Six/Nine

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Six/Nine
BUCK-TICKスタジオ・アルバム
リリース
録音 1994年12月 - 1995年3月
SOUND SKY STUDIO
SOUND SKY KAWANA
SOUND ATELIER
AOBADAI STUDIO
AVACO STUDIO
CATS STUDIO
MASTER ROCK STUDIO
CRESCENTE STUDIO
ジャンル ロック
時間
レーベル ビクターインビテーション
プロデュース BUCK-TICK
今井寿(1・8・16曲目のみ)
チャート最高順位
BUCK-TICK 年表
シェイプレス
(1994年)
Six/Nine
(1995年)
CATALOGUE 1987-1995
(1995年)
『Six/Nine』収録のシングル

  1. リリース: 1995年3月24日
  2. 鼓動
    リリース: 1995年4月21日
  3. 見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ
    リリース: 1995年9月21日
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Six/Nine』(シックス・ナイン)は、日本ロックバンドであるBUCK-TICKの8枚目のスタジオ・アルバム[1]1995年5月15日ビクターインビテーションよりリリースされた。

解説[編集]

  • 前作『darker than darkness -style 93-』(1993年)より約2年ぶりとなる作品で、全16曲・71分超のBUCK-TICK史上最長のオリジナルアルバムとなっている。
  • 全体的にはボーカル櫻井敦司によるダークな世界観を前面に出した作品だが、ギター今井寿SCHAFTにおいて志向したデジタル、インダストリアルなアプローチやアンビエントの要素も加わり、これまでの作品に比して非常にヘヴィなサウンドとなっている。曲名もできる限り捻くれたものにするという方針で、日本語が多く使用され、長いタイトルとなった曲もある。
  • バンド史上最も製作が難航した作品で、終盤にはトラックダウン、ボーカル録り、リズム録りを別々のスタジオで同時進行するという事態を引き起こした。これは今井が作曲・アレンジ作業で煮詰まっていた[2]のが主な要因で、今井は星野英彦が作曲した曲ではギター録りをしていない。
  • 6曲目「楽園(祈り 希い)」は間奏に「コーラン」の逆回転を無断で使用していた。この曲を聞いたイスラム教徒からの指摘によりイスラミックセンター・ジャパンが本作を発売したビクターに抗議し、1995年7月6日にビクターの幹部がイスラミックセンター・ジャパンに出向き謝罪。同年7月12日にそれまでにプレスした本アルバムと同曲を収録したシングル「鼓動」各約30万枚の発売中止と在庫の回収を決定した[3]。その後、当該個所に修正を施した上で1995年9月21日にシングル「鼓動」と共に再発売されている。
  • 初回限定盤では紫のカラーケースで発売されているが、再発売盤では赤のカラーケースになっている。
  • 同年に上映されたビデオコンサートの為に収録曲全てのPVが制作された。このPVは長らく商品化されていなかったが、映像作品集『PICTURE PRODUCT』(2002年)にて初めて全曲商品化された。なお、シングルが存在する作品[4]のPVは、ビデオコンサートの映像と、シングルのプロモーション映像とで内容がそれぞれ異なっており、1曲につき2種類PVが存在してることになる。

リリース履歴[編集]

No. 日付 レーベル 規格 規格品番 最高順位 備考
1 1995年5月15日 ビクターエンタテインメントInvitation CD VICL-654 1位 初回盤のみスペシャルカラーPケース(紫)、シンボルステッカー封入
2 1995年9月21日 ビクターエンタテインメント/Invitation CD VICL-711 - 「楽園(祈り 希い)」を修正して再リリース、Pケース(赤)
3 2002年9月19日 ビクターエンタテインメント/HAPPY HOUSE CD VICL-60989(初回盤)
VICL-60969(通常盤)
- デジタルリマスター盤(監修:比留間整)
初回盤のみボーナストラック1曲収録、オリジナルステッカー封入
4 2007年9月5日 ビクターエンタテインメント/Invitation CD VICL-62549 - デジタルリマスター盤、カラーブックケース収納

収録曲[編集]

全編曲:BUCK-TICK(特記以外)

  1. Loop [4:38]
    今井の作ったアンビエントインストゥルメンタルに、櫻井によるポエトリーリーディングが入る曲。歌詞カードには詩の序連しか記載されていない。
  2. love letter [4:17]
    • 作詞・作曲:今井寿
    全英語詞。
  3. 君のヴァニラ [4:27]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿
    10枚目のシングル「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」のカップリング曲で、シングル盤はミックスが異なり、また櫻井の歌い方も異なっている。
  4. 鼓動 [6:53]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿
    9枚目のシングル曲。シングル盤とはミックスが異なる。
  5. 限りなく鼠 [5:03]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿
  6. 楽園(祈り 希い) [4:37]
    間奏部分にコーランの逆再生を使用[5]。サブタイトルの(祈り 希い)は、櫻井が今井宅で見つけた映画『ピアノ・レッスン』のサントラ盤で「希い」と書いて「こいねがい」と読むと知り、付けたと公言している。9枚目のシングル「鼓動」のカップリングで、シングル盤はアレンジが全く異なり、ハードロック調のアレンジになっている。
  7. 細い線 [4:34]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:星野英彦
  8. Somewhere Nowhere [1:26]
    • 作詞:今井寿・櫻井敦司、作曲:今井寿、編曲:今井寿・横山和俊
    SE。トラックダウン直前になって今井が即興で作り出したと言われている。
    歌詞は、車で首都高速を走った時の経験をモチーフにしている。
  9. 相変わらずの「アレ」のカタマリがのさばる反吐の底の吹き溜まり [4:45]
    • 作詞・作曲:今井寿
    BUCK-TICKの楽曲の中では最もタイトルが長い曲。今井がメインボーカルを担当。
  10. デタラメ野郎 [4:52]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿・櫻井敦司
    今井が作ったコード進行に、櫻井が歌メロを付けた曲。
  11. 密室 [4:54]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:星野英彦
    偏執的な愛情をテーマにした曲。
  12. Kick(大地を蹴る男) [4:29]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿
  13. 愛しのロック・スター [4:51]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:星野英彦
    ここで歌われているのは、ボーカルの櫻井自身の事。徹底的に自分を卑下している。デモを聞いたときに櫻井は、作曲者の星野に「(ツインボーカルで)歌ってみる?」と誘ってみたが断られた。DER ZIBETのISSAYがボーカルで参加している。ちなみに、このオファーは櫻井自身が直接ISSAYに電話をかけて行われた。
  14. [3:59]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿
    8枚目のシングル曲。シングル盤とはミックスが異なる。
  15. 見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ [4:45]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿
    10枚目のシングル曲。本来はシングルカットの予定は無かったが、櫻井の熱望によってシングルカットされた。シングル盤はほぼ同じミックスだが、歌詞が大幅に変更されている。
  16. Loop MARK II [2:23]
    • 作曲:今井寿
    1曲目とは違い、櫻井の朗読部分がないインストゥルメンタルとなっている。

ボーナストラック(2002年初回盤)[編集]

  1. 太陽ニ殺サレタ (Live at Omiya Sonic City1993) [7:11]
    • 作詞:櫻井敦司、作曲:今井寿

参加ミュージシャン[編集]

サポートミュージシャン[編集]

脚注[編集]

  1. ^ セルフカバー・アルバム『殺シノ調べ This is NOT Greatest Hits』を除いた場合。『殺シノ調べ This is NOT Greatest Hits』を7thアルバムとした場合9thアルバムとなる。
  2. ^ アイデアが出てこなくなったわけではなく、出てくるアイデアをまとめきれなくなっていった
  3. ^ 毎日新聞』1995年7月13日付中部朝刊、23頁。
  4. ^ 「唄」・「鼓動」・「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」の3曲。カップリングは除く。
  5. ^ 再発盤ではカットされた修正版を収録。また、本作発売以降の別作品に収録されるのは全て修正版である。