「青空の扉 〜THE DOOR FOR THE BLUE SKY〜」の版間の差分

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数ある浜田のアルバムの中でも、最もポップで明るい作品。[[1990年代]]前半の精神的に落ち込んでいた状態から抜け出し、ポジティブなメッセージが力強く描かれている。テーマは「新しい恋に落ちた瞬間」(=青空への扉を開けるとき)である。構想の段階から、[[ラブソング]]だけのアルバムを作るつもりで制作された。
数ある浜田のアルバムの中でも、最もポップで明るい作品。[[1990年代]]前半の精神的に落ち込んでいた状態から抜け出し、ポジティブなメッセージが力強く描かれている。テーマは「新しい恋に落ちた瞬間」(=青空への扉を開けるとき)である。構想の段階から、[[ラブソング]]だけのアルバムを作るつもりで制作された。


浜田自身、アルバム発売時のインタビュー等で「自分のキャリアの中で最高傑作」とたびたび発言していた。現在でも「音楽の神様が与えてくれたご褒美のようなアルバム」「自分の作品の中から好きなアルバムを1枚挙げろと言われたら、『青空の扉』を選ぶかもしれない」と語っている。あまりにも満足のいくアルバムが出来てしまったため、その後のアルバム作りになかなか取り掛かれないほどだった。
浜田自身、アルバム発売時のインタビュー等で「'''自分のキャリアの中で最高傑作'''」とたびたび発言していた。現在でも「音楽の神様が与えてくれたご褒美のようなアルバム」「自分の作品の中から好きなアルバムを1枚挙げろと言われたら、『青空の扉』を選ぶかもしれない」と語っている。あまりにも満足のいくアルバムが出来てしまったため、その後のアルバム作りになかなか取り掛かれないほどだった。


個々の楽曲に関しては、主人公が第三者的な立場から描かれているようにも見えるが、本人は「凄くパーソナルな作品」とも語っている。「[[さよならゲーム (曲)|さよならゲーム]]」が先行シングルとして発売された。
個々の楽曲に関しては、主人公が第三者的な立場から描かれているようにも見えるが、本人は「凄くパーソナルな作品」とも語っている。「[[さよならゲーム (曲)|さよならゲーム]]」が先行シングルとして発売された。


また、アルバムに同封されている[[ブックレット]]には、貴重な[[ヒゲ]]を生やした浜田省吾の写真が掲載されている。本人は割と気に入っていたようだが、周りに不評だったため、すぐに辞めている。
また、アルバムに同封されている[[ブックレット]]には、貴重な[[ヒゲ]]を生やした浜田省吾の写真が掲載されている。本人は割と気に入っていたようだが、周りに不評だったため、すぐに辞めている。

アルバム発売後の[[11月16日]]からアリーナツアー「[[ON THE ROAD '96 "Tender is the night"]]」が開催された。


== 収録曲 ==
== 収録曲 ==

2013年2月22日 (金) 16:27時点における版

青空の扉 〜THE DOOR FOR THE BLUE SKY〜
浜田省吾スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル クリアウォーター
プロデュース 浜田省吾星勝、鈴木幹治
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1996年度年間86位(オリコン)
  • 1997年度年間89位(オリコン)
浜田省吾 アルバム 年表
ROAD OUT "TRACKS"
(1996年)
青空の扉 〜THE DOOR FOR THE BLUE SKY〜
(1996年)
初夏の頃 〜IN EARLY SUMMER〜
(1997年)
『青空の扉』収録のシングル
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青空の扉 〜THE DOOR FOR THE BLUE SKY〜』(あおぞらのとびら ザ・ドアー・フォア・ザ・ブルー・スカイ)は、1996年11月11日に発売された日本ミュージシャン浜田省吾アルバムオリコン初登場1位を獲得。

概要

前作『その永遠の一秒に』から3年振りのオリジナル・アルバム。浜田のルーツであるR&Bをベースに作成されたポップ・アルバム。冒頭のザ・ロネッツのカバー曲「BE MY BABY」が、このアルバム像を象徴している。

数ある浜田のアルバムの中でも、最もポップで明るい作品。1990年代前半の精神的に落ち込んでいた状態から抜け出し、ポジティブなメッセージが力強く描かれている。テーマは「新しい恋に落ちた瞬間」(=青空への扉を開けるとき)である。構想の段階から、ラブソングだけのアルバムを作るつもりで制作された。

浜田自身、アルバム発売時のインタビュー等で「自分のキャリアの中で最高傑作」とたびたび発言していた。現在でも「音楽の神様が与えてくれたご褒美のようなアルバム」「自分の作品の中から好きなアルバムを1枚挙げろと言われたら、『青空の扉』を選ぶかもしれない」と語っている。あまりにも満足のいくアルバムが出来てしまったため、その後のアルバム作りになかなか取り掛かれないほどだった。

個々の楽曲に関しては、主人公が第三者的な立場から描かれているようにも見えるが、本人は「凄くパーソナルな作品」とも語っている。「さよならゲーム」が先行シングルとして発売された。

また、アルバムに同封されているブックレットには、貴重なヒゲを生やした浜田省吾の写真が掲載されている。本人は割と気に入っていたようだが、周りに不評だったため、すぐに辞めている。

アルバム発売後の11月16日からアリーナツアー「ON THE ROAD '96 "Tender is the night"」が開催された。

収録曲

  1. BE MY BABY
    (作詞・作曲:フィル・スペクターエリー・グリーンウィッチジェフ・バリー、編曲:町支寛二
    ザ・ロネッツ1963年のヒット曲のカバー。フィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドを代表する楽曲。
  2. さよならゲーム
    (作詞・作曲:浜田省吾、編曲:水谷公生
    アルバムの先行シングルとして発売された。TBS系音楽番組COUNT DOWN TV』エンディング・テーマ。オリコン第4位のヒットを記録した。
  3. 二人の絆
    (作詞・作曲:浜田省吾、編曲:梁邦彦
  4. 彼女はブルー
    (作詞・作曲:浜田省吾、編曲:町支寛二)
  5. 紫陽花のうた
    (作詞・作曲:浜田省吾、編曲:梁邦彦)
  6. 君去りし夏
    (作詞・作曲:浜田省吾、編曲:町支寛二)
  7. 恋は魔法さ
    (作詞・作曲:浜田省吾、編曲:水谷公生)
    1995年に発売された、事務所の後輩のスピッツ等とコラボレーションした楽曲のアルバム・バージョン。
  8. 君がいるところが My sweet home
    (作詞・作曲:浜田省吾、編曲:古村敏比古
  9. あれから二人
    (作詞・作曲:浜田省吾、編曲:星勝
  10. Because I love you
    (作詞・作曲:浜田省吾、編曲:星勝)
  11. 青空のゆくえ
    (作詞・作曲:浜田省吾、編曲:星勝)
    浜田曰く「曲を作っていると、中には凄い手ごたえというか、満足感を得られる曲がある」という作品である。