ミルモでポン!

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ミルモでポン!
ジャンル ファンタジーラブコメディ
漫画
作者 篠塚ひろむ
出版社 小学館
掲載誌 ちゃお
幼稚園
学年別学習雑誌
レーベル ちゃおフラワーコミックス(4巻まで)
ちゃおコミックス
発表期間 2001年7月 - 2005年12月
巻数 12巻
テンプレート - ノート

ミルモでポン!』は、篠塚ひろむによる日本漫画作品。通称、『ミルモ』『ミルポン!』。

概要[編集]

外見は可愛いが、へそ曲がりの妖精ミルモとその周辺の人々や妖精とのお話。時にファンタジー、時にラブコメ

原作漫画は、2001年から『ちゃお』(小学館)を主に連載されていたが、『ちゃお』での連載は2006年1月号をもって終了し、更に各種番外編も終了の上、完結。ちゃおコミックス全12巻、アニメ版は全5巻。

原作は2003年に、第27回(平成15年度)講談社漫画賞児童部門、及び第49回(平成15年度)小学館漫画賞の児童向け部門を受賞した。

アニメ化以降、連載終了まで扉絵は毎月カラーだった。また、放映終了まで表紙に毎回登場していた。なお、連載終了後もちゃおコミックス一覧欄等にミルモのイラストが載っている。

『ちゃお』の他に、アニメ版が放映された2002年から小学館の児童向けの雑誌である『幼稚園』・『めばえ』・『学習幼稚園』でも連載された(詳細はこちらの記事を参照)。しかし、学年別学習雑誌においては低・中学年向けのものにアニメの情報が掲載されるのみに留まり、漫画版は連載されなかった。

歴史[編集]

  • 2001年2月3日 - 『ちゃお』2001年3月号に読み切り版「ミルモでポン!」掲載。(『恋はゲームで!』に収録)
  • 2001年8月3日 - 2001年9月号から 「ミルモでポン!」連載開始。他にも、『ちゃおデラックス』にて「ミルモでポン!」の番外編等の掲載もあり。
  • 2005年12月3日 - この日に発売された『ちゃお』2006年1月号で連載が終了する。
  • 2005年12月21日 - 公式ファンブックである『ミルモでポン! メモリアルファンブック』が発売される。
  • 2006年1月20日 - この日に発売された『ちゃおデラックス』での番外編掲載を最後に「ミルモでポン!」は完結した。

あらすじ[編集]

ごく普通の中学1年生の南楓は同じクラスの結木摂に片想いをしていたが、話しかけることも出来なかった。そんな中、楓の願う気持に妖精界から呼び出されたの妖精ミルモが、魔法を使い、楓の恋を叶えるため人間界に住むこととなった。そして、結木にはミルモの婚約者になる予定だったリルム、転校生で結木のことが好きな日高安純にはミルモのライバルであるヤシチ、楓に恋をした松竹香にはミルモの弟ムルモがパートナーとなり、妖精達はそれぞれの願いを叶えるために人間界に住むことになる。

なお、漫画では連載開始時から中学2年生に、8巻目から中学3年生に進級している[1]

登場人物[編集]

世界観・舞台設定[編集]

この作品では大きく分けて「妖精界」と「人間界」の2つの世界が存在する。

妖精界[編集]

ミルモ達妖精の住む世界のこと。人間界と繋がっており、ミルモ達妖精はそこを自由に行き来することが出来る(但し人間とパートナーになっていない妖精は人間界に永く留まる事は許されていない)。妖精は基本的には人間には見えず音もきこえず、見ることができるのはマグカップで妖精を呼び出し、パートナーになった人間だけである。ただし、しょっちゅう妖精にちょっかいだしているボスラという猫は妖精が見える[2]

人間界と妖精界は表裏一体で、人間界が善の心に包まれていれば妖精界も平穏になるが、逆に人間界が悪の心に染まると妖精界にも悪い影響が出てしまう。元々2つの世界に繋がりはなかったが、遥か昔に妖精界に出来た最初の「ほころび穴」の中に偶然通りかかった妖精が落ち、それと同時期に人間界で強い願いを持った人間が祈ったことで、「ほころび穴」の中の異空間にさ迷っていた妖精は願いの力に引き寄せられ、マグカップの中からその人間のもとに現れたことで、2つの世界は偶然にも繋がった。 妖精のもつ楽器の力とマグカップが反応して、二つの世界の道を作るので、たとえ人間であっても魔法の楽器を持っていれば、妖精界と人間界を行き来することは可能。

ミルモの里
ミルモ達の住む場所のこと。里の名前には第一王子の名前が使われる為、主人公ミルモと同名である。
ガイア族の里
妖精界の全てを司るガイア族の妖精の住む場所のこと。その場所に辿りつくには怪物(ワーム)や猛獣(サーベルタイガー)が巣食う洞窟を通り抜けなければならない。
時の神殿
ガイア族の里にある天まで届くツルの頂上にある、神秘的な神殿。妖精界が誕生した時には既に存在していたらしく、様々な時代に繋がる「時の廊下」の入口も存在している。中央には妖精界の時間を動かしている「時の宝玉」が安置されている。
魔界
ゲーム『8人の時の妖精』に登場。ダアクが妖精界と魔界をつなげる為、魔界への穴を作ったがミルモ達と8人の時の妖精により穴は防がれた。魔界の背景は出現していない。
クリスタルランド
タコスやイカス、リスが作られた場所。内乱により時の海の国と時の陸の国に別れていた。妖精界とも人間界とも違う世界らしい。後にタコスやミルモたちの活躍により内乱は収まって海と陸の国はひとつになり、その活躍を称えられたタコスが王となっている。

人間界[編集]

実在する特定の地名、場所等はほとんど明示される事は無かった。

南楓の家
とあるマンションの一室にあるごく一般的な住まい。
日高安純の家
とある二階建ての一軒屋。アニメでは何度かワルモ団の棲家になったこともあった。
結木摂の家
とあるマンションの一室にある。南楓のマンションとは別の場所にある。
松竹香の家
とある場所に在る豪邸。自家用プールセキュリティ設備などが備わっている。
城戸悦美の家
とある場所に在る一軒屋。家業である花火製作所が隣設されている。
梅園桃の家
とある場所に在る豪邸。南楓達とは違う地域に住んでいるようだ。
江口沙織の家
とある場所に在る洋風の建物。音楽演奏、練習の為の施設が整っている。
住田光一の家
とある場所に在る一軒屋。
森下はるかの家
とある場所に在る一軒屋。昔転校する前に住んでいた家と同じなのかは不明。
学校
南楓達が通う中学校。正式な校名は不明。中高一貫制とあるので、おそらく私立学校であると思われる。昼食は各自の弁当持参となっている。屋上には妖精学校とミモモショップが建てられており、人間界にやってくる妖精や人間とパートナーになっている妖精相手に商売を行っている。
河川
劇中で頻繁に出てくる場所。南楓が学校に通学する時や花火大会(夏祭り)で見られた。なお、河原にはF.D.Cの秘密基地が存在する。
ワルモ団の基地
公園の隅に木の枝やゴミを集めて作った見窄らしい基地であるがために、猫などにすぐに壊される[3]

用語[編集]

魔法
全ての妖精に扱う事ができる不思議な力。妖精は生まれる時に妖精界の神である「ガイア族」から魔法の力が込められた「楽器」を贈られ、その楽器を使うことで魔法を使うことが出来る。マークは中央にハートが描かれている星型の紋章。掛け声は「~でポン」。
効果は物を出したり、別のものに変化させたり、移動させたりと様々。ただし、怪我や病気を治す魔法は存在しない。ただし楓の恋心が壊れたときにミルモが必殺(?)スリ傷を直す魔法を使っていた[4]。また熟練度もある程度関わっているらしく、マルモ国王やエンマたちの魔法はミルモたちよりも高度なものである。
セッション魔法
ミルモ、リルム、ムルモ、ヤシチが使える、妖精が二人以上で同時にかける魔法。ミルモたち4人の楽器が壊れた時、ダアクを危惧していたガイア族の指示により、トプルによって作り直した新しい楽器に加えられた機能である。妖精の組み合わせによって魔法が異なる。
3人のセッション魔法の場合は、4人の中で唯一セッション魔法に参加しない人物をゴールデン(体が黄金色)にする。ゴールデンになった妖精は、魔法・攻撃力・その他諸々が全体的にパワーアップする。
「ごおるでん」終盤で登場した4人のセッション魔法は、壊れた沙織のフルートを修復、ゴールデンに変えて沙織がその音色を奏でることで悪い心に侵された者達の心を浄化し、ダアクを倒す決め手となった。
黒魔法
ガイア族と対極の立場にあたるダアクが使う闇の魔法。黒魔法のマークは中央に逆ハートが描かれている逆星、魔法の色は黒で統一されている。通常の魔法よりも強力で、人や生き物を操ったり、破壊する魔法に長けているものが多い。
アニメではダアクから力を与えられたワルモ団、アクミに直接黒魔法の力が宿っており、ラットがダアクから与えられた「カラクリガン」にも同じ力が宿っている。また妖精だけでなく、桐生やダアクに操られている状態の沙織も黒魔法を扱っている。
時の宝玉
アクミがダアクを封印しているお札を盗んだついでに奪った、時間を自由に行き来する事のできる宝玉。その正体は妖精界の時間を動かしている物で、壊れてしまうと妖精界全体の時間が止まってしまう。元々は時間を旅する渡り鳥「時間鳥」のタマゴとして生まれるもので、普段は時の神殿に安置されている。
「またたびにゃんにゃん」
辺境の地に続く洞窟を通る時に使われた。「またたびにゃんにゃん、またたびにゃ~ん♪」と繰り返し歌う事で猛獣を刺激する事無く通りぬける事が出来た[5]。たまに楓が鼻歌で唄っている。
伝説のクリスタル
タコスの集めていた7つあるクリスタル。全て集めると願いが叶うと言われている。その正体はタコスたちの住むクリスタルランドのエネルギーそのもの。クリスタルの力を使いすぎると、クリスタルランドは崩壊してしまう。
フェアリンピック
4年に一回行われる妖精界のオリンピック。妖精化した人間の参加も認められている。
楽器お休みしますでぃ
3年に一度の楽器を休める日で、その日だけは魔法を使えない。その日に楽器を休ませずに使うとまず楽器がふにゃふにゃになり、そのあと使い続けると電撃を浴びて自分が楽器になってしまう。なお、トプルによると楽器が許してくれるまでもどれない[6]

魔法アイテム[編集]

原作登場のアイテムとアニメオリジナルのアイテムが存在した。

マグカップ
妖精が人間界と妖精界を行き来する為の道具。パートナーになるときも使う。
うちわ
妖精が空を飛ぶ際に使用する2枚のうちわ。
ちびっこパウダー
使うと小さくなる。
恋心スイトール
妖精暗黒通販アイテム。使ったらその人の好きな人との記憶が全て吸い取られてしまう。
本音リップ
妖精暗黒通販アイテム。つけると本音を喋ってしまう。
いらいら血管シール
妖精暗黒通販アイテム。貼られると怒りやすくなる。
妖精らくがきノート
アニメオリジナルアイテム。そのノートに書いたことが現実に起きてしまう危険なアイテム。安純がこれを使い、楓にいたずらした。
ちぇんじクッキー
アニメオリジナルアイテム。そのクッキーを半分にして食べた者達は体が入れ替わってしまい、入れ替わった妖精は魔法が使えなくなってしまう。戻るにはクッキーをまた半分にして食べることだが、ミモモによると時間が立てば自然に戻るらしい。
ちゅっちゅシール
シールを貼られた2人は合図(縄跳び)と共にキスをしてしまう。
秋茄子風船
アニメオリジナルアイテム。その人の事を思いながら風船を膨らまして割ると、異性の相手が好きになってしまう。
ミルモコール
ミルモが初期に使用していた携帯電話。玩具タイアップアイテムの一つ。
パソコン(ミモモパソコン)
ミルモやヤシチがミモモが経営する妖精(暗黒)通販にアクセスする為のアイテム。玩具タイアップアイテムの一つ。原作でも形状がよく似たアイテムが登場していた。
マジカルマイク
アニメオリジナルアイテム。楓がガイア族から授かった魔法のアイテム。「ミルモンミルモンプリクリム~」の呪文とともに使用することでミルモの魔法力をアップさせる事ができる。
フェアリーコール
アニメオリジナルアイテム。楓が妖精界の危機を救ったお礼として貰ったアイテム。楓が「コールフェアリー」の掛け声とともに両手を頭の上に掲げる事で手のひらに出現する。主にミルモとの連絡の為に使用された。
マジカルウォッチ(腕時計ケータイ)
ゲームオリジナルアイテム[7]。ミルモ達妖精が腕に付けて使用するアイテム。主に楓や仲間の妖精との連絡用に使用された。玩具はゲーム『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!~8人の時の妖精~』に付属。
フェアリーコールC
楓が持つフェアリーコールにタコスがクリスタル探知機能を追加してパワーアップしたアイテム。付属のカードと組み合わせて使用する。最初は楓専用のアイテムだったが、クリスタルを早く見つけたいタコスによって新たに安純・結木・松竹用のフェアリーコールが作られ、各自使用するようになった(それぞれカバーの色が異なる)。クリスタルを発見した時は「クリスタルみ~っけ、送信!」の掛け声とともに使用キャラ独自のリアクションを行い、パートナー妖精とのセッション魔法で、クリスタルを回収することができた。
リストピディエ ハートミルモード
アニメオリジナルアイテムの一つ。楓が劇中でさりげなく付けていたが使用することは無かった。
乙女ちっくパウダー
男がこれを顔に塗られると女になってしまい、元に戻れなくなる。原作第6巻。
透明フラフープ
これを使うと透明になれる。
睡眠魔法のグニャリと眠れ球
アニメオリジナルアイテム。イチローが紫色の野球ボールに睡眠魔法を掛けて作った球。これに当たると、三日間眠ってしまう。ワルモ団はこれでキャップ以外のフェアリーズ・チームを眠らせることに成功した[8]

アニメ版[編集]

脚注[編集]

  1. ^ アニメでは当初から中学2年生の設定であり、「ちゃあみんぐ」から中学3年生に進級。
  2. ^ 「わんだほう」第39話で登場した悠太くんも何故か妖精が見えていた模様。
  3. ^ 物語当初は妖精界の森の奥に黒いキノコ型の基地を拠点にしていたが、メカモの魔法によって破壊されてしまった。
  4. ^ 恋心を直そうとしたときに失敗したので、実際にスリ傷が治るかは不明。他にもしゃっくりを止める魔法がある。
  5. ^ 実は歌う事は必須では無いのだが、その代わり猛獣に襲われ命の危険に晒される事になってしまう。
  6. ^ それまで100年か200年はかかるとのこと。
  7. ^ アニメではミモモショップの新商品として登場。
  8. ^ キャップだけ眠らなかった理由は、キャップがそのボールをイチローに打ち返し、そのせいでイチローは眠ってしまうが、ゴローがハンマーで殴って目を覚まさせた。

外部リンク[編集]