わたしに××しなさい!

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わたしに××しなさい!
ジャンル 少女漫画恋愛漫画
漫画
作者 遠山えま
出版社 講談社
掲載誌 なかよしなかよしラブリー
レーベル 講談社コミックスなかよし
講談社キャラクターズA(特装版)
発表号 2009年6月号 -
巻数 既刊14巻(2014年2月6日現在)
その他 第36回講談社漫画賞児童部門受賞作
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わたしに××しなさい!』(わたしにしなさい![1])は、遠山えまによる日本少女漫画作品。略称は「×しな」(バツしな)[1]。『なかよし』(講談社)にて2009年6月号から連載中。その他、『なかよしラブリー』(同)2010年冬の号・春の号・秋の号に番外編が掲載された。

2012年開催の第36回講談社漫画賞で児童部門を受賞[2]2013年10月11日発売の第13巻時点で、累計発行部数は120万部を突破している[3]

あらすじ[編集]

主人公・氷室雪菜は、目つきが悪いためクラスメイトから怖がられていた。目つきが悪いのは、トラウマのせいだ。実は裏腹に女子高生に人気のケータイ小説家・ユピナだが、そのことを知っているのは従兄の霜月晶のみ。雪菜は周囲の人達との対話が少ない分人間観察が趣味になり、そのおかげで人気ケータイ小説が書けていた。そんな中、雪菜の小説にはラブが足りないという読者からのメール。

ラブを書くには自らの恋愛経験が必要だと思いながらも、どうやって恋愛をすれば良いのか悩んでいたところ、同じクラスの人気者・北見時雨の腹黒いところを知ってしまう。時雨の秘密を知った雪菜は生徒手帳をネタに脅迫し、時雨を利用して恋愛を経験しようとするが……。

登場人物[編集]

の項はドラマCD版のもの。

主要登場人物[編集]

氷室 雪菜(ひむろ ゆきな)
- 日笠陽子
身長:160cm / 体重:46kg / 誕生日:12月7日 / 血液型:AB型
私立六花中学校に通う中学3年生。得意科目は歴史、苦手科目は家庭科。長い黒髪のポニーテールだが、正面から見るとストレートヘアに見える。眼鏡を掛けている。口調は若干慇懃無礼な男言葉。余談だが、中学生にしてはスタイルがかなり良くて、コミックスの表紙では太腿が強調されている。飼っている黒猫の名前はロマン(オス)。
無愛想で目つきが悪く「絶対零度の女」・「雪女」と呼ばれ、晶や両親を除いた周囲の人達から恐れられている。実は人気ケータイ小説家・ユピナ本人である。
読者から小説にラブ(恋愛)が足りないと言われ恋を経験しようとするが肝心の相手がおらず困っていたところ、偶然生徒会長の時雨の生徒手帳を見て弱みを握り、彼を恋愛経験をつかむターゲット(似非恋人)にすることに。
幼稚園の頃、憧れていた先生に自分の目つきが悪いと言われたことから、他人に見られること、人と向き合うことが怖くなってしまい、その所為で眼鏡が手放せなくなってしまった。実際、眼鏡を外されると人と接することができず臆病になってしまう。
最初はラブがどういうことか知るために時雨に命令していたが、彼と関わっていくことで「本当の恋が知りたい」と思い、時雨のこともはっきりと意識するようになった。時雨と一緒にいるとドキドキしたり、眼鏡が無くても安心できると、彼の前ではほっとした笑顔や素での表情を見せるようになった。マミと仲が良い様子を見せる時雨に胸の痛みを覚えており、どういう訳か鬱陶しく絡んでくるマミのことが苦手。
晶のことは大切な家族であると捉えている。彼から告白されたが、彼女自身は冗談や勘違いだとまともに取り合っていない。落ち込んでいたときに再び晶に告白され、以降は彼を一人の男性として見るようにした。
北見 時雨(きたみ しぐれ)
声 - 櫻井孝宏
雪菜の学校の生徒会長。茶色の髪の毛を持つ美少年
表向きは好青年だが、実際はかなり性格が悪い。絵を描く事やパンを作るのが上手く、器用で几帳面な性格。モテることを利用して女子生徒をゲーム感覚(本人曰く暇つぶし)でオトす女たらし。そのことを雪菜に知られ、彼女の似非恋人になって命令を聞かされる羽目に。
クラスの人気者で、大病院の息子。頭が良くて人を動かす能力に長けているが、雪菜だけは思い通りにならないため複雑な感情を抱く。しかし彼女の恋人のフリをして一緒にいるうちに雪菜のことが気になり始め、彼女のふとした笑顔に頬を赤らめたりドキドキしたりして、雪菜のことを異性として意識するようになっていく。
雪菜の影響なのか、最近はうっかり素の腹黒い面を周囲に見せてしまい慌てて取り繕うなんてことも増えてきている。何かと雪菜を気にかけたり晶に嫉妬するなど、どう見ても雪菜に対して恋心を抱いているような言動をたびたびするが、自分の気持ちを素直に受け入れることが出来ない様子である。
晶のことは、雪菜を巡ってお互いに敵意を持っている。
幼馴染のマミのことは昔から気にかけていて、素を出せるほどに仲が良い。周囲からは恋人同士ではないかと噂されるほどだが、時雨はマミのことを友達としか思っておらず、恋愛感情を持っている様子はない。しかし、時雨にとってマミは大切な存在であり、守らなければいけないという思いを抱いている。
マミとは、昔、「何にも本気にならない」という約束を交わしている。
霜月 晶(しもつき あきら)
声 - 梶裕貴
雪菜の従兄。雪菜がユピナだと知っているただ一人の人物。髪の色は銀色で顔が隠れるほど前髪が長いが、顔立ちは整っている。10巻で前髪を切り、雑誌の読者モデルとしてスカウトされた。メロンパンやドーナツなど常に何か食べている。祖父がイギリス人でクォーター。 雪菜とよく一緒におり、彼女のよき理解者。幼稚園の頃から一緒にいる。
雪菜のことが好きで固執とも言えるほどに思いを寄せており、時雨のことを良く思っていない。時雨とはお互いライバル関係にある。10年前に両親を亡くしたときに彼女の言葉と行動に救われ、以来雪菜は特別な存在となった。
水野 マミ(みずの マミ)
声 - 竹達彩奈
時雨の幼馴染。病弱でなかなか学校に来られなかった。表向きはいつも笑顔で礼儀正しいので教師受けが良い。外見も可愛らしく、男子のアイドル的存在。
時雨のことをよく知っていて、周囲は時雨と恋仲にあると思っている。だが時雨にとっては、それ以前にマミに対してなにやら負い目のある態度を取っている描写がある。独占欲が強いのか、時雨に依存している様子。時雨に友達として見られていることに、胸を痛めている。雪菜に敵意を抱いているようで、やたらと絡んで小説の構想の邪魔をしている。対人ストレスに弱い。

主要登場人物の家族・血縁[編集]

氷室 真冬(ひむろ まふゆ)
雪菜の父。雪菜を「雪菜ちゃん」と呼ぶ。いつまでも母にお熱な愛妻家。
氷室 春菜(ひむろ はるな)
雪菜の母。父と同様、雪菜を「雪菜ちゃん」と呼ぶ。父とラブラブ。体型は少々ぽっちゃり系。昔はスレンダーだったらしい。普段着が姫系(ロリータ)。
霜月 秋斗(しもつき あきと)
晶の父で春菜の兄。元カメラマン。仕事に向かう途中で事故に遭い急逝。
霜月 レイラ(しもつき レイラ)
晶の母。イギリス人の父と日本人の母を持つハーフ。元モデル。夫と同じく事故に遭って急逝している。

学校関係者[編集]

鬼田先生
3年C組の教師。雪菜同様のするどい目で生徒からも恐れられている。しかし雪菜だけにはどうしても負けてしまう。
髪が少なく独身らしい(このことは禁句)。よくブランド物のスーツを着ている。いい子の象徴である時雨にだけは常に笑顔だが、本人からすると「褒めれば一番扱いやすい」と散々な認識のされようである。

ユピナの小説中の登場人物[編集]

リリア
主人公。現実での該当人物は雪菜。
氷の心を持つ少女。伯爵と接するうちに「好き」というものが何なのか分かるような気がしている。そんな中ナイト・カインに告白されて戸惑う。
伯爵(はくしゃく)
リリアの相手役。該当人物は時雨。
吸血鬼。リリアの手を握ったり抱きしめて彼女にアピールしている。ナイト・カインになぜか苛立っている。
ナイト・カイン
騎士。該当人物は晶。
ずっとリリアの近くにいたが、ある日突然リリアに告白し彼女を戸惑わせる。

書誌情報[編集]

ドラマCD[編集]

単行本第8巻・第9巻・第10巻の特装版に同梱。

スタッフ
  • 脚本 - 高橋ナツコ
  • 音響監督 - 濱野高年
  • 効果 - 森川永子
  • 録音調整 - 椎原操志
  • 音響制作 - マジックカプセル
  • 録音スタジオ - スタジオごんぐ

脚注[編集]

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  1. ^ a b 遠山えま 『わたしに××しなさい!』第1巻、講談社講談社コミックスなかよし〉、2009年10月6日、第1刷、103頁。ISBN 978-4-06-364236-0
  2. ^ コミックナタリー - 第36回講談社漫画賞にヴィンランド・サガ、失ショコほか”. コミックナタリー. ナターシャ. 2012年5月12日閲覧。
  3. ^ 遠山えま 『わたしに××しなさい!』第13巻、講談社〈講談社コミックスなかよし〉、2013年10月11日、第1刷、帯。ISBN 978-4-06-364236-0
  4. ^ 「なかよし」公式ホームページ『デジなか』|なかよし|わたしに××しなさい!|既刊コミック|講談社コミックプラス(2012年6月9日閲覧)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]