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2020年2月15日 (土) 02:26時点における版

根岸駅
駅舎(2006年12月)
ねぎし
Negishi
地図
所在地 横浜市磯子区東町16-1
北緯35度24分56.8秒 東経139度38分6.2秒 / 北緯35.415778度 東経139.635056度 / 35.415778; 139.635056座標: 北緯35度24分56.8秒 東経139度38分6.2秒 / 北緯35.415778度 東経139.635056度 / 35.415778; 139.635056
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
神奈川臨海鉄道
電報略号 ネキ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
21,925人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1964年昭和39年)5月19日
乗入路線 2 路線
所属路線 根岸線(JR東日本)
駅番号 JK 07
キロ程 7.1km(横浜起点)
大宮から66.2km
八王子から51.5 km
JK 08 山手 (2.1 km)
(2.4 km) 磯子 JK 06
所属路線 神奈川臨海鉄道本牧線(貨物線)
キロ程 0.0 km(根岸起点)
(4.0km) 横浜本牧
備考 みどりの窓口
浜 横浜市内
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根岸駅(ねぎしえき)は、神奈川県横浜市磯子区東町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)・神奈川臨海鉄道である。

JRの根岸線と、神奈川臨海鉄道の貨物線である本牧線が乗り入れている。根岸線の駅番号JK 07

只見線根岸駅と区別するため、当駅発着の切符には「(岸)根岸」と印字される(特定都区市内制度適用となるものを除く)。

歴史

駅名の由来となった根岸は、東町の旧地名である中根岸町からのものである。

年表

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅。それ以外にもJR貨物の貨物列車が使用するホームのない着発線2本(下1・2番線)やそれにつながる専用線との授受線5本(授受3 - 7番線)がホーム南側に敷設されている。本牧線の到着線および出発線は駅構内の東側(横浜本牧駅寄り)に位置している。

駅舎は構内北側にあり、ホームとは跨線橋でつながっている。直営駅で、みどりの窓口(営業時間7:00 - 20:00)、自動券売機自動改札機自動精算機がある。

駅構内店舗は、改札を出て左手(南側)すぐのNEWDAYS根岸店と、改札内、改札を入って左手(北側)すぐのレッツキヨスク根岸1号店がある。かつてはホーム上横浜方でレッツキヨスク根岸2号店が営業を行っていたが2006年5月31日で閉店し、翌2007年1月に撤去された。

この他、神奈川臨海鉄道根岸駅輸送本部が駅南側の磯子寄りに設けられている。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 JK 根岸線 下り 磯子洋光台大船方面
2 上り 横浜東京大宮方面 JK 京浜東北線直通
JH 横浜線 - 新横浜町田八王子方面 朝晩のみ運転

(出典:JR東日本:駅構内図

貨物取り扱い

JXTGエネルギー専用線

当駅南側には、日本最大規模の製油所であるJXTGエネルギー根岸製油所が存在する。この製油所へ専用線が敷設されており、当駅構内は石油製品を輸送するタンク車が留置されている。当駅の車扱貨物取扱量は日本国内1位(2008年度)[2]で、タンク車の出荷数量は国内最大である。旅客ホームに隣接する着発線・授受線と専用線の仕分線・荷役線との間で頻繁にタンク車の入れ換えが行われている。専用線の総数は34本、最大収容貨車数は375両[3]で、22ヶ所の積込口を備えた荷役線が2本ある。

専用線内の編成の入れ換えは日新が担当し、入換用機関車(スイッチャー:所有者も日新)NDD56形とD50形[注釈 1]が使用される。また、専用線内の奥ではスイッチャーにより編成が組成される。専用線を除く駅構内の入れ換え作業は、首都圏近郊の他の貨物駅と同様に神奈川臨海鉄道が行っている。

貨物の輸送先

タンク車は、主に以下の駅へと発送されている。当駅から直接着駅へ運ぶ列車の他、中継駅を経て別列車に継走されて着駅へ運ばれる貨車も存在する。

発送先はJXTGエネルギーや日本オイルターミナルの内陸油槽所で、輸送品目はガソリン軽油A重油C重油灯油の5種類である。一部の列車はタキ1000形式貨車のみで組成された最高速度95km/h高速貨物列車で、主にEH200形電気機関車の牽引により石油の速達輸送が行われている。現在、当駅を発着する貨物列車の編成は石油列車で最大28両、コンテナ列車で最大20両となっている。

利用状況

2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員21,925人であった。

近年の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗車人員[4][5]
年度 1日平均
乗車人員
1991年(平成03年) 22,109
1992年(平成04年) 22,583
1993年(平成05年) 22,815
1994年(平成06年) 22,869
1995年(平成07年) [6]22,303
1996年(平成08年) 22,043
1997年(平成09年) 21,370
1998年(平成10年) 20,731
1999年(平成11年) 20,352
2000年(平成12年) [JR 1]20,202
2001年(平成13年) [JR 2]20,182
2002年(平成14年) [JR 3]20,029
2003年(平成15年) [JR 4]20,104
2004年(平成16年) [JR 5]20,096
2005年(平成17年) [JR 6]19,828
2006年(平成18年) [JR 7]20,201
2007年(平成19年) [JR 8]20,681
2008年(平成20年) [JR 9]20,830
2009年(平成21年) [JR 10]20,665
2010年(平成22年) [JR 11]20,594
2011年(平成23年) [JR 12]20,188
2012年(平成24年) [JR 13]20,697
2013年(平成25年) [JR 14]20,998
2014年(平成26年) [JR 15]21,119
2015年(平成27年) [JR 16]21,572
2016年(平成28年) [JR 17]21,811
2017年(平成29年) [JR 18]21,774
2018年(平成30年) [JR 19]21,925

貨物取扱

構内に多数留置中のタンク車(2016年4月)

2009年度の年間貨物取扱量は、発送2,281,633トン、到着210,940トンであった。近年の年間発着トン数は下表の通り。

年度 年間貨物取扱量[7]
発送(トン) 到着(トン)
1998年 2,275,037 222,868
1999年 2,473,782 240,761
2000年 2,661,654 256,311
2001年 2,578,607 244,626
2002年 2,809,927 265,135
2003年 2,814,896 264,565
2004年 3,074,405 289,142
2005年 3,042,638 285,893
2006年 2,790,397 264,670
2007年 2,638,710 249,505
2008年 2,247,864 208,485
2009年 2,281,633 210,940
2010年 2,353,182 218,580
2011年 2,990,851 221,942
2012年 2,469,370 228,357
2013年 2,555,996 236,725
2014年 2,588,177 239,883

駅周辺

海側には工業地帯、山側には住宅地が広がる。駅前広場にはバスなどが発着し、それを囲むようにしてマンションなどが林立しているが、1980年頃までは空き地が目立っていた。

路線バス

横浜市営バスによって運行されている[8]

乗り場 系統 経由 行先 備考
1 58 間門・本牧中華街入口 横浜駅東口バスターミナル
間門・本牧・みなと赤十字病院・中華街入口 平日日中のみ
小港橋
間門・本牧・中華街入口 桜木町駅 平日朝・深夜のみ
99 元町尾上町
101 市庁前・桜木町駅前 保土ケ谷車庫
2 21 麦田町・旭台・元町 桜木町駅前
103 旭台・石川町5丁目・御所山 横浜駅東口バスターミナル
273 麦田町・小港橋 みなと赤十字病院
4 21

273

市電保存館 深夜バスあり
78 滝頭岡村町 磯子駅
133 上大岡駅
135 脳卒中・神経脊椎センター 【循環】根岸駅前
深夜 八幡橋・岡村町 磯子駅前
5 58

99

磯子車庫
7 54 本牧市民公園 本牧車庫
日産工場前・本牧市民公園 土曜日朝のみ
97 本牧市民公園前・北通り 【循環】根岸駅前 主に朝に運行
本牧車庫前・北通り・本牧車庫前 日中に運行
北通り・大鳥中学校 夕方以降に運行
本牧市民公園前 急行】北通り 平日朝のみ
9 91 急行】三菱本牧工場前
10 54 日産工場前 【循環】根岸駅前
本牧車庫前
日産工場前


整備計画

2000年1月、運輸省(当時)内の運輸政策審議会答申第18号で、2015年までに横浜環状鉄道の整備に着手することが答申された。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
JK 根岸線
快速・各駅停車
山手駅 (JK 08) - 根岸駅 (JK 07) - 磯子駅 (JK 06)
神奈川臨海鉄道
本牧線
根岸駅 - 横浜本牧駅

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ かつては2両配置されていたが、1両が太平洋セメントに譲渡されて秩父鉄道影森駅の三輪鉱業所専用線で入れ換えに使用されている。
  2. ^ 当駅常備のタンク車の走行機器の検査は川崎車両所が担当している。川崎貨物行第5160列車が交番検査を行うタンク車の輸送列車として指定されている。レールマガジン2008年7月号付録P10参照。

出典

  1. ^ 京浜東北線で石油のタンクが通るのをよく見ます。どこから来てどこに行くのですか? - はまれぽ.com
  2. ^ 2009年8月11日付交通新聞
  3. ^ 根岸製油所 装置構成”. JXエネルギー. 2016年1月5日閲覧。
  4. ^ 神奈川県県勢要覧
  5. ^ 横浜市統計書 - 横浜市
  6. ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 18ページ
  7. ^ 横浜市統計ポータル(運輸) http://www.city.yokohama.lg.jp/ex/stat/index2.html#46
  8. ^ 根岸駅前 のりば地図 | 横浜市交通局”. web.archive.org (2019年9月10日). 2019年9月10日閲覧。

利用状況

JR東日本の2000年度以降の乗車人員

関連項目

外部リンク