西田有志
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ヴィボ・ヴァレンツィア時代(2021年) | ||||||||||||||||||||||||
基本情報 | ||||||||||||||||||||||||
国籍 | 日本 | |||||||||||||||||||||||
生年月日 | 2000年1月30日(24歳) | |||||||||||||||||||||||
出身地 | 三重県いなべ市 | |||||||||||||||||||||||
ラテン文字 | Yuji Nishida | |||||||||||||||||||||||
身長 | 186cm | |||||||||||||||||||||||
体重 | 89kg | |||||||||||||||||||||||
血液型 | O | |||||||||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||||||||
所属 | 大阪ブルテオン | |||||||||||||||||||||||
背番号 | 11 | |||||||||||||||||||||||
愛称 | ユウジ | |||||||||||||||||||||||
ポジション | OP | |||||||||||||||||||||||
指高 | 240cm | |||||||||||||||||||||||
利き手 | 左 | |||||||||||||||||||||||
スパイク | 350cm | |||||||||||||||||||||||
ブロック | 330cm | |||||||||||||||||||||||
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西田 有志(にしだ ゆうじ、2000年1月30日 - )は、日本の男子バレーボール選手。
人物・来歴
[編集]バレーボールを始めたのは幼稚園児のころで、「兄・姉がやっていたから」だという[1][2]。
いなべ市立大安中学校時代の2014年、第28回全国都道府県対抗中学バレーボール大会の三重県選抜チームに選出された経歴を持つ[3]。高校進学にあたっては東海地区のバレーボール強豪校である愛知県の星城高等学校などから誘いを受けたが、「地元がいい」と、海星高等学校への進学を選んだ[1]。
海星高等学校時代は三重県立松阪工業高等学校の壁が厚く、全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)への出場は一度もなく、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)は2017年度の一度だけの出場であった[4]。その高校時代には第11回アジアユース男子選手権大会(ミャンマー・ネーピードー)に出場するU-19日本代表に選出され[5]、大会では優勝を果たした。
2017年、高校3年のときにVプレミアリーグ男子のジェイテクトSTINGSに高卒内定選手として入団[6]。西田がSTINGSを選んだのは「実兄がジェイテクトで働いていて、『バレーボール部もあるんやで』と教えてくれたから」だったという[1]。海星高等学校は2018年1月の春高バレーに出場できなかったため、西田は2018年1月6日の堺ブレイザーズ(広島県立総合体育館)戦で高校生選手としてVプレミアリーグの公式戦に初出場を果たす。スパイク決定率70%を記録し[7]、その翌日のJTサンダース戦では早くもスターティング・ラインアップに名を連ねてチーム最多の26得点を叩き出すなど鮮烈なデビューを飾った[8]。
2018年4月、海星高等学校を卒業して、正式にジェイテクトSTINGSに入団。時を同じくして中垣内祐一監督率いる日本男子代表に大抜擢を受けた[9]。なお、ジェイテクト入団2年目からは正社員選手からプロ契約選手(社内での扱いは嘱託社員契約選手)に会社と相談して切り替えた。本人はその理由を「世界のトップ選手と本気で対戦してみて、このレベルで自分が渡り合っていくためには、バレーボールだけに専念する環境がないといけないと感じた」と述べている[10][11]。
2019年10月、バレーボールワールドカップでは、ベストサーバー賞を獲得。なお、カナダとの最終戦・最終セットでは、9-9から5度のサービスエースを含む6連続ブレイクを記録してチームを勝利に導いた[12]。
2020年2月、所属チームであるジェイテクトSTINGSのV1初優勝に貢献し、自身も最高殊勲選手賞(MVP)、得点王、サーブ賞、ベスト6を受賞した[13]。
同年12月に行われた天皇杯ではエースとしてチームを牽引。パナソニックパンサーズとの決勝戦では両チームトップの37得点を記録し、チームを初優勝へ導いた[14][15]
2021年5月、ファン向けに有観客で行われた紅白戦(配信あり)で右足首を負傷[16]。状態が心配されるなか、リハビリを続けながらネーションズリーグに帯同。
6月、東京オリンピック代表に内定し、東京オリンピックに出場した[17]。8月9日、所属チームを通じて記者会見を行い、イタリアセリエA、ヴィボ・ヴァレンツィアへの移籍を発表した[18][19][20][21]。負傷欠場がありながらも多くの試合に出場[22]。しかし、チームはセリエA2(2部)に降格となってしまった[23]。
2022年6月1日、ジェイテクトへの復帰が発表された。同時に、関田誠大とスロベニア代表のティネ・ウルナウトの入団も発表された[24]。
2022年12月31日、NECレッドロケッツ所属の古賀紗理那との結婚を報告[25][26]。ただし選手としては原因不明の体調不良で離脱する期間もあったなどの不遇を迎えた[27]。
2023年6月30日、契約期間満了に伴いジェイテクトSTINGSを退団[28][29]。その後、パナソニックパンサーズに移籍した[30]。
2023-24シーズン、天皇杯全日本バレーボール選手権大会でパナソニックの優勝に貢献し、MVPを受賞。妻の古賀も同大会の女子大会でMVPを受賞したため、夫婦で優勝・MVP受賞となった[31][32]。
2024年8月、パリオリンピック準々決勝敗退後に、2028年ロサンゼルス五輪に向けた代表活動について「4年の中で数年はたぶん休むかもしれない」と語り、休養期間を挟む意向を示唆した[33]。
人物
[編集]球歴
[編集]所属チーム
[編集]- 大安ビートル
- いなべ市立大安中学校
- オーシャンスター
- 海星高等学校
- ジェイテクトSTINGS(2018-2021年)
- ヴィボ・ヴァレンツィア(2021-2022年)
- ジェイテクトSTINGS(2022-2023年)
- パナソニックパンサーズ/大阪ブルテオン(2023年-)
受賞歴
[編集]- 2018年 - 第67回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会 若鷲賞(最優秀新人賞)、敢闘賞、ベスト6
- 2019年
- V.LEAGUE DIVISION1 MEN 2018-19 最優秀新人賞(大竹壱青とW受賞)、サーブ賞
- ワールドカップ2019 ベストオポジット、ベストサーバー
- 2020年 - 2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 最高殊勲選手賞(MVP)、得点王、サーブ賞、ベスト6
- 2023年 - 令和5年度天皇杯全日本バレーボール選手権大会 MVP
- 2024年 - 2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 MEN サーブ賞
出演
[編集]CM
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 本人に聞く、バレー界期待の「高校生Vリーガー」西田有志とは何者か Sportiva 2018.02.17
- ^ 「月刊バレーボール」2017年12月号臨時増刊 39ページ
- ^ 第28回全国都道府県対抗中学バレーボール大会 三重県選抜 (PDF) 三重県バレーボール協会
- ^ インハイで輝いた、全日本の“卵”たち バレー世代別代表に選出される注目株 スポーツナビ 2017年8月16日
- ^ “海星高の西田君、日本代表に 男子バレーアジアユース大会 - 伊勢新聞” (2017年3月14日). 2019年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月14日閲覧。
- ^ ジェイテクト、郡浩也、中根聡太、西田有志の内定を発表 バレーボールマガジン 2017年10月15日
- ^ バレーボール界の新星・西田有志選手のオフに密着!シャンプーしながら語ったコト - フジテレビュー!!、2019年10月1日
- ^ バレー界に現れたスーパーな18歳。西田有志「大学は遠回りというか」 Bunshun Number 2018/02/25
- ^ 期待の18歳サウスポー西田有志が日本代表初選出 内定選手としてプレミアリーグ席巻 産経新聞 2018年4月7日
- ^ “西田有志が18歳で選んだイバラの道。世界と戦うため「迷いはなかった」”. (2020年7月3日). オリジナルの2020年7月20日時点におけるアーカイブ。 2020年7月3日閲覧。
- ^ バレーボールヒーローズ Vol.2 8ページ目 より
- ^ “19歳西田有志、驚異の6連続ブレーク!“世界レベル”の能力を実証 バレーボールW杯”. zakzak. 2019年10月24日閲覧。
- ^ “Vリーグ所属男子バレーボール部ジェイテクトSTINGS|2020最終報告|”. www.jtekt-stings.jp. 2021年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月31日閲覧。
- ^ “男子ジェイテクト、女子JT共に初優勝 天皇杯・皇后杯決勝”. 日本バレーボール協会. 2021年8月10日閲覧。
- ^ “パナソニックV逃す「西田がいるといないとで違う」 - バレーボール : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2021年8月9日閲覧。
- ^ “龍神NIPPONに暗雲!? 若手エースの西田有志が紅白戦で右足関節ねん挫のアクシデント!自力で歩行できず病院へ…”. THE DIGEST. 2021年8月9日閲覧。
- ^ “第32回オリンピック競技大会(2020/東京) バレーボール男子日本代表チーム・龍神NIPPON 出場内定選手コメント”. 公益財団法人日本バレーボール協会. 2021年8月9日閲覧。
- ^ “移籍選手のお知らせ”. ジェイテクトSTINGS (2021年8月10日). 2021年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月12日閲覧。
- ^ “A Vibo sbarca la star giapponese Yuji Nishiida: “Voglio stare al passo con gli spiriti combattivi””. Tonno Callipo Calabria Vibo Valentia (2021年8月9日). 2021年8月12日閲覧。
- ^ “代表エース西田有志がイタリア1部VIBOバレンティア移籍を発表「石川祐希選手と日本人対決して勝ちたい」”. バレーボールマガジン. 2021年8月9日閲覧。
- ^ “【男子バレー】西田有志、イタリア移籍を発表。「東京五輪のおかげで“挑戦したい”とより明確になった」(田中夕子) - 個人”. Yahoo!ニュース. 2021年8月9日閲覧。
- ^ “Nishida Yuji”. Lega Pallavolo Serie A. 2022年6月2日閲覧。
- ^ “Regular Season SuperLega Credem Banca”. Lega Pallavolo Serie A. 2022年6月2日閲覧。
- ^ “ウルナウト選手・関田選手・西田選手(復帰)の入部決定のお知らせ”. ジェイテクトSTINGS (2022年6月1日). 2022年10月23日閲覧。
- ^ “バレーボール西田有志&古賀紗理那が結婚「いい家庭を築いていきたい」 ともに現役日本代表”. ORICON NEWS (株式会社oricon ME). (2022年12月31日) 2022年12月31日閲覧。
- ^ “バレー男女代表同士、西田有志と古賀紗理那が結婚「競技レベルも向上できるよう一層精進」”. 日刊スポーツ. (2022年12月31日) 2023年1月1日閲覧。
- ^ “【バレー】日本代表の西田有志がジェイテクトを退団…昨年末には原因不明の体調不良で離脱も”. 日刊スポーツ (2023年5月26日). 2023年5月26日閲覧。
- ^ “退団選手のお知らせ”. ジェイテクトSTINGS (2023年5月26日). 2023年5月26日閲覧。
- ^ “ジェイテクト 西田有志 柳田将洋 陳龍海 ファジャーニ監督が退団 西田「チームに迷惑をかけてしまって悔しいシーズンとなりました」V1男子”. バレーボールマガジン. (2023年5月26日) 2023年5月26日閲覧。
- ^ “西田 有志選手 入団のお知らせ”. パナソニックパンサーズ (2023年7月14日). 2023年7月14日閲覧。
- ^ “【バレー】西田有志が古賀紗理那と夫婦でMVP「家族で達成うれしい」パナソニック天皇杯V導く”. 日刊スポーツ. (2023年12月17日) 2023年12月17日閲覧。
- ^ 「バレーボール パナソニックが6年ぶり優勝 西田有志「家族なので。うれしく思う」古賀紗理那と夫婦アベックV」『スポーツ報知』報知新聞社、2023年12月27日。2023年12月17日閲覧。
- ^ “バレーボール男子日本、西田有志が代表活動を一時休養へ「数年はたぶん休むかも」高橋健太郎は代表引退へ…パリ五輪”. スポーツ報知 (2024年8月6日). 2024年8月6日閲覧。
- ^ “kobanasi11.pdf”. 2024年7月19日閲覧。
- ^ ““ヤンチャ坊主”西田有志を育てた肝っ玉母ちゃんとマジメな父「タバコ吸いたいなら吸え」悪さしてもバレーボールだけは一生懸命だった(田中夕子)”. Number Web - ナンバー. 2024年7月19日閲覧。
- ^ 『日本を代表するアスリートとアシックスから応援メッセージ スポーツを通じて成長する部活生の心を映したノンフィクションムービーWEB-CM「三年間じゃない、一生だ。」 公開』(プレスリリース)アシックスジャパン、2023年11月7日 。2023年11月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- 西田有志 - Olympedia
- 西田有志 - セリエA
- 西田有志 - V.LEAGUE
- 西田有志 - パナソニックパンサーズ
- 西田有志オフィシャルサイト