「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」の版間の差分
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==赤イ竹== |
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南洋の島レッチ島で秘密裏に原水爆の原料である[[重水]]を製造していた組織。全員軍服を着用しており、胸の前で右腕を水平にする独特の[[敬礼]]をする。隣島のインファント島の人間を連行し強制労働させ、エビラよけの薬剤を製造させていた。しかし島で眠っていたゴジラ(「[[革命]]的怪物」と呼称)が目覚めて基地を破壊。船で逃げようとするも薬剤をすり替えられていたため、エビラに襲われて全滅した。 |
南洋の島レッチ島で秘密裏に原水爆の原料である[[重水]]を製造していた組織。全員軍服を着用しており、胸の前で右腕を水平にする独特の[[敬礼]]をする。隣島のインファント島の人間を連行し強制労働させ、エビラよけの薬剤を製造させていた。しかし島で眠っていたゴジラ(「[[革命]]的怪物」と呼称)が目覚めて基地を破壊。船で逃げようとするも薬剤をすり替えられていたため、エビラに襲われて全滅した。 |
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戦闘機のデザインなどから、共産主義陣営をモデルにしたと思われる。 |
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==スタッフ== |
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2008年6月30日 (月) 06:09時点における版
ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 | |
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Godzilla vs. the Sea Monster | |
監督 | 福田純 |
脚本 | 関沢新一 |
製作 | 田中友幸 |
出演者 |
宝田明 水野久美 平田昭彦 田崎潤 |
音楽 | 佐藤勝 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1966年12月17日(日本) |
上映時間 | 87分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | 怪獣大戦争 |
次作 | 怪獣島の決戦 ゴジラの息子 |
『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(ゴジラ・エビラ・モスラ なんかいのだいけっとう)は1966年に公開された日本映画で、ゴジラシリーズの第7作である。1966年12月17日公開。観客動員数は421万人。製作は東宝、併映は『これが青春だ!』。
1972年夏の東宝チャンピオンまつりでもリバイバル上映された。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
概要
本作品は、当初『キングコング対ゴジラ』に続く、アメリカからキングコングを招いての特撮映画、『ロビンソン・クルーソー作戦 キングコング対エビラ』として企画され、脚本も用意されたものである。しかしアメリカ側が難色を示したため、主役をゴジラに置き代えての制作となった。ゴジラの性格が陽気なもの(キングコングに近い)に変わったのは、この経緯による。
『モスラ』以来ザ・ピーナッツが演じてきた小美人だが、本作ではペア・バンビに交代している。
ラストのレッチ島崩壊シーンは『大冒険』の流用である。
国内盤DVDの特典には1972年頃発売された、『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』を編集した8mm+ソノシート「ジャンボ怪獣島」とセットの絵本「ジャンボ怪獣島」が収録。
ストーリー
南洋で行方不明になった兄を探すために上京した青年・良太は、ヨットを懸けたダンス会場で知り合った大学生たちや偶然遭遇した金庫破りの吉村たちとヨットで海に出たが、嵐の中で巨大な鋏に襲われて、南海のレッチ島に流れ着いた。
そこには謎の組織「赤イ竹」の基地があり、モスラの住むインファント島の住民を強制連行して無理矢理に労働をさせ、逃亡する住民はエビラの餌食になっていた。
吉村らは島から脱出するために、偶然島に眠っていたゴジラを落雷による電気ショックで復活させる。ゴジラは本能的にエビラと戦うが、エビラには放射火炎がきかない。さらに、赤イ竹は島の自爆装置を作動した。果たして吉村たちやインファント島の原住民は島から脱出できるのだろうか。
登場怪獣
ゴジラ
エビラ
モスラ
大コンドル
- 体長:20メートル
- 翼長:45メートル
- 体重:600トン
その名の通り巨大なコンドルで、レッチ島に住んでいた。エビラとの戦いに引き分けたあと、岩山で居眠りをしていたゴジラを後ろから奇襲し、そのクチバシの攻撃でゴジラを苦しめたが、熱線で悶絶、最後は海に投げ込まれ倒された。
『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』ではライブフィルムで登場し、劇中「大ワシ」の名称で呼ばれている。
造形物は飛行用ラドンの改造。
赤イ竹
南洋の島レッチ島で秘密裏に原水爆の原料である重水を製造していた組織。全員軍服を着用しており、胸の前で右腕を水平にする独特の敬礼をする。隣島のインファント島の人間を連行し強制労働させ、エビラよけの薬剤を製造させていた。しかし島で眠っていたゴジラ(「革命的怪物」と呼称)が目覚めて基地を破壊。船で逃げようとするも薬剤をすり替えられていたため、エビラに襲われて全滅した。
戦闘機のデザインなどから、共産主義陣営をモデルにしたと思われる。