まっている。誕生日は4月10日。血液型はB型。
根本 大樹(ねもと だいき)
声 - 白石涼子
つぼみたちのクラスの男子のリーダー格で、まじめな熱血漢。つぼみの事が気になっていて、落ち込んでいるつぼみに食玩の鳥のマスコットをあげたり、探し物をしているつぼみの手助けをしたりする。その性格からか、小学6年生の女の子からの告白を受け、太から年上キラーと呼ばれた事がある。誕生日は12月11日。血液型はB型。
久木 太(くき ふとし)
声 - 宮田幸季
つぼみたちのクラスの男子で、スケベな性格でおちゃらけているが、本当は心優しい。麗愛とは幼少時からケンカ友だちで、かなり前から彼女のことが好きだった。誕生日は8月8日。血液型はO型。
苗字の読みは「くき」だが、連載時に苗字がはじめて出た第3話で、「ひさぎ」とルビが振られていた。単行本では直っている。
三枝 葉(さえぐさ よう)
声 - 斎賀みつき
つぼみたちのクラスでルックスNo.1の男子。やたらとクール。歳の離れた姉(下記の緑)がいる。周りには内緒で八重と付き合っている。スケベな行動をしている太に蹴りを入れる事もしばしば。誕生日は10月8日。血液型はAB型。
三枝 緑(さえぐさ みどり)
声 - 金月真美
葉の姉。女性向け下着売り場の店員。体格はナイスバディだが、彼氏はいない。ブラジャーを買うか買わないか悩んでいる八重にアドバイスをしたり、沙耶の謎に気づいたりとつぼみ達にとっては身近な女性である。4・5期にも登場し、5期では服を脱がさなくてもブラジャーのサイズが分かる特技を身につけ、披露している。
名前はOVAにて明らかにされたもので、漫画では名前の表記はない。
立花 美咲(たちばな みさき)
声 - 中山さら
つぼみの母。つぼみが小学5年生に進級する少し前に妊娠が分かり、一時は流産の危機に直面した事もあったが、危機を乗り越えた後は順調な妊娠生活を送っている。旧姓は遠藤。
名前はOVAにて明らかにされたもので、0・1期含めた漫画では名前の表記はない。
立花 幹生(たちばな みきお)
声 - 金光祥浩
つぼみの父。0期と比較して出番は少ないものの、美咲の入院や出産などといった作中の要所に登場する。美咲が入院したときにつぼみの祖母(幹生の実母)に助けを求めようとしたがつぼみと乗り切ろうと決心した。職業は普通のサラリーマン。
名前はOVAにて明らかにされたもので、0・1期含めた漫画では名前の表記はない。

[編集] 2期

『小学四年生』の2005年2月号から3月号、および『小学五年生』の2005年4月号から2006年2月号にかけて連載された。全13話。

[編集] 2期のあらすじ

小学5年生の草壁つぼみは背が高く、運動神経が良いクラスから頼りにされる快活な女の子。

そんな彼女にもある一つの悩み事があった。その悩み事のわきどころは幼馴染押井怜麻で、怜麻はつぼみのスカートをめくったりするなどのちょっかいを頻繁にし、つぼみの悩みの種になっていた。つぼみは怜麻と仲良くけんかしながら毎日を過ごす日々を送っていた。

そんなある日の事、つぼみと怜麻が部屋で遊んでいると、部屋の天井から不思議な穴が空き、そこから少年の格好をした異星人が現れた。

草壁つぼみを初めとした人間と、異星人クロウ・ゼット(地球での名前は草壁 縁)の交流、交流の傍らで心体ともに成長し、恋に芽生えていく草壁つぼみの姿が描かれる。

[編集] 2期の登場人物

人名は家や家具に関する物から付けられている[4]

草壁 つぼみ(くさかべ つぼみ)
元気で活発な小学5年生の女の子。髪型は両側が跳ねていてアホ毛を持ったセミロング。背が高く、お姉さんっぽい外見でクラスのみんなから頼りにされているが、周りのうわさにやや鈍感なところがある。突然現れた異星人の観察対象にされてしまう。運動神経がよく、小学4年生までは男子よりも走るのが速かった。学力は今一つで、テストの点数は何故かいつも76点。ブラジャーなどの大人っぽい物に憧れていて、海ではビキニを着こなしている。将来の夢はまだ特に思いついていない。『少女少年』の単行本を全巻持っている。家族構成は父と母。誕生日は11月4日。血液型はB型。
草壁 縁(くさかべ えん)
バル・コニー星から地球に住む人間の生態調査をするためにやって来た異星人。本名はクロウ・ゼット。外見は人間と一緒だが、身長は人間のサイズに合わせている模様。つぼみと怜麻以外の人間に記憶操作をして、乳児の時に死亡したつぼみの双子の兄に成りすましている。運動神経・学力は共に高く、女子にモテる。地球での誕生日はつぼみと同じ11月4日、という事になっている。
押井 怜麻(おしい れいま)
つぼみのクラスメイト、かつ幼馴染でお隣さん。つぼみとは、部屋まで遊びに行ったり、携帯型ゲームで対戦して遊んだりしている。つぼみの事が好きで、パンツの覗き見やスカートめくり等のちょっかいを出したり、胸ポチではずかしい思いをしているところに服を貸したりしている。つぼみ以外の女の子に対しては、ストレートに優しい一面を見せている。つぼみには子供っぽく見られている。誕生日は3月1日。血液型はO型。
連載時、名前の漢字が第9話までは「伶麻」になっていた。単行本や関連書籍では「怜麻」で統一されている。
河原 結花(かわら ゆか)
つぼみたちのクラスメイト。メガネっ娘でマンガ好き。ストレートできつい物の言い方をする。着替える時も海に入る時もメガネを外さない。ハーフトップのブラジャーをつけている。縁にホの字。誕生日は7月9日。血液型はO型。
苗字は作中には一度も出て来ず、『やぶうち優ファンBOOK』でのみ明らかにされている。単行本にもキャラクター紹介などのページが無いため、同書籍を読んでいないと苗字不明なまま読むしかない。
天上 円果(てんじょう まどか)
つぼみたちのクラスメイト。私立中学校の進学を目指しているため、成績はクラスでもトップクラスだが、賢くはない。むしろ天然ボケ。性格や発想は子供っぽく、海であやしい若者たちに声をかけられた際に、警戒することなく普通に会話に応じてしまっている。髪型はツインテールで結んだ髪の先が丸まっている。誕生日は9月14日。血液型はAB型。
苗字の読み「てんじょう」は、連載第9話で「あまかみ」とルビが振られていた。しかも、彼女の苗字は連載中、その1度しか登場しなかった。単行本では上記の読みに直っている。
つぼみの母(本名不明)
専業主婦。過去に我が子を亡くすという母にとって最も悲しい出来事に出会ったものの、それにも負けずにつぼみの良き母として明るく頑張っている。縁の記憶操作にかかり、縁に対しても母として振舞っている。

[編集] 3期

『小学四年生』の2006年3月号、および『小学五年生』の2006年4月号から2007年2月号にかけて連載された。全12話。

[編集] 3期のあらすじ

椎名つぼみを描くことが大好きな、幼さが残る無邪気な性格の女の子。

もうすぐ小学5年生になるつぼみは、5年生になったらシャープペンシルの使用が解禁される事を楽しみにしていた。5年生になる前のある日、つぼみは幼馴染でしっかり者の幹図と一緒に文房具屋へシャープペンシルを買いに行ったが、理想のシャープペンシルが見つからず、文房具屋を後にする。

文房具屋からの帰り道、つぼみと幹図は転んで写生用具が入っているカバンを落とした黒いコートと帽子の姿のお兄さんに出会う。一緒に拾い物をすると、チューリップが付いているかわいいシャープペンシルがつぼみの目に付き、つぼみはこのシャープペンシルをもらう事になった。

家に帰り、つぼみはそのシャープペンシルを使って絵を描いてみると、描いた絵がむくむくと浮かび、実体化して生き物のように動いてしまった。そんな不思議なシャープペンシルを手にいれたつぼみは、幹図を道連れにして、様々な波乱に満ちた出来事を起こしたり巻き込まれたりする。

[編集] 3期の登場人物

つぼみ以外の人名には、学校の教科に関する文字が入っている[4]

椎名 つぼみ(しいな つぼみ)
絵を描くのが好きな小学5年生の女の子。髪型はアホ毛が跳ねているショートカット。小5にしてレストランでお子様ランチを食べるなど、幼い性格。好奇心が旺盛で思った事はすぐに行動に移さないと気が済まないらしく、その行動が元で災難に会いそうなこともしばしば。与えられた物事に夢や甘い幻想を持ちがちで、その都度、幹図や母から忠告を受けている。家族構成は父と母だが、作中の独白から察するに、家庭面で少し複雑な事情がある模様。2月23日生まれのうお座。血液型はAB型。見知らぬお兄さんから不思議なシャープペンシルをもらう。
工藤 幹図(くどう みきと)
つぼみと仲良しの男の子、かつ幼馴染。普段から一緒に遊んだり、つぼみの部屋に普通に入ったりしている。つぼみ以外では唯一、不思議なシャープペンシルの事を知っている。常に冷静かつ勇敢で、窮地に陥ったつぼみのサポートを頻繁にしている。つぼみと比べると大人びた性格で物知りで、つぼみの無考えな行動を諌めたり、冷たい口調で話をしたりする事も多い。袋とじグラビアが載っている青年漫画雑誌『週刊ヤングマンデー』を愛読している。将来の夢は昆虫学者になって、昆虫の図鑑を自分の手で作ること。6月29日生まれのかに座。血液型はA型。
体文 育(しとり いく)
つぼみたちのクラスメイト。ロングヘアのメガネっ娘。少々男っぽい、ぶっきらぼうな口調で話す。つぼみ・育・紫音の中では一番背が高い。成長も早く、身体はほぼ女性の体つきになっている。つぼみに対して、おねえさんっぽい口調で大胆に話をする事がある。2人の姉妹がいる。ChuChuの愛読者。将来の夢はマスコミ関係の仕事に就くこと。4月7日生まれのおひつじ座。血液型はA型。
相楽 紫音(さがら しおん)
つぼみたちのクラスメイト。髪型はお団子頭。お父さんは「どんぐり舎」(単行本時、連載時は「画学社」)という出版社のえらい人らしい。自分の抱いている恋心に関して悩んでいる。意外と男子にモテるが、その事については関心がない模様。育と同様、ChuChuの愛読者。将来の夢は看護師か保育士になること。5月12日生まれのおうし座。血液型はO型。
お兄さん
名前は不明。つぼみに不思議なシャープペンシルをあげた人物。いつも真っ黒なコートと帽子を着用している謎多き二枚目青年。幹図と同じように、つぼみのサポートや助言を行うこともしばしば。つぼみが知る人物と似ているらしい。昔の職業は画家で、持ち物の一つであるスケッチブックに達筆な風景画を残している。
仁科 理志(にしな さとし)
お兄さんに似たイケメンな男の子。ある日、つぼみの下駄箱にラブレターを入れた。
つぼみの母(本名不明)
専業主婦。過去に何らかの複雑な事情があった模様で、小学生絵画展で入選を取って将来に甘い幻想を持ったつぼみに厳しい現実を言い「普通のになってほしい」と保守的に忠告している。つぼみが下校してきた時に、仏壇に手を合わせて拝んでいる事が多い。

※つぼみと理志以外の主要登場人物の苗字は連載終了後に発売された『ないしょのつぼみファンBOOK 女の子のはじめてのお話』にて明らかにされた。

[編集] 0期

『小学三年生』の2006年3月号、および『小学四年生』の2006年4月号から2007年2月号にかけて連載された。全12話。1期の前年の話で、物語世界や登場人物は共通している。やぶうち優の連載作品の中では「ぴゅあ♥ぴゅあ」と並んで主人公の年齢が最も若い。対象学年が下がったためか、内容に性教育的な要素はほとんど無い。

1話ごとのページ数は8ページ(第12話のみ10ページ)で他期に比べて少なめ。ストーリーは基本的に第9・12話を除いて、前後編で完結する流れになっている。

「0期」というのは「1期の前だから」という事で作者サイトや関連書籍で用いられた呼称。単行本は『ないしょのつぼみ-めばえ-』のタイトルで発売。

[編集] 0期のあらすじ

小学4年生になった立花つぼみは、ペットを欲しがっている女の子。

ある日の事、公園で麗愛八重の3人で、熱い気持ちでキスをしているカップルを見かけた。つぼみ達3人はカップルの様子をずっと見つめ、つぼみはその熱愛ぶりに衝撃を受ける。「キスってどんな感じなんだろう」と心の中でドキドキしながら考えてしまったつぼみ。キスの事を家の中で色々と考えていると、ベランダに小鳥が迷い込んできた。

つぼみは小鳥が呼び込む様々な出来事を通じて成長し、恋にめばえていく。

[編集] 0期の登場人物

基本的に1期の登場人物と同一である。

立花 つぼみ(たちばな つぼみ)
今作では小学4年生。ペットを飼いたいと思っていたらある日、部屋にインコが1羽迷い込んで来て、飼い主を探したものの、見つからず飼うことになった。その傍らで麗愛と共に、いちゃいちゃしたカップルを見た事で、キスや恋にほのかな関心を持つようになる。
ピースケ(ぴーすけ)
つぼみの家に迷い込んで来たコザクラインコ。体毛の色は黄緑で、顔の部分のみ朱色。ピースケの名前は元の飼い主が見つかるまでの仮のものとして、つぼみがオスかメスかを全く意識せずに名づけたもの。実際にはどうやらメスだった様で、を産んだ。飼い慣らされたためかよく人になつき、特につぼみの声掛けにはすぐに応答する。
山吹 八重(やまぶき やえ)
4年生の時もつぼみと同じクラス。学年の女子の中で最も背が高い。幼い頃から周囲に男の子と言われ、その事を気にしていた。
加藤 麗愛(かとう れあ)
同じく、つぼみと同じクラス。この頃からもう既に、恋愛や性に関する事柄に興味津々だった模様。
久木 太(くき ふとし)
同じく、つぼみたちと同じクラス。女の子をからかうのが大好きで、第1話でつぼみのスカートをめくっている。
1期と同様、連載時に苗字が初登場した時に、振り仮名が間違っていて、「ひさき」になっている(つぼみにそう呼ばれ、自らもそのように名乗ってしまっている)。これも単行本では直っている。
根本 大樹(ねもと だいき)
4年生の時はつぼみとは違うクラスで飼育委員をしていた。インコの飼い方や元の飼い主の探し方をアドバイスしてくれる。冬のある日に、つぼみが電車に轢かれそうになるのを見て、救出を試みた。
三枝 葉(さえぐさ よう)
大樹と同じクラス。大樹や太とは幼稚園の頃からの友達。イケメン顔で女子にモテていたものの、「本当の自分を見ていない」と考えてしまい、いい思いをしていなかった。八重に人目ぼれをし、告白を試みる。
立花 啄実(たちばな たくみ)
第5・6話に登場。つぼみの従兄弟。心理学専攻の大学生。就職活動の下見のために山形からやってきて、つぼみの家に一週間泊まっていた。つぼみの初恋の相手。つぼみと一緒にプールに行き、つぼみが好きな人を見抜いている。
立花 幹生(たちばな みきお)
つぼみの父。職業はサラリーマン。インターネットを使って、迷い込んで来たインコの種類を調べたり、巣箱を買ったりとピースケを飼っているつぼみのサポートをしている。
立花 美咲(たちばな みさき)
つぼみの母。作中に頻繁に登場し、母としての役割をこなしている。パート勤めをしている。作中の終盤に妊娠する。
牡丹(ぼたん)
第4話のみに登場。大人びた体つきの小学6年生の女の子。ピースケを自分の飼っていたインコだと思いつぼみの家に来るが、違った。
八重の母の妹(本名不明)
第12話のみに登場。髪型はショートカットで子供出産したばかり。八重と同じく、昔は男っぽい事を気にしていた。八重の母の妹が言ったある一言は八重と、ある出来事で悲しんでいたつぼみを励ました。

※1期の主要登場人物中、遠藤沙耶は第12話にわずかに姿を見せたのみ。

[編集] 4期

『小学五年生』の2007年4月号から2008年3月号にかけて連載された。全12話。

[編集] 4期のあらすじ

新学期をむかえたある日、小鳥遊つぼみの元に、見知らぬ差出人のEメールが届く。差出人の名前は"MIRA☆"。

つぼみがはじめて通る道を通ってるとき、知らない人に「きみのお父さんが病院に運ばれた」と聞き、その人の車に乗ろうとしたのを、ある少女に止められた。その少女は、つぼみの新学期からのクラスメイトだった。名前は未莱(みら)。Eメールの差出人と同一人物なのか、それとも…。

[編集] 4期の登場人物

登場人物名は、十二支にちなんだ物になっている[4]

小鳥遊 つぼみ(たかなし つぼみ)
4期の主人公。つつじ小に通う小学5年生の女の子。性格は明るく好奇心が強いが、やや臆病なところがある。両親は共働きで、母親はいつも帰宅が遅いため、長い事、顔をあわせておらず、母親の顔を覚えていない。バイクにひかれそうになった時に大河に助けられ、その事がきっかけで大河に憧れるようになる。一方、幼馴染の辰午には冷めた感情しか持っていない。自らの早とちりで、友情を壊したり、母親に怒りの感情を持ったこともあった。髪型はボブカット。誕生日は9月15日。血液型はA型。
根津 辰午(ねづ しんご)
つぼみの幼馴染でクラスメイト。学校では女子に人気があるらしい。つぼみの事が好きで、自らに振り向かせるために、つぼみの家に弁当を持ってきたりするなど、いろいろと行動しているが、つぼみに冷たい顔をされたり、怒っていたスミレの妨害にあってしまったりと、うまくいかない状況が続いている。誕生日は11月27日。血液型はO型。
猪原 大河(いのはら たいが)
つぼみのクラスメイトで憧れの人。二枚目顔でサッカーが得意だが、幼稚園の時はおとなしく女の子のような外見だった。つぼみが困った時に、色々を手助けをしている。つぼみの誕生日会の時に、形のペンダントをつぼみにあげ、つぼみを喜ばせた。スミレとは幼馴染。誕生日は11月2日。血液型はA型。
犬飼 スミレ(いぬかい すみれ)
つぼみの友達。受験を控えた姉と、趣味の合う中1の兄がいる。少年のような口使いで話す傍らで、の大きさや生理がこない事を気にする日々を過ごす。兄が買っている少年漫画雑誌『週刊マンデー』を愛読している。携帯電話を持っている。髪型はマッシュルームカット。誕生日は3月17日。血液型はB型。
宇佐美 蓮華(うさみ れんげ)
つぼみの友達。幼稚園にかよっているがいる。下品で野蛮な男の子達が大嫌いで、純粋で天使のような弟を溺愛していたが、豆大福おっぱいに見立てている弟を見てショックを受ける。特技は写真の隠し撮りで弱点は乗り物酔い。髪型はポニーテール。誕生日は8月30日。血液型はO型。
有馬 未莱(ありま みら)
つぼみのクラスメイト。一人っ子。間違っている事が嫌いな、勇気があって頼りがいがある性格の女の子。つぼみが知らない人の車に乗ろうとしたのを止めたのがきっかけで、つぼみと親友になる。親友になった後は、つぼみの胸を叩いた男子に激怒したり、プールでつぼみの初潮に気づいたりとつぼみのフォローをしている。電話が通じなかったり、言葉遣いが古かったりと色々と謎が多い一面もある。じゃかいもを謎の物体に切ってしまうほど料理づくりは下手だが、クッキーをつくるのは得意である。体つきは腋の下に毛が生えていたり、胸が膨らんでいたりと大人びている。髪型は長髪のツインテール。誕生日は1月5日。血液型はO型。
小鳥遊 茉莉(たかなし まり)
つぼみの母親。仕事が忙しく、つぼみとは同居しているにも関わらず滅多に顔をあわせられていない。職業は作中では明らかにされなかったが、茉莉の携帯電話の受信トレイには、出版・印刷関係と思しき会社がずらりと並んでいる。料理づくりはうまくない。

※小鳥遊親子以外の登場人物の苗字は連載終了後に発売された『ないしょのつぼみファンBOOK 女の子のはじめてのお話』にて明らかにされた。

[編集] 5期

『小学五年生』の2008年4月号から2009年3月号にかけて連載された。全12話。

[編集] 5期の登場人物

登場人物名は有名SF作家の名前から付けられており、誕生日も元ネタの作家のそれと同じである[4]

相崎 つぼみ(あいざき つぼみ)
5期の主人公。小学5年生。クラスメイトから「女なのにがさつ」だと言われる、父親と2人暮しの女の子。母親とは死別している。性格は元気で活発。ある日突然、パラレルワールドからもう一人の自分が現れる。こちら側のつぼみは花形、パラレルワールド(向こう)側は星形の髪飾りと部屋の目印を付けて区別している。髪型はショートカット。誕生日は1月2日。血液型はB型。名前の由来はアイザック・アシモフ
相崎 操(あいざき みさお)
つぼみの父親。職業はSF作家。眼鏡をかけている。名前の由来はつぼみと同じくアイザック・アシモフ。
朝倉 ちはる(あさくら ちはる)
つぼみのクラスメイトで幼馴染の男の子。名前の由来はアーサー・C・クラーク
筒井 隆(つつい たかし)
つぼみのクラスメイトの男の子。知的なイケメンで、相崎 操の作品のファン。名前の由来は筒井康隆
小松 咲希(こまつ さき)
つぼみと仲の良いクラスメイトの女の子。ニヒルな口使いでクールな女の子。女装少年が登場する漫画「乙女王子」の大ファン。1人で萌えている時はなぜかしょこたん語になる。名前の由来は小松左京
星 菜摘(ほし なつみ)
つぼみと仲の良いクラスメイトの女の子。クラスの女子の中で最も背が低く、実年齢よりも幼く見られることもしばしば。名前の由来は星新一
炉端 ありす(ろばた ありす)
出版社の編集者。31歳。2年前まで相崎操の担当で、一旦離れた後(物語中の)7月からまた担当に戻った。母親のいないつぼみにとっては数少ない、身近な大人の女性。名前の由来はロバート・A・ハインライン

[編集] 6期

『小学五年生』の2009年4月号から連載。

[編集] 6期の登場人物

仁家 つぼみ(にけ つぼみ)
6期の主人公。呉田小学校に通う小学5年生の女の子。髪の毛は尻まで達するロングヘア。あることがきっかけで、浦野と同時にあくびをすると心が入れ替わるようになってしまった。おしゃれっ娘。
浦野 天空(うらの そら)
つぼみのクラスメイトの、眼鏡をかけた男子。教室での席はつぼみの隣。つぼみには「テンポが合わない」「ネクラ」と思われている。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 書誌情報

[編集] 単行本

小学館より「ちゃおコミックス」として刊行されている。

『ないしょのつぼみ-めばえ-』には、『わんデー・ハプニンぐ』(※・の箇所には犬の足跡が付く)、『少年少女』、『LOVE・LIKE・COMIC』、『もう逢うことのない君に』の短編作品4作が併録されている。

[編集] 関連書籍

いずれも小学館から刊行。

  • やぶうち優ファンBOOK やぶうち優の♀♂(おんなのこおとこのこ)なお話(2006年3月) ISBN 978-4-09-130397-4
    • 「ちゃおコミックス スペシャル」として刊行。やぶうち優作品を、性教育マンガという区割りで特集した本。「ないしょのつぼみ」1期・2期のキャラ紹介、1期の番外編などを掲載。番外編は第5話と第6話の間にあたる話で、つぼみが5年生になって初めてのプール学習での出来事が描かれている。
  • ないしょのつぼみファンBOOK 女の子の初めてのお話(2008年6月) ISBN 978-4-09-159059-6
    • 「小学館プラスワン・コミック シリーズ」として刊行。ファンブック第2弾となる特集本。1期 - 5期のキャラ紹介、あらすじのまとめなどと、1期の番外編を収録。番外編は最終回より後の話で、つぼみの妹の沙耶が産まれた後である。付録として表紙と番外編中でつぼみが付けているものと同じデザインのヘアーゴム、ビニール製の巾着状バッグ、生理用ナプキンP&Gのウィスパーさらふわスリム 座るときガード2個セットが同梱されている。

[編集] OVA

0期の初版帯で、アニメ化の企画が2008年の春を目指して進行中であることが明かされ、2008年4月から6月に1期を元にしたOVADVDで全3巻で発売された。

『ないしょのつぼみ』のコンセプトの1つである性教育はOVAでも受け継がれ、DVDの副音声機能を使用した、作中のシーンと連動する心と体の不思議についての解説が全3巻とも収録されている。解説を担当するのは日本家族計画協会クリニック所長の北村邦夫。OVAの内容については原作にほぼ忠実だが、中盤のエピソードの多くが省略された他、ラストが若干異なっている。

水色時代』のDVD-BOXと同様に、小学館の雑誌に原作が掲載されたアニメとしては珍しく、DVDには『小学館ビデオ』の文字は一切入っていない。

2008年10月から11月にかけて、CS放送局であるパワープラッツの103chにてPPV形式で早朝時間帯に放映された。

[編集] 各巻リスト

巻数 サブタイトル 発売日 パワープラッツ放送日
1 『赤ちゃんはないしょ』 2008年4月25日 2008年10月18日 - 24日[6]
2 『男の子♂女の子♀』 2008年5月30日 2008年10月25日 - 31日[6]
3 『恋する理由』 2008年6月27日 2008年11月1日〜7日[6]

[編集] スタッフ

[編集] その他・備考

  • 3期の物と同様の、描いた物が実体化するペンは、魔法少女物のマンガ・アニメ等でたびたび見受けられる。なお、2006年度小学五年生には、女の子が不思議な力で大人に変身する「ヒミツのわんタッチ」(作・兄崎ゆな)というマンガも連載されている。双方で示し合わせた訳ではないだろうが、一部では「2つ合わせるとアイドル要素を抜いたファンシーララ」と言われている。
  • 初版に付いていた帯をはじめとして、単行本表紙には性教育を前面に出した売り文句が多用されている。また、その文面は漫画としての内容にあまり合致していない部分が見受けられる。例えば第2巻の帯では、性徴に関する疑問に答える本である旨を、草壁縁に台詞として言わせているが、彼は本編では教える側では無く教わる立場である。なお、第3巻以降の帯は各巻のあらすじに合わせた売り文句とプレゼント等の告知が内容のメインになっている。
  • 少女向け性教育漫画のため、少年の体の変化はあまり詳しく描かれていない。1期と4期で勃起精通夢精等を取り上げ、3期では「男女の体つきの違い」というテーマでのみ軽く触れられている程度で、基本的には少女向けの内容が大半を占める。
  • 作品世界や登場人物が共通している1期と0期を除けば、概要にもある通り、各期ごとの連続性はない。ただ、「2期のつぼみの担任と同じ顔の教師が0期に登場している」「3期に出てくるある品に"6-1 河原"という記載があり、名字が2期の結花と一致する」「1期の葉の姉と同一と思しき人物が4期・5期にも登場する」などのことから、同じ世界・同じ学校が舞台ではないか、という説もある。これは「ないしょのつぼみファンBOOK」でも触れられているが、現状では飽くまでも推測の域を出ない。
  • 主人公は共通して、ツーサイドアップという髪の結び方をしている。
  • OVAの発売元のハピネットは、18禁の広告を掲載しているメディアに対しては、本作に関しての取材を拒否している模様[7]

[編集] 脚注

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[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

小学館漫画賞児童向け部門
第53回 平成19年度
ケシカスくん
村瀬範行
第54回 平成20年度
『ないしょのつぼみ』
やぶうち優
第55回 平成21年度
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