アン・ルイス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Ann Lewis
アン・ルイス
基本情報
出生名 Ann Linda Lewis
アン・リンダ・ルイス
出生 1956年6月5日(58歳)
日本の旗 日本兵庫県宝塚市
ジャンル ロックJ-POP
職業 歌手
担当楽器
活動期間 1971年 - 1981年
1982年 - 1999年
2005年 - 2013年
レーベル ソニー・ミュージックエンタテインメント
ビクターエンタテインメント
公式サイト オフィシャルホームページ

アン・ルイスAnn Lewis1956年6月5日 - )は、兵庫県宝塚市出身の歌手。本名アン・リンダ・ルイス。その楽曲は多くの音楽家にカバーされている。

プロフィール[編集]

父親がアメリカ人(アメリカ海軍の軍人)で母親が日本人のハーフ。兵庫県宝塚市に生まれ、横浜市中区本牧に在った米海軍の住宅街ベイサイドコートで育つ。子役として活躍。当初はグラビアアイドルやアイドル歌謡を中心に活動し、1974年に「グッド・バイ・マイ・ラブ」がヒット。ロック(歌謡ロックと言われる場合もある)に転向し1970年代から1980年代にかけて「ラ・セゾン」や「六本木心中」「あゝ無情」などヒット曲を放った。

かつての所属事務所渡辺プロダクションザ・タイガース時代より沢田研二の熱烈なファンだったことも遠因する[要出典])。

ファッションにこだわりを持ち、自身でステージ衣装のデザインを手がけることもしばしばある。キャンディーズの「やさしい悪魔」のステージ衣装のデザインも手がけた。

記者会見で自ら「パニック障害」であることを打ち明け、しばらく父親の母国アメリカに在住していたが、2005年11月23日にセルフカバーアルバム『REBIRTH』を発売と同時に音楽活動を再開させた。その後はファッションやペットグッズなどのデザイン、プロデュースも手がけている。 2013年4月6日、元夫の桑名正博と息子の美勇士で親子3人共演CDを同年10月に発売すると同時に、これをもって完全にアン・ルイスが芸能界から引退することが発表された。

略歴[編集]

  • 1971年2月25日発売のシングル「白い週末」でデビュー。
  • 1974年、「グッド・バイ・マイ・ラブ」がヒット。
  • 1980年、ロック歌手の桑名正博と結婚。
  • 1981年、長男・美勇士を出産。この頃、育児に専念するため音楽活動をしばらく休業する。
  • 1982年、活動再開。結婚を機に芸能界を引退した三浦百恵(旧姓:山口)作詞の「ラ・セゾン」がヒット。
  • 1984年桑名正博と離婚・「六本木心中」がロングヒット。また、同年大塚食品の「アルキメンデス」のCMにも出演。
  • 1995年頃、パニック障害を患う。
  • 1999年、再び活動休止。
  • 2005年、活動再開。
  • 2007年ニューギンからタイアップパチンコ機「CR アンルイスと魔法の王国」がリリース。
  • 2009年3月、フジテレビ系の番組『独占!金曜日の告白SP』に出演。10数年ぶりのテレビ番組出演となり、近況を語るほか活動休止となったときの思いを語った。この番組内で「現在もパニック障害の影響で人前で歌うライブができない」「(在住するという意味で)日本に行くことはもうないと思う」と告白した。
  • 2010年5月4日、フジテレビ系の番組『カスペ!・芸能界の告白大ヒットに隠された壮絶人生SP!』にVTRで出演。一時音楽活動を休止する原因となったパニック障害や、元夫の桑名正博・長男の美勇士らの話をそれぞれコメントしていた(インタビュアーはかつての歌手仲間だった研ナオコ)。
  • 2013年4月6日、元夫の桑名正博と息子の美勇士で親子3人共演CDを同年10月に発売すると同時に、これをもって完全にアン・ルイスが芸能界から引退することが発表された。[1]

家族[編集]

桑名正博は元夫、長男はミュージシャンの美勇士。美勇士の話によるとアンが4年に1度、来日する機会があり、その際は桑名と会うように仕向けているという[2]

ディスコグラフィー[編集]

オリジナル・アルバム[編集]

  • グッド・バイ・マイ・ラブ (1974年7月5日)
  • Think! Pink! (1978年9月25日)
  • PINK PUSSY CAT (1979年8月5日)
  • リンダ (1980年7月21日)
  • Cheek (1980年11月21日)
  • Cheek II (1982年2月21日)
  • LA SAISON D'AMOUR (1982年8月21日)
  • ANNIE'S SPECIALS (1982年12月5日)
  • Heavy Moon (1983年3月21日)
  • I LOVE YOUより愛してる (1983年12月21日)
  • ROMANTIC VIOLENCE (1984年5月21日)
  • Dri夢・X-T-C (1985年3月21日)
  • Cheek III (1985年7月21日) - カーペンターズのカバー集
  • ANNIE'S MIX'85 (1985年11月21日)
  • 遊女 (1986年5月21日)
  • LOVE & PEACE & ROCK'N ROLL (1986年11月1日)ライブアルバム
  • JOSHIN (1987年5月21日)
  • 女息 -MEIKI- (1988年5月21日)
  • MY NAME IS WOMAN (1989年9月21日)
  • RUDE (1990年10月21日)
  • K-ROCK (1992年9月23日)
  • Rockadelic (1993年9月22日)
  • Piercer (1994年11月23日)
  • La Adelita (1996年9月21日)
  • FETISH 〜the Crime of Pleasure and Innocence〜 (1998年2月21日, VICL-60180)
  • Girls Night Out (2003)

ベスト・アルバム[編集]

  • 全曲集(1978年12月1日)
  • ベスト・ヒット・アルバム(1978年12月5日)
  • 全曲集(1980年1月10日)
  • 全曲集(1982年9月21日)
  • 全曲集(1984年11月5日)
  • 全曲集(1985年2月21日)
  • WOMANISM I 〜ZEN・KYOKU・SHOO 1974-1984〜 (1991年3月21日)
  • WOMANISM II 〜ZEN・KYOKU・SHOO 1985-1991〜 (1991年3月21日)
  • WOMANISM III 〜NAKU・TAME・YOO〜(1991年9月21日)
  • WOMANISM IV 〜NEW・KYOKU・SHOO〜 (1995年9月21日)
  • ANNIE'S RAG BAG (1995年9月21日, VICL-40174-40178) 5枚組ビニルポーチ入り
  • WOMANISM BEST(2000)
  • ANNIE'S BOX (2002年4月24日, VICS-60118〜22) 5枚組BOX
  • me-mySELF-ann-i“refreshed”(2004年7月21日, COCP-32695)初のセルフカバー・ベストアルバム。新曲3曲収録。
  • ANN LEWIS Best Selection (2005年3月24日, VICL-41216)
  • REBIRTH Self-cover Best (2005年11月23日, MHCL-660)セルフカバー・ベストアルバム
  • WOMANISM COMPLETE BEST [CD+DVD] (2006年9月6日, VIZL-205)
  • ゴールデン☆ベスト アン・ルイス 1973〜1980 (2009年9月16日, VICL-63436)
  • ゴールデン☆ベスト アン・ルイス 1982〜1992 (2009年9月16日, VICL-63437)

シングル[編集]

  1. 白い週末/白い街サッポロ(1971年2月25日)
    作詞:なかにし礼/作曲:川口真
  2. 明日になったら/愛の聖書(1972年7月5日)
    作詞:なかにし礼/作曲:川口真
  3. ハッピーヨコハマ/北国の雨にぬれて(1972年4月25日)
    作詞:なかにし礼/作曲:H・キースリンク
  4. わかりません/悲しみはふるさとの想い出(1973年4月25日)
    作詞:安井かずみ/作曲:J・ナカシマ
  5. おぼえてますか/あのね(1973年10月5日)
    作詞:安井かずみ/作曲:川口真
  6. グッド・バイ・マイ・ラブ/暗くなるまで待って(1974年4月5日)
    作詞:なかにし礼/作曲:平尾昌晃/編曲:竜崎孝路
  7. ハネムーン・イン・ハワイ/ためらい(1974年8月25日)
    作詞:なかにし礼/作曲:平尾昌晃
  8. フォー・シーズン/ジス・イズ・マイ・ラブ(1974年11月25日)
    作詞:なかにし礼/作曲:平尾昌晃
  9. 恋のおもかげ/気まぐれな私(1975年4月25日)
  10. ラストシーン/待ちわびて(1975年10月25日)
    作詞:竜真知子/作曲:穂口雄右
  11. ごめんなさい/明日にしましょう(1976年5月25日)
  12. ラストコンサート/恋のラストシーン(1976年10月25日)
  13. 甘い予感/青春のページ(1977年8月5日)
    作詞・作曲:松任谷由実/編曲:松任谷正隆
    後にユーミンは、アルバム『OLIVE』でセルフカバーしている。
  14. 女はそれを我慢できない/湘南の男たち(1978年5月5日)
    作詞・作曲:加瀬邦彦/編曲:佐藤準
  15. 女にスジは通らない/女の顔にスリルが走る(1978年9月5日)
  16. アイム・ア・ロンリー・レディ(1979年6月25日)
  17. 恋のブギ・ウギ・トレイン/愛・イッツ・マイ・ライフ(1979年12月25日)
    作詞:吉田美奈子/作曲・編曲:山下達郎
  18. BOOGIE WOOGIE LOVE TRAIN/KOI NO BOOGIE WOOGIE TRAIN(1980年6月5日)
    「恋のブギ・ウギ・トレイン」の英語バージョン。
  19. リンダ/花の首飾り(1980年8月5日)
    作詞・作曲:竹内まりや/編曲:ブラッド・ショット、谷口洋一、山下達郎
    竹内まりやがアン・ルイスの結婚祝いに作ったもの。LINDAはアンのミドルネーム。
  20. リーダー・オブ・ザ・パック/グッドバイ・ボーイ(1981)
  21. ラ・セゾン/Clumsy Boy(1982年6月5日)
    作詞:三浦百恵/作曲:沢田研二/編曲:伊藤銀次
    アン・ルイスのシングル最大のヒット曲。
  22. LUV-YA/Show Me the Way(1983年2月21日)
    作詞:吉田美奈子/作曲:NOBODY/編曲:伊藤銀次
    HONDAスクーター「JOY」CMソング。
  23. 薔薇の奇蹟/GET AWAY(1983年5月1日)
    作詞:柴山俊之/作曲:大沢誉志幸/編曲:伊藤銀次
  24. I Love Youより愛してる/You And I(1983年10月21日)
    作詞:三浦百恵/作曲:NOBODY/編曲:伊藤銀次
  25. 六本木心中/IN PLEASURE(1984年10月5日)
    作詞:湯川れい子/作曲:NOBODY/編曲:伊藤銀次
  26. ピンクダイヤモンド/DANCE W/ME(1985年3月5日)
    作詞:湯川れい子/作曲:NOBODY/編曲:伊藤銀次
    大塚食品アルキメンデス」CMソング
  27. あゝ無情/トライアングル・ブルー(1986年4月21日)
    作詞:湯川れい子/作曲:NOBODY/編曲:佐藤準
  28. 天使よ故郷を見よ/FOUR SEASONS(1987年5月1日)
    作詞:川村真澄/作曲:西田昌史/編曲:佐藤準
    三貴「カメリアダイアモンド」CFソング。
  29. KATANA/SIREN(1988年4月21日)
    作詞:石川あゆ子/作曲:鹿紋太郎/編曲:佐藤準
  30. 美人薄命/華(1989年3月21日)
    作詞:石川あゆ子/作曲:松田良/編曲:佐藤準
  31. WOMAN/ランニング・アウト! (1989年9月6日)
    作詞:石川あゆ子/作曲:中崎英也/編曲:佐藤準
    明星食品「味の一徹」CMソング。
    アニメ「シティーハンターSP ザ・シークレット・サービス」エンディング曲。
    テレビ朝日連続ドラマHollywood Hills」エンディング曲。
  32. 欲望/ウェイティング(1990年6月21日)
    作詞:松井五郎/作曲:中崎英也/編曲:佐藤準
  33. Finish!!/裸の月〜ネイキッド・ムーン(1990年10月3日)
    作詞:松井五郎/作曲:中崎英也/編曲:佐藤準
  34. 夜に傷ついて/テイク・ミー・バック(1992年5月21日)
    作詞:岩里祐穂/作曲:中崎英也/編曲:土橋安騎夫
  35. Lovin’You/銀色の涙(1992年11月21日)
  36. YA!YA!/愛してるよ(1993年7月21日)
  37. VIRGIN LAND/砂塵(1993年11月21日)
  38. MIDNIGHT SUN/ロンリー・ソルジャーズ(1994年5月21日)
  39. I'M IN LOVE/DA SILVA STAR (THE BOY THAT LISTENED TO HIS HEART)(1994年9月21日)
  40. WOMANISM RHYTHM(1995年9月21日)
  41. 恋を眠らせて/ムーン(1996年8月21日)
    クライマックスゲームソフト『ダークセイバー』主題歌
  42. VENDETTA/BLEU(1997年11月21日)
  43. 豹柄とPINK/ソー・イン・ラヴ・ウィズ・ユー(1998年2月21日)
  44. 千年愛(1999年2月3日)
  45. 恋のブギ・ウギ・トレイン [Groove That Soul Mix] (2000年1月21日, VICL-35104)
    GTSのSatoshi HidakaによるRemix。英語バージョンである「BOOGIE WOOGIE LOVE TRAIN」のRemixなど7曲収録。
  46. あゝ無情/WOMAN (2006年7月19日, VICL-36145)

出演[編集]

映画[編集]

歌手役で出演し、「甘い予感」を歌った(同じシチュエーションでの映画出演は、他にも数本あり)。

TV[編集]

CM[編集]

他の音楽家によるカバー、タイアップ[編集]

その他の関連人物[編集]

バックコーラス「ピンクス」メンバーだった中田ゆうこを介して永年交流があった。とくに村上-中田が1989年結婚(中田はピンクス脱退・完全引退)の際、中田の披露宴の衣装の一部はアンがデザインした。
  • キャンディーズ - キャンディーズがデビューする前から、アンのバックガールを務めた経歴がある(アンの曲、「ハッピーヨコハマ」のバックコーラス)。キャンディーズがデビューしてからは、「やさしい悪魔」の曲の衣装をアンがデザイン。
  • テレサ・テン - アンの「グッド・バイ・マイ・ラブ」を日本語および中国語でカバー。1996年、テレサの一周忌を機に日本で開催された展覧会のブックレットに、アンは追悼コメントを寄せている。
  • 桑田佳祐 - 「哀しみのプリズナー」にアンがコーラスで参加。ほか、1986年1987年の年末に日本テレビで放送された桑田企画の音楽バラエティにも出演した。
  • 鈴井貴之大泉洋 - 水曜どうでしょうの第1回のゲストであり、そのインタビューの相手がこの2人だった。1996年の秋にあるレコード会社から「旅費は出しますので、アン・ルイスのインタビューをしてみませんか?」と言われたディレクター陣がインタビューを敢行した。

脚注[編集]

  1. ^ [1] 産経スポーツ、2013年11月24日閲覧。
  2. ^ 2009年3月13日放送回『独占!金曜日の告白SP』出演時に発言

外部リンク[編集]