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戦争責任

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

戦争責任せんそうせきにん)とは、戦時においてとった行動に対してとるべき責任のこと。しばしば戦争犯罪と混同されるが、戦争責任にはいくつかの側面があり、次のように分類が可能である[1][2][3]

  1. 帰責事由に基づく分類
    1. 開戦責任:戦争を開始したことに関わる責任
    2. 戦争遂行責任:戦争を遂行した過程に関わる責任
    3. 終戦責任:戦争を終結したことに関わる責任
    4. 敗戦責任:戦争に敗北したことに対する責任
  2. 責任の相手方に基づく分類
    1. 国際責任:他国家、他国民に対する責任
    2. 国内責任:自国家、自国民に対する責任
  3. 責任の内容に基づく分類
    1. 法律的責任:不法行為をなした場合に課せられる法律的制裁
    2. 政治的責任:権力の行使によって生み出された結果に対する政治行為者の責任
    3. 道義的責任:上述の責任を免れたとしても自己の良心において負担する内的な責任

戦争責任は必ずしも国家間の戦争責任に限定されず、ボーア戦争で戦勝国側のイギリスが自国の将校を軍規違反で裁いた事例や、アメリカ合衆国第二次世界大戦中に日系アメリカ人強制収容所に収容したことへの謝罪と補償を行なった事例もある。

脚注

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出典

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  1. ^ 高森明勅 (2020年12月25日). “昭和天皇の「戦争責任」?”. 高森明勅 公式ブログ. 2025年10月18日閲覧。
  2. ^ 成嶋, 隆「<国際シンポジウム>「戦争責任から国際平和へ : カナダおよび日本の視点から」(PDF)『法政理論』第29巻第2号、新潟大学法学会、1996年11月、87-164頁、hdl:10191/14865ISSN 028615772025年10月18日閲覧 
  3. ^ 安井郁 (1954年3月22日). “第19回国会 衆議院 外務委員会公聴会 第1号”. 国会会議録検索システム. 国立国会図書館. 2025年10月18日閲覧。

関連項目

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