DAHLIA (アルバム)

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DAHLIA
X JAPANスタジオ・アルバム
リリース
録音 1993年7月 - 1996年7月
One On One Recording
ジャンル ロックヘヴィメタル
時間
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース YOSHIKI
X JAPAN (Co-Producer)
チャート最高順位
ゴールドディスク
X JAPAN 年表
B.O.X
〜Best of X〜

(1996年)
DAHLIA
(1996年)
LIVE LIVE LIVE TOKYO DOME 1993-1996
(1997年)
『DAHLIA』収録のシングル
  1. Tears
    リリース: 1993年11月10日
  2. Rusty Nail
    リリース: 1994年7月10日
  3. Longing
    リリース: 1995年8月1日
  4. DAHLIA
    リリース: 1996年2月26日
  5. Forever Love
    リリース: 1996年7月8日
  6. CRUCIFY MY LOVE
    リリース: 1996年8月26日
  7. SCARS
    リリース: 1996年11月18日
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典 評価
オールミュージック 3.5/5stars [1]

DAHLIA』(ダリア)は、日本のロックバンド・X JAPANが1996年11月4日にリリースした4作目のスタジオ・アルバム。

概要[編集]

前作から5年ぶりのスタジオ・アルバムであり、アトランティック・レコードでリリースした唯一のオリジナル・アルバム。

本作は元々「X JAPAN世界デビュー作品」として制作されていたものであり、日本盤のほかに全英語詞の世界盤が発売される予定の作品であった。しかし、Toshlの英語発音の問題やYOSHIKIの持病によりレコーディングが長期化し、このアルバムでの世界デビューを断念せざるを得なくなった。さらにレコード会社との関係悪化による資金不足などが重なったため、1993年以降の録音作品を次々にシングルカットした。それでも費用不足となったため、YOSHIKIは私財を投げ打ってレコーディングを続行したが、日本盤の完成すら一向に見えない状態のまま制作が続けられた。

1993年以降のX JAPANのシングルには、かつてのようなハイスピードナンバーはほとんどなく、速くてもBPM 160前後のアップナンバーがある程度で、ほぼバラード曲が中心となった。これはYOSHIKIの持病悪化によるものとも言われており、このアルバムに収録が予定されていたハイスピードナンバーや、前作『Jealousy』に収録予定だったハイスピードナンバーのレコーディングも見送られた。なお、これら未発表作品の詳細は不明である。

シングル「Tears」以降は、ほぼ1年に1枚のみのシングルリリースにペースが低下し、シングル作品にもカップリングは制作されず、全てカラオケやバージョン違いが収録された。本格的に発売ペースが戻るのは本アルバムが発売される1996年に入ってからであるが、それでもカップリング曲はライブバージョン、カラオケのみであった。実質的な先行シングルとなる「CRUCIFY MY LOVE」を経てようやく本アルバム発売の目処が立つことになる。

ダリアツアー終了後に本アルバム発売がアナウンスされたものの、10曲のうち6曲が本アルバム発売前となる1996年11月には既に世に出た楽曲となっており、後にシングルカットされる「SCARS」もライブではすでに披露されていたために、実質的には1993年以降にリリースされたシングルコレクションともいえる作品となった。一部の作品ではアルバムバージョンとして手直しが施されているものの、ほとんどの曲はシングルバージョンと同一である。

アルバムのジャケット写真はニューヨークブロードウェイの路上にバラを撒いて撮影された[2]

アルバム発売後は「SCARS」のシングルカット、2日間の年末の東京ドーム公演こそ行われたものの、翌年春にToshlのバンドからの脱退が決まり、X JAPANは解散することとなる。

収録曲[編集]

  1. DAHLIA (7:57)
    (作詞・作曲:YOSHIKI 編曲:X JAPAN)
    初回盤には曲の一部に、シングルに無いノイズが入ってしまっており、収録されているベスト・アルバムでも確認されている。
  2. SCARS (5:06)
    (作詞・作曲:HIDE 編曲:X JAPAN)
  3. Longing 〜跡切れたmelody〜 (7:39)
    (作詞・作曲:YOSHIKI 編曲:X JAPAN)
  4. Rusty Nail (5:28)
    (作詞・作曲:YOSHIKI 編曲:X JAPAN)
  5. White Poem I (3:18)
    (作詞・作曲・編曲:YOSHIKI)
    日本石油「ZOA」CMソング。
    ボーカル以外の楽器は全てYOSHIKIが演奏した[3]
    メロディーを女性ボーカルが執る事も検討されたが、Toshlのボーカルにイコライザーをかけたものを使用した[3]
    「White Poem II」も制作されたが、本アルバムには収録されなかった[3]
  6. CRUCIFY MY LOVE (4:36)
    (作詞・作曲・編曲:YOSHIKI)
  7. Tears (10:30)
    (作詞:白鳥瞳、YOSHIKI 作曲:YOSHIKI 編曲:X JAPAN)
    シングル・バージョンにはなかった、YOSHIKIによる英語のモノローグが曲の終盤に挿入されている。
  8. WRIGGLE (1:25)
    (作曲:HEATH、PATA 編曲:HEATH)
    デジタル・ロックサウンドのインストゥルメンタル
    歴代の楽曲で、唯一作曲にHEATHが関わった曲。演奏はPATAのみ参加(プログラミングはHEATHによる)。
  9. DRAIN (3:28)
    (作詞:HIDE、TOSHI 作曲・編曲:HIDE)
    リズムトラックが打ち込みであり、YOSHIKIが演奏に参加していないほか、ギタートラックは全てHIDEが弾いているため、PATAも演奏に参加していない。そのためToshlとHIDEとHEATHの3人による楽曲である。
    後に、HIDEzilch名義でタイトルを「WHAT'S UP MR.JONES?」に変えてカバーした。
  10. Forever Love (Acoustic Version) (7:54)
    (作詞・作曲・編曲:YOSHIKI)
    「Forever Love」にはいくつかアレンジがあるが、このアレンジが最初の構想である。

プロモーション[編集]

1995年1月27日に記者会見を開き、フォーミュラ3000にX JAPAN Racing Team Le Mansとして参加することと、アルバムタイトルを発表した。また『DAHLIA』のリリースに先駆けて、1995年11月29日から1996年12月31日にかけて『DAHLIA TOUR 1995-1996』が行われた。

脚注[編集]

  1. ^ Allmusic review
  2. ^ 『ロッキンf』(1997年1月号)立東社
  3. ^ a b c 『uv』(Vol. 13)ソニー・マガジンズ