全北現代モータース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
全北現代モータース
原語表記 전북 현대 모터스 축구단
愛称 全北FC
Dak Gong
Noksekjunsa (green warriors)
JHM
クラブカラー     緑(グリーン)
創設年 1994年
所属リーグ Kリーグクラシック
所属ディビジョン 1部
ホームタウン 全羅北道全州
ホームスタジアム Jeonju World Cup Stadium 2016.jpg全州ワールドカップ競技場
収容人数 42,477
運営法人 ヒュンダイ・モーター・カンパニー
代表者 韓国の旗 チョン・ウィソン
監督 韓国の旗 チェ・ガンヒ
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

全北現代モータース(チョンブク・ヒュンダイ(ヒョンデ)・モータース、ハングル:전북 현대 모터스 축구단、英語:Jeonbuk Hyundai Motors Football Club)は、韓国の南西部、全羅北道全州をホームタウンとする、韓国プロサッカーリーグ(Kリーグクラシック)に加盟するプロサッカークラブ。通称・全北現代と表記されることもある。

概要[編集]

1993年、完山ピューマ(ワンサン―、Wansan Puma)として創立した。韓国初の市民クラブ。ホームタウンは韓国の南西部、全羅北道全州である。

国際タイトルでは2006年のAFCチャンピオンズリーグを1回、国内タイトルではKリーグを4回、韓国FAカップを3回、韓国スーパーカップ(2006年大会を最後に廃止された)を1回の優勝を果たしている。

歴史[編集]

1993年(クラブ創設)[編集]

1993年

完山ピューマ(ワンサン―、Wansan Puma)創立。韓国初の市民クラブ。

1994年(全北バッファロー、全北ダイノスに改称)[編集]

1994年

全北バッファロー(チョンブク―、Chonbuk Buffalo)に改称。

1994年

12月、財政悪化のためクラブ解体の危機に陥るが、現地に商用車生産拠点を置く現代自動車の出資により全北ダイノスChonbuk Dinos)として生まれ変わる。

1997年(全北現代ダイノスに改称)[編集]

1997年

全北現代ダイノスに改称。

2000年(全北現代モータースに改称)[編集]

2000年

5月、全北現代モータースに改称。

クラブ自体はリーグ戦だと上位進出が少なく、韓国FAカップアジアカップウィナーズカップ、さらにはAFCチャンピオンズリーグといったカップ戦に強いことで知られるチームであった。

2006年(AFCチャンピオンズリーグ初優勝)[編集]

2006年

2006年のACLでは、グループステージでガンバ大阪、準決勝で蔚山現代FCを下し、初の決勝進出を果たす。そして決勝戦では、シリアのアル・カラマを第1戦・第2戦通じて3-2で下し、初のアジアの王者に輝いた。同年12月、アジア代表としてFIFAクラブワールドカップ2006に出場するも、出場6チーム中5位に終わった。

2007年

2007年のACLにも、前回優勝チームとして決勝トーナメントから出場したものの準々決勝で浦和レッズに敗れた。この試合でナショナリズム剥き出しのラフプレーを行った挙句、全北の韓国人主将が試合後にレッドカードを提示されて中指を突き立てるという、前代未聞の悪態を晒した。

2009年(リーグ戦初優勝)[編集]

2009年

クラブ創設15年目にしてリーグ戦1位でチャンピオン決定戦に進出し、城南一和天馬に勝利しリーグ戦初優勝を達成した。

2011年(ACLでの「大地震お祝い」横断幕事件)[編集]

2011年

AFCチャンピオンズリーグ2011のグループリーグでC大阪山東アレマのグループGを5勝1敗の首位通過で決勝トーナメントに進出した。

ACL2011のラウンド16で天津泰達と対戦した。ホームでの一発勝負を3-0で勝利して準々決勝に進出した。準々決勝でセレッソ大阪と対戦した。アウェイの第1戦を3-4で敗れたが、ホームの第2戦で6-1と勝利し合計スコア9-5で準決勝に進出した。

「大地震お祝い」横断幕事件

2011年9月27日、AFCチャンピオンズリーグ2011準々決勝第2戦ホームゲーム(セレッソ大阪戦)で、一部の全北サポーターが「日本の大地震をお祝います(原文ママ)」と2011年3月に日本で発生した東日本大震災を用いて日本を誹謗中傷する横断幕を掲げ、C大阪のスタッフが運営側に指摘し、前半途中に幕は撤去された[1]。C大阪の藤田信良社長は「国のことを言われれば、われわれとしては抗議しなくてはいけない」として試合後、AFCに抗議文を提出した。これに対し、全北側は謝罪を行い、「今回の一件で失意にくれる日本の国民とサッカーファンに深々とお詫びの言葉を述べさせていただくとともに、今後はこのようなことが再発しないように努力していきます」といった謝罪文を公式サイトに掲載し[2]、横断幕を掲げたサポーターには10年間のホームスタジアム入場禁止の処分が下された[3]

これに対して韓国メディアは、「気分の良い勝利だったが、グラウンドの外で問題が発生した」と報じ、韓国のインターネット上の一部に「日本のサポーターも旭日旗を持ち込んだりする」と本件を擁護する意見があることも報じた[4](ただしAFCアジアカップ2011における猿真似パフォーマンス騒動の発端とされた旭日旗は当日の試合会場には存在しなかったことが確認済み[5][6])。また一部の韓国メディアは、日本のメディアが横断幕を掲げたと見られる人物にモザイクをかけずに横断幕の写真を掲載したことに対して、「物議を醸す出来事を報じる際には観衆の顔をそのまま露出させてはいけない」、「特定人物の人格を毀損することになる」と非難した[7][4]。一方中央日報は、「全州で見られた言葉は国籍に関係なく、人間として考えられないほど低劣だった」と横断幕を掲げた人物を厳しく非難した[8]

ACL2011の準決勝でアル・イテハドと対戦した。アウェイの第1戦を2-3で勝利するとホームの第2戦でも2-1で勝利し合計スコア5-3で決勝に進出した。決勝でアル・サッドと対戦した。ホームでの一発勝負を2-2(PK2-4)で敗れ準優勝に終えた。2006年以来の優勝はならなかった。

リーグ戦ではチャンピオン決定戦で蔚山現代ホランイに勝利し、2年ぶり2度目のリーグ戦優勝を飾った。

2014年-現在(クラブ初のリーグ連覇)[編集]

2014年

8回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2014のグループリーグでは、広州恒大メルボルン横浜FM のグループGを2勝2分2敗で2位通過して決勝トーナメントに進出した。ACL2014のラウンド16で同国の浦項スティーラースと対戦した。ホームの第1戦を1-2で敗れるとアウェイの第2戦でも0-1で敗れ合計スコア1-3で敗退した。

Kリーグクラシックでは3回目のリーグ制覇を果たした。

2015年

9回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2015ではベスト8となった。

Kリーグクラシックでは第5節に首位に立つと、その後一度も譲ることなく連覇を達成した。

過去の成績[編集]

年度 Kリーグ チャンピオンシップ FA杯
1995 前期7位/後期4位 資格なし
1996 前期5位/後期7位 資格なし
1997 6位 大会なし
1998 6位 資格なし
1999 7位 資格なし
2000 4位 4位 優勝
2001 9位 大会なし
2002 7位 大会なし
2003 5位 大会なし 優勝
2004 前期2位/後期12位 資格なし
2005 前期11位/後期12位 資格なし 優勝
2006 前期7位/後期13位 資格なし
2007 8位 資格なし
2008 6位 二回戦敗退
2009 1位 優勝 ベスト4
2010 3位 3位 ベスト8
2011 1位 優勝 ベスト16
2012 2位 大会なし ベスト8
2013 3位 大会なし 準優勝
2014 優勝 大会なし ベスト4
2015 優勝 大会なし ベスト4

タイトル[編集]

国内タイトル[編集]

国際タイトル[編集]

現所属メンバー[編集]

2016シーズン 基本フォーメーション

Soccer.Field Transparant.png

クォン・スンテ
# 1
キム・ヒョンイル
# 3
イ・ホ
# 5
チョ・ソンファン
# 16
チェ・チョルスン
# 25
イ・ジェソン
# 17
キム・ボギョン
# 13
パク・ウォンジェ
# 19
リカルド・ロペス
# 11
レオナルド
# 10
イ・ジョンホ
# 9
2016年3月29日現在
No. Pos. 選手名
1 韓国の旗 GK クォン・スンテ
2 韓国の旗 MF イ・ウヒョク
3 韓国の旗 DF キム・ヒョンイル
5 韓国の旗 MF イ・ホ
6 韓国の旗 DF チェ・ジェス
7 韓国の旗 MF ハン・ギョウォン
8 ブラジルの旗 MF ルイス・エンリケ
9 韓国の旗 FW イ・ジョンホ
10 ブラジルの旗 MF レオナルド
11 ブラジルの旗 FW リカルド・ロペス
13 韓国の旗 MF キム・ボギョン
15 韓国の旗 DF イム・ジョンウン
16 韓国の旗 DF チョ・ソンファン
17 韓国の旗 MF イ・ジェソン
18 韓国の旗 FW コ・ムヨル
19 韓国の旗 DF パク・ウォンジェ
20 韓国の旗 FW イ・ドングク (Captain sports.svg)
21 韓国の旗 GK ホン・ジョンナム
22 韓国の旗 MF ソ・サンミン
No. Pos. 選手名
23 韓国の旗 DF チェ・キュベク
25 韓国の旗 DF チェ・チョルスン
26 韓国の旗 DF チェ・ドングン
27 韓国の旗 DF キム・チャンス
28 韓国の旗 FW キム・ヒョギ
29 韓国の旗 FW Myung Joon-jae
30 韓国の旗 DF キム・ヨンチャン
31 韓国の旗 GK Kim Tae-ho
32 韓国の旗 DF イ・ジュヨン
33 韓国の旗 DF Lee Han-do
34 韓国の旗 MF チャン・ユノ
37 韓国の旗 MF Choi Jung-woo
38 韓国の旗 DF Park Jung-ho
39 韓国の旗 MF Kim Jin-se
41 韓国の旗 GK Hwang Byeong-geun
66 オーストラリアの旗 MF エリク・パールタル
99 韓国の旗 FW キム・シンウク
-- ブラジルの旗 FW エドゥー

※星印は外国人選手を示す。

監督

脚注[編集]

[ヘルプ]

外部リンク[編集]

公式