ヴィーナス (ショッキング・ブルーの曲)
『ヴィーナス』 | |
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ショッキング・ブルー の シングル | |
リリース | |
ジャンル | ポップス |
時間 | |
レーベル |
Pink Elephant Penny Farthing Colossus Polydor/日本グラモフォン |
チャート最高順位 | |
ヴィーナス(原題は、Venus)は、オランダのロックグループ・ショッキング・ブルー(The Shocking Blue)が1969年7月にリリースしたシングル。作詞および作曲は、ロビー・ファン・レーベン(Robbie van Leeuwen / Robert Leeuwen)。
解説
ビルボード(Billboard)誌の「Hot 100」では、1970年2月7日に、週間ランキング第1位を獲得した。ビルボード誌1970年年間ランキングでは第22位。ビルボード誌の集計では、ショッキング・ブルー最大のヒット曲となった。フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ベルギーで、週間チャート1位を獲得した。オランダでの週間チャート最高位は、第3位だった。日本のオリコンでは最高2位(洋楽チャートでは1970年3月9日付から12週連続1位(1970年度の年間1位も獲得)[1])。
ママス&パパスのキャス・エリオットがかつて在籍していたアメリカのフォークグループ、ザ・ビッグ・スリー(The Big 3)が1963年に発表したシングル「ザ・バンジョー・ソング」にインスパイアされた曲だと言われている[2]。
カバー
カバー曲は豊富に存在する。
1986年には、バナナラマ(Bananarama)が「ヴィーナス」をカバーした。バナナラマのカバー曲は、ビルボード誌の「Hot 100」で、1986年9月6日に週間ランキング第1位を獲得した。ビルボード誌1986年年間ランキングは第30位。ビルボード誌の集計では、バナナラマ最大のヒット曲となった。日本のオリコンでは最高43位(洋楽チャートでは1986年11月17日付から9週連続1位[3])。ビルボード誌の「Hot 100」及びオリコン洋楽チャートにおいて、同じ曲で2組のアーティストにより1位を獲得した曲となった。
1986年に長山洋子がバナナラマ版「ヴィーナス」を日本語訳したバージョンをリリースし、オリコン最高10位、40万枚[4]を売り上げるヒットとなっている。黒沢ひろみのカバーもオリコン最高71位を記録。荻野目洋子もアルバム『NON-STOPPER』にカバーバージョンを収めている。
- 1986年 香港で上山安娜がアルバム『小野貓』で『發電站』として広東語カバー。
- 1994年 深見梨加がアルバム『La Venus(ラ・ヴェニュス)』でカバー。
- 1998年 王様がアルバム『帰ってきた王様のお色気牧場』で『観音様』として直訳カバー。
- 2002年
- 2005年
- hitomiがカバー。シングル『Japanese girl』のc/wに収録。
- 清春がカバー。シングル『Layra』のc/wに収録。
- 2008年
- C-C-Bがアルバム『Romanticは止められない』でカバー。
- みひろがシングル『ヴィーナス/天使の誘惑』をみひろ with ANGEL & VENUS 名義でカバー。
- 2009年 倖田來未がアルバム『TRICK』でカバー。
脚注
- ^ コンピレーション・アルバム『ナンバーワン70s ORICON ヒッツ』の裏ジャケット。ナンバーワン 70s 80s 90s オリコン・ヒッツも参照。
- ^ http://www.whosampled.com/sample/28801/Shocking-Blue-Venus-The-Big-3-The-Banjo-Song/
- ^ コンピレーション・アルバム『ナンバーワン80s ORICON ヒッツ』の裏ジャケット。ナンバーワン 70s 80s 90s オリコン・ヒッツも参照。
- ^ 読売新聞社文化部『この歌この歌手(下)』現代教養文庫、1997年、318頁。ISBN 4390116029
参考文献
- フレッド・ロビンソン著・守屋須三男監修・加藤秀樹訳『ビルボード年間トップ100ヒッツ 1956-1990』音楽之友社、1994年2月10日、ISBN 4-276-23631-2