小日本

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  1. 小日本(こにっぽん)は、山口県下関市の旧菊川町域に広がる菊川盆地の別称。
  2. 小日本(しょうにっぽん)は、新聞日本」の姉妹紙として1894年2月11日から同年7月15日まで刊行された日本の新聞。
  3. 小日本(しょうにほん、シャオリーベン、xiǎo rìběn)とは日本および日本人大和民族)に対する蔑称。中国語圏(中国台湾シンガポール)で使われる。
  4. 小日本(こひのもと、こにぽん)は、日本の萌え擬人化キャラクター小日本 (キャラクター)参照。

ここでは 3. の小日本について述べる。

由来[編集]

中国文化の特徴には、人や国といった物事の関係を水平ではなく上下関係で見るという考え方が存在する。そのため、名前の前に「老」や「小」を付けることが多い[1]。一方、枕草子の「なにもなにも ちひさきものはみなうつくし」が受け継ぐべき教養とされる日本文化において「小」はかわいらしさや「萌え」に相当する意味、保護すべき対象との思惑が付与されるため受ける印象は異なる。

「小」とは「小さい」、「度量の狭い」という意味を持つ蔑称である。日本と違い、中国語圏では小さいことは侮蔑の意味になりうる。または、同輩や目下の者の名前にかぶせて「~ちゃん」といった意味を持たせる場合に用いる。「小日本」とすると「取るに足らない日本」、「度量の狭い日本」、「ケチな日本」、「小児的な日本」という意味になる。日中戦争以前はめったに使っていなかった言葉である。日中戦争が始まってから、中国に侵攻する大日本帝国に対する抗日の機運とともに一気に広がった。今日では日本を侮辱する場合や反日感情が高まるときによく使う。AFC アジアカップ 2004 で日本に敗れた事で中国人サポーターが「小日本死ね!!」などと発言したり、反日デモでも「打倒!小日本」と書いた紙が映され、日本のメディアに流れた。

朝鮮民族の間では、日本人に対しての蔑称として「小日本」とほぼ同じニュアンスで「倭/ウェノム(倭奴)」が現在でも使われている。

なお、第二次世界大戦前に日本で唱えられた「小日本主義」と言う思想があるが、これは小イギリス主義に由来する言葉で、植民地や軍事的勢力圏、およびそれを維持するための軍事負担を放棄し、民力増進と通商振興により国富の増大を目指す思想である。本項の「小日本」とは関係が無く、特に意識されてはいない。

脚注[編集]

  1. ^ 天児慧「中国を考える 関係再構築へ 上」日本経済新聞 2010年10月26日 経済教室

関連項目[編集]