dAnce to positive

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
dAnce to positive
trfスタジオ・アルバム
リリース
録音 Tetsuya komuro sequence 1102st. & 1103st.
Baybridge Studio
Free Studio Tukiji
Studio SEDIC
Music Inn Yamanakako
TOKYU FUN
Land Mark Studio
MIT Studio
Sound Inn
Studio Groove
Aobadai Studio
ジャンル J-POP
ソウルミュージック
ファンク
時間
レーベル avex trax
プロデュース 小室哲哉
久保こーじ
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1995年度年間2位(オリコン)
ゴールドディスク
  • 2ミリオン(日本レコード協会
  • trf アルバム 年表
    BILLIONAIRE 〜BOY MEETS GIRL〜
    1994年
    dAnce to positive
    (1995年)
    hyper mix 4
    (1995年)
    『dAnce to positive』収録のシングル
    1. CRAZY GONNA CRAZY
      リリース: 1995年1月1日
    2. masquerade
      リリース: 1995年2月1日
    3. Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜
      リリース: 1995年3月8日
    テンプレートを表示

    dAnce to positive』(ダンス・トゥー・ポジティヴ)は、1995年3月27日にリリースされたtrfの5作目のアルバムである。発売元はavex trax

    解説[編集]

    • 1995年1月から3か月連続でリリースされ、いずれもミリオンセラーを記録した「CRAZY GONNA CRAZY」、「masquerade」、「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」を含む全13曲が収録されており、trfのアルバム売上トップである。
    • また、表記こそはされていないが先行シングル曲の3曲は、全てアルバム・ミックスで収録されている。ファンクの要素を強くするためにブラスを全面に押し出し、黒人のコーラスを織り交ぜたアレンジが加えられた上で録り直され、改めてミキシングが施された[1][2][3]
    • 前作『BILLIONAIRE 〜BOY MEETS GIRL〜』とはイメージが変わり、シングル「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」に見られるように、全体のアレンジは1970年代のソウルミュージック系の音色とモータウンの姿勢をベースにし、それをtrfが新たな形で発信した作品である。小室の打ち出したコンセプトは「今を生きている人のハングリーな環境や精神」「たとえ現状がマイナスであっても、忘れたくない上昇志向」を表現していて、それがタイトルにも反映されている[4][2]。これはアルバムジャケットとなった「男性メンバーの放熱している感じ・女性メンバーの発光している感じ」を写した赤外線写真を見た瞬間に決まった[3]
    • DJ KOOは「WORLD GROOVE」制作時とは意識を変え「『今まではこうだった、今はこうだ、今からはこうしたい』と言う感じの流れがあるから、気分が前向きになれるんだと思います。音も1970年代のソウルと1980年代初頭から急激に変化してきたダンスミュージックの流れ、1990年代の最新のリズムが1曲の中で同居している。だからこそ、この縦の時間軸の流れを持っているアルバムが生まれた」[3]「今までのtrfは機械的な部分が魅力だったけど、人から湧き出る人間的な温かさを大切にした」[5]と話している。
    • YU-KIは「『例え現状が悪くてもポジティブでいたいね』『大失恋しても何かポジティブな感情を持っていようね』等、今正に前進している人も、ちょっと停滞してる人もポジティブな気持ちを思い起こしてもらえる歌を中心にしている」と解釈している[3]
    • 初回盤は写真集付きの特製ケース仕様となっている。

    売上[編集]

    1995年に入り、3か月連続でリリースされたシングルCDが、3か月連続のミリオンセラーを記録するという、日本の音楽界初の快挙を成し遂げるほどの人気絶頂期であったため、発売時には当然のように話題となった。発売日がほぼ同じであったDREAMS COME TRUEの『DELICIOUS』とアルバムチャートで激戦を展開し、結果的に200万枚を超える売上を記録した。これは1995年のオリコン年間アルバムチャート第2位である(第1位は『DELICIOUS』)。

    記録[編集]

    収録曲[編集]

    1. Welcome to Funky positive world
      インストで、次の「SEE THE SKY」に繋がってるように加工されている。
    2. SEE THE SKY 〜1999...月が地球にKISSをする〜
      LIVE UFO '95「月が地球にKISSをする」テーマ曲[2]
    3. masquerade
      ロック調だったシングルと異なり、生演奏中心のブラックミュージック調のアレンジが施されている[2][3]
    4. FUNKY M
    5. CRAZY GONNA CRAZY
    6. Destiny to Love (愛する運命)
    7. ESCAPE
    8. Let it go! (tribal dAnce)
      ここから実質的に、「dAnce is my Life系」まで繋がってるように加工されている。
      メインボーカルはCHIHARUが担当している[2]
    9. Never give up on love (interlude)
      タイトル通り、つなぎを目的にしたインストゥルメンタルの楽曲[2]
    10. dAnce is my Life系
      ETSUとYU-KIのラップの掛け合いが繰り広げられている[2]
    11. ENGAGED
      EUROGROOVEのアルバム『EUROGROOVE 03』に収録されている「THE WINDSONG 〜Radio Mix〜」の歌詞・アレンジ違いバージョン。
      松浦勝人の結婚祝いとして制作され、結婚式で小室のピアノで披露された[6]
    12. Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜
    13. overnight piano dream
      アルバムの最後を飾り、「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」「ENGAGED」を元にしたピアノのインストゥルメンタルの楽曲[2]

    参加ミュージシャン[編集]

    trf
    Additional Musician
    • 小室哲哉Keyboard & Programming (#2〜7,11,12)、All Tracks (#1,8,10,13)
    • 久保こーじ:Programming (#2,3,4,7,11,12)、Electric Guitar (#9)
    • 溝口和彦:Programming (#5,6)
    • 近藤昭雄:Keyboard (#9)
    • 湊雅史Drum (#2,3,4,7,11,12)
    • 美久月千晴Bass (#2,3,4,7,11,12)
    • 宮下智:Bass (#9)
    • 角田順:Acoustic Guitar (#2,3,6,11)、Electric Guitar (#2,3,4,7,11,12)
    • 木村健:Electric Guitar (#5)
    • 松尾和博:Electric Guitar (#9)
    • 中野周一Percussion (#5,7)、Drum (#9)
    • マーク・パンサーGuest Rap (#1,2)
    • ケイレブ・ジェームス:Background Vocals (#2,3,5,6,7)
    • メロディ・セックストン:Background Vocals (#2,7,11)
    • ジュリア・ウィルソン:Background Vocals (#2,3,5,6)
    • Donyale Terales:Background Vocals (#3)
    • ジョーイ・ジョンソン:Background Vocals (#12)
    • ディー・ライト:Background Vocals (#12)

    脚注[編集]

    1. ^ ダイヤモンド社刊『FM STATION』1995年3月27日号102P
    2. ^ a b c d e f g h 角川書店刊『月刊カドカワ』1995年5月号236P-238P
    3. ^ a b c d e ソニー・マガジンズ刊 『ギターブック』 1995年5月号29P-31P
    4. ^ ぴあ』1995年3月28日号 270P
    5. ^ 読売新聞』1995年4月20日号夕刊7P
    6. ^ 神山典士『小室哲哉 深層の美意識』講談社文庫版 256P-257P

    外部リンク[編集]