中華人民共和国の最高指導者一覧
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中華人民共和国の最高指導者一覧(ちゅうかじんみんきょうわこくのさいこうしどうしゃいちらん、簡体字中国語:中华人民共和国最高领导人、繁体字中国語:中華人民共和國最高領導人、英語:Paramount Leader of People's Republic of China)は、中華人民共和国の政策決定について最終決定権を行使した最高指導者と呼ばれる人物の一覧である。
概説[編集]
中華人民共和国の政治構造は憲法に明記されているように、中国共産党(以下は党と表記する。)が国家を領導する[1]。従って、党の最高指導者(党首)が国家の最高指導者(最高領導人)となる。
党の最高指導者は党則上党総書記(1982年以前は中央委員会主席)であるが、1978年12月の鄧小平のように、党の最高職に立たずに最高指導者となった事例もある。これは、党の最高職である主席・総書記と、党軍で事実上の国軍でもある中国人民解放軍を統帥する党中央軍事委員会主席を務める人物が分かれていたからである。鄧小平は権力の源泉となる軍の統帥権者である党中央軍事委員会主席の地位を確保し、自身の腹心の配下である胡耀邦・趙紫陽らを党総書記に据えることで主導権を掌握した。鄧小平は1987年10月の第13回党大会で党中央委員・中央政治局常務委員を退いたものの、党中央軍事委員会主席の地位は確保し、さらに第13期1中全会で、党中央政治局の重要決定に関する最終決定権を承認された。その後、1989年6月の第2次天安門事件を受けて開催された第13期5中全会で、鄧小平は党総書記の江沢民に党中央軍事委員会主席を譲って「完全引退」を宣言して無位無官の身となったが、以後も江沢民の後見役として1992年2月末に「南巡講話」を発表し、改革開放路線を推し進めるよう党指導部に迫るなど、最高実力者として振舞った。
同年10月の第14回党大会において江沢民体制が確立したことにより、鄧小平から江沢民へ最高指導者としての地位が移行した。江沢民は党総書記・中央軍事委員会主席と共に1993年3月に国家元首である国家主席に就任し、党・国家・軍の3権を掌握した。これは毛沢東が国家主席に在職(1954年9月 - 1959年4月)していた時以来の事である。党の最高指導者が党・国家・軍の最高職を独占する権力集中体制は、次代の胡錦濤と2代後の習近平体制にも継承された。
実権を握る歴代の最高実力者[編集]
※太字の人物は「党中央の核心」と位置付けられた人物。
| 代次 | 姓名 | 肖像 | 統治期間 | 指導思想 | 党首 | 国家元首 | 国家副元首 | 首相 | 軍の統帥者 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 党主席 | 中央人民政府主席 | 中央人民政府副主席 | 政務院総理 | 党中央軍事委員会主席 | |||||
| 1 | 毛沢東 | 1949年10月1日 - 1976年9月9日 |
毛沢東思想 | 毛沢東 | 毛沢東 | 朱徳 | 周恩来 | 毛沢東 | |
| 国家主席 | 国家副主席 | 国務院総理 | |||||||
| 毛沢東 | 朱徳 | 周恩来 | |||||||
| 劉少奇 | 宋慶齢 | ||||||||
| 空席 | |||||||||
| 華国鋒(代行) | |||||||||
| 華国鋒 | |||||||||
| * | 華国鋒 | 1976年10月7日 - 1978年12月22日 |
華国鋒 | 華国鋒 | |||||
| 2 | 鄧小平 | 1978年12月22日 - 1989年11月9日 |
鄧小平理論 | 趙紫陽 | |||||
| 胡耀邦 | 鄧小平 | ||||||||
| 党総書記 | |||||||||
| 胡耀邦 | |||||||||
| 国家主席 | 国家副主席 | ||||||||
| 李先念 | ウランフ | ||||||||
| 趙紫陽 | |||||||||
| 李鵬
(代行) | |||||||||
| 楊尚昆 | 王震 | 李鵬 | |||||||
| 江沢民 | |||||||||
| 3 | 江沢民 | 1989年11月9日 - 2002年11月15日 |
3つの代表 | 江沢民 | |||||
| 江沢民 | 栄毅仁 | ||||||||
| 胡錦濤 | 朱鎔基 | ||||||||
| 4 | 胡錦濤 | 2002年11月15日 - 2012年11月15日 |
科学的発展観 | 胡錦濤 | 胡錦濤 | 曽慶紅 | 温家宝 | ||
| 習近平 | 胡錦濤 | ||||||||
| 5 | 習近平 | 2012年11月15日 - | 習近平思想 | 習近平 | 習近平 | 李源潮 | 李克強 | 習近平 | |
| 王岐山 | |||||||||
現在の党・国家最高指導者[編集]
- 現在
| 代次 | 人目 | 党総書記/最高指導者 | 生年月日 | 年齢 | 政權 | 内閣 | 最高指導部 | 在任期間 | 日数 | 所属政党 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 5 | 6 | 習近平 | 1953年6月15日 | 68歳 | 習政權 | 李克強内閣 | 習近平 李克強 張徳江 兪正声 劉雲山 王岐山 張高麗 |
2012年11月15日 -
2017年10月25日 |
4年 + 344日 | 中国共産党 | |
| 習近平 李克強 栗戦書 汪洋 王滬寧 趙楽際韓正 |
2017年10月25日 -
(現職) |
4年 + 26日 | |||||||||
| 全体中央政治局常務委員を含めた習政権の通算在任日数 | 9年 + 5日 | ||||||||||
存命中の党総書記経験者[編集]
1997年2月19日に鄧小平元軍事委員会主席が逝去したことで、存命中の党総書記経験者は全員1978年12月の改革開放以降に就任した人物のみとなった。
| 氏名 | 在任期間 | 生年月日 | 現所属政党 | 現在の政治活動 |
|---|---|---|---|---|
| 江沢民 | 1989年–2002年 | 1926年8月17日(95歳) | 中国共産党 | なし |
| 胡錦濤 | 2002年–2012年 | 1942年12月11日(78歳) | 中国共産党 | なし |
| 中華人民共和国 |
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| 関連項目: 香港の政治・マカオの政治・台湾の政治 |
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参考文献[編集]
- 曽憲義・小口彦太編『中国の政治 開かれた社会主義への道程』(早稲田大学出版部、2002年)
- 毛里和子『新版 現代中国政治』(名古屋大学出版会、2004年)
- 高橋和之編『新版 世界憲法集』(岩波書店〈岩波文庫〉、2007年)
脚注[編集]
- ^ 上下関係を前提とする指導である。