秋吉亮

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秋吉 亮
東京ヤクルトスワローズ #14
20140713 Rto Akiyoshi, pitcher of the Tokyo Yakult Swallows, at Meiji Jingu Stadium.JPG
2014年7月13日、明治神宮野球場にて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都足立区
生年月日 (1989-03-21) 1989年3月21日(28歳)
身長
体重
182 cm
73 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2013年 ドラフト3位
初出場 2014年4月1日
年俸 1億1,000万円(2017年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム 日本の旗 日本
WBC 2017年

秋吉 亮(あきよし りょう、1989年3月21日 - )は、東京都足立区出身のプロ野球選手投手)。右投右打。東京ヤクルトスワローズに所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学1年生の時に足立ジュニアヤンガースに入団。6年生の時に関東大会優勝を果たしている。足立区立江北中学校へ進学後は、同校の軟式野球部と軟式クラブ足立ヤンガースに所属。内野手、外野手をこなしつつ、2年生の時には捕手に指名されたという。

中学卒業後は「試合に出ることを考えて選んだ」という理由として東京都立足立新田高等学校へ進学。1年時の頃から一塁手としてスタメンへ定着、後に投手へ転向しエースとして活躍。2年生の秋の大会では強豪・早稲田実業高校と対戦し1対3で破れはしたが、中盤まで早実打線をノーヒットに抑える好投。これが秋吉にとって「大きな自信を得た」としている。この時早実のエースであった斎藤佑樹と投げ合っている[2]。3年時の夏は東東京予選で同高校史上初のベスト4入りを果たす。

高校卒業後は中央学院大学に進学しリーグ通算14勝を果たす。

大学卒業後はパナソニックに入社し硬式野球部に所属。入社2年目の2012年からエース格へと成長。都市対抗ベスト8、日本選手権ベスト4。第26回アジア野球選手権大会の日本代表に選出され3勝を記録し、日本の優勝に貢献した。ドラフト候補にも名前が上がっていたが会社の事情もあり残留を決意。翌2013年も都市対抗、日本選手権出場。ともにベスト8という成績を残した。

2013年10月27日に行われたプロ野球ドラフト会議東京ヤクルトスワローズから3巡目で指名を受け契約。都立高校出身者のドラフト指名は2005年高校生ドラフト会議中日ドラゴンズに4巡目で指名された高江洲拓哉以来。

ヤクルト時代[編集]

2014年はオープン戦で先発として結果を残し、開幕ローテーション入りを勝ち取る[3]。4月1日の広島東洋カープ戦でプロ初登板、しかし2連敗となったため八木亮祐と入れ替わりで中継ぎに転向する[4]。5月13日の読売ジャイアンツ戦でプロ初勝利を記録[5]。同月26日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では、故障で離脱したオーランド・ロマンの代役として初セーブも挙げた[6]。その後も相次ぐリリーフ陣の不振、故障の中でセットアッパー、抑えとして安定した投球を続け、1年目からチームトップの61試合に登板する大車輪の働きを見せた。

2015年は序盤は打たれる場面が目立ったが、徐々に持ち直して9月には疲れの見えた、ロマンに代わり、主に7回を投げるセットアッパーとして活躍。最終的に球団記録となる74試合に登板して22ホールドを記録し、優勝に貢献した。

2016年開幕前の2月15日に「侍ジャパン強化試合 日本 vs チャイニーズタイペイ」の日本代表26名に選出された[7]。シーズン開幕後はセットアッパーだったが、ローガン・オンドルセクの謹慎・退団を受け、クローザーへ転向。9月10日阪神タイガース戦で通算200登板を達成した。入団3年目での達成は稲尾和久以来2人目となる。最終的に19セーブを挙げ、救援失敗は僅か2回とヤクルト救援陣のなかでは抜群の安定感を見せた。オフの10月18日に「侍ジャパン 野球オランダ代表 野球メキシコ代表 強化試合」の日本代表に選出された[8]

選手としての特徴[編集]

右変則サイドスロー[9]から最速150km/h[10]ストレートに加え、スライダーチェンジアップシンカーを操る[11]。一番得意な変化球はスライダー[12]

サイドスローに転向したのは高校1年生の時、当時の監督からサイドスローの指導を受けたのがきっかけで「今よりも下から投げていて、球種はストレートとスライダーだけ」と振り返っている。大学1年生時にアンダースロー気味だったというフォームを今現在のサイドスローに修正している[13]

グラブをはめた左腕を胸元に引き寄せずに、左腕を開き、体の外側へと流す独特のフォーム[14]で、本人は「でんでん太鼓のイメージ」で投げているとのこと[15]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2014 ヤクルト 61 2 0 0 0 3 4 5 19 .429 276 71.0 52 10 19 2 0 62 0 0 20 18 2.28 0.97
2015 74 0 0 0 0 6 1 0 22 .857 305 76.1 51 6 28 0 6 81 2 0 24 20 2.36 1.03
2016 70 0 0 0 0 3 4 19 10 .429 279 70.0 50 6 15 3 6 68 1 0 17 17 2.19 0.89
通算:3年 205 2 0 0 0 12 9 24 51 .571 860 217.1 153 22 62 5 12 211 3 0 61 55 2.28 0.99
  • 2016年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



投手












2014 ヤクルト 61 3 14 1 1 .944
2015 74 5 8 1 0 .929
2016 70 3 17 0 0 1.000
通算:3年 205 11 39 2 1 .962
  • 2016年度シーズン終了時

記録[編集]

その他の記録
  • 初登板で対戦した第一打者に被本塁打:1回裏3球目を丸佳浩に左越ソロ ※NPB史上64人目、初登板・初打者に初回先頭打者被本塁打は同史上16人目
  • オールスターゲーム出場:1回 (2016年)

背番号[編集]

  • 14 (2014年 - )

登場曲[編集]

  • 「守るべきもの」若旦那(2014年 - )
  • 「Everything's All Right」CTS(2014年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ヤクルト - 契約更改 - プロ野球.日刊スポーツ.2016年12月12日閲覧。
  2. ^ 14年ぶりの優勝に貢献! 74試合登板のセットアッパー・秋吉の球歴とは?」BASEBALL KING 2015年10月26日 10:30 日付閲覧
  3. ^ ヤクドラ3右腕 開幕ローテ当確 小川監督「今の球なら安心」スポーツニッポン 2014年3月19日付記事
  4. ^ ヤクルト ローテ再編 八木が先発、ルーキー秋吉は中継ぎスポーツニッポン 2014年4月15日付記事
  5. ^ ヤクルトのドラ3秋吉 巨人戦でプロ初勝利「絶対抑えてやろうと思った」スポーツニッポン 2014年5月13日付記事
  6. ^ 秋吉 プロ初セーブ、ロマン離脱で大役「ほっとした」スポーツニッポン 2014年5月26日付記事
  7. ^ 3月開催の侍ジャパン強化試合、出場26選手発表! 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2016年2月15日) 2016年2月17日閲覧
  8. ^ 11月に東京ドームで開催する侍ジャパン強化試合に出場する選手28名が決定 野球日本代表 侍ジャパン オフィシャルサイト (2016年10月18日) 2016年10月18日閲覧
  9. ^ “ヤクルト 秋吉亮 燕先発投手陣の救世主”. 週刊ベースボールONLINE. http://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=071-20140414-01 2014年4月7日閲覧。 
  10. ^ ““でんでん太鼓投法”のヤクルト・秋吉に“横曲がりスライダー”の極意聞く”. スポーツ報知. (2017年2月25日). http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20170225-OHT1T50072.html 
  11. ^ 本職の中継ぎ・秋吉が侍で果たす役割 WBCへ注目集まる権藤コーチの判断”. スポーツナビ (2016年3月6日). 2016年12月19日閲覧。
  12. ^ “ヤクルト秋吉、地味にスゴイ!都立高出身初の1億円”. 日刊スポーツ. (2016年12月13日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1751119.html 2017年1月19日閲覧。 
  13. ^ 14年ぶりの優勝に貢献! 74試合登板のセットアッパー・秋吉の球歴とは?」BASEBALL KING 2015年10月26日 10:30 日付閲覧
  14. ^ 燕の救世主は変則右腕!D3・秋吉、OP戦初先発で4回0封”. SANSPO.COM (2014年3月12日). 2014年9月14日閲覧。
  15. ^ 燕D3位・秋吉、高津コーチ+建山先輩=でんでん太鼓投法!”. SANSPO.COM (2014年1月19日). 2014年9月14日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]