反日教育

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

反日教育(はんにちきょういく)とは「反日感情を植付け、あるいは煽るために行われる」ものとされる教育[要出典]国家あるいはある組織が行うとされる集団的思想教育・洗脳教育。他国の政府・教育機関の行う教育について述べる場合のほか、日本国内の教育を自虐観と評する立場から用いられる場合がある。本稿では前者について述べる。後者については、反日#言葉としての反日を参照。

「反日教育」は、日本国・日本国民に対する妥当な批判(その国の学習者にとって必要であり、教育を受けるべきだと考えられる知見)を超えて、必要以上に嫌悪・憎悪の念を持たせたり、友好的な感情が育たないようにする教育方針を批判する言葉である。第二次世界大戦により遺恨を残す事となった、中国(中華人民共和国)・韓国北朝鮮の一部では過剰な反日教育が行われており、反日教育を受けた人々が対日感情を不当に悪化させていると指摘されている[誰によって?]

中国・韓国・北朝鮮で行われる反日教育の目的[編集]

これらの国では主に政権の維持・愛国心醸成・自民族観向上などを目的として、これに都合の良い形で反日教育が実施されている。自由主義陣営の一国である韓国においても「反日」が政治面においては選挙の票や知名度の確保、マスコミの場合には視聴率向上、芸能人・文化人などでは好感度アップに直結する文化的土壌が形成されており、実際その様な形で利用されているため、決して例外ではない。[要出典]また竹嶋渉によると韓国においては領土問題で日本の肩を持つ発言をすれば「非国民」「売国奴」の烙印を押されてしまい[1]職業生命が奪われるのみならず、本人や家族の身辺の安全や財産までもが脅かされる事態になる。また近年ではそれら反日教育を徹底的に教え込まれて育った、反日が社会常識である世代が政治・行政の中枢に携わる様になっており[要出典]もはや思想教育感情教育の段階に移行し、青少年教育・国民感情に大きな先入観を及ぼし、[独自研究?]竹島問題靖国問題歴史教科書問題慰安婦問題などに見られるように日本に強いプレッシャーを及ぼし、歴史認識としての政治的問題、さらには領土を巡る紛争に発展する危険性をはらんでいる。[独自研究?]

中華人民共和国[編集]

中華人民共和国中国共産党の一党独裁体制が現在も続いている。政治においては国会議員の選出は立候補に制限を設けた間々接選挙であるので、国民の意見が薄まってしまう傾向にあり、国民の不平不満の矛先をプロパガンダとして統制し仮想敵国=日本の構図で政権の安定を図る為、反日教育をしているという主張がある。[要出典]もっとも中国の愛国教育はアヘン戦争から日中戦争の一連全てを教えていて、反日だけでなく、反英反仏反露反米なども当てはまるという意見もあり(特に華北ではアロー戦争で英仏軍に焼き討ちにされた円明園の方が日中戦争関係の史跡よりも愛国教育に使われる事が多い、ちなみに円明園は1988年に愛国主義教育重点基地に指定されている)、教科書には「悪いのは日本の一部の軍国主義者であり、日本人民も被害者である」という記述もある事から共産主義の祖の一人レーニンの著書「帝国主義論」にある「資本主義が独占資本の段階になると帝国主義になる」事の実際例として利用し共産主義思想の伝播が本来の役割であるという意見も一方である。[要出典]例えば2008年のカルフール不買運動や1999年ユーゴスラビア内戦における米軍による中国大使館誤爆事件に対する過激な反米運動(米国大使館が数百人により襲撃)が起きている。

中国には「マスメディア」「出版物」「映画等放映物」の統制検閲が存在し(かつての社会主義国の憲法ドイツ連邦共和国基本法に見られる「憲法の敵には憲法上の保障を与えない」という思想に基づく、俗に言う「戦う民主主義」)[要出典]、中国政府が意図しない放送や出版物は差し止めとする事が良く見受けられる。実質的に一党独裁体制を敷いており、中国には出版物や放映物の検閲制度およびインターネットフィルタリングなど情報統制制度などがあり、中国政府の意図しない情報(政権批判や時として戦前の日本[要出典]に対する賛美の情報など)は徹底排除する姿勢を貫いている為に、国民は四方から客観的に双方の歴史の情報の取捨選択ができず、政府や公的機関から与えられた反日的記述が過剰に多い情報[要出典]親中派日本人の情報(小学校の国語の教材では日本の音楽界の重鎮である小澤征爾を偉人として紹介するものもある)を教え教育され[要出典]その他の政権の意図しない教育がタブーとされている事が反日教育・思想に繋がるといった指摘もある[要出典]

2006年8月に発売された江沢民文選によると、元中国共産党中央委員会総書記江沢民は1998年8月「(日本に対しては)歴史問題を始終強調し、永遠に話していかなくてはならない(=プレッシャーをかけ続けなければいけない[独自研究?])」と外国に駐在する特命全権大使など外交当局者を集めた会議で指示を出していた。その背景として、江沢民は、天安門事件で経済制裁を受けたうえに東欧革命ソ連崩壊の影響によって自国の共産主義政権が崩壊することを恐れ、国民に対して中国共産党による統治の正統性を再確認させるとともに、政治への不満から目を逸らせる為に愛国主義教育(反日教育)を推進したのである[要出典]

韓国・朝鮮[編集]

戦前大日本帝国の一部であった朝鮮半島では戦後、李氏朝鮮時代の朱子学政策による固定思想化と、朝鮮半島の南北分裂による動乱(朝鮮戦争)から国家・政治家の求心力・政権力・国力などを維持するために[要出典]、韓国・北朝鮮両国の一部では日本による韓国統治政策を利用し反日教育を実施している[要出典]。近年の韓国では世代交代により戦前の状況や制度など当時のことをよく知らない世代が多くなっており、反日教育がそのまま人格形成にも及び[独自研究?]竹島問題などでは逆に国民が圧力をかけ国家政策に大きな影響を及ぼしている。

韓国人の日本人に対するすさまじい憎悪はまさに反日教育の成果の賜物であり[独自研究?]金完燮によると韓国の国定教科書の日本に関するは記述の大半が日韓併合以後の記述で占められ、韓国併合時について国内の併合を進めた人々を親日派と称し、大日本帝国の強圧により併合させられ、併合中の大日本帝国の功績にはほとんど触れず(ただし日韓併合の一因は韓国の近代化の遅滞にあるという記述もありこの点をもって韓国の教科書は過度なナショナリズムに支配されているとはいえないとする見解もある[2])、「いかに(大日本帝国と)戦ったか」に重きをおいて教育している等、日韓の歴史については韓国の歴史学者たちの恣意的な歪曲があり、これに基づいた強力な反日教育と民族イデオロギー策動が存在しているという[3]。また阪神大震災[要出典]東日本大震災の際には一部の韓国人が「天罰だ」と歓喜するなど、日本が不幸や天災に見舞われるたびに国を挙げて大喜びをする傾向にあり[要出典]韓国における反日という社会病理の根深さと深刻さの度合いが、極めて危険な水準に達していることを物語っていると言える[要出典][誰によって?]。(なおこの動きとは別に東日本大震災の際には石原慎太郎経典的な意味合いで[要出典]「日本人の我欲に対する神の罰ではないか。」と発言し左派勢力が[要出典]猛反発したが前述の動きには何の抗議も取らずダブルスタンダードの様相を呈している。[要出典])ただし地理の教科書においては日本の統治下の時代に鉄道や地方都市の開発がなされたという記述もあり韓国の教科書全てが日本統治を完全否定しているとは言い難い面も存在している[4]これほど日本に対する嫌悪感が強いのは、李承晩の政策により、1998年までに韓国は日本文化(絵画、小説、漫画、アニメ、TV番組、映画など)は禁止になっており、日本文化はもとより日本の情報そのものに対しても触れ得なかった事が一因と言える[要出典]。つまり韓国はホロコーストの影響でドイツ語使用もしくはドイツ製品禁止になっているイスラエルの政策[要出典]に似た、加害国の文化の禁止政策をつい近年までとっていたのである。 同じ反日国家であっても中国と正反対に韓国は日本に対する根拠もなく蔑む場合が多く[要出典]靖国神社参拝を行わない日本の首相や今上天皇を蔑む事がある。[要出典] また、中国人・韓国人に共通して言えることではあるが、留学・ビジネスのためや日本法人のスタッフになるなどして来日した際に、自分が母国で教わってきた反日教育に基づいた日本の姿と自分の目で見た日本人の姿や日本文化の実像とのギャップ、「文明未開の野蛮人が住む不潔な土地」「自国よりも文化面で遥かに劣る国」と教わってきた筈の日本の現実、すなわち自身の国以上の発展や衛生環境の高さを目の当たりにして、激しいカルチャーショックを受けるケースが多い。特にインテリ層の場合には、母国では触れられなかった情報を日本に来て初めて知ったことで自国外から母国を客観的に見つめなおすことにも繋がり、それまで自身が教わり“正しいもの”と信じてきた母国の教育や、さらには母国の政治の全般に対して内心で疑問や不信を抱くようになる者も珍しくはない。[要出典]

反日教育の実態[編集]

北朝鮮[編集]

『白頭山伝説集』などに記載されている。[要出典]

  • 児童団員が日帝野郎の巡査を川にたたき込みました。素早く銃を奪って頭に打ち下ろすと川に沈んでしまいました。(小学一年生国語)[要出典]
  • 将軍様が世界地図の日本を黒く塗りつぶすと、日本に災害が起きました。それで人々は、将軍様には天地を操ることが出来ると噂しました。(小学一年生国語)[要出典]
  • 日帝野郎反対のビラを16枚持っていました。日帝巡査の家に9枚、日帝の手先の地主の家にもはりました。さて地主の家には何枚はりましたか?(小学一年生算数)[要出典]

中華人民共和国[編集]

古森義久によれば中国では「中国歴史」の教師用指導書には次のように書かれているという[5][6]

  • 「日本帝国主義を心より恨み、蒋介石の無抵抗を心より恨み、国土の喪失を悲しみ、憂国憂民の感情を心に持たなければならない。」
  • 「教室の雰囲気に気を配って、思想教育の実質的効果が上がるように心がけなければならない。」
  • 「『石井部隊が被害者の死体を焼却した焼人炉』と、『日本の侵略者が中国人を用いて行った細菌実験』の二枚の画像を組み合わせ、生徒の思いを刺激して、日本帝国主義の中国侵略の罪状に対して強い恨みを抱くように仕向けるべきである」
  • 南京大虐殺』については「残虐性と野蛮性を暴露せよ」「教師は日本軍の残虐行為の部分を生徒に真剣に読ませて、日本帝国主義への深い恨みと激しい怒りを生徒の胸に刻ませよう」「南京大虐殺の時間的経過と人数を生徒に覚えさせよ」
教科書記載例
  • 甲午農民戦争のとき、日本の軍隊は旅順で、住民をひとまとめに縛りつけて撃ち殺した。酷い時は体を刀で切り刻んだり、皮を剥いだりした。[要出典]
日中戦争の中国側犠牲者数

中国側首脳が言及する日中戦争の「犠牲者数」「虐殺被害者数」は戦後一貫して増加し続けており、これを反日プロパガンダと看做す意見もある。中国共産党政権維持のための反日プロパガンダも加わり、中国側の「日中戦争の犠牲者数」は指数関数的な勢いで日々増加している。当時の中国人口よりも犠牲者数が増えるのではないかと揶揄する評論家もいる[7]

発表年 犠牲者数 調査・出典 補足
終戦時 132万 GHQ調査・発表 国民党軍人のみ
終戦時 132万 国民党政府調査・発表
1948年 438万 国民党政府報告書 1948年までの確認数 国民党軍人のみ[要出典]
1950年 1000万 共産党政権発表
1970年 1800万 共産党政権発表
1985年 2100万 共産党政権発表(抗日勝利40周年) これ以後 博物館教科書で公式数字となる
1998年 3500万 江沢民共産党総書記発表 江沢民の演説で発言後、南京大虐殺紀念館での公式数字となる
2005年 5000万 卞修躍博士発表(抗日勝利60周年)

韓国[編集]

2005年6月[8]仁川広域市橘ヒョン駅の構内で桂陽中学の学生による「独島は私達の土地」をテーマにしたポスター展があった[9][10]。それらは、日本列島をウサギの糞にした絵[8]、日の丸を踏み躙っている絵[8]、日の丸が描かれたトイレットペーパーを燃やしている絵[8]、日本列島を火あぶりにしている絵[8]、日本列島にミサイルを撃ち込んでいる絵[8]、「嘘つき民族日本人」を犬小屋で飼っている絵[8]などだった。絵には「日本の奴らは皆殺す」「日本列島を火の海に」「日本というゴミが捨てられるのは何時なのか」などという言葉も附けられていた[11]呉善花は「韓国では小学生の時からこうした教育を受けさせ、伝統的な侮日観をしっかり身に付けさせている」と述べている[11]

韓国の地下鉄に子供達が描いた絵が展示される[12]様子が日本のニュースで報道された[要出典]。これらの絵は、優秀作品として選ばれ展示されたものだが、

  1. 「日本人を犬小屋に飼う、殴る、射殺する」
  2. 「日本国旗を踏みにじる、燃やす、刃物を突き立てる、目玉焼きに模してフォークを突き刺す、日本国旗の葬式をあげる」
  3. 「韓国から発せられたミサイルにより日本列島が延焼する、日本列島を檻に閉じ込める、日本列島を消しゴムで消していく、日本列島をゴミ袋に入れゴミ箱に入れる」

といった表現ばかりであった[要出典]。韓国の子供たちは

  1. 他国人(ひいては隣人、自分以外の人間)を殺傷すると褒められる
  2. 他国の国旗(ひいては隣人の大切なもの、自分以外の人間の大切なもの)を傷つけると褒められる
  3. 他国の存在(ひいては隣人の存在、自分以外の人間の存在)を否定すると褒められる

といった倫理観の上で育てられている恐れがある[独自研究?]

台湾[編集]

台湾(中華民国)は本省人の李登輝が総統になるまでに中国国民党一党独裁政権の時代に反日教育が行われていた[要出典]が、現在の台湾は非常に親日的である。戦後生まれの台湾人の林建良は大学卒業までに反日教育を受けたが、戦前生まれの父により反日教育とは逆の日本人像を教わったようである[要出典]。台湾と韓国は共に日本の支配を受けた国であるが、台湾は日本統治時代よりも国民党政府の統治が酷かった点や韓国と比較して親日的な態度が社会的タブーとされなかった点[要出典]、日本統治時代が長く、日本人と同化した台湾人が多かった点[独自研究?]、そして戦後も経済的なつながりが強かったため、日本に対して友好的であった。

韓国の小中高生の反応[編集]

2007年、韓国で開催された第6回歴史認識と東アジア平和フォーラムソウル大会で発表された、ソウルと農村地域の中高生321人に対して行われた歴史認識の調査で、学生の60%が韓国の歴史教科書の日本に関する記述に偏りがある(偏っている30%、非常に偏っている30%)と答えている。中国に関する記述に対しても51%が偏っている(偏っている32%、非常に偏っている19%)と答えており、回答した学生の過半数が自国の歴史教科書に問題があると認識している調査結果となった[13]

また日本の植民地支配と第二次世界大戦に関した史実に対する認知度は、三・一独立運動が93%、広島の原爆弾投下が86%、南京大虐殺が28%、日本の平和憲法が15%となった。日本人学生に行った調査では、広島の原爆投下が100%、日本の平和憲法が95%、南京大虐殺が80%、三・一独立運動が50%であり、日韓両国の認知度に違いが表れている[13]

2011年、韓国にて行われた韓国国内の中高校生を対象に実施した『青少年の国家観と安全保障観』調査によると44.5%が「現在の一番の敵は日本」と回答している。天安号事件や延坪島砲撃で関係が悪化している北朝鮮は第2位の22.1%で日本の半数にも満たなかった[14]

2013年にソウルで小中学生1489人を対象に行われたアンケート調査では、大韓民国の安保で最も脅威となる国で「日本」は168人(11.3%)で2番目に多かった[15]

2013年に韓国の学習塾「ノーベルと蟻」「ノーベル子ども」が調査したところによると小学生の86%が「一番嫌いな国は日本」と答えた[16]。学習塾の関係者は「小学生は愛国心を持ち歴史の勉強を着実に行い独島(竹島の韓国名)が韓国の領土であることを世界に知らせる方法について考え行動に移して欲しい」と述べている[17]

中国や韓国の歴史教育について書かれた書籍[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

脚註[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 韓国芸能人「独島は韓国のもの」発言は非国民扱い回避のため SAPIO2011年10月5日号
  2. ^ 筒井真樹子『韓国の教科書の中の日本と日本人』あとがき。なお筒井は同文で同時に「日本の教科書より日本史が事細かに書かれており日本の教科書と見間違わんばかりだったとの見解を述べている。
  3. ^ 金完燮『親日派のための弁明』[要ページ番号]
  4. ^ 谷浦孝雄訳全訳世界の地理教科書シリーズ24。[要ページ番号]
  5. ^ Voice2005年7月号
  6. ^ 古森義久『日中再考』ISBN 4594031579
  7. ^ 東京の窓から中嶋嶺雄[要ページ番号]
  8. ^ a b c d e f g Children's drawings in the subway!, How cute.
  9. ^ '논개 투신체험'이라니?! 제정신이냐?
  10. ^ 증오를 가르치는 민족주의 교육
  11. ^ a b 呉善花「反日教育で歪められた日本の朝鮮統治」、別冊正論23『総復習「日韓併合」』産経新聞社、2015年3月。同書に小中学生の反日ポスターの写真が掲載されている。
  12. ^ James Card "A chronicle of Korea-Japan 'friendship'", Asia Times, Dec 23, 2005, "The most disturbing images of the year were drawings on exhibit at Gyulhyeon Station on the Incheon subway line..."
  13. ^ a b 중.고교생 60% "역사교과서 문제있다"”. YonhapNews. 2010年3月30日閲覧。
  14. ^ 韓国の中高校生「1番の敵は日本」 北の2倍、中国は1割
  15. ^ ソウルの小中学生、安保脅威1位は「北朝鮮」、2位は「日本」…アンケート調査 中央日報日本語版 2013年06月24日17時06分
  16. ^ 韓国小学生86%「日本が嫌い」…嫌いな国アンケートで圧倒的サーチナ 2013年10月10日
  17. ^ 초등학생 86% “일본이 싫어요”……노벨과개미, 노벨아이 공동 설문 뉴스와이어 2013-10-10