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ブロマイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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「プロマイド」の語を創出したブロマイドの老舗・マルベル堂(東京浅草

ブロマイドは、臭化銀(シルバー・ブロマイド)を感光剤として用いた写真用印画紙、又はこれを用いた写真のこと。

この語を元に、浅草のマルベル堂がスターの写真に「プロマイド」と名付けて売り出した(同社では原紙を「ロマイド」、写真にした製品を「ロマイド」と呼称する)。プロマイド第一号は映画女優の栗島すみ子1921年(大正10年)のことである。ただし、広辞苑NHKの放送用語などには、俳優等の肖像写真を指す語について、ブロマイドと修正されて収録されている。このため、映画やテレビタレントのスター写真を指す語として、「プロマイド」と「ブロマイド」の双方が用いられるようになった。

ブロマイド(bromide)は英語で臭化物を指す語だが、臭化銀印画紙を使用して制作されたスター写真を指す和製英語である。

戦後から昭和の末期までは、プロマイドの売上実績がすなわちアイドルの人気のバロメータになっていた。毎月集計した「男性歌手」、「女性歌手」、「男性俳優」、「女性俳優(女優)」の各部門別・売上実績(順位)を公表していた。なお、売上第1位獲得の月数の最多記録は、男性では西城秀樹の46回で、女性では岡崎友紀の46回となっている。

年代別ブロマイド売上ベスト10

関連項目

外部リンク