元町 (横浜市)
元町(もとまち、Motomachi, Yokohama)は、神奈川県横浜市中区にある地名。郵便番号231-0861。町内の大部分を占め、150周年以上の歴史がある元町商店街は、横浜を代表する商業地の一つとして特に有名である。
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概要 [編集]
1859年の横浜開港までは半農半漁の村落であったが、1860年2月の横浜開港に伴って立ち退いた旧横浜村住民がこの地に移住したことで横浜本村と呼ばれるようになる。明治維新の頃には外国人向けの商店街として栄え、「元町」と改称された。
開港後の山下町に外国人居留地が、山手に山手居留地がそれぞれ設けられ、両地区を結ぶ場所にあった元町通りは、居留者らが日常的に多く行き交うところとなり、外国人を相手にした商売が盛んに行われるようになる。明治が始まってしばらく経つ頃には居留者がさらに増え、セント・ジョセフ・インターナショナル・カレッジなどのインターナショナルスクールの開校や、当時は日本には珍しい喫茶店やベーカリー、洋服店、洋風家具店などが軒を連ね、文明開化を支えた。これが今の元町商店街の原型となる。
1970年代には、当時流行していたファッションスタイル「ニュートラ」に対抗する「ハマトラ」(横浜トラディショナルの略)というスタイルが同商店街のキタムラ、ミハマ、フクゾーなどにより生み出されるなど、独自の文化を色濃く残すエリアの一つである。
地勢 [編集]
町域の南・東側は山手丘陵地と隣接し、北側は堀川(運河)を挟んで山下町(横浜中華街)と隣接。山と運河に挟まれた平地部分を中心に元町商店街が形成されている。町域の東端に横浜高速鉄道みなとみらい21線の元町・中華街駅があり、町域の西に隣接する石川町にはJR根岸線の石川町駅がある。
運河と並行して町内を3本の通り(運河側より元町海岸通り、元町通り、元町仲通り)が走っている。いずれの通りも非常に狭く、町内を走る道路の多くは一方通行に指定されている。
歴史 [編集]
- 1860年(万延元年)1月:旧横浜村住民が移住。
- 同年2月:「横浜元町」に地名変更
- 1869年(明治元年):元町厳島神社社殿建立。この頃よりフランス人アルフレッド・ジェラールが西洋瓦の生産を元町で始める。
- 1882年(明治15年):北村商店(キタムラの前身)が創業。
- 1888年(明治21年)3月:ヨコハマベーカリー(ウチキパンの前身)が元町に移転。
- 1923年(大正12年)9月:関東大震災発生。ジェラールの工場が倒壊。増徳院[1]が倒壊。町内の百段坂が崩落。
- 同年11月:小売商近沢レース店が開店。
- 1945年(昭和20年)5月: 横浜大空襲にて一帯が焼失。
- 1961年(昭和36年):チャーミングセールの名称として最初のセールが開催される。
- 1964年(昭和39年):近隣に石川町駅開業
- 1976年(昭和51年):この頃ハマトラが発生。
- 1984年(昭和59年)2月:堀川上空の首都高速神奈川3号狩場線が供用開始。
- 1985年(昭和60年):フェニックスアーチが完成。
- 2000年(平成12年)11月:元町クラフトマンシップ・ストリートにて第1回フードフェア開催。
- 2004年(平成16年)2月:元町・中華街駅開業
- 2011年(平成23年)6月:日本で初めてのF1マシンの公道デモ走行が行われる。
元町商店街 [編集]
元町ショッピングストリート [編集]
元町1丁目から5丁目までの元町通りを中心とする商店街。
フェニックスアーチ [編集]
- 元町ショッピングストリートの両端にあるウェルカムゲートで商店街の目印となっている。1985年に建立、アーチの高さは10.5m。「翔べ光の中へ」という意味がある。
元町ライトフェニックス [編集]
- チャーミングセールなど人出が多い時に、元町ショッピングストリート内で交通整理や案内などを行う女性の事。それまでは男性警備員が交通整理を行っていたが、元町に訪れる人の多くが女性であるため、女性に交通整理を行わせるアイデアを元町SS会と横浜のイベント企画会社が共同で考え、元町の近くにあるフェリス女学院大学の女子学生をアルバイトとして採用し、1987年2月のチャーミングセールでデビュー。揃いの制服姿で交通整理を行う光景は元町ショッピングストリートの名物にもなっている。名前の由来は、商店街のシンボル「フェニックス」と光を意味する「ライト」を併せたもの。
元町クラフトマンシップ・ストリート [編集]
元町ショッピングストリートよりも1本山側の元町仲通りを中心とする商店街。元町仲通り、本牧通り、汐汲坂通り、代官坂通り、水屋敷通りの5本の通りで構成されている。1994年7月に元町仲通り会が発足し、2004年12月に「元町クラフトマンシップ・ストリート」という名称になった。
イベント [編集]
チャーミングセール [編集]
- 毎年2月末と9月末の2回、約1週間にわたって開催される元町ショッピングストリートを代表するバーゲンセールイベント。期間中は関東近郊のみならず全国からこのイベント目当てに大勢の人が訪れる。以前は「謝恩セール」という名称であったが、1961年に現在の「チャーミングセール」と言う名前が付けられた。 期間中は日本テレビやtvk、fm yokohamaなどでCMが流れる。
セントパトリックデー・パレード [編集]
- 毎年3月に開催されるアイルランドのお祭り(聖パトリックの祝日)。同国のシンボルカラーである緑の衣装を身に着けたパレード隊が元町ショッピングストリートを練り歩く。
モトマチ・ハロウィン [編集]
- 毎年10月31日に開催される。仮装した大勢の子供たちが元町ショッピングストリートに集まる。店舗の従業員も仮装して、子供たちにお菓子をプレゼントする。
フードフェア [編集]
Red Bull Energy for Japan [編集]
- 2011年6月5日、自動車競技のフォーミュラ1の公道デモ走行が元町商店街で行われた。F1マシンが日本の公道を走行するのは日本初の試みであり、RB5にセバスチャン・ブエミがドライバーとして乗車した。公表観客数は1万1000人[2]。
ギャラリー [編集]
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クラフトマンシップ・ストリートにある霧笛楼の看板には旧字で「横濱」と書かれている
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元町・中華街駅の入り口近くは歩道が広く、西日が通りを抜ける
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ストリートの老舗、フクゾー元町店
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ストリートの老舗、近沢レース店元町本店
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ストリートの老舗、霧笛楼元町店
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クラフトマンシップ・ストリートから横浜中華街南門を見る
最寄り駅 [編集]
脚注 [編集]
- ^ 現在は元町プラザが建っている一角に存在。震災後は南区へ移転。
- ^ “復興支援でF1マシン「元町」疾走、公道でのデモ走行は国内初/横浜”. カナロコ. (2011年6月5日) 2011年6月6日閲覧。
関連項目 [編集]
- ポンパドウル(元町発祥)
- 不二家(元町2丁目にて創業)
- あぶない刑事 - 劇中に元町通り・元町プラザ・元町パセオ・スタージュエリー・霧笛楼・4℃(元町店)・YOSHIDA・森ブラザーが登場。
- たったひとつの恋(ヒロインが当地の宝石店スタージュエリー社長の娘という設定)
- 大正活動映画撮影所
- 横浜ランドマークタワー - ランドマークプラザの3階に「元町ストリート」があり、元町ショッピングストリートにある店舗からキタムラ、スタージュエリー、タカラダなど数店舗が出店している。
外部リンク [編集]
座標: 北緯35度26分25.2秒 東経139度38分53.4秒 / 北緯35.440333度 東経139.648167度
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| 石川町 | 山手町 |
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