デヴィッド・リンチ

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デヴィッド・リンチ
David Lynch
David Lynch
本名 David Keith Lynch
生年月日 1946年1月20日(67歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 モンタナ州
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 監督、脚本家、俳優、プロデューサー
ジャンル 映画、テレビ、音楽、CM
配偶者 Peggy Lynch (1967-1974)
Mary Fisk (1977-1987)
Mary Sweeney (2006):一ヶ月で離婚
Emily Stofle (2009-) 
主な作品
ツイン・ピークス
ブルーベルベット
ワイルド・アット・ハート
マルホランド・ドライブ
備考
子供は3人。娘のジェニファーは、映画監督、脚本家。

デヴィッド・キース・リンチDavid Keith Lynch, 1946年1月20日 - )は、アメリカ合衆国モンタナ州出身の映画監督脚本家プロデューサー俳優

低予算映画『ブルーベルベット』は好評だったところから、「カルトの帝王」と呼ばれることもある。

目次

略歴 [編集]

ワシントン美術大学、ボストン美術館付属美術学校に通い、絵画を習う傍ら映画制作に没頭する。

オスカー・ココシュカのもとで絵画を学ぶため、オーストリアへ渡ったが、街があまりにも綺麗で自身の中での創作意欲が萎えてしまい、3年間滞在する予定であったが、わずか15日間でアメリカへ帰国することになる[1]

フィラデルフィアに移り、周囲は鉄道、工場など極めて悪い条件である、レンガ張りで部屋が何部屋もあり、とても大きい一軒屋をわずか3000ドルほどで購入する。周囲での治安の悪さをインスピレーションの一部として、地下室で絵画や映画制作に没頭する。

短編『THE ALPHABET』で奨学金をもらい、1976年から4年の歳月をかけ『イレイザーヘッド』を自主制作し、長編映画監督としてデビューする。

1990年、『ワイルド・アット・ハート』でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。

2001年、『マルホランド・ドライブ』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞。

2006年、第63回ヴェネツィア国際映画祭にて映画人として長年にわたり多くの優れた作品を生み続けていることを称える栄誉金獅子賞を受賞。

2007年にはカンヌ国際映画祭の第60回目を記念して制作されたオム二バス映画『それぞれのシネマ』のうちの一つ『アブサーダ』を製作。また同年には現代美術家としてカルティエ現代美術財団にて個展を開催した。

2011年1月にミュージシャンとしてシングル『Good Day Today/I Know』でソロ・デビュー[2]

2012年現在、リンチを追ったドキュメンタリー映画三部作『LYNCH three project』の三作目の資金調達のため、ファンから製作費の一部を募る活動が行われている。なお本作でリンチ自身は製作には直接関与していない。

活動 [編集]

映画製作のほか、『Dumbland』などのアニメーションも手掛けている。

映画製作に関わっていない時間は、予算が関係ないという理由で絵を描いたりしている[3]

影響 [編集]

絵画においてはフランシス・ベーコン、映画においてはフィラデルフィアの町そのものに最も影響を受けた[4]

作風 [編集]

  • シュールレアリズムをこよなく愛す。
  • 1950年代のアメリカを愛しており、作品にはたびたび何らかの形でフィフティーズを象徴するもの(セットなどの美術、音楽など)が使用される。
  • アメリカの片田舎を舞台とする作品が多い。

作品 [編集]

長編映画 [編集]

短編映画 [編集]

  • 6・メン・ゲッティング・シック - SIX MEN GETTING SICK(1967年、監督・製作・脚本)
  • アブサード・インカウンター・ウィズ・フィアー - Absurd Encounter with Fear (1967年)
  • フィクティシャス・アナシン・コマーシャル - Fictitious Anacin Commercial (1967年)
  • アルファベット - THE ALPHABET (1968年、監督・製作・脚本)
  • グランドマザー - THE GRANDMOTHER (1970年、監督・製作・脚本)
  • アンプティー - The Amputee (1974)
  • カウボーイ・アンド・ザ・フレンチマン - The Cowboy and the Frenchman (1988年)
    パリ・ストーリー Les Francais Vus Par...の一作。ベルナー・ヘルツォークアンジェイ・ワイダルイジ・コメンチーニジャン=リュック・ゴダールとのオムニバス映画。
  • インダストリアル・シンフォニー・No.1:ザ・ドリーム・オブ・ザ・ブロークン・ハーティッド - Industrial Symphony No.1: The Dream of the Broken Hearted (1990年)
  • プレモニションズ・フォローイング・アン・イビル・ディード - Premonitions Following an Evil Deed (1995年)
  • ダークンド・ルーム - Darkened Room (2002年)
  • バレリーナ - Ballerina (2006年)
  • ボート - Boat (2007年)
  • バグ・クロールズ - Bug Crawls (2007年)
  • アブサーダ - Absurda (2007年)  ※それぞれのシネマの中の一編
  • シザース - Scissors (2008年)

テレビ作品・そのほか [編集]

  • パリ・ストーリー - LES FRANCAIS VUS PAR... (1988年)
  • ツイン・ピークス - Twin Peaks (1989年、監督・製作総指揮・脚本)※パイロット版
  • ツイン・ピークス - Twin Peaks (1990-1991年、監督・製作総指揮・企画・出演)※テレビドラマシリーズ
  • オン・ジ・エアー - On The Air (1991年、監督・製作総指揮・脚本)※テレビドラマシリーズ
  • デビッド・リンチの ホテル・ルーム - Hotel Room (3話) (1993年)
  • ナイト・ピープル - Pretty As A Picture: The Art Of David Lynch (1997年、出演)
  • ラビッツ - Rabbits (2002年)※この作品の一部が『インランド・エンパイア』で再利用されている。
  • ダムランド バカの国 - Dumbland (2002年)
  • アウト・ヨンダー - Out Yonder (200?年)
  • ショット・イン・ザ・ブラック・オブ・ザ・ヘッド - Shot in the Back of the Head (2009、モービーのPV)
  • インタビュー・プロジェクト - Interview Project (2009年)

音楽作品 [編集]

  • GOOD DAY TODAY/I KNOW (2011年)
  • Crazy Clown Time (2011年)

著書 [編集]

  • 『大きな魚をつかまえよう リンチ流アート・ライフ∞瞑想レッスン』(四月社/2012)

エピソード [編集]

  • 1973年7月に、Transcendental Meditation(超越瞑想・TM)を学び、一日二回の瞑想を欠かさず行っている。
  • アメリカンスピリットを愛煙している。
  • 熱烈なコーヒー嗜好者であり、自ら豆を有機栽培して、それを自身のホームページで販売している。
  • 1970年代の半ばから1980年代前半まで、ほぼ毎日ビッグボーイミルクセーキを食べながら思考していたという。
  • 娘の一人ジェニファー・チェンバース・リンチの左腕のタトゥーは『HOLLYWOOD ALTERNATIVE』という文字であり、右腕のタトゥーの一部は漢字の『生現』という文字である。
  • ローラ・ダーンが初めてリンチに会ったとき、リンチは人差し指を立て「トイレに行ってくる!」と言い、そのまま消えてしまったという[5]

脚注 [編集]

  1. ^ オーストリアから帰国したのは、「街が綺麗すぎるから」という以外に「マクドナルドが少なすぎるから」というものもある(『ワイルド・アット・ハート』劇場用パンフレットより)。
  2. ^ デヴィッド・リンチがエレクトロ・ポップでソロ・デビューoops! 2010年11月30日
  3. ^ 『ナイト・ピープル』より。
  4. ^ 『マルホランドドライブ』劇場用パンフレットより。
  5. ^ 『ブルーベルベット』DVD特典映像のローラ・ダーンのインタビューより。

外部リンク [編集]